「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(5/9分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

■山形の夏の味「だし」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20100902
 「冷や汁」を山形の郷土料理という高世ですが、ウィキペ「冷や汁」では宮崎(アジを使う。汁かけ飯にして食べる)、埼玉(うどんの付け汁として食べる)、山形(野菜のおひたし)の「冷や汁」が紹介されています。
 埼玉県民として埼玉の物だけ紹介しておきます。

冷や汁」(ウィキペ参照)
 埼玉県内各所で、夏の家庭料理として作られる。特徴として、冷汁がざるうどんのつけ汁として使われる。冷汁の起源は、きゅうりのごま味噌和えを惣菜としてよく食べており、そこで余ったものをうどんとあわせた食べ方が始まりとされる。

つうことで埼玉の物は「つゆの多いキュウリのごま味噌和え」をうどんの汁にしたと思えば間違いはないです(好みによってキュウリ以外にも刻んだなすやミョウガ、しそを使う。使う野菜が「山形のだし」と似ていると言えば似ています)。
俺なんか「夏の冷や汁」に何の違和感もないけど、ウィキペに項目があるって事は「つゆの多いキュウリのごま味噌和えをうどんの汁にする」って珍しいのか。


ニヒリズムに直面する現代
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131106

人が生きる意味、根拠まで見失って

 俺は「人に生きる意味や根拠がある」と思ったことは一度もありません。「生きたいから生きてる」、ただそれだけです。もちろん「生きるからには社会に貢献したい」とは誰しも思うでしょうが大抵の人は「個人の楽しみを犠牲にしてまではちょっと」と思うでしょうし、それでいいと思います。じゃあ、年を取ったり身体障害で社会に貢献するのが難しくなったら生きる価値がないかといったら違うでしょう。「生きる意味や価値、根拠」など考えることはかえって「生きる意味がない奴は死んでもいい」という差別偏見の根拠になるだけだと思います。

グルメや温泉巡り、ゲームがはやるわけです。

 でそれの何が悪いのか?。何に楽しみや生き甲斐を感じるかというのは人の勝手であり「高尚な趣味でなきゃいかん」とは俺は全く思いません。大体江戸時代だって「お伊勢参り」などのレジャーはあったじゃないですか。いわゆる「飲む・打つ・買う(飲酒、ギャンブル、買春)」だって江戸時代に既に存在するわけです。近代に比べたら「江戸時代の資本主義化」はみみっちいもんですが鎌倉時代室町時代に比べたら「資本主義が進化している」わけで渡辺は何馬鹿な事を言ってるんだろうとしか思いません。

基礎的な共同社会を、資本主義は根っこから破壊してしまうんですよ。たとえば江戸の長屋だったら、お隣さんに「悪いわね」といって子を預けて外出できた。ところが今は、お金を払ってベビーシッター*1を呼ぶ。つまり共同社会では無償で支え合ってきたものを、資本主義社会は商品化してしまうわけです

実際にはそう、いつも「共同体社会」がうまく回っていたわけではないでしょうし、現代社会においても「ボランティア」など渡辺の言う「共同社会的なもの」はあります。昔をいたずらに美化してもしょうがないでしょう。

人類は長い間、衣食住の面で基本的な生存を確保できず、初めて手に入れたのが近代ですから。しかし近代は人間を幸せにすることには失敗しました。

バカも大概にして欲しい。「衣食住が確保されてる」ってのがなくて何が幸せなのか。渡辺のようなバカはそんなに「衣食住なんかどーでもいい」と思うのなら「衣食住の厳しい」発展途上国で生活したらどーなんでしょうか。自称「幸せの国・ブータン」とか。
 高世とか、id:noharraとか渡辺のような馬鹿を評価できる人の気が知れません。

まだ経済成長が必要ですか。

 必要じゃないんですかね。日本では現に不況で苦しんでる人がいるわけですし。もちろん「環境破壊などのマイナス面」を無視して「とにかく経済成長すればいい」とまでは思っていませんが。また日本以外の発展途上国なんか明らかに「経済成長が必要」でしょう。つうことで俺は一生「頭のいかれたバカ」渡辺の本は読まないと思います。

衣食住を楽しみ、スポーツや旅行、習いものなどの「好きなこと」を追求する。たった一つの倫理は「他人に迷惑をかけないこと」(自分が嫌なことを他の人にやっちゃだめ)。
これはニヒリズムの典型である。

 何がどーニヒリズムなんだか全くわかりません。「好きなこと」を追求して何が悪いのか?。昔は貧乏でできなかった趣味が豊かになったから出来る。どう見ても「大変いいこと」でしかないでしょう。
 その好きなことがいわゆる「飲む・打つ・買う(飲酒、ギャンブル、買春)」のような「刹那的なもの」ならまだしも「スポーツや旅行、習い事」という健全な趣味でもニヒリズム呼ばわりですか?(なお、実際には「働き蜂」の日本人はそういう趣味をどれほど楽しめているか疑問だ)。何をすれば満足なのやら。「死ぬまで労働」「趣味など怠け者のすること」ですか?。いや別にそれだって「労働しなきゃ生活できない貧困」といった異常な理由でない限り、もちろんそれも構いませんが別に「働け、働け」って高世や渡辺に説教される話じゃない。
 「たった一つの倫理は他人に迷惑をかけないこと(自分が嫌なことを他の人にやっちゃだめ)」で何が悪いのか?。ほとんどの社会道徳(嘘をつくな、約束は守れなど)はその理屈は「他人に迷惑をかけないこと」が理由でしょうに。他人に迷惑をかけない限り基本的には何をやっても構わないと思いますが。「他人に迷惑はかからないが反倫理的」なんてものがそんなにごろごろ沢山あるとは思いませんが、高世は何を想定してるんでしょうか?


■時間の主人公になれた時代があった
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131105

2ヶ月ほど前、朝日新聞渡辺京二のインタビューが載った。
幕末維新のころ異邦人の目に映った幸福と満足にあふれた日本人の姿が紹介された『逝きし世の面影』*2が12万部を超すロングセラーになっている。著者に、なぜ日本が生きづらい世になったのかを聞いている。

で高世に寄れば「江戸時代は良かった」という寝言が渡辺の口から出たそうですから
「そんなバカを言う渡辺」「そんなバカを載せる朝日」「そんなバカを褒める高世」には心底呆れます。江戸時代がバラ色の訳はないし、江戸時代には戻れない。その程度の事もわからないのか。大体「外国人の評価が正しい」と言う根拠は何でしょうか?

明治初期に東大に招かれた米国の動物学者モース*3は「日本に貧乏人はいるが貧困は存在しない」と言った。

そんなわけないでしょう。貧乏人がいれば貧困は当然存在するわけです。

日本の貧乏人には、欧米の都会の労働者の打ちひしがれた絶望の表情が、見られないと驚いている。

 これをどう評価するかは素人の小生には何とも言えませんがここから「貧困が存在しない」と結論づけるモースも、それを好意的に紹介する渡辺も問題がありすぎでしょう。そういう「明るい表情の人」は今の発展途上国にも探せばいるかも知れませんし。

以下、渡辺さんの言葉。
《維新後に司法省顧問に呼ばれたフランス人のブスケ*4は、日本の労働者はちょっと働いたらすぐタバコ休みにする、これでは近代産業を移植するのは無理だと考えた。当時の日本人はまだ、自分が時間の主人公だったんですよ。地固め工事のヨイトマケをみたモースも、日本の労働者はまず歌い、それから滑車の綱を引くと。なんで労働の手を休めて歌うのか、不思議に思うんです。要するに労働は資本主義の賃労働と違って、遊びと分離されておらず、楽しみが含まれていた。そういう非効率なものを排除していったのが近代化だったわけです》

この種の話は「前近代ヨーロッパ」でもあったと聞きますので何も日本の江戸時代限定じゃない。
それはともかく「今更そういう時代には戻れない」。そして近代化を経たという点ではヨーロッパも日本と同じですが「フランスには長いバカンスがある」とかヨーロッパの状況は日本と大きく違うわけです。別に近代化したから「日本社会は生きづらい」わけでは全くない。

まるでメルヘンの世界ですが、そんな時代を取り戻そうと、という趣旨で本を書かれたのですか。記者が聞くと
《違います。一度失った文明は取り戻せるはずもない》と一蹴し、こう言う。
《私たちは彼らの観察を通して、近代化で失ったものの大きさ、豊かさを初めて実感できます。いま私たちが生きている近代文明の本質も見えてくる。たとえば、いくら江戸時代がいいといっても当時の平均寿命は今の半分以下だったんだぞ、という批判があります。でも、その前提にある「寿命は長ければ長いほどいい」という価値観が、すでに近代の発想なんです。

 いや江戸時代人だって長生きできれば、長生きはしたかったでしょう。何で「長生き願望=近代的発想」になるのか。ただ近代と比べて「医療が遅れてる」「生活環境(衣食住)が悪い」「今のような社会福祉制度がない」とか長生きできない環境に江戸時代人はいたわけです。「失った物の豊かさ」ってあまりにも渡辺の江戸時代認識は問題がありすぎでしょう。


■日本人は時間を守らなかった?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131030

 無人の農作物の産直所である。これは、日本以外の国でありうるのかといつも思う。
 他の国でやったら、ネコババされるだけだろう。では、日本人の振る舞いはどうやって形成されたのか。

こういう日本人万歳には「自画自賛かよ。キモイ」とすごく吐き気がするのだがそういうのって俺だけか?

こんないいかげんな日記を書き綴ることにどんな意味があるのか。
単なる記録、自己満足なのか。
ときどき自分でも疑問に思ったりする。

 ええ?。小生は「小生のような実名で書いていない人間」はともかく、高世のような「実名で書いてる人間」は「それを読んだ人が意見を高世にぶつけること」「それによって人脈をつくったり、もらった意見を仕事の参考にしたりすること」を「それなりに期待している」「だからわざわざ実名で書いてる」「当然、仕事に支障が出ないよう、非実名で書く場合以上に表現に注意している」と思っていたのだが違うのか?


