読まないと理解できない感想が多いですがご容赦ください。読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明の感想の形で書いていきます。
定価UPで(ボーガス注:今週号から480円から)550円に。一気に(ボーガス注:70円も)上がりましたね。やはり扱うコンビニが一気に減って*1、部数が厳しいって事なのかな。
どうなんですかね。「550円」と言う値段はページ数の違い*2等があるので単純比較できないとはいえ「他のまんが雑誌」と比べて「安くはないが、割高とまでは言えない(グランドジャンプ3/5発売号の「ハボウの轍:公安調査庁調査官・土師空也」(ナガテユカ)が酷すぎる - bogus-simotukareのブログで紹介したグランドジャンプ(集英社、520円)など他雑誌も多くはその程度の値段、むしろ以前の480円は若干安い方)」ものの、70円も上げると、かえって「購入が減ってむしろまずい」気もしますが。
なお、先日、TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」の「現場にアタック」(テーマは、「消滅する町の本屋」)でも指摘がありましたが
週刊現代 - Wikipedia
2025年3月31日発売号より隔週刊となることが発表
だそうです。まあ、どこも苦しいわけですね。大手の講談社ですら、主力雑誌が「週刊が維持できずに隔週刊」です。TBSのインタビューに応じた「町の本屋さん*3」が「週刊現代が隔週誌(雑誌名は隔週現代?)になるのは講談社も苦しいでしょうが、我々本屋も苦しい。週刊誌は一定の売り上げが毎週予想できるけど、本というのは全く売り上げが予想できません」「週刊新潮、文春、ポスト(小学館)等も、週刊現代のように隔週誌にならない保証はないし、そもそも既に休刊した週刊朝日(2023年5月で終了)のように休刊しない保証もない。頭が痛いです」「最近は売り上げが確実に減ってますね。物価高の中、ほとんどの人間は衣食住(食料品、衣料品、生活雑貨)>本の訳です。仕事等で必要な実用本ならともかくよほどの本好きでない限り、本は簡単に支出を減らされる」「今は電子書籍、アマゾン通販、コンビニ販売、TSUTAYAなどライバルが多いから経営が大変」(記憶による俺の要約)と語っていました。小生も本屋に行くのが面倒臭くてセブンイレブンのセブンネットショッピング|本・雑誌・CD・DVD 通販(つまりコンビニ販売)で雑誌(月刊前衛など)購入してますからね。
なお、「漫画ゴラク」の版元である「日本文芸社」ですが以下の記事がヒットしました。今回の値上げも「新社長の経営判断」ではあるのでしょう。
マイナス6億円からの社長日記 Day-0|竹村響 Hibiki Takemura2025.2.26
縁あって日本文芸社という老舗出版社の社長を務めることになりました。
赤字出版社の立て直し。
今回のスタート地点はマイナス6億円。
日本文芸社という会社は創業70年くらいの出版社の中ではなかなかの老舗で、数年前にライザップグループから売却されて電子書籍取次の会社である一部上場企業メディアドゥの完全子会社*4になりました。
知名度があるのは「週刊漫画ゴラク」。青年週刊漫画誌の老舗です。3期連続赤字が濃厚、ということで、この「3期連続」というのはだいぶヤバいです。倒産、民事再生、減損……不吉な単語が浮かんできます。崖っぷち。
出版社は資本主義に向いてない(第一回) 寄稿・日本文芸社 竹村 響 | 株式会社メディアドゥ
空襲で焼け野原になった神田駅前の土地を買い集めて大成功した不動産王が、土地も建物もいっぱいあるので何か商売でもするか、と様々なことを始めさせた中のひとつに出版業、日本文芸社が。
順調に成長していく日本文芸社。ところが残念なことに創業社長が若くして急逝。
近年、日本の景気が良かった数十年前に会社を立ち上げたオーナー社長達が続々と引退の時を迎え、多くの出版社や中小企業の課題となった事業継承問題が1970年代に早速発生してしまう。例えば去年オーナー社長が急逝したワニブックスさんは同じ出版社である講談社グループ入りして、資本協力と経営の助けを求めることにしたし、また数年前、一迅社さんは同じ理由で、創業者が講談社を頼ることに。
ではひるがえって、創業者が亡くなった時の日本文芸社の選択は?
