今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(9/22分)(追記・訂正あり)

産経新聞北朝鮮で「母の日」創設 女性の支持拡大狙いか』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120922/kor12092220570004-n1.htm
 とりあえず「へえ」とだけ言っておく。


産経新聞『「拉致工作船、中国が黙認」 在韓元工作員証言』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120922/kor12092212010002-n1.htm
 こういう真偽の怪しい記事をドヤ顔して掲載できる産経の「異常な反中国」にはほとほと呆れますね。

金正日総書記が(注:拉致について)知らないことはありえない

 そんな事は今更言われなくても誰も現場が勝手にこっそりやったなんて思ってないから。
 「ヤクザの親分が部下による対立組織幹部暗殺について知らないことは通常あり得ない」「部下の行った贈賄や談合について社長が知らないことは通常あり得ない」のと同じでね。ただ動かぬ証拠がなければ「部下の罪でヤクザの親分や社長を裁けない」のと同様、「お前も知ってたはずだ」と金正日氏に言っても仕方ないし、それにこだわると蓮池夫妻など生存拉致被害者の帰国が難しくなるから日本政府があえて追及しないでスルーしてるだけであってね。


■毎日新聞「願い:拉致被害者帰国10年/7止 娘への思い募る母 自ら情報求め訪韓も /新潟」
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120922ddlk15040089000c.html
 北朝鮮関係では産経だけでなく、朝日や毎日までも平気でデタラメな記事を書くのには心から呆れます。「1998年失踪の高校生・中村三奈子さん(当時18歳)」という特定失踪者が拉致かもしれないと本気で毎日の記者「川畑さおり氏」は思ってるんでしょうか。おそらくそうではないでしょう。毎日は、そして川畑氏は巣くう会、家族会に媚びているだけです。ジャーナリストの精神がないのかと本当に不愉快です。

失踪の翌7日、新潟空港から韓国・金浦空港への出国記録、さらに韓国への入国記録があるが、行方不明のまま。昨年3月現在、韓国からの出国記録はないという失踪後、三奈子さんの部屋のごみ箱から旅券用写真のレシートが見つかった。3月に本人が旅券を申請、4月3日に取得していた。

つまり何者かにだまされて外国旅行に連れ出されたにせよ、三奈子さんは「外国旅行目的で旅券を申請しそれを母親に隠していたというわけ」でこれは実にミステリーです。母親からすれば「何故黙っていたのか」と複雑な心境でしょう。

クニさんは第三者が絡んでいるとみている。

正確には「そう思いたい」というところでしょう。母親は娘の失踪を自発的失踪とは思いたくはないでしょう。
「あたし、韓国旅行に一人で行くけど心配しないで、お母さん、韓国は治安がいいから」などと言って韓国に行って彼の地で不幸にして失踪した訳じゃなくて韓国行き自体が「母親に秘密」「失踪の一部」なんですから「韓国行きは第三者が絡んでる」と思いたいでしょう。

拉致被害者に比べれば、圧倒的に「知名度」が低い特定失踪者。

そりゃ低いでしょう、北朝鮮拉致じゃないただの失踪者なんだから。失踪者全体への関心を高めようというならともかく、特定失踪者への関心を高めようなんてとんちんかんにも程があります。
毎日新聞ともあろうものが何というバカを言ってるのか。こんな恥さらしな記事を毎日は「うちの記事です」と自信を持って言えるのか。川畑氏は「私が書いた署名記事です」と自信を持って言えるのか。

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」のように、特定失踪者の家族が共に活動できる組織がほしいと感じている

失踪者家族がお互いを支え合ったり、失踪者問題について政府に陳情したりする「失踪者家族の全国組織」は必要かもしれません。しかし特定失踪者家族の全国組織なんか必要ありません。特定失踪者なんて与太話に過ぎないからです。