今日の産経ニュースほか(2024年4/3~5日分)(追記あり)

萩生田氏、党役職停止なのに都連会長は継続 岸田首相が答弁 野党「実質おとがめなし」と批判:東京新聞 TOKYO Web

 岸田文雄首相(自民党総裁)は5日の衆院内閣委員会で、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて、安倍派の萩生田光一政調会長に下した「党役職停止」の処分は党本部の役職のみが対象で、萩生田氏が務める東京都連会長職には適用しないとの認識を示した。立憲民主党の山岸一生氏への答弁。
 これに対して山岸氏は、既に萩生田氏が裏金問題を受けて政調会長を辞し、現在は党の役職に就いていないとして、「実質おとがめなしだ」と批判。

 こんな甘い処分で国民が納得すると思ってるのかと呆れます。「党役職停止」なら都連会長を更迭するのが当然です。


和歌山信愛短大が男女共学に 名称変更へ - 産経ニュース
 「女子学生だけでは経営が成り立たない」のでこうした「共学の流れ」はもはや不可避なのでしょう。


「自民長谷川氏にお礼を」 北海道庁で各部に一斉メール 予算要望取りまとめる課から - 産経ニュース
 「これは北海道だけのことではないのだろう」「日本全国で同様のことがあるのだろう」と思って憂鬱になります。


<産経抄>「殉法」の人どこに、自民党の処分 - 産経ニュース
 「モリカケ桜の安倍」をかばった産経が「裏金疑惑での処分が甘い」「たとえ悪法でも法律に殉じるような殉法精神(例:法律家が違法行為はできないとして、食糧管理法違反の闇米を拒否して餓死した山口判事)は自民にないのか」とは良くも言ったもんです。
【参考:山口判事】

裁判官 山口良忠 - ケアニュース by シルバー産業新聞|介護保険やシルバー市場の動向・展望など幅広い情報の専門新聞
 山口裁判官は、ヤミ米の所持で食糧管理法違反に問われた人の裁判を担当。取り締まる立場の裁判官自身がヤミ米を食べてはいけないと考え、配給は子どもに与えて、夫婦で口にしなかった。畑で芋を作って栄養改善に努めたらしいが、ヤミ米を絶って1年、1947年10月に栄養失調となり33歳で死亡した。「判事として正しい裁判をしたい。闇にかかわっている曇りが少しでも自分にあったならば、自信がもてないだろう。倒れるかもしれない。死ぬかもしれない。しかし、良心をごまかしていくよりはよい」と、生前に語っていた。
 東京高等検察庁の黒川弘務検事長が、産経と朝日の記者と賭け麻雀をしていたことを週刊誌にすっぱ抜かれ、訓告処分となり辞職に追い込まれた。検事にも賭け麻雀の常習者がいて、検事長にまでなるのだと驚いた。
 黒川元検事長は、山口良忠裁判官の言葉をどう聞くのだろうか。

山口判事の生き方、舞台に 白石町出身、戦後に闇米拒んで餓死 8月に名古屋公演 同郷の白武さんらが方言指導 | 行政・社会 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞
 戦後に闇米を拒んで餓死した山口良忠判事(白石町出身)を描いた舞台「テミスの女神」(戦争を語り継ぐ演劇公演の会主催)が、8月に名古屋市で上演される。白石町の白武留康さん(85)らが佐賀弁の方言指導を担当し、同郷の傑物を巡る物語で戦争を考える脚本に携わった。
 山口判事は食糧難だった太平洋戦争後、食糧管理法に反した闇米を拒否し栄養失調で亡くなった。舞台では人々が生きるために法を犯し、それを裁く立場である山口判事が「良心に従って生きたい」と闇米を拒否して故郷で没する。残された妻の思いや偉大な父の影を背負って生きた息子たちの心境までを伝える。
 白武さんは「職務を全うした判事の精神は立派だが、闇米を拒否し周囲の人々を悲しませた選択は人が生きる姿として正しいのかは分からない」とし、「その答えを示さず、観客に考えさせる作品だから心に残る。残された子どもが複雑な心境を語る最後の場面は圧巻」と脚本の完成度を評価する。「明らかなのは、この悲しい出来事の原因は戦争だということ。判事の生き方を賛美するより、私たちはそれを重く受け止めなくてはならない」と強調していた。

