「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(4/10分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

■「できない」のではなく「したくない」(その1)
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140812
 前半はロビン・ウィリアムズ追悼で、後半は今日も高世流「アドラー心理学の説明」です(前半については別エントリで触れます)。
 エントリタイトルは「北朝鮮拉致被害者を返さないから仕方がない、会いたくないのではなく会えないんだ!」といって自らが孫に会いに訪朝しないことを正当化する横田夫妻のことか?、と皮肉を言いたくなります。

「できない」のではなく「したくない」

が該当するのは「訪朝しない横田夫妻」でしょう。「訪朝しろ」と思う。孫に会うため訪朝したければいつでも訪朝できるし、「訪朝したら拉致が解決しない*1(あるいは解決する*2)」という因果関係はありません。訪朝しようがすまいが拉致の解決には全く関係ないのに「関係あるかのように自己欺瞞して」訪朝を拒否し続けるのも大概にして欲しい。結局「巣くう会への盲従>越えられない壁>孫への愛」なんでしょう。他人事ながら孫のウンギョンさんがかわいそうだと思います。
 なお、この

「できない」のではなく「したくない」

は一面の真理でしょうが、これをむやみに乱用すると「何がこんなノルマ出来ませんだ!、出来ないんじゃなくてしたくないだけだろうが!」とブラック企業の正当化になりかねません。
 また、これをむやみに乱用すると「何がアメリカには勝てませんだ!。勝てないんじゃなく闘いたくないだけだろうが!。この敗北主義者!」と「米国相手に無謀な戦争した戦前日本」になってしまいますので、注意が必要です。


山本五十六*3の運命
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140811
 山本について言えば「日独伊三国同盟と対米戦に反対ならその立場を貫き通せば良かったのに」「何で真珠湾攻撃する?」感があります。
 覚悟決めて「絶対に日米戦はやるべきではない」「そんなことを命令されても勝てる自信がない、責任が持てないから私は聯合艦隊司令長官はもちろん辞めるが、海軍も辞める」「私以外の人間が聯合艦隊司令長官として対米戦をやってもたぶん国が滅ぶだろうが、山本は間違ってる、絶対に勝てるという、そこまでの覚悟があるならどうぞやってください」くらい言って欲しかった。そこまで山本が腹をくくれば太平洋戦争はなかったんじゃないか。いやあったかもしれませんけどね。そのときは「俺は国のためにやるべきことをやった、逃げた訳じゃない、政府が愚かなんだ」と山本は考えればいいと思うんですけどね。
 また山本は日中戦争には反対しなかったわけで「だから山本なんかくだらない」とまでは言いませんが過大評価もいかがなもんかと思います。

 1930年のロンドン海軍軍縮条約をめぐり、海軍は賛成する条約派と反対する艦隊派に分かれて対立した。「戦争は悪」*4と考える堀*5条約派で、強硬派の艦隊派により粛清され予備役に追いやられた。このとき山本は、海軍上層部のバカさ加減にあきれ、海軍を辞することまで考えたという。

 ただしウィキペ「山本五十六」によれば

 1929年(昭和4年)11月、海軍少将に進級すると共にロンドン軍縮会議に次席随員として参加した。海軍随員であった山本は軍縮案に強硬に反対、日本側代表は混乱。最も強硬に対米7割を主張して若槻禮次郎*6全権を困らせた。大蔵省から派遣された賀屋興宣*7が、財政面から軍備の大きい負担には堪えられないという旨の意見を言おうとした際に「賀屋黙れ、なお言うと鉄拳が飛ぶぞ!」等と怒鳴りつけ、青褪めた賀屋が慌てて言葉を飲み込んだ。軍縮条約を巡って海軍内に艦隊派条約派という派閥争いが生じ、山本を含めた海軍の人事に大きな影響を与え、この賀屋を怒鳴りつけた一件が、山本が艦隊派から同志であると受け止められた一因となり、山本出世のきっかけにもなった。結局、外交団代表は山本の意に反して軍縮条約に調印。失意の山本が海軍を辞めるという噂さえ流れた。

ということで山本はもともとは艦隊派的考えだったようです。後に「軍縮反対と言ってもどうにもならない」と考えが変わったんでしょう。もちろん「過去に艦隊派だったから条約派に鞍替えしても関係ない」として山本を低評価する気もないですが「過去の艦隊派時代に高世が触れない」のも何だかなあと思います。NHKの番組自体が「山本が過去、艦隊派だったこと」に触れてないんですかね。

