「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート31(追記・訂正あり)

 パート30の続き。


■オレ流北朝鮮・韓国最新情報(2011.12/18分)
産経新聞「韓国報道は大統領の決意を強調、政権の意向代弁」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111218/kor11121819270002-n1.htm
強調も何も「大統領の強い決意」は事実だから、事実しか書いてないと思うが?。事実を書いただけで強調した呼ばわりする産経も変な新聞だ。
そして「政権の意向を代弁した」って単にこの問題では政権と同一意見ってだけだろう。自民が下野したら「下野なう」とツィートする自分と同じだと思ってるのか?


産経新聞「金総書記母のろう人形贈呈 中国、北朝鮮に」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111217/kor11121723200008-n1.htm
 中国による北朝鮮友好関係の改めてのアピールだろう。中国がそうした態度である以上経済制裁北朝鮮打倒など無理だがそれが分からないらしい巣くう会と家族会には呆れる。


■オレ流北朝鮮・韓国最新情報(2011.12/17分)その1
テレビ朝日米朝交渉「良い話し合いだった」米担当者語る』
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/211217016.html
 交渉が始まった段階で、否定的なことは普通言わないだろうから、これだけでは何とも言えないが、いい結果が出て欲しい。


時事通信「食料24万トン支援で暫定合意=幼児用ビスケットなど−米朝
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011121700153
 餓死者が出るのは人道上まずいと思うので、大変いいニュースだと思う。


毎日新聞「韓国:在外投票浸透せず…申請100分の1 来年大統領選」
http://mainichi.jp/select/world/news/20111218k0000m030043000c.html
 朝鮮総連の陰謀が怖いとほざいたバカが一部いた。現実的にあり得ないと思うが、総連関係者が全員登録して、投票率100%、一枚岩で同じ候補に投票した(←それは陰謀とは言えないだろうが)としてもよほどの接戦にならない限り、数的に影響などほとんどないだろう。
 こんな主張は「在日外国人に地方参政権を与えたら日本が外国人に乗っ取られる」並みの低劣なデマだ。
しかしそれ以前に

申請者は全体の100分の1以下にとどまっていることが中央選挙管理委員会の調べで分かった。登録手続きが面倒なうえ、海外での生活と韓国の選挙の結びつきを実感できない有資格者が多いのが要因とみられる(注:制度の存在を知らない人も多いのかも知れない)。
選管によると、世界中の有資格者は約224万人とみられるが、申請したのは約2万1200人にとどまった。
(中略)
日本国内の有資格者は在日韓国人を中心に46万人と予想され、米国の86万人に次ぐ。だが、在日韓国大使館によると、12日現在、3249人(注:推定有権者の全体の100分の1以下)にとどまっている

そうだ。総連や民団が「登録促進運動」をしてるか知らないが、仮にしてたとしてもこの数字を見る限り全く効果がないわけだ。
総連がどうこうなど調べなくても常識があれば分かるデマだが、そう言うことほざいたバカは早く謝罪しろ。それはともかく登録が100分の1というのはまずすぎだ。早く「登録制度の簡略化」とか「登録の積極的広報」とか何か今からでも出来る手を打つべきだ。ちなみに日本も在外投票制度があるけどどうなのか。日本も似たり寄ったりの登録状況なのか。
ちなみに以下がデマの一例。産経とハンナラって本当にゴミだな。早く滅亡しろ。


産経新聞「関西1.2万人…在日「総連」組織員が初投票の恐怖」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111211/waf11121112010006-n1.htm


聯合ニュース
朝鮮総連韓国籍者5万人、投票参加への懸念浮上」
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/07/22/0200000000AJP20110722001300882.HTML
北朝鮮朝鮮総連に選挙介入を指示=韓国与党議員」
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2011/11/16/0800000000AJP20111116002700882.HTML


■オレ流北朝鮮・韓国最新情報(2011.12/16分)
聯合ニュース「民主・市民統合党が合党 「民主統合党」発足=韓国」
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/12/16/0200000000AJP20111216003200882.HTML
 俺は「太陽政策を推進した」と言う点では金大中盧武鉉氏を尊敬してるのでその流れを汲む政党には頑張って欲しいね。


■オレ流北朝鮮・韓国最新情報(2011.12/13分)
産経新聞北朝鮮軍内でも麻薬汚染か 内部文書入手と韓国紙」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111213/kor11121314230004-n1.htm
 そう言う怪しい情報でネガキャンか?。街宣右翼か。そして麻薬汚染、麻薬汚染言うなら、麻薬が社会に蔓延してるというアメリカなんかどうなるんだ。


聯合ニュース「柔軟な北朝鮮政策は不可欠」=韓国専門家の8割
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2011/12/13/0900000000AJP20111213001900882.HTML
まともな専門家が多いようで幸い。自称専門家のバカが幅を利かせる日本とは偉い違い。


聯合ニュース北朝鮮の災害救助へ 韓中民間団体が17日発足」
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/12/13/0200000000AJP20111213001000882.HTML
 心温まる人道的なほのぼのニュース。


聯合ニュース北朝鮮の病院 3割が基礎医薬品購入できず=赤十字
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2011/12/13/0300000000AJP20111213001800882.HTML
 これが事実なら緊急の人道援助が必要だろうがそうは思わないのがゲス右翼。


■オレ流北朝鮮・韓国最新情報(2011.12/12分)
時事通信『90年代、北朝鮮が「現金攻勢」=元パキスタン軍幹部証言−ミサイルで協力』
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011121200820
 真偽不明のため、「ふーん(棒読み)」としか言いようがない。北朝鮮ネタだと本当にマスコミって裏も取らずに適当なネタ垂れ流すよな。ちなみに内柴のことを「推定無罪」でかばってた石丸大先生はこの報道をどう思いますか?。
 もちろん「犯人視報道は良くない」っておっしゃいますよね(毒)


■オレ流北朝鮮・韓国最新情報(2011.12/11分)
毎日新聞北朝鮮拉致:政府対策本部を強化」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111211k0000m040039000c.html
 強化って具体的に何やるんだか。やるべきことは「一に首相訪朝の準備、二に首相訪朝の準備」じゃないの?


産経新聞「「平壌で石岡さん目撃」 韓国人学者が証言 日本人女性も」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111211/kor11121108380001-n1.htm

 バカバカしいとしかいいようがない。真偽不明の上、証言が真実だとしても目撃が1986年(呉が北朝鮮から韓国に亡命したのも1986年)、北朝鮮が「石岡さんが死亡した」としているのが1988年だから、「1988年に死亡したのですが、1986年目撃証言が事実だとして何か意味がありますか?。生きて帰せと言われても帰せませんよ」と北朝鮮に言われるだけだろう。産経記事が北朝鮮が発表した石岡さんの死亡時期に触れないのはふざけている。触れれば「目撃証言意味ないジャン」と言う当然の突っ込みが来るからだろう。何という「汚い記事」の書き方か。
 ちなみに同じネタを取り上げた中国新聞*1「日本女性と石岡さん見た 平壌で86年、再亡命の韓国学者証言」
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201112100174.htmlは「北朝鮮は1988年に死亡したと発表している」と書き、目撃証言が事実でも無意味なことを指摘している。
・しかも石岡さんはともかく女性にいたっては「日本人らしい女性」だけでは真実の証言だとしても、誰だか分かりようもない。生島孝子さんなる女性ではないかと「巣くう会」は言ってるようだが、どうせ「山本美保さんは生きてる」などと同じ何の根拠もない戯言だろう。


産経新聞「「拉致被害者生きている」 北朝鮮問題啓発週間始まる」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111210/kor11121021390002-n1.htm
 何で巣くう会は根拠もなく生きてるって言うんだか。本当に恥知らずだ。
 そして「啓発週間」なのに政府行事よりも、政府行事でも何でもない巣くう会の行事を特筆大書する産経は狂ってる。

北朝鮮の対南工作機関である統一戦線部の元幹部、張哲賢氏は情報中枢にいた経験から「拉致された横田めぐみさんが亡くなった証拠はない。北が出した死亡確認書もでっちあげだ」と断言。

それが事実だとしてもそれは「北朝鮮の発表した死亡理由や日時が怪しい」という話でしかなく「生きてる」とは言えないのだが。

ジャーナリストの恵谷治氏*2は「北は拉致した人間を大切に扱ってきた。絶対に死なせてはいない」と話した。

周囲がどんなに大事に扱っても人間死ぬときは死ぬんだけどね。病気で死んだり、事故で死んだり、自殺したり。

司会を務めたジャーナリストの櫻井よしこさん*3は「健康が悪化している金正日(総書記)の死去後、権力の空白が生まれ拉致問題解決の可能性が高まるのではないか」と指摘した。

金正日死後、権力の空白が生まれるって根拠はどこにもない。そして、常識で考えて日朝間の諸問題は「権力の空白」期には解決しないと思う。特に拉致みたいな重大問題はな。権力が空白って事は、何か決断する責任者が誰もいないって事なんだから。
たとえば会社で社長が死んで、後継者が誰かまだ決まってない段階でドラスティックな企業方針が打ち出されるか?。
当面、前例踏襲が目に見えてるだろう。北朝鮮だって同じだろう。「拉致問題解決の可能性が高まる」のはむしろ権力継承がすんなりいってからだろ。まさか「権力の空白→北朝鮮崩壊→拉致問題解決の可能性が高まる」なんてアホなことは考えてないだろうな?。崩壊が平和的ならともかく、そうでないなら最悪拉致被害者の生命の危険があるし、平和的に崩壊する保障はどこにもない。

11日は政府が拉致問題シンポジウムを都内で開き、米拉致問題の第一人者、チャック・ダウンズ氏*4らが講演する。

アメリカは自国民が北朝鮮に拉致されたなんて認定してないっての。ダウンズが根拠もないのに適当なこと言ってるだけだ。まさかとは思うが政府主催のシンポジウムでダウンズが「アメリカ人の拉致」なんて言ったらそれこそ日本の恥だ。アメリカ政府が認めてないことを事実と強弁する変人に政府が講演させたと言うことだから。


産経新聞「山岡拉致担当相そそくさと退出 政府主催シンポ、会場からため息」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111211/plc11121116280004-n1.htm

横田めぐみさんの母、早紀江さん(75)は「すぐ近くの国にいるのに取り返すことができない。こんな残酷なことはどこの国にもあってはならない。一刻も早くめぐみと話ができる時間を与えていただきたい」と話した。

 北朝鮮が生きてないって言ってて、こちらに「いや生きてる、間違いない」って言える根拠が無いんだから「生きてるめぐみに会わせろ」と主張しても無意味だ、っていい加減分かりなさいよ。そんなこと主張する暇があったら、「すぐ近くの国にいる」のだし、北朝鮮はお孫さんと「話ができる時間を与える」と言ってるのだから訪朝してお孫さんに会ったらどうなの?。本当に生きてるなら「会えば、めぐみさん救出に役立つ情報が得られる」かもしれないし。


テレビ朝日「「強いメッセージが必要」拉致被害者家族が訴える」
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/211210050.html

拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は、都内の集会で「政府には、問題をいつまでに解決するという強いメッセージが必要だ」と訴えました。

日本政府だけで何とか出来る国内問題ならともかく、外交問題でそんな無責任なことが言えるわけがないでしょ。バカなの?


