今日のMSN産経ニュース(3/28分)(追記・訂正あり)

■【産経抄】3月28日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120328/plc12032803180003-n1.htm

「いわゆる平和憲法だけで平和が保障されるなら、ついでに台風の襲来も、憲法で禁止しておいた方がよかったかも知れない」。

ばかばかしい。
誰も「平和憲法だけで日本の平和が保障される」なんて言ってないし、天災(台風)と人災(戦争)を一緒にしないでください。憲法九条擁護派が正しいか正しくないか以前の問題です。
『明日の天気は変えられないが明日の政治は変えられる』(政治学者・岡野加穂留氏の著書名でもある)と言う言葉をお教えしましょう。
そして「憲法九条は戦前、軍事的暴走をした日本が再び軍事的暴走をしないよう阻止するための鎖」であることを平然と無視ですか?
「太平洋戦争(大東亜戦争)は聖戦」「拉致被害者を取り戻すためなら北朝鮮自衛隊を送り込んでいい」などというバカを産経とそのお仲間(巣くう会など)が言い続ける限り国内外の「憲法九条を守れ」という声はなくならないでしょう。
アル中に酒を与えるような危険なマネができるわけがないでしょう。正直、産経のような極右が存在しなければ国内外の護憲世論はもっと小さいでしょう。

沖縄の尖閣諸島に食指を動かす中国はついに「日本の実効支配の打破」とまで言い出した。いよいよ「本気」である。

本気とはどういう意味でしょうか?。中国軍の投入だったらそんな馬鹿なことはするわけがないでしょう。

多数の日本人を拉致した北朝鮮は、核実験や日本の上空を通過しそうなミサイル発射で威嚇する。

と言う主張はお隣の韓国には憲法九条などないのに「ラングーン事件」や「ヨンビョン島砲撃事件」で何度も北朝鮮に酷い目に遭ってるという事実で反論できます。
そして「お隣の韓国」ならともかく「遠く離れた日本」に軍事攻撃することは楽ではないでしょうに。下手な攻撃をすればそれこそ自衛隊在日米軍の反撃で北朝鮮が崩壊しかねません。

大震災のときにも憲法の「欠陥」があらわになった。災害や大規模テロを受けるという非常事態を想定していないからだ。

それこそ憲法に非常事態と明記すればそれだけで災害や大規模テロに適切な対応ができるわけではないんですが。