今日の朝鮮・韓国ニュース(2022年5月24日分)(追記あり)

toyokeizai.net
 朝鮮学校無償化除外反対(即時無償化実施)を主張する山本かほり*1愛知県立大学教授には全く同感なので紹介しておきます。


バイデン大統領 拉致被害者家族と面会 全員に直接ことばかける | NHK | 米 バイデン大統領
バイデン氏、横田早紀江さん抱きしめ「子ども失った気持ちわかる」…拉致被害者家族に面会 : 読売新聞オンライン
「優しい言葉に涙」 拉致被害者家族、面会のバイデン氏に謝意:時事ドットコム
バイデン大統領、拉致家族と面会「気持ち分かる」 子供失った経験語る - 産経ニュース
 こんな「くだらないパフォーマンス」でバイデン相手に感動する(感動したふりをする?)一方で、例えば「田中均氏や小泉首相」「林東源(統一相や国家情報院長などを歴任した金氏の側近)によれば小泉訪朝実現に協力した金大中氏(これについては米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)」にはろくに感謝もしない。家族会のバカさには心底呆れます。
 なお、バイデン訪日で最も注目されてるのは勿論「家族会との面会」ではありません。
 バイデン大統領 台湾有事に軍事的関与の考え示す | NHK | 米 バイデン大統領2022.5.23
 バイデン氏、台湾侵攻に軍事介入明言 米高官、政策変わらずと釈明:時事ドットコム2022.5.23
 来日中のバイデン氏、IPEF設立宣言へ…中国に対抗・新経済秩序目指す : 読売新聞オンライン2022.5.23
といった対中国関係です。バイデン訪日においては「インド、豪州の首相」も訪日しており「クアッド(日米豪印4カ国)首脳会談」も予定されていることを指摘しておきます。
 「中国を重要な貿易相手国とする」豪州やインドの立場は「米国とはまた違う」といわれますが、バイデンが「クアッドを中国封じ込めの道具に使用としていること」、それに岸田が迎合していることは確かでしょう。マスコミには「中国敵視などしていいのか」という批判報道をして欲しいところですが、しないから困ります。産経や読売と言ったウヨメディアにいたってはそうした中国敵視に同調すらする。
 それにしても例のkojitaken氏が「クアッド」などの「米国の中国敵視」をどう評価するのか、彼に「中国に甘い」呼ばわりされた人間としては聞きたいところです。
 また浅井基文氏が自ブログで嘆いていましたが、こうした状況下において日本共産党が「中国批判ばかりすること」は「日米政府の中国敵視」に加担することになり、日本の右傾化を助長し、ひいては共産党の支持基盤を衰退させることにもならないか。
 中国批判するなとは言いませんが、もっと「クアッド」などへの批判を強めるべきではないか(追記:バイデン大統領の台湾有事での軍事関与発言/地域の軍事的緊張を一気に高める/志位委員長が批判という志位氏のバイデン批判には大いに共感します)。


拉致家族面会 わずか10分間のオバマ氏、バイデン氏は? - 産経ニュース
バイデン氏、北拉致問題解決に力強い支持 日米首脳会談 - 産経ニュース
 米国が「拉致の当事者でない*2」以上期待する方がおかしい。過去の「面会した大統領(ブッシュ子、オバマ、トランプ)」もリップサービス以上のことはしておらず、バイデンも同じでしょう。そもそも米国が「当事者」であり、北朝鮮が米国の希望通りに動くことを希望している「核、ミサイル問題」だって北朝鮮は米国の期待通りには動いていないのにとんちんかんにもほどがあります。
 そして、「北朝鮮への影響力」を考えたらむしろ家族会が会うべきなのは「中露や韓国の政府高官」でしょう。「中韓はともかく」、「ウクライナ侵攻を理由とした対ロシア経済制裁」が行われてる現状では「ロシア高官との面会」は「仮に家族会が申し入れたとしてもロシア側が応じるとは思えず」現実性に乏しいですが、家族会は「2002年の小泉訪朝から現在に至る約20年間」未だかつて「中露や韓国の政府高官」とは恐らく一度も会ってないのだから呆れます。

*1:著書『在日朝鮮人を生きる』(2022年、三一書房

*2:救う会が放言している「米国人拉致被害者がいるかもしれない」なんてのはまともな根拠はありません。