今日の産経ニュース(2023年9/28~9/30日分)

旧統一教会の解散命令、近く裁判所に請求へ 政府、方針固める - 産経ニュース
 事実なら思惑(支持率を上げ、衆院解散を狙うなど)が何であれ大変いいことです。


ブラジルのルラ大統領股関節手術 差別的な発言に批判も - 産経ニュース

 ルラ氏が支持者に「歩行器やつえを使う姿は見せない。まるで手術などしていないかのようなかっこいい姿を見るだろう」と語り、障害者らに対する差別的な発言だとして批判が起きた。

 これが差別だと

◆若く見えるように髪を染めた、顔のシミを除去した→「白髪やシミは恥ずかしいことではない」「老人差別」

ということになりかねませんし、それで果たしていいのか?。もしかして、そもそも「野党支持層による為にする言いがかり、因縁」か。


【産経抄】山口代表が問うた「沈黙の艦隊」のリアリティー - 産経ニュース

「この作品は読んだことはありますか」。
 公明党山口那津男代表は新人議員時代の平成2年5月、衆院内閣委員会で石川要三(ボーガス注:海部内閣)防衛庁長官に質問した。作品とは漫画家、かわぐちかいじさんの代表作「沈黙の艦隊
▼石川氏の答えは「ない」だったが、山口氏はさらに「特に元自衛官からの反応にリアリティーを感じるという発言がみられる」と続けた。物語は、日米の共謀で極秘裏に建造された日本初の原子力潜水艦が、突如として独立国「やまと」を名乗り、既存の世界秩序に挑戦する―という内容である。

 山口の言う「リアリティ」の意味が分かりませんが、かわぐち漫画は「ご都合主義」でしかない。俺個人はかわぐちは「嫌い」ですがそれは「漫画が右翼的」なだけでなく「ご都合主義で大げさなハッタリ*1が多いので白ける」と言う面もあります。
 なお、かわぐちに「絵のタッチが似ているほんまりう*2」と言う漫画家がいますが、かわぐち作品と違い作品が「右翼的ではない(勿論、別に左翼的でもないですが)」「かわぐちほどご都合主義、大げさなハッタリが多くない(但し、そうしたご都合主義やハッタリが全くないわけではない)」と言う意味でかわぐちよりは好感が持てます(但し、別に俺はほんまファンではない)。

 実写版映画が29日から全国公開されている。
 「実写化するなら、いましかない」。
 映画化実現に奔走した主演俳優*3大沢たかおさんは、29日付の小紙「金曜エンタメ」欄で語っていた。かわぐちさんを口説き落とし、安倍晋三元首相をはじめ政府の協力*4も取り付けたという。

 「今しかない」とはどういう意味なのか。
 「自民党改憲運動(あるいは海自の原潜保有)を助長したい」と言う話か。はたまた「中国、北朝鮮、ロシアの脅威ガー」と言う寝言か。大沢とは津川雅彦(右翼映画『プライド』で東条元首相を演じた)のような「右翼的な俳優」なのか。
 「安倍晋三元首相をはじめ政府の協力」と言う辺りには「胡散臭さ」を感じます。幸いなのはこの映画が今のところ、大して話題になってないことですが。


<独自>臨時国会10月20日召集へ 政府・与党が調整 - 産経ニュース
 「もっと早く開けよ」とは思います。
 なお「開会冒頭解散(代表質問すらなし)」「代表質問だけで解散」という邪道をしない限り「10月解散はない」のでしょう。


自民シェルター議連「命守る」 核シェルターを視察 - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げません。「日本の全人口を収容できるシェルター」などおよそ無理でしょうし、一方で「在日米軍自衛隊の反撃」「国際世論の批判」を考えたら日本をミサイル攻撃する国などまずあり得ない。


秋解散?公明ソワソワ 長い臨戦態勢で主戦論強まる - 産経ニュース
 勿論、与野党各党が「あらゆる状況に備えておく」のは当然ですが、常識で考えればとても今の政権支持率では解散などできないでしょう。


【主張】対馬市長の「反対」 地層処分地探しに痛手だ - 産経ニュース
 ちなみにこの核廃棄物の文献調査、対馬以外では北海道の寿都町(すっつちょう)と神恵内村(かもえないむら)が手を上げていますが「核ごみ」処分場、北海道知事が改めて反対示す 国に理解促進求める:朝日新聞デジタル(2023.4.13)ということで鈴木*5北海道知事は現時点では反対表明しています。
 対馬市長、北海道知事は自公系であり「自公の支持を得て当選した首長」ですら反対するわけです。建設は「ほとんど望み薄」と言っていいでしょう。

 今年9月の現市議会では10対8で文献調査の受け入れの請願が採択されていた。
 比田勝氏*6の判断は、民意に背を向けたことにならないか。

 「大多数の市議が賛成ならともかく」、「10対8」の僅差では「反対」は何ら民意に反しないでしょう。
 そもそもそんな物を受け入れたら事故の懸念を恐れる観光客が敬遠して「対馬観光は衰退する」でしょう。「受け入れ」は事実上「対馬観光の未来」を見限ったのも同然ではないか。

*1:まだ内容に賛同できればハッタリも我慢できるんですけどね。

*2:ほんまりう - Wikipediaによればかわぐち(1948年生まれ)の別名義ではなく別人(1949年生まれ、かわぐちが所属した明治大学漫画研究会の後輩)らしい

*3:原子力潜水艦「やまと」艦長の海江田四郎役。その他の配役は竹上首相(笹野高史)、海原官房長官江口洋介)、影山外相(酒向芳)、曽根崎防衛相(夏川結衣)等

*4:沈黙の艦隊 - Wikipediaによると「撮影には実際の海上自衛隊潜水艦が使用されている」

*5:夕張市長を経て北海道知事

*6:対馬市農林水産部長、副市長等を経て市長