まともな軍人は、戦争の大変さを知っているから、開戦には慎重で、文民の方が無謀な場合があると聞いたことがある。

 そういう物言いはどうなのか。戦前日本においては軍人も「いけいけどんどん」*8だし、陸海軍省のエリート軍人なんて「戦争の大変さ」なんてどれほど知ってることやら。大体「いけいけどんどん」の風潮を作り出したのは中央を無視して、張作霖爆殺や満州事変やらかした関東軍、つまり軍人なんですが。
 また艦隊派がさんざん政治利用した軍神・東郷平八郎*9(もちろん艦隊派に好意的)は日露戦争経験者なんだし、高世の言ってることはおかしいと思います。


■世界中で血が流されているニュースが
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140809
 後半のアドラー心理学の部分についてはよくわからないのでノーコメント。

 中国では、先月末ウイグル自治区で「暴動」が起きたことが報じられたが、実はその裏で、大規模な虐殺が行われている可能性があるという。
《中国から海外に亡命したウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席は6日までに、新疆ウイグル自治区で7月28日に起きた「暴動」で少なくとも2千人のウイグル族が治安当局に殺害されたと主張し中国政府を批判した。
(略)
 中国当局は事件をテロと断定。「暴徒」を含む96人が死亡したと発表しているが、現地を立ち入り禁止にして情報統制を敷いており、真相は分かっていない。

 カーディルの言い分と中国の言い分とどっちが正しいか素人には分かりません。中国は「出来る限り被害を小さく言いたいだろう」し、一方カーディルは「出来る限り被害を大きく言いたい」。
 わかってるのは「どちらの言い分を信じるにせよ流血の惨事が起こってるのは間違いない」ということだけです。
 結局「犠牲者数の問題は保留にして」、「早急に現場にジャーナリストを入れろ」とか「流血の惨事をなくそう」とかいうしかないでしょう。


■市川修一さんのお父さん亡くなる
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140807

あらためて拉致という犯罪のむごさを思う。

 むしろこういう死者が出ても「小泉訪朝後12年間を無駄に過ごして済みませんでした」と全く思ってないらしい巣くう会連中及び「巣くう会のダチ共(例:高世仁)」のおぞましさを思う俺。

原因論をとると「いじめが原因で自殺した」と同じで、決定論(なるべくしてなった、しかたがなかった)になる。

 そんなことはないでしょう。原因を克服しようって話の訳ですから。

 10年ほど前、長崎県では、長崎市佐世保市で子どもによる殺人事件が起きている。
 2003年、長崎市内の家電量販店に家族で買い物に来た4歳の男児を、中1男子(12歳)が連れ去り殺害する事件があった。男子生徒は、男児をビルの屋上で全裸にして乱暴したあと20m下の道路に投げ落として殺している。男子生徒は成績はトップクラスだった。(長崎男児誘拐殺人事件)
 2004年、佐世保市の市立小学校で、6年生の女子児童が同級生の女児を呼び出し、首や手をカッターナイフで切り付けて殺害した。首の傷は深さ10センチにも及んだ。二人は仲良しでよく一緒に遊んでいた。殺害した女児は、「遅刻も少なく、授業中も率先して手をあげて質問する積極的な生徒」(担任教師)だったという。(佐世保小6女児殺害事件)
 これらの事件のあと、長崎県では、命を大切にする教育に力を入れてきたという。

 いやこの種の異常な事件は「その子どもの生育環境や遺伝的要素」といったかなり個別的事情によるもので「誰でもやる」って代物じゃないでしょう。「命を大切にする教育」って話じゃないでしょう。
 その子どもがどうしてこういう事件を起こしたのか原因を把握し、その子どもにあった事件対応をし、その対応に一般化できるものがあれば一般化するということしかないでしょう。


■農業の衰退で水車も危機に
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140804
 農業が衰退しなくてもこの種の水車は「農業が近代化すれば」衰退していくでしょう。
 高世も触れてるように「ポンプ式の方が金がかからない」と言う声が既に出てるそうですから。
 それを防ぐには高世記事にあるように「FAO(国連食糧農業機関)の世界農業遺産登録」を目指すほかないのかもしれません。


■子どもたちの行動の裏にあるもの
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140803

 いまニュースになっている高校生の殺人など、子どもたち*10の理解しがたい反社会的な行為に直面すると、いったいどう考えたらいいのか、とまどってしまう。
 アドラー心理学で見ると原理的にはどうなるか。

 高世のような素人がこういう深刻な問題で適当な事を言うのは止めるべきだと思います。
 玄人(精神科医)だって診察もしないでマスコミ報道で適当な事言うのは論外ですが、高世は素人だからなおさら問題です。
 また、一般的な非行行為(喫煙、飲酒、暴走族など)ならまだしも佐世保殺人事件のような特異な異常行為を「子供たちの行動の裏にある物」と「最近の子どもの非行行動一般」と理解するのも無茶でしょう。