日本文芸社の雑誌に広告を入れてくれていた代理店、旭通信社*5を頼ることに。取引のある企業の中から大きくて勢いのあるところという選択。何せ親会社は右肩上がり。勢いのまま名前も変えたアサツーディ・ケイ(現・ADKホールディングス)は東証一部上場という大企業となり、結果として日本文芸社はその子会社に。うまく資本主義の波に乗れた選択。
ところがこのアサツー、(中略)時を経て何かの拍子にベイングループという投資ファンド*6に取り込まれ上場廃止に。これもまた実に資本主義の荒波。本業と関係ない子会社なんて整理しろ、と。数十年の蜜月も終わる時はそんなもの。急に宣告される別れの季節。
時は2016年。現れたのはM&A市場を席巻していたRIZAPグループ。結局買収早々にRIZAP全体の不振と方針転換*7で、再び日本文芸社はM&A市場で売りに出る。そこに手を挙げた数社の中の一社がメディアドゥ。時は今から4年ほど前の2021年の3月。やっと今の日本文芸社の形に辿り着く。そして新たに東証プライム上場企業メディアドゥの子会社となって4年。黒字だった日本文芸社は突然2億円の赤字を出した。なぜそんな赤字が? その理由がなかなかわからない。しかし上場企業としては対応が急務。そこで呼び出されたのが自分竹村。さてこの日本文芸社を立て直さなければ。
なお、漫画ゴラクは「他のマンガ雑誌」に比べ何故か休載が多く、今週号も
【作品名の50音順】
・生贄家族(杉野アキユキ)
・家電のデンさん(神保あつし)
・ゴールデン・ガイ(渡辺潤)
・ピエロマン(原作:本田真吾、作画:高橋伸輔)
・ヒトクイダンチ(落合裕介)
・秘匿夫婦〜クピドの悪戯〜*8(北崎拓)
が休載ですが、「ページ数を増やさず(つまりコスト増を招かず)*9に多くの連載を続けるための窮余の策(つまり事実上の不定期連載:しかし不定期連載とは言わず休載の扱い)」なのだろうと言うことに「鈍い俺」は今気づきました。
従って、今回
【紙からウェブへ移行】
・鶯谷デッドゾーン(原作:井深みつ、作画:三日閉両)
【連載終了】
・スマイリー(服部未定)
・するりのベント酒(原作:久住昌之*10、作画:こしのりょう)
となりますが、「連載が減ったから新連載開始」とはならないようです(新連載の告知は特にない)。
ウェブ連載開始は「3/28以降」だそうで今すぐには読めません。
「紙媒体→ウェブ媒体Webゴラク 漫画ゴラク公式サイトのみで公開」に変わる理由が何なのか知りたいところです。
読者アンケートにおいて「打ち切りではなくウェブ連載を続ける程度の人気はある」が、「コストのかかる、紙で印刷するほどの人気は無かった」のか?
今後もこうした「紙からウェブへの移行」はありうるのか?