時事通信「首相訪朝の環境整えたい=問責の山岡氏が表明」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011121000305
 最後は首相が訪朝するしかないと思うね。


■おいしくなったので自信を持って再紹介 赤坂の韓国料理店「美成家」(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=682
 「おいしくなったので自信を持って再紹介」ってじゃあ、前紹介した時は「まずいかも知れない」と「自信もないのに」、自信満々であるかのように紹介したのか、手前(苦笑)。しかもこんなにしつこくプッシュするなんてよほど経営がやばいのかと邪推。


清水幾太郎を巡る「戦後」(三浦の個人ブログ)にコメントその1
http://miura.trycomp.net/?p=677
 三浦の言ってる意味が分からないが清水はすばらしい思想家だとでも言いたいのか。しかし一般には右からも左からも清水はろくな人間とは扱われていない。

清水幾太郎(ウィキペ参照)
 1932年「唯物論研究会」幹事、1938年「昭和研究会(近衛文麿のブレーン集団)」文化委員、1939年東京朝日新聞社学藝部専属、1941年讀賣新聞論説委員終戦時は海軍技術研究所嘱託。戦後は1946年二十世紀研究所*5設立、1949年平和問題談話会設立。戦後の平和運動において大きな役割を果たしたが、60年安保闘争の総括をおこなって以後は、運動面からは手を引き専ら著述に専念した。

唯物論研究会」は左派団体、「昭和研究会」は政府系団体だから、清水はこの時期に転向したのだろう。そして戦後は左派ないし穏健保守の平和主義者として再転向する。そして1980年代には「9条改憲核武装」という右翼的思想を唱え再々転向する。
 これでは多くのウヨやサヨから「専門分野の業績はともかく、政治的発言は時代に迎合してるだけと違うの?」と否定的に見られるのも仕方ないだろう。そして清水はそうした批判に上手く反論できなかったのだから。

彼の主張は常に時代に即しており、したがって、時代が過ぎれば忘れられていくものでした。

時代に即していようと優れた言説は忘れ去られたりはしないと思う。

拉致被害者家族の増元照明氏が国会議員選挙に出馬した時、そのポスターのキャッチコピーが「日本よ 国家たれ」だった。

そう言うことを言うから増元ら家族会はウヨと同一視される。

本書に書かれた核武装論や憲法改正論は、今の視点で読めばほとんど近代国家としての常識の範囲内で語られる国防論や文化論にすぎない。

改憲はともかく核武装が常識のわけがない。NPTを脱退して核を持つなんて選択肢は1980年代当時に既に現実的じゃない。

本書が表されたのは1980年9月、文芸春秋社からだが、清水がこの本の私家版を作成したのは5月の時点だった。前年にはソ連アフガニスタン侵略が起こり、この年4月にはモスクワ・オリンピック日本ボイコットが決定していた。5月には衆参両議員選挙が行われ、自民党が圧勝、鈴木善幸*6内閣が発足するとともに、8月15日全閣僚が靖国参拝、奥野法相*7から「自主憲法制定への議論が民間から出るのは望ましい」という発言。

つまり1980年当時のサヨには1980年代は「冬の時代」、ウヨには「我が世の春」と受け取られたわけだ。実際にはその後、「おたかさんブーム」などでそれほど話は単純ではなかったわけだが。

現代の核武装論や憲法改正論がそこに留まるかぎり、日本の精神的、文明的自立はなく、したがって政治的自立もあり得ない。

政治というのは「精神的、文明的自立」のためにやるものではない。あくまでも国民の福祉増進が目的だ。
そして核武装論なんて現実性のかけらもない寝言がよく言える物だ。


北朝鮮最新情報 :脱北女子ボクサー、5度目の防衛に成功
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00158
 脱北者かどうかなんかボクサーの価値に関係ないだろう。こういうのは「脱北者ボクサー氏」も、その対戦相手もバカにしてると俺は思う。


尼崎市 朝鮮学校に標準価格の100分の1で市有地を貸す、にコメントその1
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00721
 人道的見地から安く貸したのだろう。それの何が問題なのか。レイシストの屑は黙ってろと言いたい。
 もちろん「財政も厳しいから値上げしたいんですよ」(by尼崎市)という主張を俺は全否定はしない。しかし三浦の場合「値上げ論」はやれ在日特権だ、何だという在特会と同じで在日差別が目的なのだから話にならない。
 大体こういう奴に「日本遺族会って、ただで九段会館の土地(国有地)借りて、結婚式場とか商売やってるのおかしくないか(注:震災で建物がぶっ壊れて廃業したようだが)」と言えば激怒するのだろうからご都合主義極まりない。

参考

http://www.asyura.com/0505/senkyo13/msg/599.html
日本遺族会 戦後60年 曲がり角に 国が無期限無償貸与も 九段会館 【東京新聞
 郵政民営化など構造改革が焦点とされる今回の総選挙だが、改革にも「聖域」がある。遺族行政、とりわけ財団法人・日本遺族会古賀誠会長)への対応だ。長く自民党の集票力の柱として、政府の支援を受けてきた。だが、その力は下落傾向にある。聖域見直しを指摘する声も上がり始めた。 (田原拓治)
(前略)
 現在まで、国有財産の期限なし無償貸与の例は「この一件だけ」(財務省)という。かつて、収益の一部は遺児の育英資金などに当てられていた。その遺児も還暦を迎えた。しかし、「現在のところ、有償払い下げなど契約変更の考えはない」(厚労省)という。

東京大学の奥平康弘名誉教授
 「いま、政府自民党構造改革を掲げているが、郵政が表玄関なら遺族行政は裏玄関。その裏玄関は靖国問題の政治意図からも、過保護なままという矛盾がある。遺族会への特別な対応は見直されねばならない」


「財団法人日本遺族会に対する国有財産の無償貸付に関する法律」

(無償貸付)
第一条  政府は、(中略)遺族会に対し、その建物及び国有財産たる別表第二の土地のうちその建物の使用に必要な部分を、他の法令の規定にかかわらず、無償で貸し付けることができる。
(用途の制限)
第二条  遺族会は、前条の規定により貸付を受けた財産を左に掲げる事業以外の事業の用に供してはならない。
一  遺族に無料又は低額な料金で宿泊所を利用させる事業
二  遺族に無料又は低額な料金で集会所、食堂、理容所、洗たく所等の施設を利用させる事業
三  遺族に生活必需品を実費で販売する事業
四  無料又は低額な料金で遺族の生活及び結婚に関する相談に応ずる事業
五  遺族の育英を行う事業
六  その他遺族の福祉を目的として行う事業で厚生労働大臣の指定するもの

九段会館屋上でやってたビアガーデンは「遺族以外も使えた」ようだし、どう見ても完全に用途制限に反する気がする(つうかビアガーデン営業なんか借料取るべきだろ)が良かったのか?(毒)。いや俺個人はああいう場所でビール飲むこと自体は楽しいとは思うが。
「汚いな、さすが日本遺族会汚い」
遺族会特権を許すな!。遺族会会員を東京湾にたたき込め!。遺族会会員をぶち殺せ!」(在特会風に:冗談だけどね)
ああ、それと最近問題になった、自民党の「駐車場」無断使用疑惑(たとえばhttp://mainichi.jp/select/seiji/news/20111206k0000m010018000c.html)はどう思いますか?。くだらないいいがかり朝鮮学校につける前に、金を払うべき所に払わせろよ。


■海外事情12月号に寄稿させていただきました 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00720

私の本音を読みたい方は是非ご一読をお勧めいたします。

 本音じゃなくてきれい事しか書いてない癖に(ただし「きれい事」が書いてあるはずの「守る会」公式サイトでも「寺越武志さんを拉致認定せよ」などという非常識なことが書ける三浦の神経には呆れる)。どうせ三浦先生の本音は「ウヨとして北朝鮮をとにかく打倒したい、軍事力行使しても構わない」だろ。「海外事情」なんか読まなくても「守る会」公式サイトと、個人ブログだけでも三浦先生の本音はある程度想像がつく。
 その打倒目的のため、あるいは打倒目的をカムフラージするため脱北者支援してるに過ぎないだろ。俺は「しない善よりする偽善」と思ってるから動機が何でアレ、脱北者支援が成果を上げてる限り、脱北者支援については非難する気はないが、「朝鮮学校無償化除外」だの「日本核武装論の支持、または黙認」なんてふざけた主張、態度は批判せざるを得ない。

守る会理論誌「光射せ」8号が発売されました。

 三浦はこの雑誌に『斎藤まさし「市民の党」と民主党の闇』なんて誹謗中傷文書を書いてるらしい。おそらく以前、俺が
 「「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート22(追記・訂正あり)」
 http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20081208/1307052595
で批判した
野村旗守氏講演会から(下)斎藤まさしと市民の党
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00661
などと同じ事が書いてあるんだろう。
 どこまでも三浦はゲスな男だ。