■衝撃の佐世保高1殺人事件
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140729
 まず前半の朝日のスクープについて。これは告白した元副社長と報道した朝日を評価したいですね。
 「なるほど、こういうことをしていたから自民党原発を推進してきたのか」ということです。うすうす予想はついてましたけど。他にも「歴代通産相*11経産相」「原発立地県(例:新潟、福井)の政治家(国会議員、県議会議員、市町村議会議員、県知事、市町村長)」などにもばらまいてるんでしょうし。また名前が出てるのは「田中角栄*12首相〜竹下登*13首相」までの7人の首相ですが、他の首相にも渡していたんでしょうね。まずマスコミは7人の首相の内、まだ存命の中曽根氏*14に真偽を問いただすと同時に、「名前の出た7人以外の他の歴代首相」(田中以前の首相である吉田*15首相〜佐藤*16首相、ポスト竹下である宇野*17首相〜第二次安倍*18首相)はどうなのか追及する必要があるでしょう。
 後半の佐世保の殺人事件について。

 女子生徒は家庭的なトラブルを抱えていたことも新たに分かりました。
 「父親が寝ている部屋にがたんと入って、金属バットでこの父親を殴りつけた。頭蓋陥没、歯はぼろぼろになるぐらい痛めつけた*19」(逮捕された女子生徒を知る男性)

 今回の事件を疑わせる前兆はあったわけで何とかならなかったのかなとは思います。

犯人の処罰と教育か。

「精神病で刑事責任能力なし」と判断されない限り、処罰は当然必要でしょう。事件があまりにも異常過ぎるので精神病が疑われますけど。
 また「教育(教育という言葉が問題なら治療でも何でもいいですがまあ、真人間にすること)」が必要なのも当然でしょう。どういう教育をするかという具体論はともかく。

被害者の家族の慰撫、同じ高校の生徒へのケアか。学校でのカウンセリングの実施か。

これは今回の事件に限らず犯罪事件一般で必要でしょうね。

「命を大事にする」教育の強化か。

 ばかばかしい。高世もここだけは「そういう意見がある」と言うだけの話であって本気ではないでしょう。こんな事件は「命を大事にする教育」*20とやらで防げるもんじゃありません。女子生徒の家庭環境とか、かなり個別的事情が原因でしょう。そういう事件に対しては「個別的対応」が必要でしょう。
 かつ「殺人は良くないこと」なんて別に教育しなくても誰でも分かることです。


アドラーの目的論
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140725

不安な感情があるから外に出られないのではなく、(他人と関わりたくないなどの動機で)外に出ないことを正当化するために不安という感情を創り出す、と見るのだ。

 高世の言うアドラーの目的論を拉致問題に適用すると

北朝鮮に問題があるから日本政府が交渉できないのではなく(北朝鮮政権を転覆したいなどの動機で)交渉しないことを正当化するために「北朝鮮側の問題」と言う問題を作り出すと見るのだ

と言うことになる*21でしょうが、「アドラー万歳」と抜かしてる高世は「アンチ北朝鮮右翼」なのでそういう結論にはならないのでしょう。
 なお、「アドラーの目的論の是非」はともかく「フロイト原因論」についていえば
1)「原因が常に明快に分かるとは限らない」
2)「原因が分からなくても問題が解決しさえすればいい」
と言う意味では「必要以上に原因にこだわる必要はない」ように思います。


■まことの心を歌え
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140722

 一方、榊原さんはこうも言っている。
《ある時期は、北朝鮮政府でも、日本人妻たちに一定の配慮があった時期もあったんです。配給が途絶えても、日本人妻たちにはほんのわずかでも現金が支給されたこともあったし、配給を特別にくれたことがありました。》
 日本人妻への待遇が急に良くなったときがあったというのだ。
 これは、1990年9月の金丸*22訪朝団*23のあと日朝正常化予備会談が始まるが、そのころのことだ。

 「ゲスウヨ」高世のゲスウヨ仲間「守る会」主催の「脱北日本人妻講演会」での日本人妻(榊原さん)の発言です。
 これが事実なら*24経済制裁などすれば日本人妻の生活が苦しくなる事は目に見えてるのですが、制裁を叫べる高世や救う会、守る会と言ったウヨの気持ちはさっぱり分かりません。


