櫻井よしこのバカさに呆れる(2023年7月27日記載)

「 沖縄を中国に隷属させる玉城知事 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
 勿論玉城氏は「中国との経済交流」に努めただけで隷従などしておらず誹謗も甚だしい。

 沖縄県知事玉城デニー氏は中国の李強*1首相と対話して天にも昇る心地になったのだろう。沖縄独特のカチャーシーという踊りではじけてしまった。

 玉城氏が踊った場所は

玉城デニー知事のカチャーシー動画に中傷相次ぐ 北京県人会との交流会で披露 SNSでは「知らないの?」「披露は当然」と擁護も(琉球新報) - Yahoo!ニュース
 玉城知事は8日、自身のツイッターに投稿し、現地の県人会との交流の場で現地の県出身者らの激励や卒業祝いの意味も込めて踊ったことを明かした。

ということで「中国にある沖縄県人会」であって李首相との面会場所ではない(個人的には李首相との面会場所で踊っても問題はないと思いますが)。
 「李首相の面会場所で踊った」というデマを鵜呑みにしてるのか、虚偽と知りながら故意にデマを垂れ流してるのか知りませんが櫻井も呆れたバカです。

 中国側から高く評価された玉城氏だが、地元沖縄での評判は芳しくない。尖閣諸島を所管する石垣市の中山義隆市長が首を傾げた。

 中山は「自民党系」であり、以前から「野党共闘オール沖縄)」玉城氏には敵対的な立場です。「沖縄の声」として紹介すべき人間ではない。

 7月14日、「言論テレビ」で作家の門田隆将氏が指摘した。
「玉城氏は訪中に当たって中国共産党機関紙『環球時報』の長いインタビューに応じました。その記者と共に北京郊外にある琉球国墓地を訪れた*2のです」
 門田氏の解説が続く。
「この墓地には1879年、明治政府が琉球処分を行ったときに、清国に助けを求めに行った林世功(名城春傍)が眠っています」

 この墓地に眠ってるのは

玉城デニー知事が北京の琉球墓を訪問 「絆を結び、平和な時代を」特有の形式で先祖供養 - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト
 中国を訪問している玉城デニー知事は4日、清朝時代に病気や事故で亡くなった琉球人を埋葬した北京市郊外の「琉球国墓地」跡地を訪れた。

ということで「中国で死去した沖縄出身者」であり、そもそも「林世功(名城春傍)」だけではないので、言いがかりでしかない。
 しかも門田は以下のような悪質なデマ屋です。

門田隆将 - Wikipedia
◆2022年沖縄県知事選でのデマ
 2022年沖縄県知事選挙直前の2022年8月31日、現職知事である玉城デニー候補の演説での「誓いましょう!この選挙で玉城知事と共に、日本政府から、アメリカから、沖縄を取り戻す!」という発言を「独立宣言」「『沖縄は日本ではない』との攻勢を強める中国に呼応する知事」と批判。
 しかしこの発言は玉城が初当選した4年前(2018年)のものであり、また、普天間飛行場の返還や辺野古の新基地建設に反対する文脈上の物であり、独立宣言では全くなく、ましてや中国とは何ら関係がない。琉球新報はこの件について門田にコメントを求めたが、門田は無視し、ツイートを削除や訂正することなく拡散し続けた。
立憲民主党議員名誉毀損訴訟
 2021年10月、立憲民主党参院議員の小西洋之と杉尾秀哉がインターネット上で虚偽情報を流され名誉を毀損されたとして匿名TwitterアカウントDappiを提訴したが、Dappiの該当ツイートは門田が産経新聞に寄稿した記事を要約したものだった。両議員は門田及び産経新聞社にも訴訟を起こした。
 産経新聞は2020年10月25日付の朝刊で、近畿財務局職員の赤木俊夫が自殺した件に言及し「(両議員は)財務省に乗り込み、約1時間、職員をつるし上げている。当該職員の自殺は翌日の7日だった」との門田の記事を掲載していた。しかし、赤木は当時、うつ状態のために休職し自宅療養しており、つるし上げどころか、両議員と接点は全くなかった。2022年10月9日に東京地裁名誉毀損を認定、門田と産経に計220万円の賠償判決を下した。 門田と産経は控訴したが、2023年4月12日に東京高裁は両者の控訴を棄却。一審の賠償命令が維持された。
→これについては例えば「国会議員が職員つるし上げ」表現めぐり産経新聞と門田氏に賠償命令:朝日新聞デジタル(2022.11.9)、産経新聞が2審も敗訴 森友問題の寄稿で立憲2議員の名誉毀損認める | 毎日新聞(2023.4.12)参照

 またデマ以外にも、門田には以下の問題行為もあります。門田はどう見てもまともな人間ではない。

門田隆将 - Wikipedia
◆『風にそよぐ墓標』著作権訴訟
 2010年8月に門田が集英社から出版した日本航空123便墜落事故を扱った『風にそよぐ墓標:父と息子の日航機墜落事故』に登場する77歳の女性遺族が自分が門田に提供した手記(1996年出版)が「記述に利用されるとは思わなかった」として著作権侵害で門田と集英社を提訴。
 2013年3月14日、一審の東京地裁著作権侵害を認定し、出版差し止めと書籍の廃棄、『慰謝料など約58万円の支払い』を命じた。2013年9月30日、二審の知財高裁も一審判決を支持し、控訴を退けた。2015年5月14日、最高裁は門田の上告を棄却。著作権侵害を認め、二審判決が確定した。

 なお、2022年沖縄県知事選でのデマについては以下も紹介しておきます。
「沖縄を取り戻す」玉城氏の発言、編集され拡散 4年前動画で「ミスリード」【沖縄知事選・ファクトチェック】 | 沖縄タイムス+プラス2022.9.2
ネット上で玉城氏を攻撃 デマ飛び交った沖縄知事選:中日新聞Web2022.9.21

*1:温州市党委員会書記、浙江省長、江蘇省党委員会書記、上海市党委員会書記等を経て首相(党中央政治局常務委員兼務)

*2:「一緒に訪れた」というより「玉城氏の墓地訪問に記者が同行取材した」でしょう。