■「日本人」であることに感謝
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131029
 気持ち悪いタイトルだと思った。確かに日本にはいいところ(例:経済的豊かさ、治安の良さ)もたくさんあるけど、悪いところ(例:安倍のような歴史修正主義者が総理)もたくさんあるのでこういう「日本万々歳」的な物言いはどうも好感が持てない。

広場に入るには身体検査を受けなければならない。検査の列に並んでいるときにアイフォンで写真を撮ろうとしたら、そばに直立不動で立っている兵士に、検査を終えるまでは写真をとるなと制止され、その警備ぶりにあきれた。

 いや別に、それは呆れることじゃないんじゃないの?。

報道ステーションでは、来日した際のラビア・カーディル氏(亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の総裁)のインタビューを流していた。ウイグル族への抑圧と民族消滅の危機を訴えている。ノーベル平和賞候補にもなっているそうだ。
この画面を見ながら、かつて日本のテレビは、中国当局の恫喝を怖れてダライ・ラマ法王を出すのも自粛していた時代があったなあ、とちょっと感慨に浸った。

 へえ、そうなの?。でも今は逆に「安倍が首相になるような日本の右傾化」から「中国叩きは金になるぜ!」ってだけじゃないの?。つまり「金になるか成らないか」で報道するかどうかを判断するというゲスさは全く変わっておらず、そのあげく「靖国参拝での中国の批判」など正当な主張すら「言いがかりであるかのように報じている」ように思うのだが。要するに状況は良くなったどころか悪くなったように思うが。まだ「日中関係に配慮していた頃」の方が「ある意味まともだった」ように思う。だって今のマスゴミって単に中国叩きがしたいだけだろ?

20年前、他ならぬ私が、チベット問題がタブーであることを体験した。亡命チベット人コミュニティをインドで2週間取材したあげく、放送されずにお蔵入りになったのだ。

単に「今はともかく当時は視聴率がとれない」ってだけじゃないの?。「視聴率がとれない」から「お蔵入り」がいいとは言わないが「高世本人が中国政府やテレビ局から恫喝された」とかタブー呼ばわりする根拠あるの?。大体そんなに「取材お蔵入り」ってのは珍しいことなのかね?
【追記】
こんな高世の真偽不明な「具体性のない」怪しい証言を「貴重」とか寝言抜かす方(この方は過去にも「議員を落選した千葉氏は大臣を辞任すべきと主張」「萩原遼朝鮮学校への言いがかり本を評価」など数々の寝言で小生を呆れさせてくれましたが。まあ、世の中、「到底理解し合えない」考えの違う人*5はいるんだなと実感できた、あちらも小生についてそう思ってるでしょうが)がいたので以下の通り、ブクマで批判しておいた。

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/gryphon/20131030/p2
中国が嫌いなのはid:gryphonの勝手なんだけど、「私に恫喝があった」といった「具体性」が「全くない高世証言」を信用できる根拠は何だろう?。単に「視聴率がとれないからぽしゃっただけ」じゃないの?

北京を案内してくれたR君。
日本ではなぜ落とした財布が戻ってくるのか。いろいろ考えた。
「日本では、法律で、落し物を届けないと犯罪になることがわかったんです!」
刑法254条 「遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、1年以下の懲役又は10万円以下の罰金若しくは科料に処する」
だから日本人は落し物を届けるのだとR君は結論づけた。

 「遺失物を懐に入れたら処罰されるのは中国も同じじゃないの?」「それだけが日本人の順法精神の理由ではないと思うよ」とは思うが、まあ、それはあるだろう。そもそも「落とし物」だと証明できなければ、つまり酔っぱらったR君から財布を盗んだと警察に判断されれば、もっと罪の重い「窃盗」に問われることもあり得る。しかし高世はむきになって反論する。

私たち日本人(3人)はそれを聞いて、「いや、そういうもんじゃない。法律なんか意識してないよ」と思うのだが、R君は真剣である。
そして、友人らと中国を変えるには、しっかりした法律が大事だと議論しあったという。
「中国では前は飲酒運転は普通のことだったんです。でも、厳罰を科す法律ができてから、みな酒を飲んだら車に乗らなくなってタクシーで帰るようになった。数年で、これが常識として根づいたんです」

 「厳罰化で飲酒運転が減った」ってもろ日本の話じゃん。それどういう顔して高世たちは聞いてたの?。ちゃんと「こんな時、どういう顔をすればいいかわからないの(エヴァンゲリオン綾波風に)」と言ったか?。俺だったら日本への皮肉かと思って顔が引きつってると思う。要するに「日本人の順法精神」は「刑罰への恐怖」オンリーじゃないだろうけど「刑罰への恐怖」も明らかにあるでしょ。

R君はガイドとして日本人旅行者を連れて中国各地を訪れているが、どこに行っても「日本人」とわかると、住民やスタッフの態度が好意的に変わるという。
(中略)
「礼儀正しく、なんでもきちんとする日本人という評判が確立しているから、日本人だと言っただけで、どこでも歓迎されるんです」
そうなのか。私たちの先達に感謝しなくては。

ええ、そうなの?。昔は「農協旅行」なんて筒井康隆の小説「農協、月へ行く」でバカにされるほど「マナーが悪い」と言われていたのだが。


■落とした財布が戻ってくる国
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131028

 気がついたのが、人々の声が大きいこと。

 以前本多勝一氏がエッセイで「私の経験上、欧米は静かなのに対し、アジアは音がうるさい」と書いていましたから、アジアはそういう文化なんでしょう。高世曰く「中国は日本に比べうるさい」そうですが、その日本も本多氏曰く「欧米の静かさになれると日本に戻ってきたときが耐え難い」そうで日本もどちらかと言えば「うるさい」部類に入るんでしょう。

 R君に言わせれば、薄熙来のポジション*6で、約二千四十四万元(約三億三千万円)の賄賂などというのは額が小さすぎて普通なら問題にもならない。
 「こんなのは、私の知り合いの内蒙古の大企業の副社長がポケットに入れるレベルの額です」。
(中略)
 こんな「はした金」で訴追されるというのは、事件が、薄熙来が権力闘争に敗れたという政治問題だったことを意味するというのがR君の解釈だ。したがって、彼の妻、谷開来の殺人罪も事実だとは思えないという。

・ま、権力闘争に敗れたのは事実でしょうがさすがに犯罪を捏造はしないでしょう。
 権力闘争の渦中で「薄や彼の妻」が必死に隠していた犯罪が対抗勢力から暴かれたという話でしょう。ウィキペ「薄熙来」によれば彼の犯罪発覚のきっかけは薄の部下・王立軍(重慶市公安局長を経て重慶市副市長)が米国大使館に駆け込むと言う異常行為にでたことが理由です。一般的には「薄VS反薄派」の権力闘争の渦中で、「反薄派の攻撃から身を守るため、薄が口封じに、薄の暗部を知る自分を消そうとしているのでは?」と恐怖感に駆られた王が身を守るために米国大使館に逃げ込んだと言われています。王は結局大使館を出ますがその過程で「薄の対抗勢力」から「お前の知ってる限りの薄の不正を暴露すれば薄から身を守ってやろう。お前に手出しできないよう薄は確実に処罰する」「お前を無罪放免というわけにはいかないが、薄の悪事をばらせば、罪一等を減じてもいい」という取引がされたということでしょう。王の身柄を対抗勢力に抑えられた時点で「薄の政治生命は終了した」わけです。薄の対抗勢力については知りませんが「妻の殺人をもみ消そうとするような危ない男」は政治的に失脚した方が世のため、人のためでしょう。何せ、報道に寄れば薄が重慶市党委員会書記時代にやっていた「犯罪者撲滅運動(打黒)」も「マジの犯罪者」も当然いましたが「薄に都合の悪い人間に濡れ衣を着せて政治的に抹殺していた」という疑いが浮上していますから。またマジの犯罪者でも「証拠不十分でもがんがん起訴しろ、拷問しても構わない」という無茶苦茶な捜査をやっていた疑惑もでています。日本で言うなら「山口組や稲川会のような指定暴力団の組長なんか証拠不十分でも構わない、どんどん起訴しろ」「あいつらは、まともな人間じゃないんだから拷問して吐かせろ」「民衆は俺を支持してくれる」というようなもんです。
 こんな輩が一部で噂されたように「中国共産党中央入り」したらすさまじいまでの恐怖政治が出現しかねません(ただし裁判では「政敵抹殺疑惑」は追及されませんでした。単なる汚職ならともかく、『警察権力の悪用による政敵抹殺疑惑』なんてやばすぎる話は中国共産党中央も追及したくなかったのでしょう)。
 薄の「犯罪者撲滅運動(打黒)」についてウィキペディア薄熙来」は

・改革派知識人たちは、「打黒」の過程で無罪の者を有罪にしたり、死刑に値しない者も処刑したりするなど、法を無視した捜査に最大の問題があると指摘
・国務院総理の温家宝*7は、全人代閉幕後の記者会見で、薄の「打黒」運動を文化大革命になぞらえて批判