リンカーンの人民、自民に置き換える
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140721
 映画を見ないと何とも言えませんが高世の紹介してる関口監督には「俺にはそういうこと出来ないなあ」感があります。
 何でも「認知症になった実の母親の介護」をネタにドキュメンタリー映画を2本撮ったそうですが、ちょっと普通の人はそういう元気が出ない。高世も「ドキュメンタリー屋」ということで、関口監督の同業者ですが、たぶん高世にはそういうことはできないんじゃないか。もちろん別にしなくてもいいんですけど。


【追記】
1)関口監督の名前でググったら映画公開後、『ボケたっていいじゃない』(2013年、飛鳥新社)と言う本を出してるようです。
2)『毎日がアルツハイマー』(関口監督の映画)でググったらアマゾンのお勧め映画DVDとして『ペコロスの母に会いに行く』が出てきました。そう言えば、あれもアルツハイマーがネタでしたね。あれは「実話を元にしている」とはいえ、ドラマ映画でドキュメンタリーじゃないですけど。


■温海事件の真相
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140716
 荒木も「温海事件の謎」(http://araki.way-nifty.com/araki/2014/07/post-e3c2.html)という駄エントリを書いていますが謎も真相もないと思いますけどね。まあ少なくとも謎だの真相だのほざいても荒木も高世も何ら価値ある情報を提示できていないことは事実です。

 特定失踪者問題調査会が明日から山形県で現地調査を行う。
 調査会は、特定失踪者(北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失踪者*25)が行方不明になった現場や周辺の状況、現地の証言などを調査する「1万キロ現地調査」をすでに20回以上続けてきた*26が、今回もその一環だ。
 私は残念ながら*27行けないが、私の故郷であるだけでなく、今回の調査項目に「温海事件」が入っていて*28、注目しているのだ。

ばかばかしい。こういう寝言を平然と言える時点で高世が
1)まともに拉致問題を考えていないこと
2)拉致問題をまともに考えていない高世はおそらく他の社会問題もまともに考えておらず、「どうすれば飯が食えるか」「どうすれば自分が有名になれるか」など、党利党略でしか物を考えていないこと
は明白でしょう。仮に他の社会問題で高世が言ってることが「結論それ自体」はまともでもそれは「こういった方がテレビ局から仕事が来ていい」などといった私利私欲しかないでしょう。
 俺だったら高世みたいなバカとは恥ずかしくて、あるいは憤りが抑えられなくて到底つきあう気になれませんがつきあってる奴はバカなんでしょうね。

社会党国会議員の介入など、工作員侵入事件が大きな問題にならなかった政治的背景*29

何馬鹿な事言ってるんですかね。
高世の言う介入とは荒木が紹介する

朝鮮総連社会局長河唱玉と安宅(あんたく)常彦代議士(山形2区・社会党)は山形県警本部を訪れ二人は遭難した北朝鮮船の乗組員であり逮捕は不当で人道上すぐ釈放して遭難者として扱うよう抗議。

のことでしょう(こうした働きかけの是非については特に論じません。おそらく実際には密入国であり、結果的には働きかけは不適切だったのでしょうが、この時点で河局長や安宅代議士が事態をどれほど的確に理解していたのかが分からないとね。結果論で非難するのも無責任かと俺は思います)。
しかし

 県警では「遭難やSOSの発信があったとは聞いておらず遭難者なら逃げる必要もなく、話すことが曖昧で密入国の疑いを解く裏付けがない」とした。

ということで全く抗議を相手にしていない上に起訴してるんだから「介入」が捜査当局に対し、何の意味も持たなかったことは明白でしょう。それとも「起訴には影響しなかったが報道には影響した」と根拠レスで放言する気でしょうか?。単に当時のメディアがニュースバリューを認めなかっただけだと思いますけどね。メディアが単に「不法入国直後、摘発された失敗したスパイ活動」としか見てなかったんでしょう。実際この事件がどうだったのかはもちろん素人の俺には分かりませんが。
 それはともかく今だって「失敗したスパイ活動」にニュースバリューなんか大してないでしょう。

 工作員の侵入を処罰する法律がない。

 そんなことはありません。高世もよく嘘がはける。もちろん「合法な入国」ならともかく、密入国は立派な犯罪です。
 また「スパイ行為」「テロ行為」といった犯罪行為も当然処罰の対象です。高世のバカは何デタラメ抜かしてるのか。
 密入国の罰則が軽いので、「密入国直後なので余罪(スパイ行為、テロ行為)がない」あるいは「余罪があっても証拠不十分で起訴できない」と有罪判決が出ても「執行猶予付懲役」で執行猶予中に本国へ帰ってしまうなんてことが事実あったとしても、それは「密入国の罰則を重くすべきではないか」という話であってそれを

