今日の朝鮮・韓国ニュース(2023年7月3日分)

朝鮮学校が公開授業 350人が来校、等身大の姿かいま見る:朝日新聞デジタル
 こうした記事には大いに共感するので紹介しておきます。


MBSラジオが「番組向上委員会」設置 朝鮮学校めぐる不適切発言で:朝日新聞デジタル
MBSラジオが委員会設置、大阪 朝鮮学校への問題発言受け:東京新聞 TOKYO Web
 まともな結論を出すなら評価しますが、果たしてどうなるか。なお「暴言」「差別発言」「デマ中傷」を「不適切発言(朝日)」と表現するのはやめてほしい。この点ではまだ「問題発言(東京)」の方がましな気がします。


金与正氏が談話で異例の「大韓民国」使用 韓国は「別の国」と強調か | 聯合ニュース
 「統一方針の否定」や「国交樹立方針」を意味するのか、従来の「南朝鮮」を「韓国」に変えた背景が気になるところです。


拉致被害者家族の市川健一さんが安倍元首相への感謝語る 1周忌で追悼集会|NNNニュース
 「拉致解決の成果など何もない」安倍に一体何を感謝するのか。むしろ感謝すべきは訪朝し5人を帰国させた小泉首相と、それを支えた福田官房長官(後に首相)、田中アジア大洋州局長、金大中大統領でしょうに(金氏の助力については米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。


拉致問題「日朝が複数回接触」 韓国紙報道 官房長官「事実はない」:朝日新聞デジタル

 東亜日報は3日、日本と北朝鮮の実務者が6月に複数回、中国やシンガポールなどで水面下の接触を行ったと報じた。複数の情報筋の話として、日本人拉致問題や高官級協議の開催などをめぐって議論したが、見解の差が埋まらなかった、としている。同紙は、日本側が北朝鮮との接触について事前に米国にも伝えていたとも伝えた。
 一方、松野博一官房長官は3日の記者会見で東亜日報の報道について「そのような事実はない」と否定したうえで「北朝鮮への働きかけに関する具体的な内容などは今後の交渉に影響を及ぼすおそれがあるため、明らかにすることは控える」と述べるにとどめた。

 報道が事実として気になるのは「誰(WHO:候補としては日本政府高官、米国政府高官など)が何のために(WHY)、東亜日報にリークしたのか」です。
 日朝交渉を促進するためか、はたまた救う会、家族会などの反発を煽り、逆に日朝交渉を妨害するためか。


曽我ひとみさん 岸田首相と面会 “日朝首脳会談の早期実現を” | NHK | 拉致
一緒に拉致され不明の母、曽我ひとみさん「いても立ってもいられない気持ちになる」 : 読売新聞
 失礼ながら生徒相手に講演しても、岸田と面会しても、曽我氏の自己満足でしかない。「日朝交渉」以外には拉致は解決しません。それにしても「小泉訪朝の2002年」なら「首相との面会」はかなり話題になったでしょうが、今や拉致の風化で全く話題になりません。


北朝鮮「支援省」では駄目 韓国大統領、統一省に注文 - 産経ニュース
 太陽政策支持の俺からすれば「アホか?」です。「南北交流→緊張緩和」こそが正道だと思います。


「本音」で生きた孤高の作家、萩原遼さん【礒﨑敦仁のコリア・ウオッチング】:時事ドットコム*12023年4月17日
 晩年「反動極右」と化し、日本共産党を除籍された萩原を褒めるのかと呆れますが、ある意味もっと「呆れる」のが「本音」「孤高」と言うタイトルです。
 「孤高」というより「独りよがりで孤立(孤独)」だと思いますがそれはさておき。
 ここで「北朝鮮問題でのスクープ」「北朝鮮研究の第一人者(あるいは開拓者、先駆者等)」等、萩原の

◆『朝鮮戦争』(1997年、文春文庫)
◆『拉致と核と餓死の国・北朝鮮』(2003年、文春新書)
◆『金正日・隠された戦争』(2006年、文春文庫)
◆『北朝鮮金王朝の真実』(2012年、祥伝社新書)

等の「北朝鮮関係の業績」を称える言葉をタイトルに書かず(書けず?)、「本音」「孤高」という情緒的なことをタイトルに書くことが「礒崎*2慶応大教授の萩原評価を物語ってる」と思います。
 「萩原を除籍した日本共産党への敵意」か「右翼・萩原への右翼的シンパシー(礒崎氏も萩原の同類右翼)」か、何が理由かはともかく、礒崎氏は「萩原を褒めたい」感情がある物の、その業績を褒めることが「できない」のでしょう。ある意味「問うに落ちず、語るに落ちる」というか、「滑稽」「無残」というか、「正直者」というか。

*1:萩原的には「作家」と書かれるより「記者」「ジャーナリスト」「研究者」とでも書かれた方が良い気がします。

*2:著書『北朝鮮と観光』(2019年、毎日新聞出版