今日の朝鮮・韓国ニュース(2023年8月2日分)

朝鮮学校への補助金継続 全国最大規模の兵庫県 斎藤知事「子供に罪はない」 - 産経ニュース
 兵庫県知事と言えば「大阪では朝鮮学校いじめをしている維新」なので意外です。いずれにせよこうしたまともな態度を今後も続けて欲しい。


金大中拉致50年で討論会 真相より日韓関係選択か - 産経ニュース

 1973年に軍事独裁だった韓国で、情報機関が野党指導者の故・金大中氏を東京のホテルから拉致した事件から今月8日で50年となったことを受け、研究者らが11日、韓国ソウルで討論会を開いた。金氏は後の大統領就任以降も、(ボーガス注:当時の日本政府が政治決着させ、韓国・朴正熙政府の責任追及をしなかったことから)日韓関係の改善のために、徹底した真相究明には慎重だったとの見方が語られた。
 聖公会大の韓洪九*1教授は、「金氏は真相の代わりに韓日関係を選んだ」と述べた。
 韓教授は、米国のソン・キム*2北朝鮮担当特別代表は韓国から移住した米国人で、父親(ボーガス注:金在権)は金大中拉致事件の際に駐日韓国公使だったと指摘。金大中氏の自伝を執筆した作家金沢根氏は金大中氏にこれを伝えた際、「息子に罪はない。絶対に蒸し返さないように」と言われた経緯に触れ(中略)た。

 太陽政策といい、米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する逸話といい、今回の話といい「金大中の現実主義者ぶり」を示す逸話だと思います。
参考

金大中事件/迫られる“政治決着”見直し/暗殺計画の疑い濃厚2007.10.28
 問題なのは、日本政府が韓国側の言いなりで、二度にわたる「政治決着」で事件をうやむやにしてきたことです。
 一度目は事件直後の七三年十一月。金東雲が事件に関与した「疑い」を認め免職にしたと、当時の韓国首相が来日、田中角栄内閣はこれを「了承」しました。「朴大統領から田中首相に三億円が渡った」との複数の証言さえあります。
 二度目は三木武夫内閣時の七五年七月。金東雲を不起訴にしたが「公務員としての地位を喪失させた」との口上書に、宮沢喜一外相(後に首相)が「これで決着した」との見解を発表、世論のひんしゅくをかいました。


ゴルフで外国人観光客募集 封鎖緩和か、外貨獲得狙いも―北朝鮮:時事ドットコム
 戦争をやらかせば外国人観光客は来ないので、これは「北朝鮮から大規模戦争する意思はないことの傍証」といえるでしょう。大変いいことです。
 なお、北朝鮮でゴルフがしたいわけでは全くなく「単なる好奇心」ですが「ゴルフコースとしてどんな物なのか(それなりにまともなコースなのか、レストラン、風呂などの付属設備も整ってるのか等)」気になるところです。


北朝鮮拉致被害者 横田めぐみさん写真展 母・早紀江さんの切迫感は | NHK | 拉致
拉致の悲惨さ伝える13歳の笑顔 父が撮った横田めぐみさんの写真展:朝日新聞デジタル
かあちゃん、元気でいますか 曽我ひとみさん拉致45年、語った胸の内 | 毎日新聞
 「また無意味なお涙頂戴か」と、横田早紀江曽我ひとみと「横田、曽我に迎合するマスゴミNHK朝日新聞毎日新聞)」には心底呆れます。


米、越境兵を捕虜と認めず 国際条約上の保護対象外 - 産経ニュース
 とはいえ、「捕虜でないから、脱走兵だから救出交渉をしない」と言うことでもないでしょう。


曽我ひとみさん「母にはただただ元気でいてほしい」 拉致から45年を前に新潟市で講演 - 産経ニュース
 曽我氏にも焦りや悩みがあるのでしょうが「拉致解決」と言う意味ではこうした講演に意味があるとは思いません。


[朝鮮戦争 休戦70年]北体制崩壊、20年以内にも…元北朝鮮外交官・太永浩氏 : 読売新聞
 「ここ数年」ならまだしも「20年以内」と言うタイトルで吹き出しました。幅がありすぎでしょう。


 金正恩政権になって何が変わったと思うか。

 核戦略が大きく変わった。金正日の時代までは、戦争で敗北直前まで追い込まれた時に使う「最後の手段」だった。正恩氏は開戦初期から核兵器を使うつもりだ。

 吹き出しました。北朝鮮から開戦するわけがない。一方で「米軍や韓国軍の侵攻」に対しては「敗北直前まで追い込まれ」る前でも反撃として躊躇なく使うのではないか。

*1:著書『韓洪九の韓国現代史』(2003年、平凡社)、『韓洪九の韓国現代史2』(2005年、平凡社)、『倒れゆく韓国:韓洪九の韓国「現在史」講座』(2010年、朝日新聞出版)

*2:韓国大使、フィリピン大使、インドネシア大使等を歴任