■めぐみさんの生存を示唆 元工作機関幹部の男性 拉致家族会ら国際セミナー開く(統一日報記事)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00718
 「北朝鮮の死亡発表は信用できない」と言う主張が正しいとしても、それは「めぐみさんが生きてる」とイコールではない。「死んでるが死亡状況を何らかの事情で詳細に説明出来ない、あるいは詳細に説明しようと思えば出来るが説明したくない(どんな事情かは分からないが)」という可能性もある。というかその可能性に気づきながら「北朝鮮は死亡状況について詳細に説明できない、もしくは説明できても説明したくない」んだから「間違いなく生きてると、根拠レスのデマ飛ばしてもバレない」と巣くう会は居直ってるようにしか見えない。
 もう何度も書いてて飽きてるが、あとで指摘する理由より「めぐみさんは死んでる可能性が高い」と俺は認識してる。少なくとも「生きてると断定できる動かぬ証拠」などない。にも関わらず「珍右翼連中」が生きてると主張するのは日本で最も有名な拉致被害者で「拉致のヒロイン」になった「めぐみさん」が「連中にとって最大の宣伝材料だから」だろう。宣伝材料にするためには生きてることにしなければならないのだ。何という醜い党利党略か。
で、以下が俺が死んでると思う理由だ。


1)生きてるのなら蓮池さん、地村さんなど帰国した拉致被害者のように帰国させるだろう。経済制裁のネタにまでされてるのに「死んでる」と嘘をついて彼女の存在を隠す理由がどこにあるのか。「拉致をしていない」と嘘ついてたのを「実は暴走した部下が秘密裏にやってたことが判明した」と結局拉致を認めたのだから「死んだと思っていたが部下が実は嘘をついてた、生きていたことが分かった」とすればいいだけだろう。
「帰せない理由がある」と言うバカもいるが、その場合「諸事情で帰国させることは出来ないが、親族が訪朝すれば会わせる」と言う対応を北朝鮮は取るだろう。
2)生きてるのなら「元夫や娘の存在」を明らかにするのはリスキーすぎる。ぼろの出る危険性が高すぎる。北朝鮮横田夫妻が訪朝すれば「お孫さんに会わせる」としてるのだから、なおさらだ。

張氏は「(北は)拉致被害者の家族が死ぬのを待っているだろう」と、早期解決の必要性を訴えた。

 そう思うなら、北朝鮮相手に外交をやるべきだろうに、経済制裁一本槍というふざけた路線主張してるのはお前らだろ。ちなみに北朝鮮が「拉致家族が死ぬ」のを待ってるかについての俺の考えは次の通り。俺が思うに「死ぬのを待ってはいない」が生きて欲しいとも思ってないだろう。要するにどうでもいい。死のうと生きようと、日本での北朝鮮を巡る状況に恐らく変化はないから。
 しかし「明らかに」珍右翼は彼らが死ぬのを待ってるだろう。
 このまま、生き続けられたら、いつ横田夫妻などが「第二の蓮池透」になって「巣くう会」批判を始めるか分からない。「第二の蓮池透」になる、その可能性は残念ながら低いように思うが、可能性ゼロではない。強硬論のママ死んでくれれば、「生きていたら多分こう言っただろう」と自由自在に彼らの存在を政治利用できる。生きてるときに比べインパクトは弱いが、「第二の蓮池透」になられる恐怖を考えたらその方が連中にとってマシだろう。
 ちなみに俺は死ぬのを待ってはいないが「家族会」の無茶苦茶な行為(蓮池透さん除名とか、サッカーチーム訪朝反対とか)には「死ねばいいのに」と殺意を覚える。世間に全く相手されてなかった昔はともかく、調子こいて無茶苦茶なこと言ってる今は連中に全く同情してない。

張氏は、(中略)6カ国協議の枠組みの中に拉致問題を入れること、日本が核武装論を唱えて北韓の後ろ盾になっている中国にゆさぶりをかけること、拉致被害者の情報を売り買いできる「情報市場」を北韓内に作ることなどを提言した。

6カ国協議の枠組みの中に拉致問題を入れること」
 いや一応、入ってるけどね。ただ日本ほど拉致に拘ってる国はない、他の国はむしろ他の問題(核、ミサイル問題など)をより重視してると言うだけであって。日本が拉致に拘れば6カ国協議の場で日本が孤立するだけだろう。
「日本が核武装論を唱えて北韓の後ろ盾になっている中国にゆさぶりをかけること*8
 そんなことしたら、そこら中の国が勝手に核保有を始めて、NPT体制が崩壊しかねない。「中国に揺さぶりをかけるため」にはNPT体制が崩壊していいと思ってるのか、このバカと「バカを呼んだ日本珍右翼」は。それとも日本が核を持ってもNPT体制は崩壊しないと思ってるのか?。「日本は核兵器を持って構わないが、他の国(北朝鮮を含む)は持つな」なんて暴論が世間に通用すると思ってるのか。こういうバカが「日本の原発推進派」にいるから、「日本は核兵器持ちたいから原発捨てられないんじゃね?(嘲)」とバカにされるんだろうが。
 そして核武装論なんてさすがに支持できない一般日本人は巣くう会や家族会から離れていくんだが。家族会が世間に最近相手されないのは自業自得だよ。
拉致被害者の情報を売り買いできる「情報市場」を北韓内に作ること」
 いや、つくるってどうやってそんな市場を「北韓」、つまり北朝鮮につくるんだ。そんな市場を北朝鮮が認めるわけがない。非合法の市場を北朝鮮の同意もなしに勝手につくるって事か?。そんな「北朝鮮の弾圧が予想される」危ない市場に行く北朝鮮国民は普通いないだろ。まさかその市場を「北朝鮮の攻撃から防衛するため」、重武装自衛官を送り込むとか、さらに「実現不可能な無茶なこと」を言い出さないだろうな?
そして「金を出して買う情報」は「金主に気にいられようと、デマが持ち込まれる危険性(自民党叩きをやりたかった前原が堀江ガセネタメールに欺されたように)」があるがその対処は考えてるのか?。まあ、こいつらは「北朝鮮が叩ければガセでいい」というゲスの集まりだからそんなことはどうでもいいのだろうが。

生存している拉致被害者も過酷な環境の中で生活しているため、生きているうちに救出することが重要だと訴えた。

 そう思うのなら北朝鮮と外交しろ。国交正常化しろ。しかも「過酷な環境」を経済制裁でより過酷にしてる事とその発言は矛盾しないのか?

出席した拉致議連の議員からは「国連の北朝鮮人権決議に反対、または棄権する国にはODAを払わないなどの圧力が必要」(民主党・谷田川はじめ議員)などの声が上がった。

やれやれ。そんな事で解決しようと思う限り、拉致問題は解決しない。国連の人権決議に拉致を解決する力があると本気で思ってるのかとか、ODAで脅せば、決議賛成国が増えると思ってるのかとか問いただしたくなる。

民主化に向かう傾向を見せているミャンマー

随分ミャンマーに甘いな。北朝鮮だったら「偽装民主化」と罵倒してるだろうに(偽装かどうかはともかくミャンマーが完全に民主化されたわけでは勿論ない)。
「めぐみさんを帰さない限り許さない」と北朝鮮に言うのなら、ミャンマーにも「長井さん殺害犯人を引き渡さない限り絶対に許さない」と言ってみろよ、ご都合主義野郎。

今年、チュニジア、エジプト、リビア、イエメンなどのアラブ社会の独裁体制が崩壊しました。日本(日本社会)はこういう国々の「民主化」を歓迎しました*9アラブの春は、独裁体制*10との「対話」でなく、多くの尊い命、多くの犠牲を払って勝ち取ったものです。
テロとの戦い*11とは、観念論でない現実の中ではカダフィやウサーマ・ビン・ラディンを殺すことです*12

つまりああいうやり方で金正日を殺して構わないと思ってるし、それが可能だと思ってるわけだ、三浦のバカとそのお仲間連中は。
カダフィにしても、ラディンにしても殺害には「テロ同然」との批判がある(少なくとも生け捕りにして法の下で裁くべきだった、殺害は国際法違反の疑いがある)のに、そしてだからこそ殺害には「都合の悪いことを語られないようにするための口封じの疑惑」があるのに良くもふざけたことが言えるな。手前、それでも「自称人権活動家」か、ふざけるな。こんなバカが代表の会に入って恥ずかしくねえのか、id:noharraのバカは。
そして、そう言うふざけたこと言えば北朝鮮が軍事力を増強するだけだろうが。

オウム真理教のテログループには死刑を宣告しながら、金正日体制の世襲は認めるのは矛盾ではないかと言いたいです。

一般刑事犯と政治犯罪を一緒にするな。そんなこというなら原爆被害者の中にはトルーマンを殺したかった奴も居ると思うぞ。
731部隊の被害者遺族」なんかは昭和天皇を殺したかっただろうな。で、そう言う主張をお前らは支持するのか?。
トルーマン昭和天皇を死刑にすべきだったと戦争被害者が叫んでも文句言わないな?。

金正日に虐殺された数多くの犠牲者たちは復讐を望んでいるのに、金正日を自由世界が支援すべきだと思いますか。

そう言う感情論で動いていいのは小学生のガキまでだから。いい大人がバカ言ってるんじゃねえよ。

金正日への最大の復讐は、奴隷の状況におかれている北の住民に食糧ではなく自由を与えることです。

別に復讐とかじゃなくて、どうすれば北朝鮮、韓国、周辺諸国(中国、ロシア、日本)の民衆が幸せになれるかだろ。復讐とか後ろ向きなこと言うな。
そして「自由を与える」って具体的に何だ?。誰も一般論としては「北朝鮮がより自由になること」に反対なんかしてないが。
「自由を与える」ために先制軍事攻撃で政権転覆とか無茶なことを言うんじゃないだろうな。
そして「自由を与えること」と「食料を与えること」と別に矛盾しないし、餓死の危険性がある人間にとって一番大事なのは食料だろ。バカ言うな。