とその問題点を指摘しています。
・起訴された収賄額が「端金」かどうか知りませんが、仮に端金なら「起訴されたのが薄の収賄額の一部に過ぎないから」でしょう。
 これが「証拠不足でこれしか起訴できなかった」のか、「何らかの政治的配慮で起訴する収賄額を一部にとどめた」のか知りませんが。大体、薄の起訴理由には収賄だけではなく、「妻の殺人もみ消し」も入っているのですが。
 しかし、「すさまじい貧乏人がいる」一方で、「すさまじい金持ちもいる」という今の中国の状況にはもやもやしたものを感じますね。あの国が「貧富の格差のない社会主義国家」とはもちろん思ってはいませんが、「共産主義」を建前とするのに、貧富の格差が大きすぎては、複雑な思いをさすがに感じますね(ということで「例の方・Mukkeさん」が「お前は中国批判してない」とか抜かすので早速、『高世の中国に批判的なエントリ』へのコメントという形で中国に批判的な事を書いてみました。まあ、チベットネタでないと評価されないのかも知れませんが)。

 R君は以前、東京に3ヶ月ほど住んでいたことがあり、そのとき酔っ払って20万円入りの財布をなくした。銀行に預けられないから有り金すべてをいつも身につけていたという。つまり全財産をなくしたわけだ。
 青くなったR君だったが、「日本では財布を落としても必ず戻ってくる」という神話は本当だった。タクシー会社が、財布が車内に置き忘れられていたと届け出てくれたのだ。
 感激したR君、日本人はなぜ落ちている財布を届けるのか、いろいろと考えをめぐらした。
 R君は中国の友人たちと、このことを夜っぴて語り合ったという。
 我々中国人のモラルはどうすれば変わるのかと。

 「何だかなあ」って感じですね。そういうときに日本でいつも財布が出てくるかといったらそんな事は全然ない。懐に入れる奴だって当然いるわけです。
 日本人がそんなに立派な人揃いだったら、たとえば「オレオレ詐欺」なんかあるわけもない。まあ、海外(中国に限らない)に比べたらそういう「まじめな遵法精神あふれる人間」が日本は多いのかも知れませんが。
 とにかく「中国人に限らず」外国人のお世辞を真に受けてもしょうがないでしょう。俺なんか「お世辞しまくっても何もでないよ?」と言いたくなるところですが高世は違うようです。 


■新聞がなくなった町では
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131026

 前回触れた朝日新聞の青木記者は、新聞週間特集(17日朝刊)で動画の使用をこう書いている。


《私たちは写真は撮り慣れているが、動画撮影の経験は浅かった。映像は手ぶれが激しく、決して上出来とは言えない。
(中略)
だが、映像は取材現場の緊迫感を伝え、音声は臨場感を増した。
何より、読者から「記者が現場に張り込んで撮影した」ことへの共感が多数寄せられた。動画で取材過程が可視化され、記事への信頼を高めたと感じている。》


 特別報道部ではさっそく記者の動画研修を実施したという。
《新聞の調査報道で、動画はますます重要な手段となっているだろう》と青木記者は言う。

「動画撮影の経験が浅い」というのは意外ですね。従来、紙面に写真を掲載してきたからでしょうか。
とここまで書いて不思議に思ったんですが、動画をどうしたんでしょうか。紙の誌面に載せる(その場合は静止画像に当然なりますが)とともに朝日のホームページに動画掲載したんでしょうか?

新聞が消えるとどうなるか?
例えば、プリンストン大学の経済学者Sam Schulhofe-WohlとMiguell Garridoが出した論文Do Newspapers Matter? Evidence from the Closure of The Cinninnati Post(新聞は大事なものか?シンシナティ・ポスト紙閉鎖からの立証)。
2007年12月31日で廃刊になった新聞のその影響を分析すると;
1. 投票率が下がった
2. 市議会への立候補者が少なくなり、現職議員が再選される確率が高くなった
次に、シカゴ大学の経済学者Matthew Gentzkowは1870年代から現代まで、新聞がなくなったコミュニティの投票率の研究をした。
結果「新聞がなくなると投票率が著しく落ちている」と発表している。
http://faculty.chicagobooth.edu/matthew.gentzkow/research/voting.pdf
さらに、MIT(マサチューセッツ工科大学)の経済学者Jim Snyderの分析によると、新聞で取材される度合いが大きい議員ほど、そうではない議員と比べて、選挙区のためにより真剣に*8仕事をするという。
論文はPress Coverage and Political Accountability(プレスの取材と政治的責任)
http://econ-www.mit.edu/files/2984
こうして見ると、ジャーナリズムと民主主義が密接に関係していることが分かる。

 本当に「新聞と投票率に因果関係や相関関係があるのか」「新聞の価値を力説したいが故に間違ったことを言ってるのではないか」と疑問に思いますが、まあ、否定する根拠もないのでそれは一応認めましょう。
 ただこれ「米国の調査結果」に過ぎませんからね。日本でそうだとは限らない。こういうのは「アメリカでそうだから、日本でも、どこでもそうだ」とは言えないでしょう。
 大体日本では新聞があったって「投票率が低く、立候補者が少なく、現職再選傾向が高い(下手をすると現職しか立候補しないで無投票再選、首長選挙なんかでよくありますが議員選挙ですら時々あります)」んですが。これは証明するまでもなく皆さん、実感しておられることでしょう(日本で立候補者が少ないのは供託金が高いなどの問題があるからです)。
 そもそもこのような結果が出るには「新聞がまともに政治報道をしていること」が前提条件として必要でしょう。与党礼賛報道をやってるようでは投票率は上がらないし、立候補者は少ないし、現職再選傾向も高いでしょう。「新聞があれば当然に投票率が上がり立候補者が増え、現職再選傾向も低く政治に緊張感が出る」わけではない。と同時に「雑誌、テレビ、ラジオ、ネットメディア」など他のメディアがきちんと調査報道していれば新聞などなくても構わないでしょう。もちろん「新聞など消えてなくなれ」と積極的に「新聞廃止論、撲滅論(?)」を唱える気もありませんが、高世のような新聞万歳論には賛同できませんね。


■ネットにはできない調査報道
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131024

きのうまで2泊3日で北京にいた。
PM2.5による大気汚染に気をつけろと言われたが、さほど感じなかった。

「高世が体が丈夫」なのか、「中国の大気汚染は騒がれているほど深刻ではない(長期に居住すれば健康に悪影響がでるが短期滞在なら大して問題ないのか)」のか、「高世が行ったときはちょうど汚染の状況が酷くなかった」のか。しかし中国の大気汚染報道は「高度成長時代の日本」を連想させる(もちろんその時代に生きてないのであくまでも本などによる知識)。

朝日新聞の「手抜き除染」報道の結果、国が行う除染は「2年で終了」という期限に見直しがなされた。

朝日の報道だけが原因ではないでしょうが報道も影響したんでしょう。こういうのは「記者冥利につきる」といったところでしょうか。こういう成功例ばかりではないでしょうけどね。

青木記者は、情報が氾濫している今、新聞の役割はむしろ重くなっている、調査報道は、ネットメディアにはできない、権力監視のツールだと言った。

 除染問題を調査する青木記者は有能かつ立派な記者なんでしょうがこの発言は間違っています。
 新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットというのは「発表方法」の違いに過ぎません。
 要するに「インターネットメディアだから調査報道できない」なんてことは理屈の上ではない。
 そういう「調査報道を目指すインターネットメディア」だって「成功してるかどうか」はともかく日本を含む各国に存在してるわけです。大体、新聞、雑誌といった紙媒体もネットは使用しています。
 「テレビやラジオ、ネットには速報性の点では新聞は劣るだろうが、調査報道では勝ってみせる」というなら間違いではないんですけどね。
 しかし今の日本の新聞が一番なおざりにしてるのが調査報道じゃないんですかね。その点「こちら特報部*9という「調査報道的コーナー」を常設している東京新聞を小生は評価しています。関東人でないと東京新聞は読めませんが。

こういう調査報道には時間も金もかかる。最近、テレビが調査報道をなかなか我々のような独立系制作会社やフリーに回してくれない。

 まあ、時間と手間がかかる割に視聴率がとれませんからね。かつ調査報道番組を作る場合も「安易に外に仕事を出すな、経費節減だ!。出来る限り中の人間でやれ」というお触れでもでてるんでしょう。

テレビ局に頼らずに調査報道をやる方法はないものか。

理屈の上では
1)ネットに動画で流す
2)DVDにして販売する
ということが考えられるでしょうね。


■フジTVが朝日の記者をゲストに
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131019
 要するにフジは産経極右路線とは一線を画してるんでしょう。
 高世曰く出演した番組「週刊フジテレビ批評」での朝日記者の発言内容も「除染現場では定められたマニュアルを無視したインチキ除染が横行しており、メディアの批判、政府や東電の現場へのリーダーシップの発揮が必要」「インチキ除染追及については文字より映像の力が大きいと思う(まあ、フジテレビでの発言ですしね)」などというおよそフジサンケイグループには似つかわしくない政府批判もされたそうです。
 ただ高世も指摘していますけど放送時間が朝の5時台ですかね。朝の5時台だから影響力は小さいし、小さいからこそ朝日記者が呼べるという側面は否定できないでしょう。


■モンゴル企業が総連本部を落札
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131017

 落札者の本社所在地や代表者名は不明だが、東京地裁によると、モンゴルの企業との情報がある。
(中略)
 もし、この企業にモンゴル政府のバックがあるとすると、今回の落札に、安倍首相が任期中に必ず解決すると言明する拉致問題があると見るのが自然だ。そうだとすれば、朝鮮総連がこの建物を使用し続ける、つまり総連の便宜をはかる方向で調整されることになろう。
 先月29日、安倍首相はモンゴルのエルベグドルジ*10大統領と東京・富ヶ谷の私邸で約1時間会談している。現職首相が、外国首脳と私邸で会談するのは極めて異例なうえ、北朝鮮問題にくわしい第1次安倍内閣の秘書官、北村滋*11内閣情報官が同席したという。
 安倍首相は今年3月にモンゴルを訪問し、7月には古屋圭司拉致問題担当相が訪れている。
 かねてより政府はモンゴルに、拉致問題解決に力を貸してくれと申し入れていたこと、安倍首相との会談は、モンゴル側から申し入れたことを考えると、モンゴルのイニシアチブが大きいのかもしれない。
 エルベグドルジ大統領は今月27日から北朝鮮を訪問する予定で、金正恩が第1書記に就任して以来、初めての外国元首の訪朝になるという。

