今日のMSN産経ニュース(12/2分)(追記・訂正あり)

産経抄】12月2日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121202/elc12120203120024-n1.htm

落胆する談志さんに、師匠の柳家小さん師らが落選を喜んでいるという知らせが追い打ちをかけた

もちろん「ざまあ、談志」という話ではないでしょう。
「名誉欲や権力欲か、話題作りのおふざけか知らないが、談志は政治家になりたいだけで政策がある訳じゃない」「そんな人間が政治などおこがましい」「そんな事やってる暇があったら落語に精進しろ」って話でしょうね。

沖縄で二日酔いのまま記者会見するなどでまもなく辞任

例の中川(酒)酩酊会見と同じですね。しかも談志が問題なのは怒った記者側に「公務より酒が大事か」と非難され「酒が大事で何が悪い」と居直り発言をしてしまったことです(ウィキペ「立川談志」参照)。当人、かっとなって考え無しに発言したのか、冗談か知りませんが、これで談志をめぐる状況は悪化し、引責辞任が避けられなくなります。

まだ政治に未練たっぷりな談志さんに、後援会長だった田辺茂一氏がとどめを刺した。「政界で談志ぐらいの活躍は他の議員でもできる。ところが落語家・談志は一人しかいない」。
 ▼三遊亭円生師匠もこう言って引退を勧めた。「あたしゃ何度噺(はなし)家をやめようって了見起こしたかわかりません。これでしか生きられないってのに。参議院やめるてのは、それほど深刻なものではございません」。みんなが「談志の天職は落語だ」と言いたかったのである。

そもそも談志にはやりたい政策などないでしょうからね。活躍だってしていない。才能がないという以前の問題です。
談志死去時に、弟弟子・柳家小三治落語協会会長)がNHKの取材(http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/102201.html参照)に語っていましたが、基本的に談志という人は「権力欲」の強い人なんでしょう。だから「三遊協会騒動(落語協会分裂騒動)」が起きるし、立川流も起こす。まあ、誰だって大なり小なり権力欲はあるでしょうが、談志の場合、権力欲がむき出しで、かつ、周囲に迷惑をかけても構わないという態度が露骨ですからね。
 それじゃ、上に立つことは難しいでしょう。三遊協会騒動の時も「談志をあまり評価していない三遊協会会長・円生が自分を三遊協会副会長にしてくれない(副会長は古今亭志ん朝)」「おまけに落語協会落語芸術協会、席亭のほとんども三遊協会に否定的で先行き暗い」ということがわかるや、落語協会会長で師匠の柳家小さんに頭を下げて協会に一人戻ってしまうんですから自分勝手な男です。普通そこまで自分勝手なことはなかなかやれない。普通は「みんな一緒に協会に戻る道を模索する」か「勝手に協会に戻る奴がいても最後まで残る」もんでしょう。何せ三遊協会の言い出しっぺは彼なんですから。「先行き暗いから」「後輩・志ん朝ごときの下にいたくない」って自分勝手すぎるでしょう(三遊亭円丈「御乱心」参照)
 まあ、柳家小三治NHKのインタビューに「良く小さん師匠も談志を育てたと思う」と言う趣旨のことを言ってますけど短気な師匠だったら談志なんか破門ですよ。