第1期で日本人拉致問題に精力的に取り組んだトランプ氏
拉致被害者家族会相手の「社交辞令」しかしてないトランプを随分と過大評価するもんです。
金与正副部長による水面下の日朝接触暴露
金与正が「日本と首脳会談の用意がある」としただけの発言を勝手に「水面下の日朝接触暴露」と曲解するのには呆れます。
各党代表から救出への方途を伺います。
といったところで今回も「社民、共産、れいわ」は招かないのでしょう(招いて欲しいわけではないですが)。
そもそも救出の方途などあえて言えば「聞く必要もない」。
「日朝交渉」以外に解決法は無いし、交渉の細かい部分については「外交権限を持つ与党(自民、公明)」ならともかく野党にどうこうする力などないからです。
横田哲也(横田めぐみさん弟、家族会事務局次長)
北朝鮮の冬は日本より厳しく、食糧そしてエネルギー*1が慢性的に不足しており、日本人拉致被害者が厳しい環境の中で過ごさざるを得ないことが心配でならない思いです。無事に生きていくことが出来るだろうかと毎日思っているところです。
無事に生きていくことが出来るだろうかと言いながら、哲也が即時一括全員帰国に固執するのは理解不能ですね。そんなに心配するなら「段階的帰国でもいい。とにかく一人でも早く帰国させよう(特に久米裕氏(1925年生まれ:存命なら今年で99歳)、曽我ミヨシ氏(1932年生まれ:存命なら今年で92歳)、原敕晁氏(1937年生まれ:存命なら今年で87歳)といった高齢の拉致被害者*2は)」とはならないのか。
あるいは「拉致被害者支援のために、北朝鮮への食料やエネルギー(石炭、石油等)の支援をしよう」とはならないのか(実際には、商取引どころか、そうした人道支援を否定しているのが哲也ら家族会ですが)。
また、そう言いながら哲也が「拉致被害者は全員生きてる(病気等で死んだ人間はいない)」と決めつけることも理解不能です。
「単にお涙頂戴狙いで無事に生きていくことが出来るだろうかと言ってるだけではないのか?。だから『即時一括全員帰国』に固執するなど、つじつまの合わないこと、道理に反することが出てくるのではないか?」と疑いたくなります。
櫻井よしこ(司会:国家基本問題研究所理事長)
今日は林*3官房長官が来られる予定でしたが、参議院の予算委員会があるということで、辻清人*4副大臣にお願いいたします。
小泉訪朝直後なら「何故、官房長官(拉致担当相)が来ない」と悪口していたでしょうが、拉致が風化した今、随分と腰砕けになったもんです。
呆れて二の句が継げませんね。
改憲論をどう評価する*5にせよ「小泉訪朝で5人の拉致被害者が帰国した」以上「九条改憲しなければ拉致解決ができない」「九条改憲すれば拉致解決が進む*6」と言う関係にないことだけは確かです。
「自衛隊の出撃で拉致被害者を取り戻す」なんてことは拉致被害者の居場所が分からないのだから現実的ではない。
なるほどこれでは巣くう会や家族会が「護憲政党である社民党や共産党」を集会に呼びたがらないのも当然でしょう。
いずれにせよ、こんなバカなことを言ってるようでは俺のような護憲派は「あんたら拉致右翼とはつきあえない」「拉致解決と九条改憲と何の関係もない」「こじつけと屁理屈も大概にしろ」「あんたら拉致を解決したいんじゃなくて、拉致を九条改憲の口実に政治利用してるだけだろ」としか言いようがない。
何せここでの櫻井主張は「北方領土や竹島の返還を求める集会」で「領土返還のために九条改正を!」「島を自衛隊で取り戻す選択肢を否定すべきではない」と言うくらい非常識な暴論です(そしてそんな暴論は「北方領土や竹島の返還を求める集会」ではされてないと思います。いかに拉致集会が「改憲右翼の集会」化して、異常かと言うことです)。
こうした状況について「拉致を九条改憲のダシに使うな」と巣くう会を批判したら、家族会を除名されたのが蓮池透氏であり、それ以降「改憲右翼」以外は(特に左派や護憲派は)は巣くう会や家族会に距離を置いてきたと言っていいでしょう。
櫻井よしこ(司会:国家基本問題研究所理事長)
憲法改正を第一歩として、日本国が国家としての資格を備えるようにならなければならない。そういう時期だと思います。
既に上で指摘しましたが拉致解決と改憲は全く関係ないので心底呆れます。
*1:要するに石炭、石油など暖房の材料と言うことですね。
*2:勿論年齢を考えれば死去していてもおかしくないですが。勿論、存命者もいますが「大田昌秀(元沖縄県知事、琉球大学名誉教授:2017年死去)、 野中広務(元自民党幹事長:2018年死去)、橋田壽賀子(脚本家:2021年死去)(久米氏と同じ1925年生まれ)」「横田滋(元拉致被害者家族会代表:2020年死去)、小林亜星(作曲家:2021年死去) 、石原慎太郎(元都知事:2022年死去)(曽我氏と同じ1932年生まれ)」「小渕恵三(元首相:2000年死去)、橋本龍太郎(元首相:2006年死去)(原氏と同じ1937年生まれ)」等、「彼らと同じ年生まれの故人」は多数います。
*3:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相、岸田内閣外相、官房長官(拉致担当相兼務)等を経て石破内閣官房長官(拉致担当相兼務)
*4:第4次安倍、岸田内閣外務副大臣等を経て石破内閣内閣府副大臣
*6:というか当初は巣くう会は九条改憲など言っておらず「北朝鮮は経済がガタガタだから日本が経済制裁すれば降参する」と放言していたのが、実際には中露の経済支援もあってそんなことはなかったら、自らの主張の誤り「経済制裁すれば降参する」を反省するどころか「九条改憲」を放言し出すから呆れます。勿論「九条改憲」にエスカレートしたのは次第に「巣くう会が九条改憲を放言しても、家族会は付いてくるし、マスコミや護憲派(共産党、社民党など)も、家族会に遠慮してあまり批判しない」と思い上がったという面もあるでしょうし、残念ながら実際その通りでしょうが。但し、そうした状況を「改憲右翼以外」は苦々しく思い、当然ながら巣くう会や家族会と距離を置き、拉致の風化を助長することになります。