 こうした高世の見方が正しいかどうかはわかりません。もちろん正しい場合は「巣くう会にとって厄介なこと」になるでしょう。彼らにとって「安倍が交渉路線に乗り出すこと」はあってはならないことだからです。
 いずれにせよ、こうした見方は高世一人ではないでしょう。こうした情報が出ること自体が「巣くう会の政治力失墜」の証明と言えると思います。


■のちの日本必ずや立ちあがらん
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131009

今朝の朝日の天声人語で韓国の詩人、高銀(コウン)の3.11を詠んだ詩が紹介されていた。
日韓関係の冷却化のなかで見直そうと言う趣旨で、最後は「海峡を越えて、こうした言葉が往き来しないか」と結んでいる。

 まあ、朝日も高世も能天気ですよね。何で関係が冷却化してるのか。靖国慰安婦でもめ事をおこす安倍のせいじゃないですか。
 にも関わらず安倍批判は全然せず「高銀氏のような友好的精神でやっていこうじゃないか」と放言。
 高氏も怒り出すんじゃないですかね。彼の書いた詩は「震災直後に書いたもの」だから安倍が登場する前。当然日本批判が詩になくてもおかしくない。でも今彼が日本(というか安倍自民党とその支持者)に批判的考えがないかと言ったら普通に考えてそんな事はないでしょう。
 高氏の書いた詩を「震災に苦しむ日本人を励ます」という前提を無視してデタラメな政治利用する。
 朝日と言い高世と言い、良心や常識というものはないんでしょうか。


戦場ジャーナリスト絶滅危惧種
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131008

早くあの体制を潰さなくては。

いい加減そういうバカ抜かすのはよせよ。韓国が開城工業団地続けてるのを高世はどう理解してるんだろうな。そんな事が可能なわけないだろ。外交でうまくやっていくしかないだろ。向こうだって「チキンゲームでやってる」んだから。落としどころはいくらでもあると思うぞ。「落としどころがあっても潰せ、独裁政権はとにかく潰せ」という態度を取らない限りは。


■シリア攻撃中止のうらに対イラン政策
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130926
 『シリアに地上軍の投入を』(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130919)と言っていた男・高世が少なくとも当分は地上軍投入などあり得ないとわかるやいなや「オバマのシリア攻撃中止はイランとの外交のため」と言ってオバマを褒めるのですから高世には呆れて物も言えません。
 そして「オバマの判断の背後」には明らかに「シリア攻撃に批判的、消極的な国内外の世論」があるのにそれを無視する点でも高世には呆れて物も言えません。


北朝鮮でスキャンダル隠しの公開処刑
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130923
 つうのは、ちなみに未確認情報です。「処刑されたのと違うか?」と言われてる人間が表舞台に出なくなった事は事実のようですが、「それが何故なのか」はまだわかりません。まあ、「未確認情報が流れて確認が取れない」と言うこと自体「あの国が情報統制してる」ということであってほめられたことじゃありません。しかし、だからといって未確認情報を平気で流して北朝鮮を非難するという朝日新聞や高世のような行為が許されるとは俺は思いません。それにしても「怪しい情報で北朝鮮バッシング」という産経並みの行為にいそしむとは、朝日も本当に落ちぶれたもんです。

こないだ、同年の友人と電話で話したさい、「おれ、今でも時々徹夜するんだよ」と言ったら驚かれた。彼は、体力に自信がなくなったと、会社を辞めたところだった。いつまで仕事するのと聞かれたから、「そうだな、『死ぬまで』かな」と答えると絶句していた。

 そりゃ絶句するでしょう。まあ、普通は年を取れば、体も衰えていくし、それ相応の働き方にシフトしますからね。いわゆる定年年齢になれば普通は仕事を辞めるでしょう。続ける場合も「体に不具合が生じない」ように働くでしょう。そのために年金制度もあるわけです。
 高世(現在61歳)だってマジな話、いずれはリタイアするでしょう。「過労死してもいい」というならともかく、そうでないならリタイアせざるを得ないでしょう。

北朝鮮を動かす一つの方法は、中国への圧力だ。

 最初読んだときは「(北朝鮮への)中国からの圧力」と誤読したのですが、よく読んでみて誤読に気付きました。
 どうやら高世は「(日本からの)中国への圧力」といいたいようです。どれほど中国を敵視すれば気が済むんですかね、このバカは。圧力ではなく「どうやって外交で日本が中国の協力を得るか」でしょうに。


■政府軍によるサリン使用が明白に
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130922
 国連調査団の報告を信じる限りそういうことになるでしょう。疑う理由もないので、「政府軍がサリン使用」ということで話を進めていきます。
 さて、国連報告がでる前から『シリアに地上軍の投入を』(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130919)と書いた高世では「ほら見ろ」とばかりに「改めて地上軍投入を強く訴える」かと思ったら、「シリアの悲劇を何とかしないといけない」というだけで随分とトーンダウンです。
 今後「地上軍投入を」とヒートアップしていくのか、それとも「化学兵器使用が仮にシリア政府軍によるものだとしても、地上軍投入論は問題がありすぎた」としてトーンダウンしていくのか。


■シリアに地上軍の投入を
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130919
 後で詳しく突っ込むつもりですけど、高世が言ってることはエントリタイトルの通りです。
 オバマは米軍地上軍をシリアに投入してアサド政権を叩けと。
 まあ、島田洋一が言うならともかく、高世が言うとは。小生、高世のことを見誤っていたようです。
 もう少し高世はまともかと思っていた。実際、高世はこのエントリを書くまで「アサド政権批判」はしても地上軍投入なんてさすがに公言してないわけです。
 シリアに地上軍を投入する事の是非はともかくそんな事が可能だと高世は本気で思ってるのか(平和主義者の小生は投入すべきでないと思ってますし、投入したら米国はにっちもさっちもいかなくなるでしょうが。イラク、アフガンだけでも大変なのに)。
 現状でそんな事が可能だと思ってるんですかね。ロシア提案を受け入れると米国が表明した現状で。
 1度受け入れた提案を実行すらしてないのに「やっぱ、やーめた」なんて言えると思ってるのか。
 米国でも「軍事介入に批判的な意見が多い」現状で。大体オバマが当初から考えていたのは「空爆やミサイル攻撃」などの限定的軍事介入です。「地上軍投入」なんてはなから考えてない。それですら米国内外の批判を浴びたってのに。

シリア情勢の見方では、米ロの化学兵器に関する合意は茶番だと批判する、同志社大学内藤正典*12教授の意見が私にとっては「良識的」に思われる。

で、高世の引用を信じれば同志社大学教授・内藤氏は「外交ではシリアは化学兵器を破棄しない」「アサド政権を軍事攻撃しろ」と北朝鮮問題で巣くう会が言ってる主張「外交では北朝鮮核兵器を廃棄しない」「金正恩政権を軍事攻撃しろ」を主張してるわけです。
 内藤氏の言ってることは「シリア版巣くう会」でしょう。正気とは思えない。ググったところ「なんちゃって大学教員」の荒木や島田と違い、右翼的でない一般の出版社からまともな本も出してるようですが、だからこそこんな暴論を吐く意味がわからないですね。「朱建栄氏が現在、不当にも中国に身柄拘束されているように」シリア政権に酷い目に遭わされた過去でもあるのか?

いま中東で起きていることっていうのは、右も左も一切関係なし。自分が「左」だからアメリカの介入に反対していると信じてる奴は、実は、自分が全体主義への奉仕者であり、ファシストを支援していることに気付いていない

高世が紹介する内藤氏の発言です。
別に左だから反対してると言うよりは平和主義者だから反対してるんですが。大体、右だって反対者はいます。シリア攻撃に反対して内藤氏から「ファシスト(アサド)支援者」呼ばわりされるのならそれで結構です。アホ学者・内藤氏にファシストの支援者呼ばわりされようと別に痛くもかゆくもない。
 となると米軍がシリア攻撃するなら支持したいという態度が見え見えだった安倍は、内藤氏にとってこの件では「ファシストと闘う正義の味方」になるんでしょうか。冗談も大概にして欲しい。
しかし同僚(同志社大教員)や同業者(イスラム学者)に内藤批判者はいないんですかね。まあ、いても「アサドの手先」認定されるだけでしょうが。

*13がシリアへの攻撃も止むを得ないと言ったのは、反体制派が「正しい」からではない。アサド政権が「間違い」だからでもない。この不毛な殺し合いを一瞬でも止めさせるには、外から一撃を加える以外にないから。とにかく一度軍事力のバランスを崩さないことには、重火器で圧倒するアサド政権側が反体制側を市民もろとも殺戮し続ける。待てよ、このまま殺り続けると危ないかな、とアサド政権側に立ち止まらせるために攻撃が必要

やれやれ。そんなに都合良く「軍事バランスをとるための限定的介入」なんて事が出来ると思ってるのか。米軍によるシリア軍攻撃は「不毛な殺し合い」ではないのか?
さすがに「アサド政権打倒なんて可能なのか」「反体制派は正義なのか(とてもそんな事は言えませんし、アフガン同様、反体制派は一枚岩でもありません)」という批判が無視できないらしく内藤氏は「アサド政権打倒なんて言ってない」「反体制派が正しいとは言ってない」と言い訳していますが、これは「シリアへの地上軍投入批判派」を何とか丸め込むためのただの詭弁に過ぎないでしょう。

