inti-sol氏を批判する(2023年4月26日記載)(副題:今日も松竹に悪口する)

泉じゃダメでしょう | inti-solのブログ - 楽天ブログ
 今回いろいろググったら

「ネット右翼的なるもの」に秋波を送って惨敗した立憲民主党と泉健太代表―参院大分失陥の衝撃(古谷経衡) - 個人 - Yahoo!ニュース
 第一に泉健太代表の示した維新の会との共闘方針に対し、立民支持者が否定的な判断を下したことである。維新支持者が立民に融和的だったのだとすれば、参院大分の敗北の説明ができない。
 刹那共闘したとしても、立民と維新はその政策的に水と油で、立民公認候補への投票には寄与が少ないと認められたこと。千葉5区では、立民候補矢崎氏と、維新候補である岸野智康氏等が野党分裂したが、岸野氏は約23,000票を取って有効票に対し約13.9%を獲得した。仮に維新の岸野氏が出馬しなければ、この23,000票は立民の矢崎氏に行っていたのか、と問われると厳しい。
 NHK出口調査において、維新支持層はおおむね岸野氏で固めており、矢崎氏は維新の会支持層から10%余りしか支持を固めていない。岸野氏立候補なくば、これらの支持層は自民、国民民主(岡野氏)に流れるとみられ、英利氏と矢崎氏との票差はより離れたとも考えられる*1。維新支持層が立民票に味方するとは考えづらい。
 そして第二は、維新との共闘方針への否定的評価もさることながら、党の顔たる泉代表が、とりわけ代表就任以来(ボーガス注:乃木神社参拝など)「ネット右翼(ネット保守とも)」的なるものに秋波を送った結果、立民の伝統的支持層たるリベラル、進歩派有権者等から一定程度の違和感・拒否感を持たれたからである、と私は結論する。

と言うのがヒットしたのには仰天しました(泉を批判する「古谷の主張」自体には概ね同感ですが)。最近の古谷は「れいわ新選組の代表選挙に立候補する」など「左派、リベラル層の一定の支持を得ているれいわに接近している」ので昔とは大分変わったと言うことでしょうか。
 なお、今日も「反党裏切り分子」松竹伸幸に悪口する(2023年4/23日分) - bogus-simotukareのブログで批判した

自民・伊吹さんの維新発言は意味深 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 大分の参院補選の結果は大事だと感じる。失礼な言い方になって申し訳ないが、候補者が(ボーガス注:社民党党首などの社民党の要職を歴任し)かつての社民党の象徴のような人であっても、与党に迫ることが可能だということだ。

と言う松竹のような理解よりも「泉の維新へのすり寄りで大分の敗北が起きた」と見る古谷の方に俺は共感しますね。
 それはともかく、「inti-sol氏の泉評価」には同感ですが、しかしそんなinti-sol氏が松竹に肯定的なのには理解に苦しみます。

共産党の党首公選を考える・10 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba2022.8.1
 現在、立憲民主党のなかにも(ボーガス注:2022年参院)選挙敗北の責任を問う声があるが、泉さんが聞き入れることがないのも、自分だけ*2が投票で選ばれているということが大きいだろう。

として「参院選敗北」でも泉が退陣しなかったことを批判どころか容認したのが松竹です。
 恐らく今回も松竹は泉批判などしないでしょう(現時点ではしていませんし、将来も恐らくしない)。それどころか泉退陣論に対して「辞める必要はない」と泉を擁護さえするかもしれない。
 他にも以下の通り、松竹は実に泉に肯定的です。
立憲の泉さんは野党共闘深化に不可欠 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba2021.12.1
 そんな人間をどうして「泉批判派」を自称するinti-sol氏は評価できるのか?
 1)inti-sol氏の泉批判が虚言か、2)志位執行部への敵意(あるいは松竹への好意と言うべきか)で松竹認識が歪んでるか、どっちかでしょう。どっちであれくだらないし、「そんな彼」を俺は「政治的に全く評価しない」のですが。そもそも彼は「不誠実極まりない人間」で「話のすり替えや詭弁も平気でやるクズ」「Mukkeやnoharraの同類」「慇懃無礼の典型」というのが俺の「彼への評価」です。