工作員の侵入を処罰する法律がない

と表現するのはおかしいでしょう(つうか以前、中国の犯罪組織「蛇頭」による密入国がメディアで騒がれたことで分かるように、そもそも「密入国=外国諜報機関工作員」でもないですが)。

 (注:密入国だけでは長期懲役刑になることはなく国外退去にしかならないとして)「日本に行く工作員は鼻歌まじりだ」などという元北朝鮮工作員の言葉が誇張ではなさそうだと思わせる。
 この構図をみると、拉致被害者が簡単に帰ってくるなどと甘い期待をもつのは禁物であることが分かるだろう。

 誇張じゃないんですかね。逮捕されれば公安のリストには当然載るから、日本には二度と工作活動に来ないでしょうし、「日本から友好国(当時の西側諸国など)へ情報提供される可能性」を考えれば他国の工作活動にも投入されるかは疑問です。北朝鮮に帰ったとしてもさすがに殺されることはないにしても、「工作活動失敗者=駄目な奴」の烙印を押され酷い待遇と言う事も考えられる。
 どう見ても「日本はスパイ天国だ、だからスパイ防止法が必要だ」とうそぶく類の日本ウヨに元工作員が「飯のため」に媚びてるとしか思えません。ちなみに韓国警察に「覚醒剤不法所持」で逮捕された「元工作員安明進は、彼が逮捕後語ったところに寄れば「覚醒剤購入の金のため」に日本ウヨに媚びてたそうですが(そのため今では安はほとんど誰からも相手にされなくなっている)。
 まあ、この文章の前半「日本はスパイ天国」を「正当な認識」と仮に認める*30としても、後半はまるきり意味不明ですが。
 何が

拉致被害者が簡単に帰ってくるなどと甘い期待をもつのは禁物

なんですかね。主張の是非以前に高世の言いたいことを理解することすら俺には困難です。
 「日本がスパイ天国」と「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか。

拉致の全貌解明のためにも、現地調査で、さらに新しい情報が得られることを期待している。

 プロの警察が捜査しても何も出ないのに、アマチュアの荒木一味が探偵ごっこしたって、そんなもんでるわけがない。高世はどこまでバカなのか。


自衛隊ベトナムの韓国軍になるのか
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140711
 タイトルで出落ちです。韓国は「アメリカの要請に応じて」米韓同盟に基づく集団的自衛権を理由にベトナム戦争に派兵し多数の死者を出しています。そして多くのベトナム人を殺傷し、ベトナム側に恨みを残した。
 安倍が「どこに派兵する気か」はともかく日本で集団的自衛権を容認したら同じ事が起こるでしょう。
 それでいいのかと言う話です。俺は勿論いいとは思いませんが。


■「理解に苦しむ」北朝鮮のミサイル連射
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140710
 「ミサイル」と言うタイトルですが、まず高世が触れるのは日経報道「北朝鮮の提出したリストに拉致被害者がいた」です。
 荒木和博は「真実ではないか」としていますが、「荒木とそれなりに親しい」高世は「ガセではないか」としているところが意外です。
 「日経は日本を代表するメディアだから」とする荒木よりは高世の方が「説得力がある根拠をあげている」ように思います。いや実際誤報か真実かは素人の俺にはわかりませんが。
 高世が「ガセではないか」とする根拠は以下の通りです。
1)田中均『外交の力』(2009年、日本経済新聞出版社)によれば、小泉訪朝時、拉致被害者の安否が確認されたのは訪朝発表直前。今回も安否が確認されるとしたら「安倍訪朝直前」だろう(前回の小泉訪朝、小泉・金正日会談同様、安倍訪朝と安倍・金正恩会談が最終的に必要と北朝鮮は考えている)。
 そして今のところ安倍訪朝の動きはない。
2)この問題について有田芳生*31参議院議員(元ジャーナリスト)がガセネタ説に立っていること
3)この問題について、菅官房長官がはっきりと「誤報」と否定、その後、外務省、拉致問題対策本部警察庁が、連名の抗議文を日経に渡している
 で次にタイトルのミサイル発射です。

北朝鮮は、自分に利益にならないはずの行動をどうしてとるのか。

利益になると思ってるんでしょうね。その計算は素人には分かりませんが。

北朝鮮にとって、核兵器は、アメリカとの取引の手段などではなく、現実的に使用する可能性のある兵器であり、発射テストによってさらに性能を改善しているのだ。

いやさすがに核兵器を使う気はないでしょう。あくまでもブラフでしょう。もちろん「イラク侵攻」のようなことをアメリカがやれば、つまり「核ミサイルを撃つ以外」に手がないような体制の危機に直面すれば「核ミサイルがあれば*32」容赦なく核ミサイルを在韓米軍基地などに撃つでしょうが。あくまでも「イラク侵攻のようなことをやれば核ミサイルを容赦なく撃つ」とか「経済制裁とか締め上げ政策をいつまでもやるようなこっちにも考えがある」とかアピールするための道具でしょう。

