今日のロシアニュース(2022年12月29日分)

「制裁は必ず失敗する」 習氏、プーチン氏に - 産経ニュース
 とはいえ中国はロシアを全面支持してるわけではない点に注意が必要です。「ロシアとの対話無しには問題は解決しない」「制裁はロシアの対話意思をそぐだけ」と言う話です。


〈独自〉ウクライナ原発「脱ロシア」 日本政府支援へ - 産経ニュース
 脱原発では無く「脱ロシア製原発→米国製原発の導入」だそうです。この機会に脱原発すればいいと思うのですがね。そもそも「戦況が落ち着いてから脱ロシア製」ということ自体が「原発の危険性の証明」ではないのか。


【主張】ソ連成立100年 共産党独裁の罪は重大だ 新たな国際秩序破壊に警戒を - 産経ニュース
 反共右翼・産経らしいですが、ソ連が崩壊した今こんなことを言うことに何の意味があるのか。
 プーチンロシアはソ連とは直接の関係は無いし、既存共産国(中国、北朝鮮ベトナムラオスキューバ)をどう評価するにせよ、それは「ソ連云々」で批判すべき話ではないでしょう。
 なお、「プーチンウクライナ侵攻」は「国際秩序破壊」ですが既存共産国についてはそうした「国際秩序破壊」はないでしょう。いわゆる人権問題(勿論問題ですが)は「王政のサウジ」「軍政のミャンマー、エジプト」など他の独裁的国家にも見られる問題でしか無い。
 なお、1922年は「江崎グリコ」「サンデー毎日」「小学館」「全国水平社(部落解放同盟の前身)」「日本共産党」「ボーイスカウト日本連盟」の「創立100年」でもあります。


ウクライナ念頭、殺傷装備提供へ法整備 通常国会に自衛隊法改正案 - 産経ニュース
 完全に「憲法九条違反」であり「法案提出阻止」「(法案が提出された場合の)可決阻止」「(可決された場合の)実際の武器提供阻止」の動きを強めていく必要があります。勿論最終的には「蟻の一穴」であって、ウクライナに留まらず全面的に拡大することを狙ってるでしょうし。
 そもそも米国等が武器提供している以上、日本が武器提供する必要も乏しいでしょう。それとも「武器提供が財政的に重荷なので日本も負担してくれ」とでも米国やNATOに求められてるのか?。岸田政権はその点を明確に説明すべきです。


ロシア外相 “ウクライナが降伏するまで侵攻続ける” | NHK | ロシア

ウクライナ政府の非軍事化と非ナチ化や、ウクライナの4つの州とロシアの安全保障への脅威を排除するという、われわれの提案を敵国はよく分かっている。ウクライナが提案を受け入れない場合、ロシア軍が問題を解決する」

というラブロフ外相主張を「ウクライナが降伏するまで侵攻続ける」と記事タイトルにするのは問題がありすぎです。
 「提案受け入れ要求=事実上の降伏要求」とはNHKの見解に過ぎないからです。
 記事タイトルにするなら「ロシアの提案を受け入れなければ侵攻続ける」とした上で、記事本文で「ロシアの提案受け入れは事実上、ウクライナの降伏を意味する」という「NHKの見解」を書くべきです。客観的事実と主観的見解はわけて書くべきです。
 実際、ロイターはロシア和平案、ウクライナが拒否なら軍が解決へ=ラブロフ外相 | ロイターという「俺の主張」と同様の記事タイトルです。
 一方でブルームバーグウクライナは降伏を、さもなくば戦争は継続-ロシア外相 - Bloombergとして、NHKと同様の記事タイトルですが、既に指摘したように不適切だと思います。
 なお、青字部分は「4州の併合容認やドローンによるロシア領内攻撃をウクライナがやめること」かと思いますが、赤字部分は今ひとつ意味が分かりません。「ゼレンスキーの大統領辞任」「そこまでは要求せず、ポドリャク大統領府長官顧問など『ウクライナ政府内の対ロシア強硬派』の更迭」(非ナチ化)や「ウクライナNATO加盟否定」(非軍事化)を求めると言うことなのか?。なお、これらの要望の中では「ドローンによるロシア領内攻撃をウクライナがやめること」「ウクライナNATO加盟否定」「ポドリャク大統領府長官顧問など『ウクライナ政府内の対ロシア強硬派』の更迭」は比較的ハードルが低く「ゼレンスキーの大統領辞任」「4州の併合容認」がハードルが高いでしょう。