「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年6/23日:島田洋一の巻)

【最初に追記】
 さんざん非常識な暴言をほざいていて、自分が当事者になったら泣き言をならべる馬鹿 - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でこの拙記事をご紹介頂きました。いつもありがとうございます。
 なお、「島田の稲田攻撃」の前提には「稲田が右翼イメージをできるだけ薄めたがってる→LGBT法案にも賛成した(一方、杉田などは反対)」という事実があります。
 野田聖子小渕内閣郵政相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相、岸田内閣少子化担当相等)、小渕優子麻生内閣少子化担当相、第二次安倍内閣経産相等)が分かりやすいですが「自民党の女性政治家」で「大臣経験者、党三役経験者」が軒並み右翼かと言えばそんなことはないわけです。野田らは「リベラルではない」にせよ極右ではない。
 右翼なら出世できるわけでもなく、杉田水脈が一番分かりやすいですが、「岸田内閣総務大臣政務官」が「初の政務三役」です。
 そうした事実を前提に「右翼女性として安倍にスカウト」されながらも、安倍の死後、稲田が「野田、小渕の道」を目指そうとしてることに「裏切りだ」と言う怒りを島田等ウヨは禁じ得ないのでしょう。
【追記終わり】

島田洋一
 今日の読売新聞。(ボーガス注:LGBT問題について)私のコメントもあります

 LGBT問題で「有識者として」LGBT差別の「デマ屋」島田にコメントを求めるとは読売新聞も「産経レベル」に落ちぶれたもんです(そもそも島田の「専門*1」も国際政治学であってLGBT問題ではない)。さすが「出会い系バー通いガー(前川氏への誹謗)」のデマ新聞だけのことはあります。

島田洋一
 バイデン一家は、中国当局に贈収賄その他のネタを掴まれ、親中政策を取るよう脅されている可能性が高い。
 前回選挙時から分かっていたことであり、そもそも大統領になるべきではなかった。

 「父が隣に座っている」 バイデン氏次男、中国人の仕事相手に圧力か | 毎日新聞等の「次男の疑惑」は追及されて当然ですが、とはいえ、根拠レスの誹謗も大概にしたらどうなのか。バイデン側も島田など訴えないでしょうし、島田もそう甘く考えて誹謗ツイートでしょうが、正直な話、バイデン側には「刑事告発」「民事提訴」で島田を懲らしめて欲しい。
 なお、米 バイデン大統領 中国 習主席を「独裁者」と表現 | NHK | バイデン大統領等の「バイデン政権の言動」はどう見ても島田が言うほど「親中国」ではない。また島田が礼賛するトランプの方こそ「ロシアプーチン政権に弱みを握られての親ロシア(いわゆるロシアゲート)」が疑われているのですが、その点は完全無視するのが島田らしい。

島田洋一
 自民党は維新のLGBT法案を丸呑みすることで、政策立案能力で維新に劣ると満天下に宣言した(いずれにせよ廃案にすべきだったが)。
 選挙の顔も(ボーガス注:首相)岸田、(ボーガス注:幹事長)茂木より(ボーガス注:代表)馬場、(ボーガス注:府知事)吉村の方がはるかに訴求力がある。

 維新支持に鞍替えする気でしょうか?。それにしてもここで非難する対象に「萩生田政調会長」など「自民ウヨ連中」の名前が出てこないことが滑稽です。

島田洋一
 福井県の複数のメディアや政界関係者によると、稲田朋美議員が私を侮辱罪で告訴する方向で動いているという。私は正当な言論戦の範囲*2で発信しているつもりだし、また本人がやるというなら止めようもないが、権力側の一員たる国会議員が民間人を訴訟で黙らせようというのは基本的におかしくはないか