初めての本は「私の娘を100ウォンで売ります」という詩集です。(中略)日本語にも翻訳されました。

ググったら「2008年」に「晩聲社」ってところからでたらしい。買わないし、読まないけどね。

北の90年代の大飢饉、いや金正日による虐殺

 飢饉による死が何で虐殺なんだ。経済失政の結果による餓死は勿論問題だが、少なくとも虐殺じゃない。故意に殺してるわけじゃないんだから。
 じゃあ1980年代のアフリカの餓死(日テレ「愛は地球を救う」が募金やってた)も虐殺か。
 「火垂るの墓」の節子の餓死も虐殺か。福岡で生活保護受けられなかった人が「おにぎり食べたい」と書き残して餓死したのも虐殺か。
 大体食糧支援に反対してる奴(三浦)がよくそういうことが恥ずかしげもなく書けるな。餓死が虐殺なら、食糧支援に反対する手前(三浦)とお仲間連中(id:noharraを含む「守る会」会員)こそ虐殺犯人だ。

叙事詩の「金正日の最後の女」という金正日のもっとも隠密な私生活に関する告発

 いや何で「金正日のもっとも隠密な私生活」なんかわかるの?。側近でも何でもないんでしょ?。噂話の類を書き連ねたゲスな中傷本ぽいな。で、そんなものが批判として有効かといったら、ただの「北朝鮮批判派への後ろ弾」だと思うが。


北朝鮮最新情報 :在日社会の分裂を憂れう
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00156
・内容が「韓国の在外選挙」がネタで、また、まるっきり北朝鮮と関係ない。バカじゃねえの。こんな「公式サイトがバカな文章」にあふれてる「珍右翼の『拉致利権』を守る会」(略称「守る会」)に入ってて、人として恥ずかしくないのか、id:noharra先生は。最初は「ボーガス某の不当な『守る会』への非難には反論する」と言ってたのが「華麗にスルー」ですよ。デカイ口叩いた癖に逃げ出すなんて「ホームラン級の屑」ですね、id:noharra先生は。
・珍右翼にとって「政府が自分たちの運動に金を出してくれる事はおいしくて仕方がない」んでしょうね。だからその利権が崩壊しかねないこと、たとえば衛藤訪朝には反対すると。日朝関係が対立関係にあれば自分はおいしい生活ができるから嬉しいと言うんだから国益無視にも程がある。しかもそれを国益にかなってるみたいに強弁するんだから、ゲスの極み。
・「在日社会の分裂を憂う」も何も、人間なんだから意見に違いがあって当たり前。大体、選挙戦で意見の違いが全く出ないなんてあるわけがない。しかもこいつらは「話し合って分裂を統合の方向に持って行こうぜ」じゃなくて「俺たちに無条件で従え、そうすれば意見は一緒だ」だからな。ただの全体主義だろ、それ。で、自分と意見の違う側、韓統連(在日韓国民主統一連合)を不当な分裂仕掛けてるみたいに中傷すると。

韓統連は1978年、国家保安法における「反国家団体」に指定

反体制派に対するでっち上げ冤罪常習だった軍事独裁時代の「反国家団体」認定なんかに意味があると思ってるのか、このバカは。


■「武装軍人が脱北…丹東などで特別警戒」「先月20日頃に事件発生…2人射殺、6人は逃走中」(デイリーNK)
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00717
 デイリーNKとは反北朝鮮極右メディアなので、話半分に聞いておいた方がよろしい。いっそ無視しても構わない。こんな怪しいメディアに乗っかるくらいなら、マスコミ報道の方がましだ。

そもそもあの国の人口と生産力ではとても養えない軍人を抱えているわけですから、かってのようにソ連、東欧の支援が無くなれば軍人の飢えるのは当然でしょう。

 いや、景気が悪いから食えないんであって、景気が良くなればつまり、「まともな経済政策を打って経済を立て直せば」軍人も食えるでしょ。にもかかわらず、そう言う「経済立て直しの道」を経済制裁論で邪魔してるのが手前らウヨじゃねえか。
 そして何故軍人が沢山いるかと言ったら、三浦のような極右が軍事的緊張を高めてるからなのだが。ハト派が言うならともかく三浦のようなウヨが先軍政治を非難するとは盗人猛々しい。

かって日本で2・26事件が起きたとき、その背後には、兵士たちの故郷の農村の困窮という、将校や兵士*13をクーデターに駆り立てる状況がありました。

 サヨやイスラム原理主義などのテロは非難する癖に、こうやってウヨのテロは平然と正当化する三浦たちゲス右翼は実に腹立たしい。そして以前も書いたが「226事件」を「農村の困窮」で説明するのは俺は端的に言って青年将校を美化するための悪質なデマ、情報工作だと思ってる。おそらく「自らの政治責任追及を恐れた軍部」と「犯罪者の家族呼ばわりされたくない青年将校の家族」の合作による青年将校を美化するためのデマ、情報工作だ。もちろん明らかに事件の首謀者ではない北一輝西田税を「首謀者」として死刑にしたのもそうした情報工作の一環であろう。
 226事件の最大の勝者は「陸軍統制派」だろう。陸軍皇道派青年将校)という統制派の敵が、「宮中グループの一部」という統制派の敵を道連れに死んでくれたのだから。
 青年将校連中の決起目的、それは「真崎甚三郎首班内閣をつくること」だ。「農村の困窮」など青年将校の頭にはない。たとえ、あったとしても「真崎が首相になればすべてはバラ色」という「小沢が首相になればすべてがバラ色」(小沢信者)なみのくだらない認識でしかない。連中が暗殺した高橋是清蔵相の方が「農村復興予算」を組んでいたのだから皮肉だ。
 高橋は農村復興予算を組むためもあって軍事費に大胆なメスを入れるが、これが青年将校の怒りを呼び、暗殺へと繋がる。
 226事件について以前書いたエントリを再掲し、俺の226事件理解を示してみる。

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110804/5643098721

日の丸を掲げながら反体制であるというのは、226事件のように戦前には普通にあった事だと思います。(http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/d7294ce037f19e279ce27c94f7622b91での野原のコメント)

 すでに「プレカリアート」なる人物が、コメ欄で野原を批判しているが、226を「反体制」というのは相当問題があるだろ。あれが反体制なら「ムソリーニのローマ進軍」「ヒトラーミュンヘン一揆」だって反体制になるが?(大体「反体制」だとしてもあれは極右だろ。反体制なら極右でもサヨが連帯すると思ってるのか、野原のバカは)。
 プレカリアート氏は「青年将校の主要な主張は『大陸侵略』であり、方法論はともかく方向性は何ら体制側と変わりなかった。そんな連中を反体制と呼べるのか」と野原を批判している(俺も全くその点はプレカリアート氏に同感だ)が俺は別の観点から野原に突っ込んでみたい。
 方法論も俺は反体制とはいえないと思う。青年将校の主張する「真崎甚三郎陸軍大将を首相に、荒木貞夫*14陸軍大将を関東軍司令官にしてほしい(真崎も荒木も青年将校に近かったとされる人物)」だの「天皇親政を実現せよ」だののどこが反体制なんだろうか。真崎や荒木や天皇ってのは革命家なんですか?(なお、真崎が事件の黒幕だったわけではないが、真崎の方もこの機会に乗じて首相になる気があったことは有名な話だ)
沢地久枝*15」が問題視する「川島陸軍大臣告示問題」(川島大臣ら陸軍中央が226事件青年将校の行為を、陸軍大臣告示で正当化しようとしたのではないかという疑惑。俺は沢地本を読んだことはないが、沢地による疑惑の指摘は割と有名だと思う)とか全く「アウトオブ眼中」(つうかたぶん野原は知らない)なんだろうな。
ウィキペ「226事件」を見ても「青年将校に反体制の意思などないこと」は明白だろう。

ウィキペ「226事件」一部引用
(注:疑惑の陸軍大臣告示が出された直後)軍事課長村上啓作大佐(注:青年将校に近かったとされる陸軍幹部の一人。疑惑の陸軍大臣告示制作にも軍事課長として関与した)が「(注:青年将校作成の)蹶起趣意書」をもとにして「維新大詔案」が作成中であると伝えたため、将校らは(注:陸軍大臣告示によって)自分たちの蹶起の意志が認められたものと理解した。

とりあえず村上の主張がデマだったかどうかはここでは問題にしない。
問題は「お前たちの悪いようにはしない」と陸軍幹部の村上に言われ、それを青年将校が素直に信用したということだ。そんな青年将校のどこが反体制なのか?
ほかにも陸軍幹部の青年将校に同情的な様子をウィキペ「226事件」から引用してみよう。

26日夜、臨時の陸軍省参謀本部がおかれた憲兵本部で、橋本欣五郎大佐が「陛下に直接奏上して反乱軍将兵大赦をお願いし、その条件のもとに反乱軍を降参せしめ、その上で軍の力で適当な革新政府(注:要するに陸軍首相内閣だろう)を樹立して時局を収拾する」ことを提案、石原莞爾大佐はこれを受け入れ、ただちに杉山元参謀次長の了解をうけた

橋本といい、石原といい、杉山と言い、火事場泥棒極まりないな(苦笑)
なお、俺の持ってる本、須崎慎一「226事件」(吉川弘文館)はこうした事実を指摘したうえで、橋本、石原、杉山すべて皇道派人脈とは到底言えないことから「青年将校皇道派であることを強調しすぎるのはよくない」と主張している。
(また須崎氏は襲撃された人間の内、陸軍軍人が渡辺陸軍教育総監しかいないこと、真崎の後任となった渡辺は反皇道派とはいえても、統制派の重要人物とは言い難いことから、「統制派対皇道派」の対立で226事件を見ることには一面的すぎると批判的である)

27日午前1時すぎ、石原莞爾、満井佐吉、橋本欣五郎らは帝国ホテルに集まり、善後処置を協議した。山本英輔(注:親皇道派の海軍大将)内閣を目指すことや蹶起部隊を戒厳司令官の隷下にいれること(注:要するに何とかして青年将校の行為を正当化することを目指すということ)で意見が一致し、村中孝次(注:226事件の中心人物。のちに死刑)を陸相官邸から帝国ホテルに呼び寄せてこれを伝えた。