リベラルで知られる藤原帰一*14東大教授もまた、軍事介入に賛意を示す。

 これまた、内藤氏や高世同様「何考えてるんだか」ですよ。シリア軍事介入に賛成する時点で藤原氏はリベラルじゃないでしょう。少なくとも俺はそんな人をリベラルとは評価しません。

政府による暴力的な弾圧のすべてを阻止することが難しいとしても、せめて難民の安全を図ることはできるはずだ。そして難民支援の一環として、国連安保理の決定に基づいて地上軍を派遣することは、ミサイルによる空爆よりは具体的な成果を導く可能性が高いだろう。
(時事小言 朝日新聞17日夕刊)

とはいえ、藤原氏の「軍事介入」は現実的可能性*15や「藤原氏が本心を偽ってる可能性(本心ではシリア軍事攻撃したいがその本心を隠してると言った可能性)」はともかく、高世や内藤氏の唱える「軍事介入」とは違うようです。
 「難民への軍事攻撃を防ぐための軍事介入」ということで、シリア政権への軍事攻撃が当然視されてるわけでもなければ内藤氏のように「毒ガス廃棄などあり得ない」としてるわけでもない。藤原氏は「毒ガス廃棄がされても内戦が続けば問題が解決したとは言えない」としていますから。投入される軍隊もどこでもいいというわけではなく「安保理決定に基づく軍」ということで米国の暴走に対する歯止めを主張しています。しかし「軍事介入」と言う点が共通するだけで「アサド政権軍攻撃」「毒ガス廃棄など不可能」を主張する内藤氏とそんな事は言ってない藤原氏を同一視できる高世は頭がどうかしています。

【追記】
内藤氏に対する批判として
私にも話させて『内藤正典のシリア軍事介入論と「両論併記」化』
http://watashinim.exblog.jp/19661204/
を紹介しておきます。


■和田中で拉致問題の公開授業
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130917

写真は校長室のお二人。お二人ともお歳を感じさせる。とくに滋さんは歩くとき足元がおぼつかない。

 今年で横田父が81歳、横田母が77歳ですからね。
 やばいじゃないですか。もうこれは何度も言ってますが「行け、孫に会いに、ヘギョンに会いに平壌に行け!」ですよ。藤子・F・不二雄『ノスタル爺』の「抱け!」思い出した。
 つうかさ、そんな人間を講演で日本中引っ張り回すとか健康を害するからやめた方がいいんじゃないの?

授業の場所は体育館で冷房がなく、かなり暑かった。

 授業があったって言う9/14ってそんなに暑かったっけ?。つうか冷房がなくて「横田夫妻より若くて元気な」高世ですら「かなり暑かった」なんてところで「足下がおぼつかない」「81歳の老人」に長時間の講演やらせるなよ。死なせたいのか?

体育館に冷房が入っているのは、東京都では二つの自治*16しかないそうだ。

何だよ、それ。五輪なんかよりこういうことに金使えよ、猪瀬。昔と違って今は異常気象なんだから冷房つけて当然だろ。

生徒への最初の設問は、「拉致によって家族は何を奪われたと思うか」。
(中略)
次々に手を上げ、「しあわせ」、「家族の絆」、「未来への希望」などと答えていく。

くだらないって言うか何て言うか。別にわざわざ質問するような事じゃないよな。

「どうしたら拉致問題を解決できると思うか」という設問には、「やはり拉致被害者がいる韓国と協力する」、「朝鮮人と話し合う」、「北朝鮮をもっとよく知る」などにまじって「日本中の海岸に防犯カメラを設置する*17」というのまであった。

 また「大人でも答えづらい」厄介な質問を中学生にしますね。
 防犯カメラってのは論外ですが、他はまともで嬉しいですね。
「やはり拉致被害者がいる韓国と協力する」
 おっしゃるとおり。にもかかわらず閣僚の靖国参拝などで「協力を潰してる」のが安倍の訳です。
朝鮮人と話し合う」「北朝鮮をもっとよく知る」
 おっしゃるとおり。制裁なんかしてもどうしようもないわけです。「朝鮮人と話し合う(外交交渉する)」。またその前提として早急に国交正常化する。「早急な国交正常化」がすぐには無理でも「日中国交正常化前の日本が中国に事務所をおいた」ように北朝鮮に事務所を置いて「北朝鮮をもっとよく知る」。それが大事です。ただ横田夫妻(特にウヨの奥さん)がこれらの回答をどう考えたかはわかりませんが。もしかしたら不愉快だったのかも知れない。

あの日の衆議院議員会館での被害者家族の会見を思い出す。「8人死亡」の報に、取材していた私は泣いてしまった。
廊下で、テレビ新潟(日テレ系)の岡田浩人記者、新潟テレビ21(テレ朝系)の馬場記者と顔を合わせたら、二人とも泣いていたことを憶えている。

 そんな事で泣くなよ。お前ら自称に過ぎないけど、一応「ジャーナリスト」だろ。「当事者と一心同体化」してどうするんだよ。

「めぐみのことを愛してくださって、いつもいつも取材して下さって、めぐみちゃんのことをいつも呼び続けてくださった皆様に、また祈っていてくださった皆様に心から感謝をいたします。まだ生きていることを信じ続けて戦ってまいります」。

 取材者は別に「愛してはいない」と思うぞ。そして取材者は「巣くう会」じゃないんだから「これからも闘います」と言われてもねえ。
 俺だったら「横田母は何勘違いしてるんだか」と思ってその場で吹き出しかねないけど世の中、そうじゃないのかねえ。

和田中学に取材に来たテレビ新潟のクルーに「岡田さん元気?」と聞くと、去年辞めて独立し、野球を中心に地域スポーツの取材をするフリーランスになっているという。あとで検索するとHPもあった。
http://www.niigatayakyu.com/about

岡田さんにとっては「拉致よりも新潟のスポーツ情報(特に野球情報)」のほうが大事だったんでしょうね。それが悪いというわけではなくて単なる事実の指摘ですが。

最近、『最終回は、終わらない 日本文理高校甲子園準優勝の真実』(ベースボールマガジン社)という本を出している。

 アマゾンによると最近とは「2013年7月」です。日本文理とはもちろん新潟の高校です。2009年夏に準優勝。これが新潟県としては最高の成績です。


■この国の行方の知れぬ暑さかな
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130911
 高世と自称人権団体「ヒューマンライツウオッチ」が「シリアアサド政権転覆」を熱望する野蛮人だということはよくわかりました。もちろんアサド政権がいいとは言いませんが「転覆なんぞしても現状が悪化するだけ」でしょう。「イラクやアフガン、リビアの現状がいい」とはとても言えないわけです。そして転覆なんて目指すほどの余裕は今の米国にはないでしょう。なくていいですけど。


化学兵器使用はやはりシリア政府軍か
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130907

常任安保理国がここまで割れるなか、米国が攻撃に踏み切るというのは、これまで例がないだろう。

いや、あるだろ、最近のイラク攻撃ってのが。イラク攻撃にフランス、ロシア、中国は賛成してないぜ。バカなの?。それとも嘘つきなの?

常岡さんによれば、まず間違いなく政府軍の仕業だという。

常岡って無責任だな。高世もだけど。目撃したのならともかく「状況証拠(反政府軍にそれだけの能力がないと思うとか、反政府軍側のダメージの方が大きいと思うとか)」で断言するなよ。俺だったら「政府軍じゃないかと思いますが変に政治利用されたくないので僕の意見はあくまでも一つの意見と理解して下さい」「常岡(高世)が政府軍と言ったから軍事攻撃支持するというような意見の使い方をしないで欲しい」と断るぜ。常岡も高世も勇気あるなあ。単に無責任なだけなんだろうけど。

そんななか、ニューヨークタイムズが、シリア反政府勢力の「蛮行」を示す動画を入手したと報じた。
《5日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、シリア反体制派が政府軍兵士7人を「処刑」する動画を入手したと報じた。米国などによるシリア攻撃の是非をめぐり国際的な議論が活発化する中、米政府の支援する反体制派による新たな残虐行為が明らかになった形だ。》(時事)
(動画はhttps://www.youtube.com/watch?v=4vBFlI5o-0M


どっちもどっち、反政府側もひどいという印象を与える結果になっている。

 印象も何も事実だろ。天下のニューヨークタイムズがデマ報道してるとでも言うのかよ?。それとも「たとえ事実でもアサド政権を打倒するために報じるべきではなかった」とでも言うのかよ。正義の味方でも何でもない奴に肩入れしてとんでもないことにならなくてよかったじゃないか。
 お前、そこまでしてアサド政権を転覆したいのかよ。理由は何だ?