兵器改良の副産物として、ミサイルは北朝鮮の「輸出品」として外貨を稼ぐことにもなっている

 「副産物」じゃなくてむしろそれが「メイン」じゃないんですかね。


■「スーパー堤防」が街を壊す
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140709
 高世の言うように「税金無駄遣い」としか思えません。本当に腹が立ちます。
 なお、高世の紹介する樫田秀樹氏の名前でググったところ著書として『自爆営業』(2014年、ポプラ新書)がヒットしたので紹介しておきます。

参考
赤旗
スーパー堤防やめよ、笠井議員、合意撤回求める』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-02-28/2011022804_05_0.html
『百害あって一利なし、スーパー堤防 田村議員が主張』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-12-06/2011120604_03_1.html
『地域壊すスーパー堤防、党議員ら視察 「反対の声、国会に」、東京・江戸川区
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-11/2014011104_02_1.html
スーパー堤防 国交省に党議員団、住民の意向尊重求める』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-30/2014013005_03_1.html
『街壊すスーパー堤防、田村議員 強引な立ち退き告発、参院決算委』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-04-22/2014042202_02_1.html
『住宅取り壊し強行、東京・江戸川区 スーパー堤防建設へ』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-04/2014070404_02_1.html
『家屋強制解体に抗議、スーパー堤防反対 住民と小池氏ら、東京・江戸川』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-05/2014070504_01_1.html
『住民無視、解体を本格化、スーパー堤防建設 強い抗議の中、東京・江戸川』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-07-06/2014070601_04_1.html


■「ザ・スクープ」原爆と原発が金メダル
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140708
・高世の言うように「ザ・スクープ」にとっては幸いな出来事でした。
・以前、月曜の19時台に「報道発ドキュメンタリ宣言」と言うドキュメンタリー番組を始めながら結局低視聴率で辞めた過去がテレ朝にはありますからね。で「ドキュメンタリ宣言」の後継番組は「タカアンドトシ」のバラエティー番組「お試しか!」です。
・また以前「ドキュメンタリー人間劇場」と言うドキュメンタリー番組をテレ東が火曜の21時台(「なんでも鑑定団」の開始により後に水曜22時台*33に移行)にやってましたがこれまた視聴率がとれずに打ち切られました。
・要するに視聴率だけ考えたら高世が言うように「バラエティーやミステリードラマ」のほうがドキュメンタリーよりいい訳です。「視聴率を無視しろ、商売を無視しろ」とは言いませんが高世が嘆くように「それでいいのか」とは思います。
 今、「深夜放送じゃない硬派ドキュメンタリー」といった「NHKスペシャル」「報道特集(TBS)」ぐらいしかないんじゃないか。「ガイアの夜明け」「ソロモン流」(以上、テレ東)「バース・デイ」「情熱大陸」(以上、TBS)なんかもいちおう「深夜放送じゃないドキュメンタリー」でしょうがあれは「話題の財界人紹介(ガイア)」「有名人紹介(ソロモン流、バース・デイ、情熱大陸)」でネタが限定されてますからね。政府批判なんかしないわけです。
 昔は「中村敦夫の地球発22時」(TBS)とかあったんですけどね。
・まあ高世の場合、「ドキュメンタリーがこのままでいいのか」という、その主張動機は小生と違って「生活がかかってるからドキュメンタリーが減らされると困る」という要素が大きいでしょうけど。


憲法の墓を掘る安倍首相
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140702

 安全保障や軍事には関心を持たなくていいんだという風潮も、運動が低調な背景*34になっているかもしれない。

そんな風潮なんかどこにもないでしょう。無茶苦茶な放言はやめてほしい。
それと以前読んだ文章(赤旗だったかな)によれば「1960年安保闘争」においても「『安保はわかりにくい』として、当初運動は低調だった」「岸信介*35首相の強行採決が運動を活発化させた」そうなので、そう言う意味では高世の主張はあまりにも一面的すぎるでしょう。
 「消費税増税」のような生活に密着した問題は嫌でも興味を持たざるを得ませんが「安全保障問題」というのは「イラクやアフガンのような戦場に送られる危険性のある自衛官とその家族」以外にとってはそうではありません。理解するには、一定の想像力が必要なわけです。