 泉代表が乃木神社に参拝したことには、私は心底がっかりしました。もちろん、理論的に言えば泉がどこの神社を参拝しようが、それは泉の自由です。だから、「乃木神社に行ったことがけしからん」と批判はしません。ただ、投票しない自由を行使するだけです、ということに尽きます。

 いや「けしからん」と批判していいんじゃないですかね。そもそもこうした行為は「中曽根、小泉、安倍の靖国参拝」同様に「憲法政教分離原則」に違反する行為の疑い大でしょう。
 また靖国同様に、乃木神社は「戦前日本の戦争に勿論肯定的」「その結果、泉のようなことをすれば、日本の戦争被害国(中韓など)との関係が悪くなりかねない」と言う問題もあります。似たような性格の神社(軍人が祭神)としては他に「東郷平八郎(乃木同様、日露戦争の英雄)の東郷神社」「軍神・広瀬武夫日露戦争で戦死)の広瀬神社」もありますが。
 そして、まさか、inti-sol氏とて例えば「安倍と統一協会の癒着」「鈴木宗男のロシア擁護」を「安倍が何処の宗教団体とつきあおうが安倍の自由です」「鈴木はロシアを擁護しようが(以下略)」等とは言わないでしょう。政治家は一般人とは違います。それ相当の倫理観が求められる。

 乃木神社に行くという行為は政治的に愚策です。要するに、左翼、リベラル票は無視しても右翼層の票を取り込もうとしたわけです*3。ところが、実際には右翼層はほとんど固定観念的に、立憲民主党という名前を聞いただけで「大嫌い」となる。そこにいくら媚を売ったところで、振り向いてはくれないのです。
 媚を売っても支持してくれるはずのない人たちに媚を売り、そのために元々の支持層を切り捨てるのでは、どっちを向いて支持を訴えているんだ、と言わざるを得ません。

 全く同感ですが、実は「泉ほど酷くない」とはいえ、この点(右翼へのすり寄り)では「枝野前代表」も酷い物でした(とはいえinti-sol氏は枝野については「そうは思ってない」疑いがありますが)。

【野党ウオッチ】立憲民主党・枝野幸男代表のお伊勢参り、ネットで炎上したが…(1/3ページ) - 産経ニュース2019.1.18
 立憲民主党枝野幸男代表(54)が4日、三重県伊勢市伊勢神宮を参拝したことが波紋を広げている。平成29年10月の結党以来初めての参拝だったが、(ボーガス注:社民党で政策審議会長を務めた)社民党出身の阿部知子衆院議員(70)や支持者がツイッターなどで公然と批判。
 立憲民主党は4日、枝野氏らの伊勢神宮参拝をツイッターの党公式アカウントで報告した。蓮舫*4副代表(51)や芝博一*5参院国対委員長(68)ら党幹部も同行*6し、一緒にかしわでを打つ写真もアップした。
 同日は安倍晋三首相(64)、国民民主党玉木雄一郎代表(49)も伊勢神宮を参拝した。
 「支持層に背中を向ける行為です。どなたかがツイートされていましたが、伊勢神宮なんか行かず、(沖縄県名護市)辺野古に行くべき」
 「自分たちが保守であることを強調したいようだが、それが支持拡大に貢献するとは自分は思わない
 「政教分離はどうするの? 内閣総理大臣になったら参拝する?
 これは一例に過ぎないが、枝野氏らの参拝を批判する投稿は瞬く間に1000以上に達した。
 (ボーガス注:立民党の)ツイッターが炎上する一方、党所属の国会議員は沈黙を守った。これを破ったのが、阿部氏だった。
 阿部氏は6日、自身のツイッターに「今も続く野党解体の危機の中で、立憲民主党こそ頑張らねばならない時に、枝野代表を始めとする執行部を先頭にした伊勢神宮参拝はとても残念です」と書き込んだ。