【2013年9/11追記】
 ロシアが和解提案に動き「米国以外の国(イギリス、フランス)が攻撃に乗り気でないこと」「米国内でも反対意見が強いこと」もあって米国も「少なくとも」しばらくは攻撃を見合わせるようです。
 高世はどう思ってるか知りませんが大変いいことだと思います。


■シリアより北朝鮮に介入を
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130830
 いや「より」も何も、シリアや北朝鮮に限らず、適切な介入なら「すべき」だし、不適切な介入なら「すべきでない」ってだけの話ですけどね。もちろん軍事介入なんてのは「不適切な介入」です。
 いつもながら高世って言ってることが意味不明だよな。

ヒューマンライツウォッチの声明。情勢を見る「基準」「視点」が実に明確なのだ。

 ヒューマンライツウォッチ(以下、HRW)の見解の是非(高世も認めていますが、どう見ても軍事介入容認傾向だと思うので俺個人は『HRW全否定』の立場ですが)はともかく、全然明確じゃないと思いますけどね。

ヒューマン・ライツ・ウォッチは本件に関し、(注:アメリカの軍事介入計画に対し)支持・反対いずれの立場も取らない。

なんて見解のどこが明確なのか?。明らかに「組織内部で意見統一がとれず」、あるいは「補助金でももらってるのか、米国政府を敵に回したくなくて」、アメリカの軍事行動についての評価を逃げてるじゃないですか(しかもそういいながら、文章の内容は明らかに軍事介入を容認する見解寄りです。はっきり軍事介入容認と言ってないだけです。俺はこんな戦争キチガイのふざけた団体HRWを人権団体などとは認めません。)。
 むしろ赤旗『シリアへの違法な軍事攻撃の企てに強く反対する:志位委員長が談話』(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-31/2013083101_01_1.html)の方が「軍事介入反対の意思」がよほど明確ですよ(もちろん俺は志位談話を支持し軍事介入に反対します)。高世には「HRWを何が何でもほめないといけない腐れ縁」でもあるんでしょうか?。本当に高世ってどうしようもないクズですよね。


■ある程度の放射能汚染は「しゃーない」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130828
 ここ数日続いていた高世の福島原発事故ネタひとまず終了。要約すると
1)「福島原発事故は幸いにも軽微にとどまった」という今中哲二氏の見解を元に「ある程度の放射能汚染はしゃーない」「一部の大げさな(?)話には賛同できない」
2)ただしこれは現時点での知見を元にしているため、間違っている可能性を否定しきれない。原発事故の影響についてはわからないことが多い(なお、間違っている場合でもそれは「一部の大げさな(?)話が正しい、ということを意味しない」)
3)間違っていた場合の危険性を是正するため長期的にわたる子どもたちの定期診断を行うとともに、事故に起因するとしか思えない異常が判明した場合は、速やかに対処することが必要
ということのようです。素人の小生には、何とも評価しようがないので要約だけにして他の点にコメントします。

米国はシリア攻撃の準備が整ったと公言している。早ければ明日29日にミサイルを撃ち込むとの観測もある。

冗談も大概にして欲しいですね。政府軍が毒ガスを使ったと主張してるのは軍事介入したがっていたアメリカであって国連はそういう結論を出していません。そもそも毒ガスを使おうと使うまいと「道義的な意味でも」「政治的な意味でも」軍事攻撃は愚策でしょう。イラクやアフガンであれほど弱った立場にあるのに、シリア攻撃を公言できるとは絶句です。ただしイラク、アフガンであれほど苦しんだことから「地上軍の投入」はやる気はないようですが。

ダライ・ラマ法王は、きょう、キング牧師I have a dream演説50周年を記念して、自らの「夢」を語った。

くだらねえ。オウムから金もらうクズの分際でキング牧師気取りかよ、手前。キング牧師に謝れ。まあ、そういうコトしてかっこつけても、信者と「自称チベット支持者」が「ダライすげえ」とドヤ顔するだけでチベット問題の解決に役立たないんだけどな。

システムや制度、規則ではなく、人の心のレベルの向上が、平和には不可欠だということだ。

いやいやシステムや規則だって大事ですよ。だから国際法とか国連とかいったシステム、規則がいろいろとあるわけです。「心の問題」にしたら社会問題は解決しません。宗教家のダライはこういう事を言うのは仕方ないとしても、高世は何馬鹿な事言ってるんだか。


■いまもわからない原発事故の被曝被害
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130825

先日、東京・国立市に住む研究者に、国立にフリーメーソンの施設があるの知ってますか、と聞いたら知らないと言う。

フリーメーソンがどこにあるかなんてのは普通知らないでしょう。国立って広いし。大体、日本の団体だって、例えば「連合の本部(ちなみに公式サイトhttp://www.jtuc-rengo.or.jp/に寄れば千代田区神田駿河台です)」がどこにあるか知ってる人がそんなにいるとも思えませんが。

ベルギー人の友人がフリーメーソンで、おどろおどろしいイメージは誤解だよと言っている。

何でか知りませんが、陰謀論話でフリーメーソンは良く出てきますからね。一方、それ以外の情報に接する機会は日本人はあまりないわけです。メーソンが積極的に自己宣伝してるわけでもないようですし。陰謀論を信用しなくてもそれ以外のイメージを持ちようがない。

シリアで化学兵器が使われた可能性が高くなった。
(中略)
米国は政府軍のしわざと結論づけ、シリア国内の攻撃目標を見直し、攻撃手段を巡航ミサイルにする方針だという。

 アメリカは冗談も大概にして欲しいですね。政府軍が化学兵器を使おうと使うまいとこんな内政干渉行為が許されるわけがないでしょう。平和的、中立的な抗議ならともかく紛争の一方に肩入れ(米国はアサド政権転覆までする気か?)するなんて論外ですよ。


山本太郎議員への疑問
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130821

報道系の番組は、取材対象から嫌われるものが多い。
(中略)
それに比べて、「ガイアの夜明け」などでは、取材して喜ばれるのである。この点はありがたい。

そりゃ「ガイア」が基本的に「取材対象」を「今話題の敏腕経営者」とかほめる内容だからでしょうが。ガイアで「ワタミの過労死問題」「東電の原発問題」とか批判報道なんか見たことないですよ。
 「取材して喜ばれて嬉しい」と無邪気に能天気なことを言っててどうするんでしょうか?。
 むしろ「報じるべき価値のある真実を報じてるんだから恨まれても仕方ない、不当なことをしてるつもりはない」と言うのが真のジャーナリストでは?。
 大体「取材相手と後で楽しく会食」って、「提灯番組」と疑われても仕方ないんじゃないの?。
 たとえば仮定の話ですが「無償化除外批判」の立場から朝鮮学校を取材した方が「後で学校関係者と楽しく会食したら」なんておっしゃいます?。「わかりきったこと」を聞くなんて、野暮でしたね。「取材相手と楽しく会食した自分」を棚に上げて癒着だ、なれ合いだという「アンチ朝鮮学校」のクズ野郎が高世先生ですよね、わかります。

マスコミが伝えないのは、「比較できないものは比較しない」という論理学のイロハを心得ているから

 ま、この件はそうなのかも知れません(無知なので意見保留)。
 しかし「朝日を含むマスコミ」が「慰安婦問題でまともに安倍批判しない」だの「靖国問題政教分離原則問題に全然触れないで中韓の抗議ばかり取り上げる」だの「橋下の市役所労働組合デマ中傷をまともに批判しない」なんてのは「マスコミがヘタレだから」「権力の反発にびびってるから」ですよね(他にもこうしたヘタレの例はあるでしょうが)。
 「ヘタレ行為」によって、「マスコミ不信」を招き、自分で自分の首を締めながら、「僕はヘタレじゃない、この件はきちんと報じてるんだ、山本さんの批判は不当だ!」と言っても、たとえそれが事実だとしても「イソップの狼少年」と同じで「どうせまた、ウソだろ?」「マスゴミが何を抜かしてるんだか?」になってしまうのはある意味自業自得です。山本太郎を批判してもそういうマスコミ不信はどうなるもんでもない。俺から言わせれば「小物の山本太郎だから批判できるんだろう(嘲笑)」ですよ。


放射線を心配しすぎる必要はない?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130820

朝日新聞の高橋真理子編集委員がネットで袋叩きにあった記事はこういうものだった。
(中略)
みなさんはどう思われますか。

1)ま、彼女の主張が「争いの余地のない主張」なら問題はないでしょうね。争いの余地があるかどうか、無知なので意見は保留しますが。
2)もちろん争いの余地のある場合(あるいはそれどころか明白に間違ってる場合)は批判されて当然です。ただしその場合の批判も「それなりの礼節が必要なこと」は当然です。
3)ただ小生、

「争いの余地のない主張」なら問題はない

と書きましたが正直なところそういいきっていいかは少しもやもやを感じます。いや「争いの余地がないのに因縁つけていい」とは言いませんよ。ただ「朝日も含めたマスコミがいわゆる原発安全神話の普及に無力だった」ことを考えれば「ただ正論を言えば信用される」と言う状況じゃもはやないわけです。
 その点にどれほど朝日や高橋氏が配慮してたんだろうかという疑問を少し感じました。こういう事を言う場合「過去の原発安全神話を阻止できず申し訳ありませんでした!」というエクスキューズをいっぱいつけないと「本当かよ?」と言われて今や信用されないという皮肉な状況にあるわけです。


■日本にもある無名戦士の墓
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130816
 「日本にもある無名戦士の墓」とは何のことかと言うと「解放運動無名戦士の墓(後で説明します)」ではなくて「千鳥ヶ淵戦没者墓苑(公式サイト:http://www.boen.or.jp/。以下、千鳥ヶ淵と書く)」のことです。
 高世曰く「靖国批判派は『A級戦犯を祀る、附属博物館遊就館で戦前日本を称えるなどの右翼的色彩がなく』『政教分離原則にも反しない無宗教』の千鳥ヶ淵での追悼は否定していない。民営*18靖国と違って千鳥ヶ淵は国営(政府施設)だし、軍人、軍属しか祀ってない靖国と違い、民間人戦死者も祀ってるし、政治家は靖国よりここに行くべきだ」。
 ま、珍しく高世が正論ですね。


参考
赤旗
『解放運動無名戦士の墓とは?』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-04-15/12_01.html
『解放運動無名戦士合葬追悼会、新たに1105人合葬』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-03-19/2013031914_01_1.html
日刊イオ『「解放運動無名戦士の墓」を訪ねて』
http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/995d708b60630f1da723560ccb1382d9


世襲制を国是にした北朝鮮
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130813
 ネタ元は「アンチ北朝鮮の立場に立つ」韓国の保守メディアなので話半分に聞いておきます。ま、事実上「世襲制」が実行されてる(既に実施されてる)のと、それを何らかの形で規約化するのとはまた別ですからね。
 たとえるなら
1)「安倍を偉大だ、偉大だ」とたたえる(既に実施されてる)のと自民党の規約に「偉大な安倍思想を永遠に残そう」と書き込む
2)創価学会など宗教団体で世襲が実行されてるのと、それを規約化する
のとはまた別の訳です。まあ、それが事実だとしても「そんなことせんでもええのに」とは思いますが実際問題、世襲してるわけですからね。良かれ悪しかれ「大きく評価が変わる」ってことは俺はないですね。

