今日の産経ニュースほか(2023年5/1、5/2日分)

【産経抄】5月2日 - 産経ニュース

 某議員によると、(ボーガス注:政府の入管法改定案への立民党内の)反対論者の多くは旧社会党系である。

 立民・寺田氏「責任背負いたい」修正案見送りに無念 - 産経ニュースに名前が出てくる「寺田学」でしょうが「立民党の懲戒処分を恐れて」でしょうが、「某議員」とぼかしてることが滑稽です。
 なお「旧社会党系」と言う主張は事実無根(それ以外にも反対派は多数いる)のようだし、「旧社会党系なら何だ」と言う話でもあります。問題は「主張が正しいかどうか」です。「国連や日弁連からも批判が出てるような法案」がまともな訳がない。

 小紙は政権交代間近の平成21年6月の紙面で、民主党関係者のこんな言葉を紹介した。
「旧社会党出身者が事務局の要職を押さえ、牛耳っている。党本部も国会の政策調査会も『アジト』のにおいがする」。

 「はあ?」ですね。「菅副総理・財務相社民連出身)」「赤松農水相(元社会党書記長)」「福島少子化問題等担当相(社民党党首)」など一部に左派政党出身もいるとは言え、鳩山首相鳩山一郎初代自民党総裁の孫)、岡田外相(現在、立民党幹事長)、前原国交相(現在、国民民主党代表代行)、長妻厚労相(現在、立民党政調会長)、小沢幹事長など鳩山政権幹部の多数が「自民、日本新党新党さきがけなど保守政党出身」なのに良くもデマが飛ばせたもんです。

 1日の日経新聞が掲載した世論調査結果で政党支持率をみると、2位は日本維新の会(13%)で3位は立民(9%)と4カ月ぶりに順位が逆転していた。差し出がましいようだが、地に足のつかない理想論ばかり振りかざし、現実を直視しないからこうなる。

 むしろ話は逆ですね。「ウヨの泉」が代表になってからは産経の言う「現実路線(維新へのすり寄り)」なので「現実路線で支持率が落ちた」わけです。なお、「過去にも、支持率で維新が立民を抜いた」が「すぐに抜き返された」こともあるので、現時点では何とも言えませんね。


性的少数者団体が会見 「LGBT法は不要」 - 産経ニュース
 勿論ほとんどのLGBT団体はそんな「トンチキな立場ではない」ので話になりません。
 そんな団体があるか知りませんが例えるなら「北方領土はロシアの領土と主張する北海道民集団」「米国にはもはや黒人差別は存在しないと主張する黒人集団」みたいな代物でしかない。


大阪でハイリスクなコンビニ強盗激増 背景にコロナが広げた貧富の差 - 産経ニュース

 全国ではこの10年で6分の1にまで減少した。発生件数は右肩下がりとなっており、〝過去の犯罪〟にもなりつつある中で、今年は大阪府内で激増している。発生件数は4月時点ですでに昨年1年間の7倍

 理由が何なのか知りたいところです。維新府政の悪影響(弱者切り捨て)か? 。大阪人の民族性(?)なのか?
 はたまた「コンビニ強盗を生業とする闇組織」が多数存在するのか?


期待する野党、維新の会51% 立憲民主党は27%で支持率も逆転 - 日本経済新聞
 勿論「同業他社の調査」も見ないと何とも言えませんが、「維新が支持を高めつつあること」は事実なのでしょう。絶句ですね。「維新の極右性」を容認してるのか、はたまた「維新の極右性」に気づいてないのか(個人的には、村野瀬氏が維新の嘘の例。維新の悪政を漂白して維新ロンダリングをする不甲斐ない報道業者。 #維新に騙されるな #マスメディアへの不満 #マスメディアへの不信 - 村野瀬玲奈の秘書課広報室等で指摘するようにマスコミがまともに維新批判しないことに寄る後者の要素が大きいのではないかと思いますが)。また統一地方選での維新の躍進による、いわゆる「勝ち馬効果(正しいから支持する、自分に利益があるから支持するのではなく、勝ち馬に乗りたがる心性)」もあるでしょう。
 このままでは支持率が完全に「維新>立民」になりかねませんがこれでも泉執行部は愚劣にも「維新すり寄り」を続けるのか。
 こうした事態は明らかに「泉執行部の維新へのすり寄り」がもたらしたものでしょう。
 なお、興味深いのは

 無党派層に限ると維新と答えたのが32%、立民は27%。自民支持層は維新57%、立民は22%だった。

と言う点ですね。維新の支持層はやはり「自民党に親和的」なわけです。
 「維新にすり寄れば左派、リベラル層の支持を失い立民の自滅行為」という三春充希氏の指摘が改めて裏付けられたと言えるでしょう。この記事についたブクマには「アホなのか、アンチ左翼のために故意に強弁してるのか」、「野党共闘の失敗の証明」などと言うトンチキブクマも一部ありますがむしろ話は逆です。「維新すり寄りの失敗」と「野党共闘の有用性」が示されたと言っていいでしょう。

 立民の小西洋之参院議員が衆院憲法審査会の毎週開催を巡り「サルのやること」と発言したことなども響いたとみられる。

 日経のこじつけには吹き出しました。日経が「小西叩き」をしたいことはよく分かりますが、そのように見なせるデータを日経は何一つ提出していません。おそらく関係ないでしょう。
 また、記事において維新批判を何一つしない日経は恐らく「維新に期待している」のでしょう。あんな極右政党に期待する日経の気が知れませんが。