「反党裏切り分子」松竹伸幸に今日も悪口する(2023年10/26日分)

五〇年問題と「敵の出方論」の評価を見直す6 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 私が大学生*1の時、(中略)先輩の党員から教えられたのは、「革命の前進に対して自衛隊や警察が襲いかかってきた際、共産党は何百人もの『革命デモ』を組織し、あいつらを包囲して撤退させるのだ」ということでした。
 私はそれを聞いて、武器を持っている自衛隊や警察に対して、五〇〇万人のデモで包囲したからといって、それらが退くことはないだろうな*2と感じました。しかし、公安調査庁の人たちは、先ほどの国会答弁のように、これを「(ボーガス注:共産党が)不穏分子をたたきつけてやろう*3という問題」だと捉えているのです。

 公安庁の主張は完全な言いがかりです。相手はまともな論理を展開してるわけではないし、何を言っても聞く耳を持つわけがない。
 松竹の主張は

◆『山本宣治の暗殺』『小林多喜二の虐殺』には共産党側にも問題があった(極右の黒坂真などは実際そうツイートしていますが)
◆515事件(海軍青年将校が犬養首相を暗殺)、226事件(陸軍青年将校が斎藤内大臣、高橋蔵相を暗殺)は海軍青年将校や陸軍青年将校を憤激させた政府の側にも問題があった
◆浅沼社会党委員長の暗殺は社会党にも問題があった
ウクライナの対応に問題があるからプーチンロシアが侵攻してきた
◆未だにプーチンロシアに融和的な国があるのはウクライナに問題があるから
ハマスの対応に問題があるから米国が安保理決議で拒否権を発動した

と言うくらいの暴論です。

 共産党の側は「あれは一方の側の行動だった」として、反省する素振りがありません。

 いやいや「あれ(暴力闘争)は徳田分派の行為だった、徳田分派は党内批判派を無視し独裁的に党運営をしていた(だから党内批判派の一人である宮本氏は関係ない)」とする評価の是非はともかく、「だから、徳田分派のような無法は許さない、まともな民主的な党運営をしていく」「勿論、暴力行為など今後しない(実際してない)。あくまでも選挙等、平和的方法で政治変革をしていく」というのは十分「反省する素振り」でしょう。
 大体この松竹の言い分では「あれは党の行為ではなく、一方の側(四人組、林彪など一部の反党分子)の行動だった、文革後、実権を握った幹部(典型的には鄧小平)には責任はない」とする中国共産党は「また文革をやるかもしれない」という無茶苦茶なことになりかねない。
 そして、「反省する素振り」がないのは「自分の行為は反党行為ではない」と強弁する松竹の方です。
 「有罪を認めた上で情状酌量を狙う(例:自殺幇助を認めた市川猿之助)」ような「反党行為を今は反省してる、許して欲しい。除名は処分として重すぎる、もっと軽い処分(一時的な党員権停止、党役職の解任(松竹に限れば恐らく無役でしょうが)など)にしてくれ」ならともかく「反党行為ではない」と言う態度では「来年1月15日の党大会で除名処分撤回を目指す」なんて到底無理でしょう。
 松竹が除名されたのが「今年の2月6日(例えば松竹伸幸氏の除名処分について/2月6日 日本共産党京都南地区委員会常任委員会 京都府委員会常任委員会)」です。それから今日(10/28)で「約8ヶ月20日」が経ったわけですが、「超少数派の松竹信者(松竹ブログの常連コメンターなど)」を除き、明らかに党内外に「松竹氏の除名を撤回せよ」なんて運動は盛り上がっていません。
 8ヶ月経ってそんな運動が盛り上がらなかったのに「来年1月15日」までの「約2年15日」で運動が急激に盛り上がる可能性は皆無でしょう。
 それ以前に松竹自身が