本庄繁侍従武官長は決起した将校の精神だけでも何とか認めてもらいたいと天皇に奏上した(注:反乱軍人の一人・山口一太郎は本庄の娘婿だった)

自他共に皇道派とされる香椎戒厳司令官は反乱部隊に同情的であり、説得による解決を目指し、反乱部隊との折衝を続けていた。(注:周囲の反対からあきらめたが)28日早朝には自ら参内して「昭和維新」を断行する意志が天皇にあるか問いただそうとまでした。

■事件後の皇道派陸軍幹部の扱い(ウィキペ「226事件」参照)
 事件当時に軍事参議官であった陸軍大将のうち、荒木貞夫・真崎甚三郎・阿部信行(注:のちに首相)・林銑十郎の4名は3月10日付で予備役に編入された。侍従武官長・本庄繁は女婿の山口一太郎大尉が事件に関与しており、事件当時は青年将校に同情的な姿勢をとって昭和天皇の思いに沿わない奏上をしたことから事件後に辞職し、4月に予備役となった。陸軍大臣・川島義之大将は3月30日に、戒厳司令官・香椎浩平中将は7月に、それぞれ不手際の責任をとらされ予備役となった。
 やはり皇道派の中心人物であった陸軍省軍事調査部長・山下奉文少将は歩兵第40旅団長に転出させられ、以後昭和15年に航空本部長を務めた他は二度と中央の要職に就くことはなかった。
 また、これらの引退した陸軍上層部が陸軍大臣となって再び陸軍に影響力を持つようになることを防ぐために、次の広田弘毅内閣の時から軍部大臣現役武官制が復活することになった。この制度は政治干渉に関わった皇道派将軍らが陸軍大臣に就任して再度政治に不当な干渉を及ぼすことのないようにするのが目的であった(注:えっ、そうなの?。俺は軍にビビった広田が日和ったのかと思っていたが。だって統制派(東条英機とか)が事件後、陸軍の実権を完全に掌握してるのに真崎の復権とかありえないだろ?)が、後に陸軍が後任陸相を推薦しないという形で内閣の命運を握ることとなった。

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110806/5643098721

重臣たちへのテロに打開策を求めている。「農村の経済的困窮の原因を徒に国内人口の過剰のみに求め、大陸侵略にそのはけ口を求めるもの」というのは誰の主張によるものなのでしょうか。教えてください。

 大陸侵略を積極的に実行するためには陸軍首班内閣が必要(ただし重臣たちは陸軍首班には否定的だった)と考えて重臣たちをテロ対象にしたのではないのか?。青年将校の決起文には「外侮外患」という言葉も出てくるが?(高橋蔵相については軍事予算の削減、渡辺陸軍教育総監については更迭された真崎の後任で皇道派に否定的*16という要素もあったが)。野原は何のために、青年将校重臣たちをテロの対象にしたと思ってるんだか言ってみろよ。
そしてまさかとは思うが「青年将校は大陸侵略に反対していた」とは言い出さないよな?

クーデターを起こした勢力を反体制とは看做さないとは、階級的視点にたたないものはまともな勢力とみなさない左翼史観でしかないと思います。

何度も言うが彼らのクーデターは「陸軍首班内閣(出来れば真崎がベスト)」をつくることが目的で、それを利用し、陸軍首班内閣(あるいはそれが無理でも陸軍に都合の良い内閣)をつくろうとした杉山元(当時、参謀次長)のような人間がいるのにどこが反体制なんだか。もちろん青年将校連中は階級的視点になど立っちゃいないがそう言う意味で「反体制」と見なせないと言ってるわけじゃないが。
野原が杉山まで反体制呼ばわりするなら論理は一貫しているが。
そして野原的には226類似の事件、「3月事件」「10月事件」(陸軍統制派によるクーデター計画)も反体制なのか?(皮肉にも決起文で青年将校連中は3月事件などを軍閥呼ばわりしてるが、お前らとどこが違うんだと青年将校連中をバカにせざるを得ない)

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110522/6532140987

226事件や三島の事件の場合は、(注:天皇への)愛の亢進が主体をパワーアップし、反乱のようなものまで引き起こしてしまいます。(id:noharraツイッター

天皇への「愛の亢進」?。「俺の思い通りの政治しないから軍人や政治家テロってやる(それをきっかけに俺の思い通りの政治の方向に進むといいな)」ってだけじゃん(ちなみに青年将校の場合「満州への派遣命令」が直接のきっかけ。左遷だと理解してぶち切れたと。なお、戦前の人間は「天皇は絶対に正しい」と学校などで教育されていたので「政治が悪い」は「天皇の回りが悪い」に自動変換されることに注意。
・連中の行為のどこに「天皇への愛」があるのやら。
 大体、226事件では重臣を殺された天皇は「勝手に軍隊を動かして朕の重臣を殺しやがって」と激怒し青年将校の厳罰を主張してるんだが。また昭和天皇が、青年将校が「皇道派嫌いの自分を隠居or殺害し、青年将校に近いと言われていた秩父宮昭和天皇の弟)を新天皇として擁立する気ではないか」とおびえていたというのは割と有名な話だと思うが。
 仮に青年将校たちが天皇を愛していたとしても、相手に理解されない愛なんてストーカーとかと一緒だろ。
・「反乱のようなもの」?
 「のような」じゃなくて反乱ジャン。
・なお、野原が226事件に似た性格の、515事件(海軍軍人による犬養首相暗殺)や3月事件(橋本欣五郎*17陸軍中佐らによる宇垣一成*18首相擁立・クーデター計画。結局実行はされなかった)、10月事件(橋本欣五郎陸軍中佐らによる荒木貞夫*19首相擁立・クーデター計画。結局実行はされなかった)、埼玉挺身隊事件(青年将校によるクーデター計画)をどう理解してるのかも気になるところだ。俺は全部「軍部の暴走」と言う意味では違いなどないと思うが(もちろん目指す方向など細かい違いはあるだろうが)。はっきり言って当時の日本軍(特に陸軍)は「クーデター上等」「暗殺上等」の危ない組織だったと思う。3月事件や10月事件、埼玉挺身隊事件で(左遷はあったようだが)誰も刑事処分を受けずに全てが闇に葬られたことが226事件という青年将校の暴走を助長したことは間違いないだろう。
・ちなみに10月事件には北一輝がメンバーの一人として参加しており(ウィキペに寄れば北を司法相にするという意見もあったという)、これが226事件で「北を黒幕として処刑」することにつながったのだろう。

参考

「三月事件」(ウィキペを参照)
 1931年(昭和6年)3月の決行を目標として日本陸軍の中堅幹部によって計画された、クーデター未遂事件。
 1930年(昭和5年)に政治結社桜会」を結成した橋本欣五郎中佐、長勇少佐、田中清少佐、重藤千秋大佐らは軍部による国家改造を目指して国家転覆を画策した。これに杉山元*20陸軍次官、小磯國昭*21軍務局長、永田鉄山軍事課長、根本博新聞班長、二宮治重*22参謀次長、建川美次参謀本部第二部長、山脇正隆作戦課長、岡村寧次補任課長ら当時の陸軍上層部や社会民衆党赤松克麿、亀井貫一郎、右翼の大川周明や清水行之助(北一輝の子分の一人)らも参画。永田鉄山軍事課長が計画書を作成した。一切の計画資金は軍の機密費から出されていた。また、活動資金として徳川義親が50万円を出資した。
 計画では、3月下旬に大川、亀井らが1万人の大衆を動員して議会を包囲。また政友会、民政党の本部や首相官邸を爆撃する。混乱に乗じ、第1師団の軍隊を出動させて戒厳令を布き、議場に突入して濱口内閣の総辞職を要求。替わって宇垣一成陸相を首班とする軍事政権を樹立させるという運びであったが、直前の3月17日に撤回された。
 二宮、小磯らの首脳が決断を躊躇したことが、計画中止の原因のひとつであった。そして第1師団長の真崎甚三郎が反対の態度を表明したからであった。
 宇垣自身は事件への関与を全面否定しているが、彼が計画にどの程度関わったのかは今もって不明である。
 本件は、本来ならば軍紀に照らして厳正な処分がなされるべき事件である。にもかかわらず、計画に関与した者の中に陸軍首脳部も含まれていたことから、事件を知った陸軍は、首謀者に対して何らの処分も行わず、緘口令を布いて事件を隠匿した。
 この事件は、十月事件や二・二六事件など、のちに頻発する軍部によるクーデター計画の嚆矢であると共に、政界上層部や右翼、国家社会主義者をも巻き込んだ大規模な策謀であった。