ここ2週間ほど、どたばたと編集作業に追われていた番組がようやく今夜、テレビ東京「日経スペシャル ガイアの夜明け」で放送される。
タイトルは「常識を覆す・・ニッポンのシニア」

 貧乏だ、貧乏だと「ガキを大学に通わせる財力」がある癖に、「必要以上に」悲惨ぶる「悲惨ブリッ子」の高世です。
 でもそれはもちろん全くの嘘っぱちの訳で、商売繁盛で結構ですね(嘲笑)。仕事もそれなりにあれば、金もそれなりに持ってくる癖に貧乏人ぶる高世には「高世のような屑は家族一同死ねばいいのに」と思いますね。仕事もあるし、貧乏人ではない*19俺ですら高世の「貧乏ぶりっ子」にむかつくんですから、本当の貧乏人(特に仕事のない失業者)は俺以上に高世の虚言にむかついてるんじゃないか。
 まあ、それはともかく、その「高世の商売」において、もはやメインは北朝鮮じゃないわけです。北朝鮮ネタじゃ食えないわけです。

夏になると原爆、終戦と、歴史を振り返る記念日がやってくるが、北朝鮮による拉致も夏に多かった。

 いや拉致が夏に多いって、それ、ただの偶然じゃねえの?
 原爆や終戦など、夏に多くなる必然性がある戦争もの番組とは全然違うだろ。

金正恩に代替わりしたが、改革開放のかけらも見られない。

 いやいや世襲と改革開放と全然関係ないから。たとえば現・中国国家主席習近平氏はいわゆる太子党世襲政治家)で父親・習仲勲は副首相や全人代副委員長などを歴任しました。北朝鮮と中国は勿論いろいろ違いがありますが世襲と経済の自由化と関係ないことは、習氏の件だけでも明白でしょう。
 むしろ金正恩君登場後のさまざまなニュースはかの国が「(成功の見通しはともかく)中国、ベトナム流の改革開放を目指してること」を示しています。「かけらも見られない」どころか「かけらなら、いくらでも見られる」わけです。
 今やキューバラオスなど他の共産国も改革開放に着手していますから北朝鮮が着手することは何ら不思議じゃない。まあ、開城工業団地でわかるように金正日氏生前からそれなりに「改革開放」を目指していたわけですが。

拉致被害者を全員取り戻し、拉致事件を繰り返させないためには、北朝鮮の今の体制を変えるしかないことがますます明らかになってきた。

「被害者を取り戻し」はわかりますが「拉致事件を繰り返させない」って全く高世の脳みそには馬糞でも詰まってるんでしょうか。また「いずれ拉致を実行する気」ならそもそも「冒険主義者の犯行」と言う言い訳付きですら、「拉致の事実」を認めるわけがないでしょう。拉致なんぞ、もはや、やる気がないから認めたわけです。
 どれほど高世という男は非常識なのか。高世の奥さんとかガキとかこんなバカが夫や父親で恥ずかしくないんでしょうか?。俺だったら高世が父親だったら屈辱ですよ。たとえ、自分の父親でも「バカの高世」は一日も早く死んで欲しいと思うでしょう。
 しかも「北朝鮮の今の体制を変えるしかないこと」なんか全然明らかじゃないですよ。
 世襲と拉致と何の関係があるのか?。こんなバカを言ってたら一人も被害者は取り戻せないですよ。
 大事なのは国交正常化した上で、本格的に外交交渉することです。


■そっぽを向かれる震災番組
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130728

前回、震災ものの番組が低い視聴率しかとれないと書いたら、ほんとうかと聞かれたので、NHKスペシャルの例を紹介しよう。

低い理由としては
1)「被災三県(岩手、福島、宮城)以外の人間、たとえば小生のような埼玉県民にとっては所詮他人事」
 これは阪神大震災兵庫県)なんかもそうでしょうね。
2)「深刻すぎて敬遠」
といったところでしょうね。もちろんいいことじゃないですけど。
なお、「震災ものは視聴率がとれない」というより「堅い番組は視聴率がとれない」んですよね。以前、高世も嘆いてましたが「ドキュメンタリーの放送時間が深夜12時」なんてことは日本では全く珍しくないですから。ゴールデンタイムのドキュメンタリーなんて「NHKスペシャル」「TBS報道特集」など本当に数が少ない。


山本太郎氏の当選に思う
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130725
 山本太郎の当選以外に、「共産の躍進」「高世が躍進して欲しいと言ったみどりの風の不振(ゼロ議席)」など他に何か言うことはないのか、高世と思いますが(共産の躍進には少しだけ触れたが、「躍進した」と言う事実の指摘だけで分析や感想無し。みどりの風については言及自体がない)。
 ま、内容的にはvanacoralの日記『 山本太郎議員に必要なのは「トンデモの切捨て」』(http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20130724)、kojitakenの日記『山本太郎は既に権力者である。そして権力者をチェックするのは市民の役割だ』(http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20130725/1374761217)などと同じでしょう。
 山本も権力者になった事でいろいろと批判が出るでしょうし、それこそ真価が問われることになるでしょう。


■自民の憲法認識
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130718
 自民党憲法案はあまりにも極右過ぎるとして

自民圧勝が確実視されている。
あれほどハチャメチャな政策を掲げても勝つんだなあ
(中略)
保守紙と思っていた山形新聞にこんなコラム*20が載るのか。それほど自民党憲法改正案は常軌を逸しているということである。
とりあえず自民党は一議席でも減らさないと。

と批判する高世。ま、俺の住むド田舎なんかそうだが「就職、進学で世話になった」「うちの社長が××候補にしろと言うから」とか思い切りコネ関係で選んでて、政策で選んでないからな。
 「北朝鮮打倒論を巣くう会と一緒に叫ぶ」あの高世ですら賛同できない「極右的な」案が自民党改憲案だと言うことだ。お友達の巣くう会連中と調子でも会わせるのかと思いきや高世もそこまで恥知らずは出来ないらしい。
 ま、小生も高世に同感ですな。自民の議席は1議席でも減って欲しい。ただそれが自民と似たり寄ったりの維新やみんな(特に自民以上に極右の維新)なんかにいったのでは意味がないわけで、改めて共産が「1議席でも増えて欲しい」「比例5議席と選挙区での議席獲得を果たして欲しい」「非改選と併せて何とか10議席いって欲しい」と書いておきます。ま、自民には1議席でも減って欲しいと書く高世ですが何故か「有田芳生のように民主支持(民主分裂選挙ではケースバイケース)」と具体的な支持政党をいったりはしないようです。都議選での共産躍進直後は「共産に頼るしかないのでは」と書いた高世ですが、それも今では撤回したご様子です。
 ま、小生は自民党に勝ってほしくないです。少なくとも大勝は勘弁して欲しい。ただ最悪そうなっても、「維新惨敗」「共産躍進」はしてほしいですね。多少の希望は持ちたい。まあ、少なくとも「歴史問題」について言えば「外圧」という希望(?)もあるし、不幸にして大勝しても「国外脱出」を考えるのでない限り闘うほかないわけですが。共産支持者の小生としては選挙後の共産の奮闘に期待したいところです。そしてどんな結果が出るにせよ今後高世がどんなエントリを執筆するのかが興味深い。今後も自民批判をきちんとできるか、がまずはポイントでしょう。


■問答無用で取材すべし
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130715

 桐島ローランド候補(みんな)の一行が握手戦術。お母さんの桐島洋子さん*21が同行、うぐいす嬢はさかんに「皆さまご存知の桐島洋子さんの息子さんです」とアピールしていた。

うわ、くだらない。「母親の知名度」で宣伝活動とか人として恥ずかしいと思わないのかね。まあ、どれほど桐島洋子氏に知名度があるかは疑問だが。

候補者といえば、双葉町の前町長、井戸川さんがみどりの党比例代表で出ているが、どのくらい取るだろう。

 「みどりの党*22」じゃなくて「みどりの風」です。さすがに後で訂正するとは思いますが、全くこの男は「自称ジャーナリスト」「自称井戸川シンパ」の癖に党名を平然と間違えるとは頭におがくずでも詰まってるんでしょうか?。高世のバカのせいで「みどりの党」と間違えて書かれたら大損害ですよ。
 それはともかく「みどりの風」と「緑の党」がともに比例に出ていることはお互いつぶし合いですよね。どっちかが改名すれば良かったのに。「緑」と漢字で書いた場合だと「緑の党」の総取りになるかもしれません*23が、「みどり」とひらがなで書いた場合、おそらく「どっちかわからないということで票がみどりの風1/2、緑の党1/2になる」というとんでもないことになるわけです(あるいは「みどりの風」が「みどり」で、「緑の党」は「グリーン」で総務省に略称を登録しているので、略称登録にしたがって「みどり」だと全部「みどりの風」に行く危険性がある。いずれにせよ「みどり」と書かれた場合、みどりの風と違い「国会に議席がなく知名度も低い」緑の党のダメージがでかすぎる。だが「みどり」と書く人間を緑の党はゼロにすることはおそらく出来ないだろう。グリーンで登録するならいっそ「グリーン党」にでも改名すれば良かったのに)。


■臆病で怖がりが戦場に行く
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130714

2004年、ロシア、イングーシ共和国でKGBに16日間拘束。

まあ、これから俺が書くことは揚げ足取りであって「大筋に影響ない」んですが「ソ連崩壊後にはKGBソ連国家保安委員会)はありません」。
ウィキペ「常岡浩介」には「ロシア秘密警察」としか書いてないのでどこが拘束したのかわかりませんが、俺が思うにKGBの後継組織FSBロシア連邦保安庁*24ではないかと。しかし高世もジャーナリストを名乗るなら「ソ連崩壊後にはKGBはない」位のことは知っておけよと思いますね。