あの人は今!? - Wikipedia参照
【名前順】
◆アントン・ウィッキー(1936年生まれ)
 日本テレビズームイン!!朝!』(1979~2001年)の「ウィッキーさんのワンポイント英会話」(1979~1994年)に出演
一龍斎春水(いちりゅうさい・はるみ:1952年生まれ)
 日本テレビ宇宙戦艦ヤマト」(1974年)のヒロイン「森雪」役で人気を博した。現在は講談の世界に転身しそちらがメインだが、麻上洋子の芸名で今も声優として活動。
◆栗良平(1954年生まれ)
 1989年にブームとなった童話『一杯のかけそば』の作者。しかし「北海道大学医学部卒」の自称が虚偽である事や、滋賀県で寸借詐欺をしたことが明らかになり、表舞台から姿を消すこととなった
高野浩和(1967年生まれ)
 TBSの人気ドラマ『スクール☆ウォーズ』(1984年10月~1985年4月)で「イソップ」のあだ名を持つ学生「奥寺浩」役で出演し人気を博したが現在は芸能界を引退。『あの人は今』出演時はカツラメーカー「アートネイチャー」社員
西川和孝(1967年生まれ)
 日本テレビ子連れ狼』(1973、1974年)に主人公『拝一刀』(演:萬屋錦之介)の息子『大五郎』役で出演するが後に芸能界を引退。1999年に強盗殺人を起こし2000年に無期懲役判決
松崎真(1932~2015年)
 1971年7月から1984年9月まで日本テレビ笑点大喜利コーナーで、現在も座布団運びを務める山田隆夫*4の『前任の座布団運び役(5代目)』を務めたことで有名だが後に芸能界を引退

等が出演した日本テレビ『あの人は今』(1995~2007年)状態ですが。
 勿論、1月の党大会に出てくる中央委員の顔ぶれも「現在とほとんど変わらない」でしょうし、志位氏が仮に委員長を退任するとしても後任は「小池書記局長」「田村政策委員長」等「志位執行部の幹部の昇格」でしょう。それで松竹の除名処分が1月大会で撤回されるかどうか。言うも馬鹿馬鹿しい。松竹が「政治的惨敗(除名撤回の失敗)の表面化」を恐れて何もしない可能性すらある。
 勿論「除名処分の維持は酷い」という「マスコミの批判」「松竹シンパの盛り上がり」を期待して、松竹が撤回要請する可能性もありますが、「除名処分の維持はほぼ確実」なのでマスコミも「産経のような反共極右」を除いて多分あまり騒がないでしょう。松竹シンパは盛り上がるかもしれませんがそんなものに社会的影響力は皆無です。
 正直、松竹も内心では「1月の党大会での政治的敗北」が「ほぼ確実であること」を自覚して、その後の動き(非党員としての党外からの政治活動、袴田里見がやったような『除名無効の民事訴訟』等)も今から考えてるでしょう。但し、当初は「除名撤回が可能」と考えたのか、はたまた「除名撤回の実現可能性が低くても、そのようにぶち上げれば党内外から注目が集まる*5」と考えたのか、いったん「1月の党大会で除名撤回を目指す(それまでは民事裁判も党外からの政治活動もしない予定)」とぶち上げたが故に現時点では「除名撤回を諦めた」「裁判闘争や党外からの政治活動に移行する」とは面子から言えないだけでしょう。

 六〇年代末の学園紛争の際、極左暴力集団が暴力で共産党や民青同盟に襲いかかってきた際、共産党は「不法な暴力に対して正当防衛の実力行使は許される」という「赤旗」主張を掲げ、時には角材なども手にして、暴力集団を追い詰めるまで徹底的に戦ったこともあります。