闇米拒み「命懸けて信念貫く」 山口良忠判事(白石町出身)の生き方学ぶ 佐賀農業高で講演会 | まちの話題 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞
 戦後の食糧難時代に闇米を拒み続け餓死した白石町出身の山口良忠判事の生き方について学ぶ特別授業が6日、同町の佐賀農業高であった。同校の元校長の山口保義さん(79)が山口判事の人となりやエピソードなどを伝え、「今後の人生の参考にしてほしい」と呼びかけた。
 山口判事は1913(大正2)年、白石町生まれ。42(昭和17)年に東京地裁の判事になった。戦後、闇米を食べながらそれを扱う人を裁くことはできないと考え、体調を崩しても拒んできたという。47(昭和22)年、栄養失調が原因で肺の病気にかかり、33歳の若さで亡くなった。
 山口保義さんは山口判事の生き方に感銘を受け、講演活動を続けてきた北海道の弁護士の故山形道文さんの取り組みを受け継ぎ、佐賀県内外で紹介している。
 本山彩花(あやか)さん(18)は「自分も社会に出るに当たり、信念を持って生きていきたい」と感想を述べた。
 山口さんは「郷土の偉人を、これからも機会を設けて伝え続けたい」と話した。


<主張>岡口判事を罷免 国民常識にかなう判断だ 社説 - 産経ニュース
 タイトルだけで「唖然」ですね。
 死刑判決(あるいは無期判決)でも「国民の常識」云々という産経ですが「国民の常識」なんてもんは判決において全く「有害」でしょう。問題は「法的に正しいかどうか」です。
 なお、岡口氏罷免については論じるだけの能力がないですが「彼の言動に仮に問題があったとしても、職業を奪うほどの大罪だろうか」「処分するにしても、『1年間の党員権利停止、役職就任停止(自民)』のような『1年間の職務停止』などもっと軽い処分でいいのではないか」とは思います。罷免(職業を奪う)とはそんなに軽い問題ではない。


阪神は2カード連続負け越し 岡田監督「ちょっと想定外やな」 - 産経ニュース
 試合は始まったばかりとは言え、昨年「2位の広島」「3位のDNA」が前評判通り、順当に上位なのに対し、優勝チーム・阪神だけが最下位に低迷です。「優勝(2022年)の翌年(2023年)に5位のヤクルト」のような悲劇になるのかどうか?
 「3年(2021~2023年)連続優勝」オリックスも5位という意外な低迷です。一方で2年連続最下位の日ハムは3位と現時点では好調です。阪神オリックス、日ハムが果たして今後どうなるか。
【4/7追記】
 まだ「試合を始まったばかり(8試合程度しかやってない)」「ともに6勝2敗で首位のDNA、ソフトバンクを除き混戦状態」ですが、上に書いたのとは多少、順位が変わってきました。阪神が4勝4敗と勝率を5割にし、一方、当初好調だった広島は「3勝4敗」と逆に負け越しです。巨人(去年4位)は3勝5敗の5位、ヤクルト(去年5位)は2勝4敗の6位と「今年も駄目なのか?」と言いたくなる不調。
 一方、中日(去年6位)は現時点は4勝3敗の2位と健闘しています。


<産経抄>脅しに屈さず、『トランスジェンダーになりたい少女たち』発売 - 産経ニュース

 海外で評価を得た同書の発行を見送れば、それこそ〝書物の敵〟になる。

 実際には海外でも良識派は批判し、擁護するのは「産経のようなトンデモ右翼」だけなので「デマカセも大概にしろ」ですね。 
 大体、ピューリッツアー賞を受賞し、実際に海外で評価されたハーバート・ビックス*1昭和天皇』(邦訳は2002年、講談社→2005年、講談社学術文庫)を「昭和天皇美化」の立場から非難した産経が良くもいったもんです。


<主張>翻訳本発売に脅迫 言論封じの暴挙許されぬ 社説 - 産経ニュース
 南京事件を取り上げたアイリス・チャン『ザ・レイプ・オブ・南京』の翻訳刊行*2に反対した*3くせによくも「刊行反対自体が言論封じ」といえたもんです。勿論「暴力による脅し*4」はともかく「言論による刊行批判」は「正当な主張なら」何ら言論侵害ではない。
 「言論による刊行批判」を産経のように誹謗する方がよほど「言論侵害」です。
 既に米国において「トランスジェンダー差別」「事実に反する」と非難されている本を「正当な主張」であるかのように翻訳する行為は非難されて当然です。
 とはいえ、「翻訳中止を決めた」角川と違い「常識の欠落した産経」が刊行する以上「刊行中止を求める」一方で「産経本に対する批判」を「批判著書刊行」等で批判派は行っていく必要があります。

*1:ニューヨーク州立大学ビンガムトン校名誉教授。著書『象徴天皇制への道:米国大使グルーとその周辺』(1989年、岩波新書)、『戦争犯罪と国家の倫理』(2015年、凱風社)

*2:邦訳は『ザ・レイプ・オブ・南京』(2007年、同時代社)

*3:勿論、この種の「刊行反対」をウヨが主張したことは他にもあります。

*4:勿論、産経が「暴力による脅し(例:『平和の少女像』を展示したあいちトリエンナーレへのウヨの脅し)」について常に批判するかと言えば全くそうではない。