今日の赤旗ニュース(2023年5/7~13日分)

全世代に負担増強いる/改定健康保険法成立 倉林氏「命脅かす」
 1)「負担増の悪法」が成立したこと、2)マスコミ(特にテレビ)の批判が弱いことには怒りと悲しみを禁じ得ませんが、「諦めず戦おう」と書いておきます。


日米韓で「核抑止強化」は看過できない/日韓首脳会談 志位委員長が指摘
 徴用工問題について「韓国民や当事者である徴用工の声を聞かないのならば真の和解にはならない」と日本政府に苦言を呈している点は、そうした指摘をしない日本マスゴミと違い高く評価できます。


植民地支配「英国王は謝罪を」/12カ国の先住民指導者 戴冠式向け共同声明
 「戴冠式万歳報道しかしない日本マスゴミ」とは違う点に改めて関心します。


きょうの潮流 2023年5月7日(日)

▼主人公は藤木幸夫さん(92)。港湾の元締めで菅義偉前総理の後ろ盾でもあった裏の権力者です。

 ご存じの方もいるでしょうが、以前、拙記事(後で紹介します)で触れましたが「藤木の父親(藤木幸太郎)」は「山口組三代目組長*1・田岡一雄の兄弟分だった」という港湾ヤクザです(藤木幸太郎 - Wikipedia参照)。
 勿論「オヤジの時代とは違う、もはやカタギになった」と藤木当人は言ってるわけですが「ホンマか?」と言う話であり、赤旗がこういう好意的な取り上げ方をしていいのか?とは思います。

参考

今日の産経ニュース(7/19、20分)ほか(追記・修正あり) - bogus-simotukareのブログ
【IR横浜誘致】反対・横浜港運協会の藤木幸夫会長(87)「カジノは街を壊す」(1/2ページ) - 産経ニュース
 この藤木某氏の父親が「山口組組長・田岡一雄」と兄弟分の関係にあったという横浜港を仕切っていた「暴力団・藤木組」の組長であり、「藤木企業と名前を改め近代化した」とはいえ実際には「父親の代からの暴力団との黒いつながりが今もある」という噂があるということを「いわゆる実話系雑誌(週刊大衆、週刊実話など)で」予備知識として知ってればこうした物言いも素直にはとてもうなずけませんね。
 単に「カジノ利権に食い込めそうにないからこその発言ではないか」と疑いたくなります。

今日の産経ニュースほか(2020年9月6日分) - bogus-simotukareのブログ
【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈787〉総裁選「大本命」は岸田文雄? - 産経ニュース

 『週刊新潮』(9月10日号)は「日々没する国ニッポン」という11ページの大特集の中で約4ページを割いて「『菅義偉』総理への道」。菅さんの履歴中心の記事だが、おもしろかったのは一時すきま風が吹いていたという横浜の港湾荷役業「藤木企業」会長で「横浜のドン」といわれる藤木幸夫氏との手打ちの話。
 記者が「去年のインタビューでは『(菅氏は)安倍の腰巾着』と言っていたが」と聞くと、ドン慌てず騒がず、
 〈「いまでも腰巾着ですよ。腰巾着ってのは、すごい褒め言葉なんですよ。腰の巾着だよ。旅に出る時に持っていくんだよ。腰巾着が無くなったら旅は中止だよ」〉。さすがドンだ。

 おいおいですね。この藤木企業というのはぐぐれば分かりますが、昔は「藤木組」という暴力団(反社会的勢力)であり、今は「ヤクザから足を洗ってかたぎになった」と言ってるとは言え「本当にそうなのか」疑問符がつく代物です(なお、「日本最大の暴力団山口組も元々は神戸港の港湾荷役を仕切っていたし、火野葦平『花と竜』も北九州の港湾荷役ヤクザをテーマとしており、港湾荷役を仕切るヤクザは現在はともかく、過去においては珍しいものではありません)
 そんな人間と、菅(神奈川選出なので藤木企業と付き合いがあるのでしょう)が付き合いがあることについて、批判的に扱うどころか「当然扱い」とは週刊新潮も産経も花田も常軌を逸してますね。これが菅でなければさすがに批判してるでしょうが。
 まあ、さすがに花田も「横浜のドン」とは書いても「元ヤクザ」とは書けないわけですが。しかし、菅が首相になったとして、この種の反社会的勢力との付き合いをどうしていく気なんですかね?。そしてマスコミはこれらの問題をどう報道していくのか。<<

*1:山口組も「神戸港の港湾荷役人夫の供給」を長く利権にしていたとされる。