■その日の苦労は、その日だけで十分
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130712

もっと暑くなれ!と祈っている人たちがいるという。

 アイスクリーム屋とかビアホールとか家電量販店(扇風機やクーラー)ならまだわかりますけどね。週刊朝日の記事とやらが本当なら冗談でも全く笑えないな。品がなさ過ぎる。ハルノートを「天佑」と喜んだという陸軍強硬派並みのバカ。
 まあ、暑くなったって原発稼働の必要はないでしょうが。


■あなたたちには、第二、第三の復興があるのよ!
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130710

「第2、第3の復興」
 「お涙頂戴ドラマのセリフ」みたいで嘘くせえなあ。作り話じゃねえの?。この時点で「復興」云々なんて頭に浮かびますかね?。どうやって事故の拡大を防ぐかで頭がいっぱいなんじゃ?
 これが
 「君らが残らんでも俺らが残るからええ。危険な状況にいるのは最低限の人間でええ」。
 「誰が残るのが最善かは君らではなく俺らが決める」
 「別に残ったからって、死ぬ危険性が高いだけで絶対に死ぬってわけと違うからあまり心配するな」とかなら信憑性もありますけどね。

きのう吉田昌郎氏について書いたが、彼を「英雄視すべきでない」という意見も当然ある。
企業人としての制約の中での行動、発言もあり、また東電本社と対決して行った行動と発言もある。一から十まで吉田氏が正しかったとはいわない。

 小生の突っ込みに気付いたのか、小生以外にも突っ込む輩がいたのか?
「一から十まで吉田氏が正しかったとはいわない。」と言い訳しながら「間違ってるところ」を指摘しないでただ絶賛なんだから言い訳になってない。

門田氏は「あたかもあの太平洋戦争下で若き兵士たちに戦後の復興を託す*25ようなものだった」と書いている。

 門田の場合、特攻を美化する腐れウヨだからな。大体「天災(震災、津波)の側面もある原発事故」と「100%人災でハルノート受諾やトラウトマン和平工作など何らかの形で避けられたはずの太平洋戦争」を一緒にするなよ。門田のアホ文章をよく好意的に高世も引用できるもんだと思う。まあ、高世は屑だからな。


吉田昌郎氏に感謝する
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130709
 彼(吉田氏)一人のせいではないが「原発事故のA級戦犯」を「原発に海水注入しただけで」ほめるとは頭に馬糞でも詰まってるのだろうか。
 しかも褒め称える根拠が「河野談話を公然と否定するアホ」「本村洋を手放しで礼賛し弁護側を糞味噌に罵倒する」「週刊新潮記者時代、池田大作レイプ疑惑というガセネタを書いて創価に訴えられて惨敗した」門田隆将の本。
 河野談話を否定したり、ろくな根拠もないのに光市事件弁護団を誹謗したり、これまたろくな根拠もないのに池田大作をレイプ犯罪者呼ばわりしたあげく裁判で惨敗するバカ・門田にまともな取材能力があると思ってるのか?。さすが「門田並みのバカ」「三流ジャーナリスト」の高世らしい。
 そもそも門田を俺は「感動商売人」としか思ってない。奴の本など読む気もなければ、奴の本のドラマ化なんぞも見る気はない。


参考
法華狼の日記
「『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』門田隆将著」
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20091203/1259855084
「門田隆将ブログが従軍慰安婦問題に言及していたが」
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130530/1369930792


■飯島訪朝はやはりパフォーマンスだった
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130707
 今のところ目立った成果、動きがないですからねえ。当初からただのパフォーマンスだったとは思いませんが、結果的には単なるパフォーマンスになっちゃったのかなという気が残念ながらします。
 しかし高世は「パフォーマンスじゃねえか」と文句言ってますが、高世以外の巣くう会連中(西岡会長、島田副会長など)や家族会幹部連(増元事務局長など)が何一つそういう批判的なことを安倍に対して言ってないのが興味深いですね(動きがないので安倍に好意的評価もしていませんが)。巣くう会、家族会連中にとって安倍は「神聖不可侵」の存在のようです。
 ただ飯島訪朝をどう評価するにせよ「交渉しかない」ですよね。高世みたいなウヨはすぐ「交渉無意味論」「北朝鮮打倒の方向」に話をもって行きたがりますが。

飯島勲内閣官房参与は5日夜、BSフジの番組に出演し、北朝鮮の核・ミサイル開発、拉致問題について「近い時期には横並び一線で全部解決する。動きだすのは遅くとも参院選の後。(9月下旬の)国連総会の前までには完全に見えてくる」と述べた。

もちろん口から出任せという可能性もありますが、おそらく何をやるにしても巣くう会、家族会が文句を言うであろう「一定の妥協」は避けられないでしょうから、確かに何かやるとしたら「参院選の後」になるでしょう。拉致に限らず基本的には「批判浴びそうなこと(典型的には改憲などの右翼的なこと)」は全て参院選のあとというのが安倍の考えでしょう。

飯島勲内閣官房参与は5日夜、5月の訪朝で北朝鮮要人に対して「日本人拉致被害者の即時帰国、原因究明、実行犯引き渡しについて、安倍晋三首相は曲げる気持ちはないと伝えた」と述べた。

いい加減「実行犯引き渡し」なんて「北朝鮮が実行できると思えない」馬鹿な事は引っ込めて欲しいですよね。歴代総理でこんな馬鹿な事言ってるのは「今の安倍」だけですから。第1次安倍内閣ではこんなことは安倍ですら言ってないですし。


■ホタルで心が洗われる日
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130706
 1)安倍のTBSへの恫喝を高世が批判する
 2)ねじれ解消論を「むしろねじれていた方が与党の暴走が防げるのではないか」と高世が批判するという珍しくまともなエントリ。
 ただ

「ねじれ解消」が焦点だというが、かみさんが「ねじれって、いけないことなの?」と聞く。北朝鮮との「正常化」(単に国交を結ぶということ)もそうだが、いかにも今の「悪い」状態を早く取り除かないといけないと思わせる用語法だ。

という文章のうち、ねじれ解消論批判には賛同しますが、北朝鮮の部分には全く賛同できませんね。隣国と国交がないのは異常であり、早急に正常化(国交樹立)すべきです。そう言う考えから日ソ(日ロ)、日韓、日中は正常化(国交樹立)されたわけです。
正常化(国交樹立)さえすればその中身はどうでもいいとまではいわないが今の国交がない状態は異常です。そんな異常な状態を何とも思わないらしい高世も異常です。

*1:むしろほとんどの人は保育園や幼稚園でしょう。ベビーシッターが呼べるほどの金持ちはそうそういないでしょう。

*2:2005年、平凡社ライブラリー

*3:大森貝塚の発掘調査で知られる

*4:当初民法典編さんに関与していたが後にボワソナードにその地位を奪われる

*5:id:noharraさんやMukkeさんなんかもその一人です

*6:大連市長(大連市党委員会書記を兼務)、遼寧省長、商務部長などを経て最終ポストは重慶市党委員会書記。重慶市書記時代に疑惑が発覚し失脚。

*7:党中央弁公庁主任、副首相などを経て首相

*8:「真剣に」という「主観的なもの」をどうやって判定するんでしょうか?。論文には書いてるのかもしれませんが俺は英語が読めないからな

*9:こち亀」をまねして小生は「こち特」と呼んでいる

*10:国会副議長、首相などを経て現在、大統領

*11:荒木和博が「山本美保さんDNA鑑定捏造事件」の黒幕呼ばわりしている人物の一人。さすがに安倍も荒木の戯言を受け入れる気はないらしい。

*12:著書に『ヨーロッパとイスラーム:共生は可能か』(2004年、岩波新書)、『イスラーム戦争の時代:暴力の連鎖をどう解くか』(2006年、NHKブックス)、『イスラム・癒しの知恵』(2011年、集英社新書)、『イスラームから世界を見る』(2012年、ちくまプリマー新書

*13:内藤氏のこと

*14:著書『戦争を記憶する:広島・ホロコーストと現在』(2001年、講談社現代新書)、『デモクラシーの帝国:アメリカ・戦争・現代世界』(2002年、岩波新書)、『映画のなかのアメリカ』(2006年、朝日選書)、『新編・平和のリアリズム』(2010年、岩波現代文庫)、『戦争の条件』(2013年、集英社新書

*15:率直に言って現実的可能性はないでしょう

*16:どうせなら高世も調べた上でその自治体名を書いて「都下の他の自治体も見習え」「猪瀬知事は補助金でも出すべきじゃないのか」と言えばいいのに

*17:もう拉致は起こらないっての。大体その理屈だと『日本から犯罪をなくすには日本中防犯カメラをつければいい』になるぞ。現実的に無理だしプライバシー侵害の危険性をどう考えてるのやら。

*18:国営だと政教分離に反しますので

*19:まあ、今後失業したり、交通事故で半身不随になったりと悲劇が襲えば別ですが現時点では「金持ちではない」が、人並みの中流生活です。

*20:自民党憲法案は極右的とする批判コラム

*21:エッセイスト。1972年に『淋しいアメリカ人』(現在、文春文庫)で第3回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞

*22:正確には『緑の党』だが

*23:総取りにならないで1/2かもしれない

*24:ちなみにプーチン現ロシア大統領は一時期FSB長官をつとめた

*25:そもそも戦争末期における日本の戦争方針は「本土決戦」「一億総玉砕」ですから「少なくとも建前では戦後復興なんか誰も考えてない」んですが。しかも「若き兵士」をどんどん特攻で死なせたことを門田はどう考えてるんでしょうか?