石破氏、パーティー収入不記載事件巡る処分に「大勢の納得が大事」 - 産経ニュース
共産党・小池氏、自民党の離党勧告「重い処分でない」 - 日本経済新聞
「離党勧告」に関し「すぐに元に戻してしまう。決して重い処分とは思わない」と述べた。2021年の新型コロナウイルス禍に銀座のクラブを訪れ離党勧告処分を受けた松本純元国家公安委員長がおよそ1年で復党していると指摘した。
泉房穂さん、「安倍派元幹部に離党勧告へ」報道を「刺客なしなら重くもなんともない」と一刀両断:中日スポーツ・東京中日スポーツ*1
選挙区に自民党の対立候補を出さなければ、離党の意味はないと指摘した。その上で「次の選挙で当選したら、禊が済んだとして復党させるのがバレバレだ」とバッサリ。
等、世論に関係なく「何故除名にしないのか」「ほとぼりが冷めたら復党させるのではないか」等、自分の評価を述べてる人間と違い、石破個人は「処分をどう思うのか?」が言えず「世論に評価されることが大事」としか言えない点が全く呆れます。
「岸田から干されてること」「石破派には裏金問題が浮上しなかったこと」で岸田批判派の支持を集めてることを自覚してるが故に「うかつなことを言って『岸田に甘い』と非難され、岸田批判派の支持を失いたくない」が、一方で「処分が甘い」と岸田批判したが、世論は「処分に肯定的」、あげく怒った岸田にさらに干されることも嫌だ、全ては「世論調査の判断待ち」という態度なのでしょう。
<産経抄>教科書に「サザエさん」もびっくり - 産経ニュース
フジテレビ系の「サザエさん」は今年10月に放送開始から55周年を迎える。3月31日には「前祝い」として1時間スペシャルが放送されたので、本稿締め切りを気にしながら、つい見てしまった。
▼「美味しい歴史の旅」では、カツオの成績の悪さを知った波平の双子の兄、海平から福岡の太宰府天満宮に学業の祈願に誘われて、一家で出かける。そして現地で知り合った大学教授の父娘と、奈良の平城宮跡、宮城の多賀城跡へと全国縦断する。日本の歴史や食文化の話なども盛り込まれていて楽しい。
▼「サザエさん*2」は日本の家族の象徴だと思っていたら、そうでもないらしい。令和7年度から使われる中学教科書の検定結果を見てびっくりした。技術・家庭(家庭分野)の教科書では家族の「多様性」をことさら強調する教科書が目立つ。
▼申請段階で「様々な家族」と題したページを設けた教科書もあった。女性カップルが血のつながりのない子供たちを育てる物語の絵本「ふたりママの家で」を参考として掲載し、「『ふたりママ』ってどういうことかな」という問いを記した。ペットや趣味のギターも「家族」であるかのような記載もあった。
▼検定ではページ全体として学習指導要領に照らし扱いが不適切との意見がついた。指導要領は家族や家庭の基本的機能を理解させることを挙げているが、家族そのものを考えさせるのは範囲外だという。基本を欠き、何が「多様性」か、子供たちは混乱する。多様性が好きな左派教師*3も「サザエさん*4」で日本の良さを学び、新年度に臨んではいかがか。
途中まではまともなサザエさん宣伝だったのが突然「反LGBT」になる産経らしいアホ記事です。
なお、「ギターはともかく」ペットについてはサザエさん(飼い猫のタマ)においても家族扱いかと思います。
*1:パワハラ辞任「泉」など評価しませんが、ここでの主張それ自体は正論と思い紹介しました。
*2:ここで「ドラえもん、クレヨンしんちゃん(テレビ朝日)」等を持ち出さず「サザエさん」なのはやはり産経系列「フジテレビ」だからか?(同じフジの「ちびまる子ちゃん」でないのは「サザエさん」の方が昔からやってるからか?)
*3:「外国人児童や障害者児童、LGBT児童等のマイノリティ児童を『多様性』として認めず、差別するのが右派教師ですか?」「イスラム児童に豚肉を無理矢理食わせたりするんですか?」と聞きたくなります(勿論皮肉)。というか「政治家の靖国参拝」では「多様性として認めろ」と強弁する産経が良くもいったもんです。産経が「嫌いな多様性(夫婦別姓、同性結婚、女性天皇など)」を「日本の伝統に反する」等として嫌う一方で「好きな物(例:政治家の靖国参拝)」は「多様性として認めろ」というのはご都合主義でしかない。
*4:サザエさんが「日本ウヨの差別」に迎合するマンガであるかのように描き出す産経には「サザエさんが迷惑だ」と呆れます。サザエさんも「この種の差別バカ」への「反論(?)」として作品内に「外国人や障害者、LGBTといったマイノリティ」を(登場させることには困難もあるでしょうが)「カツオやワカメの同級生」「マスオの同僚や取引先相手」等として今後、積極的に出してはどうか。