【産経抄】5月10日

苦渋の決断を下した水野明久社長ら経営陣の脳裏には、中部電力の前身の東邦電力を発足させた、松永安左エ門の姿が浮かんでいたのではないか。
(中略)
松永なら、たとえ首相といえどもあまりに唐突だと、突っぱねたはずだ。

 「松永の姿が浮かんだのではないか」「松永なら突っぱねた」と根拠もなくデタラメなことを言わないように。大体「松永なら突っぱねた」ってそれが事実だとしても松永氏が原発の危険性に無頓着な困った人だってだけでしょうに。
 「原発の停止要請」(菅氏)と「電力事業の統合」(戦前日本)を同一視する神経も意味不明ですし。

中部電力は今後、原発を火力に切り替えるコストアップなどで、業績の悪化は免れない。いや影響は、管内の産業全体に及び、生産拠点を西日本に移す企業も出てくるかもしれない。国内ならまだしも、海外へ流出する動きが広がれば、東日本大震災で大打撃を受けた日本経済を、さらなる地盤沈下に追い込みかねない。

 浜岡は大地震が起こると以前から言われてる場所で、あそこに原発を造ったこと自体が間違い。浜岡を今日明日地震が襲って福島の惨事が起こるとは限りませんが、起こらないとも限らないのです。
 浜岡原発で惨事が起こったら「日本経済を、さらなる地盤沈下」に追い込むでしょうに。

今も財界人を中心にファンの多い、サミュエル・ウルマンの詩「青春」を訳し、紹介したことでも知られる。
 ▼「年を重ねただけでは人は老いない、理想を失う時に初めて老いがくる」。

 佐高信が以前皮肉っていましたが「財界人にファンが多い」のは「自分の老害を正当化できる」からでしょうね(苦笑)