 本当に「極左学生が襲撃した時への反撃限定(共産や民青による先制攻撃はないし、必要限度の範囲で反撃する)」なら、正当防衛でしかないでしょう。
 正当防衛すら否定するのではそれこそ「無抵抗主義だから共産は憲法九条擁護なのか(勿論九条擁護は無抵抗主義ではない)」という因縁を助長すらしかねない。
 そして現在、その種の「極左暴力集団の大学での暴力」も多分皆無でしょう(というか学生運動自体が昔ほどの力がないという困った状況ですが)。
 そんなことで「敵の出方論」での公安庁の言い分に正当性があるかのような物言いとはどれほど松竹も恥知らずなのか。
 ちなみに、小生が過去に拙記事で何度か好意的に紹介した「法政大学名誉教授」五十嵐仁氏*6は大学生時代、民青の活動家だったが故に、極左暴力集団に襲撃され、片目を失明する被害を受けています(例えば7月22日(水) 残された左目を殴られたのは1972年2月28日のことだった:五十嵐仁の転成仁語:SSブログ(2015.7.22)参照)。

 共産党はこの問題に答える必要があります。私はこの問題を次のように考えます。

 というので結論を期待しましたが何も書いておらず次に引っ張るようです。松竹ごときがそんなことをしても、松竹信者以外は「次に引っ張らずに今書けよ、そんなんで注目を集めようなんて、どんだけ自己意識が肥大化してるんだよ。お前ごときがそんなことしても注目なんか集まらないよ(呆)」と呆れるだけでしょうが。
 なお、以上は松竹記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。「自由な言論」と言いながら賛同コメントしか掲載せず、批判コメントは掲載拒否する松竹のデタラメさには心底呆れます。そんなことだからいつまで経っても松竹支持が広がらない。


五〇年問題と「敵の出方論」の評価を見直す4 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba

 11月に党大会に向けた再審査請求書を出した後、その実現のための活動を活発化させます。各地を回って対談し、それをYouTube動画にもアップしていきます。その予告編をご覧ください。

 現時点において何ら松竹の活動は「世間の話題になってない」ので今後も話題にならないでしょう。
 各地を回って対談と言っても「対談相手は代わり映えのしない、いつもの類友」でしょうし。
 「見たくもない」予告編(4分55秒)を「対談相手が誰か」知りたくて「我慢して視聴しました」が

リベラル21 時代と社会の流れが政治のあり方を決める、政党はその変化を受け止めなければ生き残れない、「身を切る改革」が必要なのは共産党だ、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その3)広原盛明*7京都府立大学名誉教授(1938年生まれ、今年で85歳))によれば、『日本共産党への提言』(2023年、花伝社)を刊行し、その中で『2名の党員(松竹や鈴木)を除名したことは、さらに共産党に対する評価を下げることになった』として党を非難し、松竹や鈴木を擁護したらしい碓井敏正*8京都橘大学名誉教授(1946年生まれ、今年で77歳)
◆以前から松竹支持の立場を表明している醍醐聡*9東大名誉教授(1946年生まれ、今年で77歳)
→なお、穀田衆院議員(党選対委員長兼国対委員長)が1946年生まれです(次の選挙での引退を表明)。

と言うことで予想通り「対談相手は代わり映えのしない、いつもの類友」でした。そして正直、「大学教授」とはいえ「失礼ながら」彼らは松竹が自慢するほど「著名ではない」でしょう。
 まあ俺の言う「著名」は

◆「家永教科書訴訟」で知られる家永三郎・東京教育大名誉教授(1913~2002年:享年89歳)
◆「フェミニズムについて無関心な人間」でも名前ぐらいは知ってる上野千鶴子・東大名誉教授(1948年生まれ、今年で75歳)
◆「慰安婦研究の第一人者」である吉見義明・中央大名誉教授(1946年生まれ、今年で77歳)

などのビッグネームを想定していますが。上野氏や吉見氏レベルの「ビッグネーム」が松竹と対談すれば少しは話題にもなるでしょうが(但し現状ではそんなことはありそうにもない)。
 しかも対談相手に

◆伊藤知代(かもがわ出版編集者、つまり松竹の同僚)