 強がってはいる物の、言ってることは「民事提訴、刑事告発するな」と言う泣き言です。
 「国会議員の提訴(名誉毀損を理由とした民事賠償請求が多い)」は過去にも

細田衆院議長 出版社に損害賠償2200万円と謝罪広告求める | NHK政治マガジン2022.6.17
最高裁で判決確定 野田聖子大臣の夫が「元暴力団員は真実」 | 文春オンライン2022.8.9
公明、文芸春秋と新潮社を提訴 セクハラ疑惑隠し報道は「名誉毀損」 | 毎日新聞2022.9.9
旧統一教会関連のツイッター投稿巡る裁判 世耕弘成議員「虚偽で名誉傷つけられた」青学大教授「スラップ訴訟だ」:東京新聞 TOKYO Web2022.11.4

等があり、その時は「国会議員の民事提訴はいかがな物か」とは言わず「自分に関係ない」と黙りだった奴が自分が民事提訴や刑事告発されそうになるとこれです。いずれにせよ稲田には民事提訴か刑事告発で「島田を懲らしめてやって欲しい」。
 なお、稲田ツイートを見たら以下のツイートが。

稲田朋美
 Hanada6月号の山口敬之『稲田朋美の裏切り』という作文*3に対し、Hanada7月号で反論しました。
 そのエッセンスを本日15時から何日かに分け発信します。
 なお、山口作文が出てから一貫して花田編集長に抗議し、発行元の飛鳥新社に謝罪を求める手紙を出していますが、未だ回答はありません。

 「7月号で反論*4」とはいえ、これはHanadaに対しても「ウヨ雑誌の中で特に悪質」として今後、刑事告発や民事提訴する可能性がありますね。
 なお、反論ですが稲田ツイートに寄れば

安倍氏はそもそもLGBT法それ自体に反対派
LGBT法制定は実は「安倍総裁(第二次総裁時代)」時代に「自民党公約(2016年参院選、2017年衆院選)」に書かれてる。今回成立した法の「内容の問題」はともかく安倍氏が「LGBT法案それ自体に反対派」というのは「やる気もない嘘を安倍氏が公約に書いた*5」と評価しない限り、ありえない理解であり、むしろ安倍氏に失礼
◆稲田が勝手に与野党合意した
与野党合意については新藤元総務相、古屋元国家公安委員長等、自民党LGBT問題特命委員会幹部の了承は得ていた
◆2021年秋、「LGBT法案には二度と関わらない」と稲田が安倍に約束した見返りに「自民党整備新幹線*6等鉄道調査会長」ポストが稲田に与えられた
→稲田がその調査会長に就任したのは2018年のこと。2021年秋以降に就任したわけではない。

等(以下の反論は俺の要約であり一言一句、稲田反論と同じ訳ではない)といったものです。稲田ツイートが事実なら「鉄道調査会長」云々は明らかな事実誤認(と言うか、故意のデマでしょうが)であり謝罪して当然です。

*1:まあ国際政治だって専門を自称してるにすぎず、「右翼活動家=島田」でしかありませんが。

*2:LGBT左翼利権法に加担」などと稲田を「左翼」「利権屋」呼ばわりしながら何が「正当な言論戦の範囲」なのか。ついでに言えば「LGBT左翼利権法」「利権法に加担する岸田自民」等のLGBT法支持派への島田の誹謗は「自民、立民、社民、共産」など稲田以外からも刑事告発、民事提訴されてもおかしくない代物です。

*3:ここでの「作文」と言う表現は明らかに「でっちあげの誹謗」と言うニュアンスでしょう。「文章」等と普通に書かない辺り稲田の怒りが窺えます。

*4:稲田に「反論掲載しないなら訴訟もあり得る」と言われ応じたんでしょうか?。とはいえ、「謝罪回答がない」という稲田の物言いからは「7月号の反論で打ち止め」にする保証はどこにもないでしょう。

*5:真面目な話、安倍ならそういうことがあったとしてもおかしくないでしょうが

*6:全国新幹線鉄道整備法第7条に基づいて、1973年に整備計画を決定した「北海道新幹線」「東北新幹線盛岡市から青森市まで)」、「北陸新幹線」、「九州新幹線鹿児島ルート」「九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)」の5路線を指す。なお、この5路線以前に計画されていた新幹線である「東北新幹線(東京駅~盛岡駅間)」は整備新幹線に含まれない(整備新幹線 - Wikipedia参照)