「十月事件」(ウィキペを参照)
 1931年(昭和6年)10月の決行を目標として日本陸軍の中堅幹部によって計画された、クーデター未遂事件。別名錦旗革命事件。
 1931年9月18日、柳条湖事件が発生、これを端緒として満州事変が勃発した。当時外務大臣であった幣原喜重郎を中心とした政府の働きにより、不拡大・局地解決の方針が9月24日の閣議にて決定された。しかし、陸軍急進派はこの決定を不服とし、三月事件にも関わった桜会が中心となり、大川周明北一輝らと共にクーデターを計画した。
 十月事件の計画概要は、軍隊を直接動かし、要所を襲撃し、首相以下を暗殺するというもので、決行の日を10月24日早暁と定め、関東軍が日本から分離独立する旨の電報を政府に打ち、それをきっかけにクーデターに突入するというものであった。
 具体的には桜会の構成員など将校120名、近衛歩兵10個中隊、海軍爆撃機13機、陸軍偵察機、抜刀隊10名を出動させ、首相官邸・警視庁・陸軍省参謀本部を襲撃、若槻禮次郎首相以下閣僚を殺害および捕縛。その後閑院宮載仁親王東郷平八郎・元老西園寺公望らに急使を派遣し、組閣の大命降下を上奏させ、荒木貞夫陸軍中将を首相に、さらに大川周明を蔵相に、橋本欣五郎陸軍中佐を内相に、建川美次陸軍少将を外相に、北一輝を法相に、長勇陸軍少佐を警視総監に、小林省三郎海軍少将を海相にそれぞれ就任させ、軍事政権を樹立する、という流れが計画の骨子となる。
 外部の民間右翼からは大川周明、岩田愛之助が加わっていたが、その後北一輝西田税が参加した。その他在郷軍人への働きかけも行われ、鎌倉の牧野伸顕内大臣の襲撃は海軍が引き受けていた。また、大本教出口王仁三郎とも渡りをつけており、信徒40万人を動員した支援の約束も取り付けていたし、赤松克麿・亀井貫一郎らの労働組合も動く手筈となっていた。
 この計画は10月16日には陸軍省参謀本部の中枢部へ漏れ、翌17日早朝に橋本欣五郎・長勇・田中弥・小原重孝・和知鷹二・根本博(以上、陸軍軍人)・天野辰夫(民間右翼。天野は1933年の神兵隊事件でも検挙される)といった中心人物が憲兵隊により一斉に検挙される。大内力は、著書「日本の歴史・ファシズムへの道」(中公文庫)で、この計画ははじめから実行に移す予定はなく、それをネタに政界や陸軍の中央部を脅迫することで政局の転換を図ることが目的であったと推測している。事実、荒木を含めこの計画を知った軍の首脳部は事態の収拾に率先して動き、次第に政権の主導権を獲得していくこととなった。
 十月事件首謀者に対する責任の追及は、永田鉄山らによる極刑論も一部あったものの、同志の助命を橋本に嘆願された右翼・杉山茂丸が、西園寺公望に口添えを行ったり、橋本の盟友である石原莞爾が陸軍首脳部に圧力をかけたりすることで、結果的には曖昧なままにされることとなった。橋本は重謹慎20日、長・田中は重謹慎10日の後、地方や満州に転勤という軽い処分で、これは軍部において桜会の勢力が依然強大であったことを示している。しかし、この事件をきっかけとして桜会は事実上解体を余儀なくされた。
 十月事件がもたらした影響としては大きく3つが挙げられる。一つは若槻内閣の倒閣、二つ目に陸軍内部の勢力変化、そして三つ目に民間右翼の活動に刺激を与えたことである。
 陸軍の首脳部では宇垣一成にかわり荒木が勢力を伸ばし始め、同時に桜会が勢力をなくしたため、幕僚中心の勢力配置ができ上がった。そして、北・西田一派はこの図式に失望の念を抱いた青年将校を取り込み、のちの栗原安秀による救国埼玉青年挺身隊事件(栗原らによるクーデター計画事件)や村中孝次・磯部浅一らによる陸軍士官学校事件(村中、磯部がクーデターを計画していたとして処分されたが、村中らの軍追放を狙ったでっち上げと言われる。)へと繋がっていった。また、民間右翼の間にも軍部に頼らず、自分達の力で何とかしなければ、という想いが強くなり、この思想は後の血盟団事件(三井合名会社理事長・団琢磨、前蔵相・井上準之助暗殺)へと発展していくこととなった。

http://www.c20.jp/1933/11teisi.html
「埼玉挺身隊事件」
 昭和八年十一月、埼玉県熊谷市に起ったこの「不穏事件」は、検挙されたのがこの地方の民間人ばかりで、そのうち公判にまわされたのは、わずか七人だった。
 当時拓殖大学の学生だった吉田豊隆は政党、財閥が腐敗堕落し、農村が日に日に疲弊し、しかも失業者が巷に溢れ、外には一九三六年の国際危機が迫っていることを常から憂い、 北一輝の著書の影響などから昭和維新の実現を期し、同志の獲得につとめた結果、昭和八年四月ごろ、熊谷市付近の青年から同志を得た。
 たまたま、八年六月下旬、新聞記事で、十一月十四日、川越市で政友会関東大会が開催され、同会総裁鈴木喜三郎以下党幹部が出席することを知ると、これを好機とし、十一月十日、熊谷市に集合して、 鈴木喜三郎*23政友会総裁暗殺計画を謀議していたものである。これが埼玉県警察部特高課の知るところとなって、前日の十一月十三日、一斉に検挙された。以上がその公訴事実である。
 これに栗原安秀が深く関係していた、というよりも栗原中尉が日大生水上源一*24を通じて吉田豊隆を知り、この埼玉の青年同志を組織したのである。しかし、予審終結決定書にも、公訴事実中にも栗原中尉ら現役将校の名はまったく出ていない。事実は吉田、水上らが八年一月ごろ栗原と話し合うようになってから彼の計画に賛成し、栗原少尉(当時)を中心に実行方法を練ったのだ。
 実行計画によれば、栗原や近歩三の中橋基明らの青年将校が兵をひきいて出動する、これに学生、農民が呼応して蹶起し、西園寺公、牧野内府、斎藤首相、鈴木政友会総裁などの重臣を襲撃暗殺し、また警視庁を襲うというものであった。決行を九月二十二日の夜と決めたが、これもすべて栗原の発案である。
 新聞発表を読んだ者は、鈴木総裁などを殺したところで仕方がないと思ったにちがいない。果してこの当局発表にはトリックがあった。つまり、前記のように現役軍人が首謀者となって、五・一五事件や神兵隊事件のようなことを計画していたと発表すると再び世間に大衝撃を与えるので、従犯的立場の民間側を切りはなしてこれを独立犯罪となし、その反抗企図も「鈴木総裁暗殺計画」だけにしぼったものである。軍部の圧力に屈した警察と裁判所の奸計だが、その裏には当時軍中央部に実力を持っていた皇道派首脳の圧力があったと考えられる。
【中略】
 このようにして、栗原中尉には何の処罰もなかった。栗原だけでなく、いっしょに名前の出た近歩三の中橋基明中尉、歩一の香田清貞大尉、同丹生誠忠中尉、同佐藤竜雄中尉、同中村雅郎少尉、同前田仲吉軍曹、同尾島健次郎軍曹も処罰されなかった*25

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110212/5314918652
■小沢氏「二・二六事件は政治の責任」
・ブクマもつけましたが、産経記事が事実ならいろんな意味で呆れざるを得ない暴言。小沢一郎に対する怒りがわいてきた。
・テロを容認してるとしか思えませんがそう言う理解でいいんですか?。小沢さんには「三島由紀夫事件」など戦後の極右テロについてどう思うか、また「三菱重工ビル爆破」など極左テロについてどう思うかお聞きしたいところです。
・小沢さんは「生活苦に同情して決起した」みたいなことを言っているようです。それは決起理由の一つですが全てではありません。全てであるかのように言う小沢さんは無知か嘘つきかどちらかなのでしょう。北一輝の「日本改造法案大綱」の問題もどっか行っちゃってるし(北は黒幕ではなく*26青年将校全てが北を支持していたわけですらなかったのですが、青年将校に何らかの思想的影響はあったと思います。)
・ちなみに青年将校らは「生活苦」に同情しながら、「財政が苦しいこと」「景気回復の予算を組まねばならないこと(いわゆる高橋財政ですね)」を理由に軍事予算を削減した高橋是清蔵相を非難し、ついには二・二六事件で暗殺します。軍人だから仕方がないのでしょうが随分と頭の悪いことだと思います。
・決起理由には次のようなものもありました。1)はともかく、2)や3)は手段どころか目的すら、今の日本において正当化できるようなものではありません。
 要するに彼らの決起目的には極右的なものもあったということです。小沢さんは極右を支持するんですか?

1)小沢さんのような腐敗政治屋及び政治屋とつるむ財界を抹殺する
(小沢さんは減税真理教、ゼネコン政治屋の分際で「国民の生活が第一」ですか?。笑わせるな)
2)ハト派外交を打倒し、タカ派外交を樹立する(「外侮外患(中国の反日・抗日運動のこと)日を逐うて激化す」、これは今の政治家や官僚が悪いからだという文が決起趣意書には出て来ます。)
3)天皇機関説の抹殺(「倫敦軍縮条約、並に教育総監更迭に於ける統帥権干犯」は許せないとか「学匪」(天皇機関説を唱える美濃部達吉のこと)とか言う文が決起趣意書には出て来ます。なお更迭された陸軍教育総監は彼らに近かった真崎甚三郎で、後任が事件で暗殺された渡辺錠太郎です。渡辺暗殺は「生活苦に同情」「政治家が悪い」で説明できるものではないでしょう。)
・それに彼らの直接の決起理由は「彼らが属する第一師団の満州派遣」でした。
 これを彼らは「自分たちの運動への弾圧」「満州へ行ったら生きて帰れるか分からない」と理解し決起します(そう言う理解が正しかったのか、それとも通常の人事異動に過ぎなかったのかどうかは今のところ不明です)。
・彼らの決起理由として(彼らは認めたがらないでしょうが)、「五・一五事件」など過去の事件での処罰が割と甘く、世論も好意的だった(ある種のポピュリズム)ということや、陸軍内部に彼らに好意的な人間(典型的には真崎)がいたので彼らがかばってくれるのでは?(実際には保身から真崎は青年将校を見捨てる)、というのもあるでしょう。
 実際には決起将校の多くは銃殺されるわけですが、死刑判決が出ると思ったら決起したでしょうか。
青年将校の多くは(腐敗政治の存在もあって)議会政治にはそもそも否定的で、彼らに好意的だった陸軍大将・真崎甚三郎(注:ただし真崎が事件の黒幕だったわけではない)を首相とした軍部独裁政権を望んでいました*27(真崎も首相になれるならばと、青年将校の意に沿った動きをしますが、信頼していた重臣を殺された昭和天皇の激怒を知り結局、彼らを見捨てます)。


