【北の脅威の中で・朝鮮戦争60年】(中)最前線は「安保より生活」

 埠頭には観光案内所や食堂、商店などがあり、ほとんどが観光関連である。案内所でもらった地図入り観光パンフレットには、「秘境に驚き、絶景に魅入られる」と書かれていた。海岸線は奇岩、絶壁だ。島の名前はその岩の白さからきたのだろうか。遊覧船で海上からながめると実に美景だ。年間20万人近い観光客がソウルなどから訪れる。
 観光地図には絶景や釣り、海水浴、伝説の孝行娘「沈清」の史跡(?)など観光スポットばかり出ている。北朝鮮がらみではほぼ唯一、「統一祈念塔」というのがあった。軍事や安保関連の記述は全く見あたらない。島の漁港もまた観光客目当ての活魚店が軒をならべている。しかし今回の事件で客が来なくなり、閑古鳥が鳴いている。店の人たちは「大騒ぎしているマスコミがけしからん!」と口をそろえて不満だ。
 聞くと「島の人たちにとっては昔から“北の脅威”は日常であるため、事件はコト新しいものではない。だから“安保より生活”なのだ」という。

 「観光で飯を食ってるのなら」、軍事や安保関連の記述が見あたらないのは当たり前です。そんな物があったら観光ムードが壊れるじゃないですか。冷戦時の北海道(←ソ連が攻撃してくる?)だって観光地はそんなものでしょ?
 ふと思ったのですが「対馬が危ない」のせいで韓国人観光客が対馬に来なくなったら対馬の人たちはこう言うんでしょうね(苦笑)。
 「大騒ぎしている産経がけしからん!」

 白●(領の頁を羽の旧字体に)島は現在、仁川市に属する。先の統一地方選で仁川市長は、保守系から左派系の野党新人に代わった。野党は事件を争点に「平和か戦争か」と呼びかけ、対北強硬論の政府・与党を「戦争勢力」と批判して票を伸ばした。
 島で何人かに聞いたが、皆「野党に入れた」という。北朝鮮支持では決してないのだが、「戦争か平和か」といわれると、生活志向では「平和」にならざるをえないのだ。

 軍人さんとか一部を除いて、どこの世界に戦争が好きな人間がいるんだと小一時間(以下略)。
 バカじゃないの?、黒田は。
 むしろ戦争勢力呼ばわりされてまともに反論できなかった与党の方が無能だろ?。
 赤旗に寄れば与党の統一地方選敗北理由はそれだけではないようだが(他にも首都機能移転問題などがあるらしい)

 ところがこの鉄原の町で最近、不動産業者の看板がやたら目立つ。不動産投資に絶好の土地というのだ。対北最前線で不動産ブームとは。

 戦争の可能性がないからでしょ?。北に戦争しかける能力はあると思えないし、平和な生活を犠牲にしてまで、韓国から仕掛けたいとはよほどの反北朝鮮でない限り普通思わないでしょ。

 最前線で北の“脅威”感がなくなっている。韓国はもう、北朝鮮とは戦争はできないようだ。

 別に戦争しなくていいだろ?。そんなに戦争してもらいたいのか?。日本も巻き添えを食うかも知れないのに蛮勇にも程があるだろ。