今日のしんぶん赤旗紹介(12/23分) (追記・訂正あり)

■映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実」
公式サイト:http://isoroku.jp/

見ないと何とも言えないが、いまどき山本を映画化しようとすること自体
「大平洋戦争だけにスポットあてて日中戦争アウトオブ眼中かよ」
「日米開戦に反対したとか言いたいんだろうが米内や井上はともかく山本は最終的には賛成してるじゃねえか」
「また海軍善玉論かよ、事実じゃねえし、いい加減飽きたから」「戦争犯罪バターン死の行進とか、まあ何でも良いが)なんか一切でてこねえで、日本軍の勇猛果敢ぶりアピールなんだろうな」と思わざるを得ない。
それに下手に山本を英雄視することは「他はバカの集まりだった」というきわめて問題のある見方になりかねないと思う。
赤旗の批判もまあそう言う批判だった。


【2011年12/23追記】

id:apesnotmonkeys
「今年は先の戦争が始まって70年になります」 ほお。「先の戦争」は1941年に始まった、という認識なのか。 http://htn.to/f4AsjL

最初読んだときは気づかなかったが言われてみればおっしゃるとおり。こういう認識が映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」を生み出し、こういう映画がそうした認識を強化してると言えるだろう(id:apesnotmonkeys氏がこの映画を見たらどう思うかが興味深い)。
なお、id:apesnotmonkeys氏はどうか知らないが俺個人は「原案は宮内庁がつくってるのだろう」し、今上は戦中世代なのでこの件で彼を責める考えはあまりない。
戦前の昭和天皇と違い今の天皇はロボットみたいな物であろうから。
批判されるべきは政治家と官僚だろう。
そしてこうした認識が例えば
Apes! Not Monkeys! はてな別館「「歴史認識の溝」とはなにか?」
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20111213/p1
で指摘された件につながっているのだろう。


【2013年1.14追記】
法華狼の日記『聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―』
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130114/1358116028

 内容的には映画は山本美化がひどい、従来の海軍善玉論となんら変わらないという赤旗や小生と同様の批判。