【追記】
書き忘れましたが、気づいたので追記。
二・二六事件の首謀者の一人「村中孝次」は士官学校事件(村中らが計画したとされるクーデター未遂事件だが、事件は村中らを軍から追放するためのでっちあげで冤罪というのが通説)で陸軍を首になりますが、この時彼は、エリートコース「陸軍大学校」の生徒でした。
(ウィキペ「村中孝次」は士官学校事件当時、村中は陸大を中退していたと書きますがこれは間違いです)
 士官学校事件がなければ村中は陸大卒のエリートとして陸軍幹部の一員になったでしょうし、彼らはテロ一本槍の集団ではなかったと言うことです。
 なお、士官学校事件をでっちあげ、村中らの軍追放を計画したとされる人間の内、永田鉄山(軍務局長)は後に相沢中佐に斬殺され、片倉衷は、村中とともに軍を追放された二・二六事件の首謀者「磯部浅一」に、二・二六事件の時に狙撃され負傷しています。要するに青年将校たちの決起には私怨的要素もあったと言うことです。

このような状況のなか、日本政府が脱北者の公館保護を断念することが逆にいかに非人道的なことかはお分かりかと思います。

だから現時点では真偽不明だろうが。勝手に事実認定するな。真偽不明だからお前らも「本当なんですか?」と言う質問状を政府に出したんだろ?。そんな態度なら質問状出す必要性がどこにもないだろうに。最初から弾劾文や抗議文でも送れば良かったんじゃないの?(毒)


呉智英氏の「つぎはぎ仏教入門」は素晴らしい(三浦の個人ブログ)にコメント、その1
http://miura.trycomp.net/?p=670
 仏教にも呉の主張にも詳しくないので、あまりつっこまないが「三浦の主張」にあとでちょっとだけ突っ込む。
 呉と言えば「つくる会」運動初期において何をとち狂ったか、「正論」だか「諸君」だかに掲載された「つくる会」メンバーの座談会に参加、「つくる会に期待している」と言った男なので評価には値しないんじゃないかと俺は思ってるが。あれが「評価できる」と思う人間は普通じゃないだろう。
 今は「つくる会」から距離を置いてるのは善意に見れば「人を見る目がなかった自分を恥じてる」、悪意に見れば「ただの卑怯者」だろう。

とにかくこの人が新作を出したら読みたい、という作家、評論家がいることは人生を大変豊かにする

・俺の場合、「この人が新作を出したら読みたい人」、それは不破哲三氏かな。俺はあんちょこ好きな努力嫌いな人間なので「大幹部たる不破氏の本を読めば、他の本を読まなくても、かなり共産党の考えが分かる」と言うのは手抜きが出来るというか、ある意味魅力的だ。氏の本は会話調、対談調、講演調で読みやすいし(他にも「この人が新作を出したら読みたい人」と言う人はいるが、面倒なので名は上げない)。
・読書などしたい人がすればいいのであって、読書しないからと言ってその人生が貧弱だと俺は思わない。全くの無趣味でない限り、読書の代わりに音楽でもスポーツでも旅行でも何でもよろしかろう。そして「ゴミみたいな作家、評論家にはまる」くらいならはまらない方が幸せだろう。ゴミかどうかはなかなかわからない事が多いが。

よくいう「すべての宗教は同じ真理を違ういい方で言っている」とか「日本の既成仏教は葬式宗教だからいかん」といった、いかにも正しそうな意見がいかに俗説にすぎないかを鋭く説いている。

 というならどう呉が「俗説だ」と批判してるのか、もう少し詳しく書けば書けばいい。
 たとえば「欧米の宗教だって葬式仏教的だと呉は言ってる」のか「日本の仏教は葬式仏教などではないと呉は言ってる」のか「葬式仏教は確かに日本独自の宗教形態だが、それの何が悪いと呉は言ってる」のかで大分意味は違うだろう。
 それはともかく「日本の既成仏教は葬式宗教だからいかん」は俺も良く聞く説だが、「すべての宗教は同じ真理を違ういい方で言っている」なんて主張がそれほど世間に広まってるとは俺は思わない。
「考え方が違うから別の宗教としてある」と言う考えの方がむしろ世間に広まってるのではないか?

呉氏はあえて、私たちがヒューマニズム近代主義で仏教を(いや、宗教全体を)矮小化することを厳しく否定しているのだ。

矮小化も何も、仏教に限らず宗教が、ヒューマニズム近代主義に反する不合理なところがあるなら、「その宗教を否定するのならともかく」そこは修正して考えるしかないだろう。
その場合の修正を「原典に反しない、むしろ今までの解釈こそが間違ってる」と主張するか、「原典に反するが仕方がない」と主張するかはともかく。
もし、呉がそうした修正を否定した上、修正しない「問題含みの宗教」を否定せずに現代にそのまま適用しようと主張してるのだとしたら単にバカなだけだ。

仏教と近代国家は矛盾すること、そこに仏教の力も弱点もある

「仏教と近代国家の矛盾」で三浦が何を言いたいか分からないが、その矛盾とやらが「近代国家の問題点を仏教が指摘する」というプラスの価値を持つ物でないなら、力じゃなくて、ただの弱点だろ。

日本仏教思想革命というべき親鸞日蓮の言説への評価かつ批判のラディカルさも類を見ない。

というのなら呉が親鸞日蓮について何を書いてるかもう少し詳しく書けば良かろうに。

本書で大変感動したある僧侶のエピソードを書いておきたい。

何に感動したのかさっぱり分からないが。

これぞまさしく『思想・宗教の政治からの自立』である。

 三浦がそう思うのは三浦の勝手だが「政治からの自立」というより「政治からの逃走」だろう(別にそれが悪いと言ってるわけではない)。
「政治からの自立=政治からの逃走」ではない。政治にコミットしながら「既成の政治権力に従属しない」という「政治からの自立」もある。実際、古今東西、政治活動してる宗教家、思想家は山ほど居るわけで、それは別に「政治への従属」ではない。
というか、山奥にでも隠棲しない限り「政治からの逃走」と言う形を維持し続けることは先ず無理だろう。日常生活で何があろうと政治にノータッチというわけにはいかない。


北朝鮮最新情報 :第3次米朝高官協議、今月中に開催か
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00153
これが事実なら米国は三浦たちのような北朝鮮打倒論の立場を取ってないと言うことなんだがね。どう思ってるのやら。


北朝鮮、韓国の「クリスマス・イルミネーション」に報復を警告
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00715

クリスマスのイルミネーションに一国の政府が「卑劣な心理戦」とののしるというのも北朝鮮の異様さをよく表現しています

いや、ここまで非難されても「続行する」韓国政府もいいかげん「異様」だと俺は思うし、実際「心理戦」というか「嫌がらせ」というか、そう言う「卑劣な」目的でやってるんであって、「何の政治的意味もない行為を北朝鮮が因縁つけてる」わけじゃないだろ。そう言う政治的な代物だからこそ「韓国海軍の哨戒艦沈没事件などで北朝鮮との緊張が高まったことから」再開されたわけだ。バカか、三浦は(つうか、俺は「三浦はバカだ」と確信してるけどね)。

映画「クロッシング」でもあったように、聖書を隠し持っていたことが反逆罪になる国ですから

北朝鮮叩きが目的の映画に出てくる怪しい描写なんか北朝鮮批判の根拠になると思ってるのか、手前は。
じゃあ、日本軍について批判的に描いた小説や映画(「真空地帯」「神聖喜劇」など)を元に旧日本軍を非難する人がいても、お前は「フィクション」云々とか絶対に文句言うなよ。言うんだろうがな(毒)

2004年にそもそも韓国が「プロパガンダ活動」を停止したのが間違い。

いや、停止したことは南北宥和の観点からむしろ正解だろ。こんな低レベルな挑発行為を北朝鮮に仕掛けて何の意味があるのか言って見ろよ。軍事衝突の危険性が高まるだけだろ。

(注:北朝鮮の問題点を伝えることは)真実を送ることでプロパガンダとは言いません。

 ほう、じゃあ在韓日本大使館前に従軍慰安婦の記念碑をつくることも「旧日本軍の問題点を伝えること」「真実を送ること」にすぎないのでプロパガンダとは呼ばないですよね、三浦先生は。日本政府みたいに止めてほしいなんて恥ずかしいことも言いませんよね(毒)。日本の歴史教科書に南京事件731部隊といった旧日本軍の残虐行為を書くことも大賛成ですよね(嘲)。ちなみに僕はどちらも大賛成です。
 冗談や皮肉はともかくゲス右翼の三浦が旧日本軍の蛮行と言う事実を広めることに賛成しないことはわかりきってるけどな。
 なお、最後にマジレスしとくと「プロパガンダ=政治宣伝」であって「プロパガンダ」には「デマ」って意味はない。
 従って「真実を送ることでプロパガンダとは言いません」ってのは意味不明な文章だ。


参考
聯合ニュース慰安婦像設置 韓国当局「関与する問題ではない」 」
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/12/13/0200000000AJP20111213003500882.HTML
 当たり前の話だが、さすが俺たちの韓国。ニッポソの不当な要求など拒否すると。そこにしびれる、あこがれる。


時事通信慰安婦像建設中止を=藤村官房長官
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201112/2011120800766
 「いいか、つくるなよ、絶対につくるなよ」
 上島竜兵メソッドか。逆効果だろうし、日本人として恥ずかしいからせめて黙ってりゃいいのに。

【追記】
時事通信「クリスマス電飾取りやめ=北朝鮮への刺激避ける−韓国」
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011122000875
 残念でしたね、三浦先生(毒)


北朝鮮最新情報 :【記者手帳】国の格をおとしめる中国大使館前の過激デモ
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00155
北朝鮮最新情報 :「中国漁船鎮圧すべきだ」警官殺傷に韓国猛反発
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00152
■中国「漁民」韓国警察官刺殺記事
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00716
 どれもすべて北朝鮮全く関係ない。どこが「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」サイトに掲載するにふさわしいネタなんだか言ってみろ。中国や韓国が北朝鮮の隣国だなんてのが理由になると思ってるのか?
 そのうち「ロシアで反プーチンデモ」なんてのも「プーチン政権が倒れれば、ロシアの対北朝鮮政策が変わるかも」なんて無理矢理な理屈でこのコーナーで紹介しかねないな(毒)
 しかもこの事件と一色の犯罪と何の関係がある。一色の犯罪が今回の事件を理由に正当化できると思ってるのか、三浦のバカは。自分勝手な理屈による無法行為という意味では、一色の犯罪も今回の事件も全く同じだ。

