今日のしんぶん赤旗ニュース(2023年6/25~28日分)(副題:リベラル21に悪口する)

安倍元首相の政治団体 妻昭恵氏が継承/残された政治資金どこへ/私人が非課税で引き継ぎ可能
 昭恵が既に団体を解散したそうですが、現行法では「政治活動に使わず昭恵が全額私物化」しても違法として追及できるかは疑問だそうです(さすがにそんなことはせず、自民党や安倍後継議員に譲渡したかもしれませんが)。完全に政治団体が個人の財布化している。
 なお

 昭恵氏に(ボーガス注:解散した団体の)政治資金の処理について文書で質問しましたが、回答はありませんでした。

とは何とも無責任です。せめて「現在、整理中。後日、世間に公表する」位の回答はあってしかるべきでしょう。

 
主張/共生社会と認知症/希望持って暮らせる地域こそ
1)「共生」をサイトの表看板としている
2)寄稿者は岩垂弘、田畑光永(以上、1935年生まれ)、広原盛明(1938年生まれ)、阿部治平(1939年生まれ)など「今は健康でも」いつ認知症になってもおかしくない老人揃い
なのに「今国会での認知症基本法成立」について論じないリベラル21には心底呆れます。「認知症患者を社会で支えること」は「共生の重要テーマ」のはずでしょう。なお、以上はリベラル21の「6/27時点での最新記事リベラル21 写真展「広島、長崎だけじゃない 世界のヒバクシャ」」に投稿しますが掲載拒否でしょう。リベラル21のクソさ、カスさには心底呆れます。


内閣支持率 大幅下落/マイナ トラブル対応「不十分」76%
 15ポイントの大幅下落とは言っても「41%」でありまだ高い。再び「10%台の大幅下落」で20~30%台に突入して欲しいもんです。


革命政党として統一と団結固める/総選挙躍進・「130%の党」必ず/第8回中央委員会総会終わる/志位委員長が結語
 勿論「革命政党」であることは当然ですが、失礼ながら「立民との野党共闘」の頃は遠慮してあまりそう言うことを言ってなかった気がします。泉立民の「無礼な態度」で完全に吹っ切れたのではないか(共産への誤解ならばお詫びしますが)。


きょうの潮流 2023年6月25日(日)

 有吉佐和子さん*1の小説『恍惚(こうこつ)の人*2』が世に出たのは1972年*3でした。
 認知症をテーマにした本は大ベストセラーとなり、これまで家族の問題とされてきた介護に光があてられました
▼それから半世紀。先の国会では認知症の人が尊厳を守り希望をもって暮らせるよう国や自治体に施策をもとめた「認知症基本法」が成立しました。

 「恍惚」とはもともとは「感動や強い精神的衝撃などで放心状態にあること」であって認知症の意味ではない。有吉の場合も「婉曲表現」ですが、これ以降「恍惚(あるいは恍惚の人)=認知症」の意味が広まっていきます。


性的少数者の人権敵視/ネット番組 自民・杉田議員が発言
 この番組は、言論テレビ『花田編集長の右向け右!』(月刊Hanada編集長の花田紀凱が司会)の『LGBT問題と安倍総理』だそうですが、LGBT差別発言で新潮45を廃刊にしてもまだ懲りないのかと心底呆れます。
 なお、この点はまだ「LGBT法それ自体は否定しない稲田朋美の方がいくらかまし(一方、杉田は全否定)」でしょう。どちらも右翼性を評価されての「安倍のスカウト」でありながら、稲田と杉田の「違い」が何故生じたのか気になるところです。
 それにしても稲田が「第二次安倍政権行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相」と安倍にそれなりに重用されながらも、杉田は「岸田政権総務大臣政務官が初の政務三役」で安倍にそれほど重用されなかったのはやはり「安倍ですら支持しがたいところがあった」ということか。

*1:1931~1984年。中教審委員に任命されたほか、参院選全国区に出馬した市川房枝の応援や、「四畳半襖の下張」裁判の弁護側証人として東京地裁で証言する等の社会的活動も行った。著書『女二人のニューギニア』(共著、河出文庫)、『和宮様御留』(講談社文庫)、『華岡青洲の妻』、『複合汚染』(以上、新潮文庫)、『出雲の阿国』、『ふるあめりかに袖はぬらさじ』(以上、中公文庫)等

*2:現在は新潮文庫

*3:この年には「ニクソン米国大統領訪中」(2月21~28日)、「千日デパート火災」(5月13日)、「沖縄返還」(5月15日)、「テルアビブ空港乱射事件」(5月30日)、「黒い九月事件」(9月5日)、「田中首相訪中、日中国交正常化(9月25~29日)」等があった。