立民・枝野代表が伊勢参拝 昨年は党内外から批判が殺到 - 産経ニュース2020.1.4
 立憲民主党枝野幸男代表が4日、伊勢神宮三重県伊勢市)を参拝した。昨年1月に参拝した際は党内外から「支持層に背中を向ける行為」などと批判が殺到していた。

ということで何せ、泉と同様の思惑(右翼へのすり寄り)から「伊勢神宮*7」ヘ行って、リベラル、左派の立民支持層からそのことを批判されても泉同様に居直ったのですから。
 「アンチ右翼」「政教分離重視」の俺は「枝野時代」から「だからこそ立民など支持できず」、「消去法で共産支持」でした。そうした左派、リベラル層は他にもいたでしょう。
 なお、媚を売っても支持してくれるはずのない人たちに媚を売り、そのために元々の支持層を切り捨てるのでは、どっちを向いて支持を訴えているんだ、と言わざるを得ません。に該当するのはまさに「安保路線を右にシフトしろ」という「松竹伸幸や鈴木元(反党行為で除名)」ではないんですかね。そんな松竹のような主張を共産支持層(元々の支持層)の大部分(党員、後援会員といったコアな支持層に限らない)は支持してないでしょう(共産支持者の俺も支持しません)。一方で右翼層は松竹など支持しない。結果が「今の松竹の惨状」です。マスコミは松竹のことなど扱わなくなり、共産党も松竹批判を以前よりはしなくなりました。松竹が世間に騒がれないのだから、批判する意義に乏しい。むしろ無視した方が松竹に取って痛いでしょう。
 「媚を売っても支持してくれるはずのない人たちに媚を売り、そのために元々の支持層を切り捨てるのでは、どっちを向いて支持を訴えているんだ、と言わざるを得ません。として立民・泉を批判しながら泉と「全く同じ事」を共産党内で行おうとする松竹を肯定的に評価し、志位執行部を非難する。inti-sol氏の政治認識は明らかに狂っています。
 まあこういうことを書いたら、inti-sol氏に憤慨され、今や「コメント掲載拒否」ですが、むしろそれは俺にとって「あんな愚劣で不誠実な人間(inti-sol氏)に嫌われるのはむしろ誇り、栄光」ですね。今回のこの記事についてもinti-sol氏は「読んだら憤慨する」のでしょうが。

*1:この点は俺も同感ですし、NHK出口調査も同様の分析でした。共産が独自候補を立てたことの影響を問題にするならともかく。

*2:前任の枝野代表も選挙で選ばれてるし、あるいは民主党民進党時代も含めれば「選挙で選ばれた人間」は多数おり、そうした人間は「敗戦で退任」しています。自民においても「1998年参院選挙敗北での橋本首相首相退陣(選挙事前予想では橋本勝利が予想されたので大きく騒がれた)」など「投票で選ばれて、選挙敗戦で引責退任した人間」はいくらでもいます。松竹の主張は明らかにおかしい。

*3:この問題の「最大のポイント」はそういうことではなく「政教分離原則違反の疑い」でしょう。しかしinti-sol氏は「軍国主義」「隣国との友好関係」には触れても「政教分離原則」には触れないから意味不明です。「政教分離原則に抵触しないという理解」なんでしょうか?

*4:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党代表など歴任

*5:野田内閣で官房副長官

*6:複数の部下を枝野が同行させ、個人ツイートではなく、立民公式ツイートで宣伝している時点で「私的参拝」の言い訳は成立しません。

*7:枝野は埼玉選出なのでこれがまだ「日韓友好も考慮して高麗神社(埼玉県日高市)」とかなら少しは理解もできますが。