尖閣ビデオを勇気をもって公開*28した一色氏

 勇気がないから、刑事処罰や懲戒処分を恐れて、正体隠してネットに流して、犯行に使ったUSBメモリーも廃棄して証拠隠滅したんだろうが。奴が名乗り出たのは「警察の捜査が近づいて逃げ切れなくなったとわかって」からだ。無様に逮捕されたくないからその前に英雄ぶって名乗り出ただけだ。逃げれたら最後まで正体隠してただろう。三浦は何ふざけたことを抜かしてるんだか。
 一色に勇気があったとしてもそういうのは「野蛮な勇気=蛮勇」と呼んで批判するのが常識人で、評価する三浦は人として論外の存在だが。


北朝鮮最新情報 :法輪功、仁川空港で中国人観光客向けに連日デモ
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00151
 「北朝鮮最新情報」コーナーなのに「法輪功」「仁川空港」「中国人観光客」って何一つ北朝鮮関係ねえジャン。バカなのか?
 ちなみに仁川空港で韓国人戦争被害者(強制連行被害者や元従軍慰安婦など)が日本人観光客向けに連日デモをやったら三浦先生はどう思われますか?。聞くだけ野暮だって分かってるけど。

法輪功は1992年に中国で発足し、全世界に1億人の会員を持つ団体だが、中国政府は政治勢力化を恐れ、違法と規定している。

 犯罪カルトなら弾圧していい訳ではないが法輪功に犯罪カルトの疑いがあることをスルーするのはいかがな物か。単に巨大なだけでは弾圧などしないだろう。中国批判したから弾圧されてるのではなく、違法カルトであることをごまかすために中国批判してる疑い濃厚な団体を良く手放しで評価できる。

こうしたデモ活動について、中国で事業を展開している韓国人のIさん(52)は「中国人を必要以上に刺激するのは賢明ではない」と話す。

こういうデモのせいで中国人観光客が韓国に観光に来なくなる危険性があるからね。で、その時法輪功が韓国の観光業者に経済支援するとか、何らかの責任を取るかと言ったら取らないんだろうから迷惑な話だ。


■俺のロックンロールすら死のうとしている(三浦の個人ブログ)にコメント、その2
http://miura.trycomp.net/?p=662
 その1で書ききれなかったので。

ボ・デイトリー、チャック・ベリー、ジェリー・ルイ・ルイス、リトル・リチャード

ググったら「ボ・デイトリー」は「ボ・ディドリー」の、「ジェリー・ルイ・ルイス」は「ジェリー・リー・ルイス」の誤記らしい。物書き気取り、ロックファン気取りの癖に随分とお粗末な誤記だ。

この3曲こそまさにロックンロールスピリットのすべてが集約されるといってもいい。

三浦の言う「ロックの魂」とは何なんだか。そして「三浦の大嫌いな」北朝鮮に、ロックを教えに行ったファンキー末吉氏及び「北朝鮮で末吉氏にロックを教わった子どもたち」には三浦的には「ロックの魂」はあるんだか。

この画面では嬌声を挙げている(しかし、一瞬かなり美人に見えてしまった。これもジョンのパワーに違いない)ヨーコ氏

 ヨーコ氏が醜女とでも言いたいらしい。「性格や才能」のような努力である程度何とかなるモノと違い、生まれつきのモノであって個人の努力ではどうこうできるものではない*29人の顔のことをどうこう言うのは最低の人間だと俺は思う。それにヨーコ氏は「絶世の美女」と言うほどの美人ではないが、世間一般の基準では充分美人だ。
 そして三浦は世間一般の基準では充分「さえない中年男で醜男」だ(三浦は性格がゲスなのでなおさら醜く見える)。三浦だって面と向かって「三浦さんって醜男ですね、美容整形でもしたらどうですか?」とでも言われたら、たとえその発言が酒席での冗談でも「怒るか呆れる」だろうに、良く失礼なことがヨーコ氏に向かって書ける。三浦が何故そこまでヨーコ氏を嫌うのかよく分からないが、まともな批判ならともかく、この種の誹謗中傷を平然と書ける神経には呆れる。大体、自称「ジョンのファン」がどうしてジョンの元奥さんにここまで低レベルな中傷が出来るのか。ヨーコ氏に失礼なのは勿論、ジョンにも失礼だ。

ジョンの歌う「この素晴らしき世界」「ブルー・クリスマス」「愛さずにはいられない」・・・聴いてみたかったな。

・「この素晴らしき世界」は音楽素人の俺でも知ってる「サッチモルイ・アームストロングが歌っている。
・ウィキペ「この素晴らしき世界」によれば
「1987年の映画『グッドモーニング, ベトナム』で、戦時中のベトナムの牧歌的田園風景を映す印象的なシークエンスにBGMとして起用された。
日本ではホンダ・シビック東海東京証券東京海上日動火災保険のテレビコマーシャルに起用されたことがある。また、映画『スウィングガールズ』のワンシーンでも流れた。森公美子によるカバー曲が毎日放送アニメ『三丁目の夕日』エンディング・テーマとして使われた」と言う。
ググったらマイケル・ムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」でも「アメリカの戦闘シーン」のBGMにこの音楽が(「この素晴らしき世界」でのアメリカの軍事行動への皮肉として、そして「グッド・モーニング・ベトナム」へのオマージュとして?)流れるらしい。
・「ブルー・クリスマス」「愛さずにはいられない」はエルビス・プレスリーがカバーしたことで有名になったカントリーミュージックのようだ。

1980年12月8日にあの大馬鹿野郎がジョンの前にいなかったら、世界はもう少し楽しくなっていたかもしれないのに。

書き換えてみよう。
「三浦のような大馬鹿野郎がこの世にいなかったら、日本はもう少し楽しくなっていたかもしれないのに」
 いっそのこと三浦が珍右翼のお仲間と一緒に集団自殺という「偉大な利他的行為」(http://miura.trycomp.net/?p=653参照、勿論オレ流の皮肉)でもしてくれると嬉しいのだが(毒)

*1:中華人民共和国の新聞ではなく広島市に本社のある中国地方の新聞

*2:著書『北朝鮮対日謀略白書』(1999年、小学館

*3:著書『北朝鮮―北東アジアの緊張』(1999年、ダイヤモンド社

*4:著書『北朝鮮の交渉戦略』(2002年、日新報道

*5:面子には丸山真男のような所謂進歩的文化人も居るが、ウヨ評論家としてのちに活動する福田恆存(この時点ではそれほどウヨではなかったのだろう)や自民党参院議員になる林健太郎もおり、穏健保守から穏健左派を含む幅広い面子だった

*6:池田内閣官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農相を歴任

*7:田中内閣文相、竹下内閣国土庁長官を歴任。国土庁長官時代、「日中戦争に侵略の意図はなかった」との発言で引責辞任

*8:大体北朝鮮を最も支援してるのは確かに中国だが、ロシアや韓国だって「開城工業団地」とか「パイプライン計画」とかいろいろ経済的つきあいがあるのに何、寝言を言ってるんだか

*9:こういう国々と日本が外交関係持ってたことは平然とスルーか

*10:そもそもアラブ独裁体制は諸事情から欧米や日本が黙認してきたことを平然とスルーするのが酷いな

*11:テロとの戦い」はネオコンのブッシュが提唱してることで分かるようにイスラエルアメリカのテロを平気でスルーしてる概念だけどな。良く平気で口に出来るな

*12:テロリストを殺せばテロがなくなるという考えの方こそ現実的じゃない。テロの原因には貧困とかがあるわけでね。大体その理屈だと「中国のチベットでのテロ対策」「ロシアのチェチェンでのテロ対策」が「すべてテロリストが悪い」で批判できなくなるぞ(つうか、自分のテロ対策を非難されたくない「アメリカ」が「中露両国がとってるテロ対策の問題点に甘いこと」は間違いなく事実だよな)。まあこいつらは自分に都合のいいチベット過激派辺りのテロは平気で擁護するんだろうが

*13:ほとんどの兵士はクーデターに自主的に参加してないだろ。上司たる青年将校の命令で仕方なくだろ。だから処罰されなかったわけだし

*14:犬養・斉藤内閣で陸軍大臣、近衛・平沼内閣で文部大臣。戦後、A級戦犯の一人として裁かれる

*15:226事件関係の著書に「妻たちの226事件」(中公文庫)、「雪はよごれていた」(NHK出版)

*16:渡辺は美濃部達吉説支持者であったし、軍人勅諭を根拠に軍人の政治活動(要するに青年将校の右翼活動だが)を批判もしている

*17:3月事件、10月事件への関与からA級戦犯の一人としてのちに裁かれる

*18:陸軍大将。3月事件当時、陸軍大臣。第1次近衛内閣で外相

*19:陸軍中将。犬養内閣、斉藤内閣で陸軍大臣。第1次近衛内閣、平沼内閣で文相

*20:林内閣、第1次近衛内閣で陸軍大臣。太平洋戦争開戦時の参謀総長

*21:後に首相。A級戦犯として獄中にいる間に病死

*22:小磯内閣で文相

*23:田中義一内閣内務大臣、犬養内閣司法大臣を歴任

*24:後に226事件で死刑判決

*25:これらの軍人のうち、栗原、中橋、香田、丹生は226事件で死刑判決

*26:黒幕として裁いたのは、陸軍を守るための「政治的国策捜査」でしょう

*27:彼らが殺したあるいは殺そうとした人間はもちろん反真崎でした

*28:一色がバカをやる前に、国会議員(政府を批判する自民党議員を含む)にはビデオが公開され、国民へ広く全面公開することの是非について国会で議論されていたことを三浦は平然と無視か?。一色の公開したビデオと政府主張に何ら矛盾もなかったことも平然と無視か?。一色の「公開」とやらには意味なんかないだろ

*29:まさか美容整形しろとは言わないだろうな