最も重要な問題は、第9条を守るか変えるか、集団的自衛権行使がいいか悪いかではないと思う。

 そんなことはありません。9条を守るとか、集団的自衛権を認めるかどうかも重要な問題です。
 もちろん「集団的自衛権行使容認派でもこんなやり方は認められない」というのはありますがそれは「解釈改憲の是非が一番重要だ」って話じゃないでしょう。

今からみれば、イラク戦争では、「サダム・フセイン*36大量破壊兵器を所持している」という米国政府の捏造情報によって世界が騙されたことがはっきりしている。

 イラク戦争を「世界は支持しなかった」のでだまされたというのは正当な評価ではありません。露骨に米国を支持したのは日本、英国など少数派です。

そして、その戦争の結果が、手の付けられないような今日の悲劇だ。

別に「内戦状態」が生まれなくてもフセイン政権転覆は間違いだと思いますが内戦状態で収拾がつかないんだからなおさら問題です。

この状況にアメリカはイラクに再びコミットせざるをえなくなっている。
オバマ大統領は30日、イラクへ新たに約300人の米兵を追加派遣し、ヘリコプターなどを追加配備したことを明らかにした。すでに派遣を決めた約300人の軍事顧問とは別に、バグダッドの米大使館や関連施設、国際空港などの安全確保の任務に就く。」(朝日)

 「第二のベトナム戦争」になるんでしょうか?。米国がどんなに軍事力投入したところで事態がよくなるようにはとても思えません。
 なお、五十嵐仁*37の転成仁語『集団的自衛権行使容認が閣議決定された後の新たな課題』(http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2014-07-03)が指摘するように閣議決定で全て終わったわけではありません。「違憲訴訟」「この閣議決定に基づく立法措置、行政措置の阻止」など、様々な戦い方が今後も可能なわけです。だからといって誰も今回の閣議決定を「たいしたことがない」とは思いませんが、一方で「これで全てが終わった」としてあきらめて何もしないのも間違った考えです。


■安倍独裁に沈黙する自民党
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140629
 「安倍に怯えて沈黙してる」のではなく、安倍と同意見の極右もいれば、「地元に利権誘導さえできれば後はどうでもいい」という輩もいるでしょうが。

 いま問われているのは、「改憲」か「護憲」かではない。また、集団的自衛権を認めるか認めないかでもない。ましてや保守と革新の対立などでは全くない。
 事実上の改憲、しかもわが憲法の柱ともいえる第9条を、一つの内閣の解釈という方法でやっていいのかということだ。

 「保守か革新かではない」てのはその通りですが「護憲か改憲か」「集団的自衛権容認かどうか」は関係ないてのは言い過ぎでしょう。
 そもそも「変なやり方の改憲は認めない(安倍批判派)」「変なやり方でも改憲していい(安倍支持)」というのも「立憲主義擁護」というある種の「護憲・改憲の争い」でしょう。従来、想定されてきた「護憲・改憲」とは大分違いますけどね。

共産党の「しんぶん赤旗」紙上では、加藤紘一*38古賀誠*39野中広務*40がそれぞれ安倍首相への批判を展開。雑誌『世界』には5月号以降、村上誠一郎*41衆院議員)、河野洋平*42野田聖子*43(党総務会長)、古賀誠らが内閣の暴走を諌めている。

 政界引退した加藤氏や野中氏はともかく、村上氏、野田氏は現役議員でしかも野田氏は党三役ですからね。変な話だと思います。
 そして今回の件で完全に谷垣氏*44って人は「もうダメだな」と言わざるを得ません。完全に音無しですからね。安倍が彼に禅譲するわけもないし、逆に安倍がぽしゃっても彼を担ごうとする人はいないでしょう。

メディアも一部を除いて妙に静かだ。

 安倍にびびってる、あるいは「安倍と同意見(例:読売、産経)」ということでしょう。こうしたメディアの態度には「日本政治に強い影響力を持つ米国&財界」がこの件では露骨に安倍を応援してるというのも大きいし「最大野党・民主党内に安倍に近い考えの人間がいる」と言うのも大きいでしょう。私見では野田*45前首相や前原*46元外相は集団的自衛権問題では安倍と考えが大して変わらないでしょう。


■なし崩しで集団安保までOK
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140628
 タイトルで出落ちですね。結論自体も「戦争国家を目指す」と言う物騒な代物だし、それをもたらす手法も「明文改憲で国民に信を問う」のならまだしも、「無茶苦茶な解釈改憲」という立憲主義に反する代物です。高世が言うように何とか阻止したいものです。こんな馬鹿な事をしていたらいつまで経っても日中、日韓関係はよくならないし、「立憲主義否定」なんて、まともな国のやる事じゃありません。