なんて無名人まで引っ張り出してるのだから失笑物です。しかしこうなると「かもがわ出版が会社ぐるみで松竹の政治運動を支援している」疑惑が否定できません。同僚だからと言って普通ここまで松竹の政治運動にコミットしないでしょう(しかも「かもがわ出版社員」の肩書きを公然と出して松竹の政治運動に加担)。
 そして松竹(1955年生まれ、今年で68歳*10)といい「対談相手の類友碓井や醍醐は1946年生まれ)」といい高齢者ばかりなのが噴飯物です。よくもまあこれで「共産の党員構成」が高齢化しているなどと抜かせたもんです。松竹と類友の方こそ「若者の支持」がどれほどあるのか?
 松竹が世間に飽きられ「あの人は今」となるのもある意味当然です。
 なお、以上は松竹記事に投稿しますが掲載拒否でしょう。「自由な言論」と言いながら賛同コメントしか掲載せず、批判コメントは掲載拒否する松竹のデタラメさには心底呆れます。そんなことだからいつまで経っても松竹支持が広がらない。

*1:松竹は1955年生まれなので、1970年代前半。なお、1970年代前半にはあさま山荘事件、テルアビブ空港乱射事件 (1972年)等が起きている。

*2:日本の左派運動の現在の力で「500万人のデモ」で包囲できるかどうか(残念ながら無理でしょう)はともかく、そういう状況下で武器を使うほど自衛隊や警察も無法ではないでしょう。

*3:原文のまま。勿論「たきつけてやろう」が正しい。

*4:1956年生まれ。1973年にずうとるびを結成し、歌手デビュー(1977年にずうとるびを脱退)。1984年10月から『笑点大喜利コーナーでの6代目座布団運び役に就任

*5:実際にはどう見ても注目など集まっていませんが。

*6:1951年生まれ。【1】全国革新懇代表世話人を務める、【2】2016年1月の東京都八王子市長選では共産、社民の支援を受けて立候補(残念ながら敗北)、【3】『戦後政治の実像』(2003年、小学館)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)等、大手出版社から著書を刊行する一方で『保守政治リストラ戦略』(1995年、新日本出版社)、『「戦後革新勢力」の源流:占領前期政治・社会運動史論1945-1948』(編著、2007年、大月書店)、『「戦後革新勢力」の奔流:占領後期政治・社会運動史論1948‐1950』(編著、2011年、大月書店)、 『対決安倍政権』(2015年、学習の友社)、『活路は共闘にあり』(2017年、学習の友社)、『打倒安倍政権』(2018年、学習の友社)等、共産党の深い関係があるとされる左派出版社からも著書を刊行、という「筋金入りの共産支持者」です。

*7:著書『開発主義神戸の思想と経営』(編著、2001年、日本経済評論社)、『日本型コミュニティ政策:東京・横浜・武蔵野の経験』(2011年、晃洋書房)、『観光立国政策と観光都市京都』(2020年、文理閣)、『評伝・西山夘三』(2023年、京都大学学術出版会)等

*8:著書『現代正義論』(1998年、青木書店)、『グロール・ガバナンスの時代へ』(2004年、大月書店)、『グローバリゼーションの権利論』(2006年、明石書店)、『格差とイデオロギー』(2008年、大月書店)、『成熟社会における人権、道徳、民主主義』(2010年、文理閣)、『革新の再生のために』(2012年、文理閣)、『成熟社会における組織と人間』(2015年、花伝社)、『教科化された道徳への向き合い方』(2017年、かもがわ出版)、『しのび寄る国家の道徳化』(2020年、本の泉社)、『日本共産党への提言』(2023年、花伝社)等

*9:著書『日本の企業会計』(1990年、東京大学出版会)、『労使交渉と会計情報:日本航空における労働条件の不利益変更をめぐる経営と会計』(2005年、白桃書房)、『消費増税の大罪:会計学者が明かす財源の代案』(2012年、柏書房)など

*10:ちなみに福島社民党党首が1955年生まれ