この章終了。知事は懲りずに万博へ(ボーガス注:そして有耶無耶になるワクチン疑惑。知事と癒着するマスコミの応援もあり、高い人気の知事)。現実と重ねるともうさあ。>白竜HADOU@天王寺大×渡辺みちお。
今週の週刊漫画ゴラク(2024年11/15記載)(追記あり) - bogus-simotukareのブログでも紹介しましたが、インサイダー取引として描かれていた「ベンチャー企業ネゴシクス&遠山県の桜川光太郎知事(明らかにアンジェス&大阪維新の吉村府知事がモデル)」を、主人公のヤクザ「白竜(黒須組若頭・白川竜也)」が「インサイダー取引についてばらされたくなかったら、カネを寄越せ」と恐喝し「250億円(インサイダーの利益の一部)」を脅し取ることで終了。
その後「大阪万博(漫画では遠山万博)」をぶち上げ、「さすが桜川さんやで!」で目くらましに成功する知事。
「桜川は大衆扇動の天才だな(黒須組組長・黒須勘助)」「ネゴシクスの株価が下がったことで酷い目に遭った被害者はともかく、マスコミや遠山県民の目はこれで万博に向いてしまうでしょうね(白竜)」というやりとりが辛い。
せめてもの救いは現実には「万博の不人気」で「大阪はともかく」全国的には維新が「衰退傾向にあること」でしょう。
とはいえ、1)大阪では未だに人気があるらしいこと、2)維新が沈んだ反面、新たにウヨ政党として国民民主が支持を高めてることに頭痛がしますが。
原作者の九十九氏死後の初作品(但し、今回も含め、当面は九十九氏から生前もらった原稿があるため、それを使うが、当然いずれなくなるもののそれでも連載は続行し、原作ではなく原案表記に変えるとのこと)。
今回は「納豆巻き」と「とろたく巻き(マグロとたくわんの巻物)」の前編。
納豆巻きについては「刻んだ酢らっきょう」と納豆を一緒に巻くことで「納豆の匂いやネバネバが苦手な人間でも食べやすくなる」というネタばらし(?)がされていますが、とろたく巻きについては次回以降です。まあ、小生は「納豆よりむしろらっきょうの方が苦手(食べられるがそんなに好きではない)」ですが。
【追記】
とろたく巻は「とろ・らっきょう巻」で結局らっきょうが使われました。そして「たくわんはらっきょうに比べてマグロにはあわない」と言う理解かたくわんは使われず。前号の描かれ方から「納豆巻はらっきょう使用」「とろたく巻はらっきょう以外を使用」かと思っていたので少し肩透かし。
健康には悪いのだろうが「サウナや風呂で汗をかいた後のビールはうまい」という「漫画内の指摘」は全く同感です。
*1:最近は雑誌を置かないコンビニ(雑誌コーナーがそもそもない)、置いても「週刊少年ジャンプ」など一部の人気雑誌のみ置いて「漫画ゴラクまでは置かないコンビニ」も多い。
*2:例えばグランドジャンプの場合400ページ程度だが、ゴラクはその7割程度の280ページ
*3:追記:うろ覚えでコメントを書いてしまいましたが、正確なコメントはコンビニで雑誌販売減る 雑誌店の苦悩 | TBSラジオで参照下さい。書いたコメントはそのまま残しておきます。
*4:2021年3月、RIZAPグループより日本文芸社の発行済全株式を15億円で取得し、日本文芸社を完全子会社化(メディアドゥ - Wikipedia参照)
*5:その後、第一企画と合併し「アサツーディ・ケイ→ADK」。日本では電通、博報堂に次ぐ売り上げ第三位の大手広告代理店
*6:セブン&アイ、イトーヨーカ堂など売却で米ベインと最終契約 8147億円 - 日本経済新聞(2025.3.6)ということで「最近のイトーヨーカ堂争奪戦」でも有力売却先候補として名前が出ている大手投資ファンド
*7:一時期ライザップは、経営多角化戦力で、日本文芸社以外の企業も買収しているが、弘乳舎(乳製品会社。後にライザップがJFLAホールディングスに売却)、ジャパンゲートウェイ(化粧品会社。後にライザップが萬楽庵に売却)、ぱど(現在の社名はDef consultingでコンサルタント会社。後にライザップが売却)を日本文芸社同様に結局手放している(RIZAPグループ - Wikipedia参照)
*8:北崎の『クピドの悪戯 虹玉』(2004~2006年、週刊ヤングサンデー(小学館))以降、『さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II』(2006~2008年、週刊ヤングサンデー(小学館)、2008~2009年、『スピリッツ増刊 YSスペシャル』)、『このSを、見よ! クピドの悪戯』(2009~2013年、週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館))、『クピドの悪戯 惑いのレイコ』(2017年9月号~2019年2月号、月刊ヤングキングアワーズGH(少年画報社))等として、『クピドの悪戯』シリーズとして作品が発表されているが、「クピド(キューピッド)の悪戯」と言いたくなるような「奇妙な恋愛」という「シリーズ定義」であり登場人物は同じではない(クピドの悪戯 - Wikipedia参照)
*9:当然、ページ数を増やすとコスト増となり、とはいえ、価格の引き上げは物価高の中、難しいからです。
*10:本作以外にも孤独のグルメ - Wikipedia、花のズボラ飯 - Wikipedia、荒野のグルメ - Wikipedia等の食マンガの原作を多数担当(久住昌之 - Wikipedia参照)