 安倍晋三首相は「武力行使を目的として湾岸戦争イラク戦争での戦闘に参加するようなことはこれからも決してない」と明言していた。
(中略)
今度は集団安保でもOKというわけだ。

「集団安保=湾岸戦争イラク戦争のような戦争への参加」ですので安倍の主張は無茶苦茶です。
「丸い四角がある」というもので明らかに矛盾している。「形式的な論理一貫性」すら安倍が追及していないことには二の句が継げません。日本も本当に酷い国になった。


■不幸は自らが選んだもの
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140626
 高世のエントリや高世が紹介するダイヤモンドオンラインの記事を読む限り「アドラー心理学」とは単に「気の持ちようで人は幸せにも不幸にもなる」と言ってるだけのようにも思えます。
 まあ、それはともかく。
 アドラー心理学についての高世やダイヤモンドオンライン記事の認識が正しいかどうかや、アドラー心理学の是非はともかく「気の持ちようで人は幸せにも不幸にもなる」というのは「一面の真理」です。もちろんそれを必要以上に強調することは「不幸や差別の容認」になりかねません。「不幸や差別も気の持ちようで何とも思わなくなる。心頭滅却すれば火もまた涼し」というのはおかしい。また逆に「不幸や差別と闘えばいい。そういう強い意思を持てばいい。闘わないのが悪い」というのもまたおかしいでしょう(いや闘うことは否定しませんが、それを部外者が無責任に煽るのは変です。まず非難されるべきは「差別や不幸の原因となってること」であって「差別や不幸の渦中にある人の気の持ちよう」ではないでしょう)。
 「不幸や差別の渦中にある人」に「お前の意思の持ちようが大事」ということは「無責任に闘争や、あるいは逆に我慢を強いてる」わけで、許される行為じゃない。「差別や不幸」は本来、周囲が「何とかしていくべき事」であって「我慢でアレ、闘争でアレ」、当事者だけに押しつけていい問題ではない。
 しかし「気の持ちようが大事」は「一面の真理」ではある。
 たとえば「横田夫妻が不幸」な「理由の一つ」は「めぐみは生きてる」という「根拠のない空しい願望」にとらわれてるからでしょう。ここで「めぐみはもしかしたらやはり死んだかも知れない」「でもウンギョンがいるからある意味いいではないか、根拠のない空しい願望にすがるのは辞めよう」「少なくとも巣くう会のような怪しい団体とつきあっても北朝鮮政権転覆という右翼運動に政治利用されるだけだからつきあうのはやめよう」と思えば彼らも「今よりは幸せになれる」んじゃないでしょうか。
 まさに今横田夫妻に必要なのは巣くう会に嫌われても何とも思わない「嫌われる勇気」でしょう。
 「嫌われる勇気」の持ち主・蓮池透さんを見習って家族会や巣くう会から離れたらどうでしょうか。
 そうすればお孫さん・ウンギョンさんとも誰はばかることなく会えて幸せではないのでしょうか。
 まあ、こういうことをいうと「巣くう会とずぶずぶ」の高世は「俺の言う嫌われる勇気とはそういう事じゃない」と言い出すんでしょうけど。高世が紹介するダイヤモンドオンラインの記事にも突っ込んでみましょう。

http://diamond.jp/articles/-/55025
アドラー心理学では承認欲求を否定します。

 もちろんこれは「ダイヤモンドオンライン記事の主張」なので実際どうなのかは知りません。
 ただ「何だかなあ」と思います。もちろん「他者に承認されたいが故に、他者にこびへつらう」「自分の意見が持てない、付和雷同する」というのは論外です。そういうことはすべきではない。
 ただ「俺が正しいと思えば他者の意見なんか知ったことか」というのは当人の主観はともかく、往々にして単なる居直り、暴走でしかないことが多いわけです。そもそも「承認欲求」なんてものが「俺は承認されなくていい!」と思ったからといってそう簡単に捨てられるとも思えない。
 「極端な話」、家族からも友人からも誰からも承認されなくてもいいという人はあまりいないでしょう。
 結局「自分に承認欲求があること」を認めながらその承認欲求が暴走しないようにうまく飼い慣らしていくしかないでしょう。ただそれは「承認欲求を否定する」と言うこととは違うでしょう。


立憲主義とは
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140625
 高世の公明党批判にも、水島朝穂氏の主張に対する高世の好意的評価にも特に異論はないのでノーコメント。リンクだけ張っておきます。
 いや「どーでもいい話」だけど、一つだけ異論があるかな。

護憲派のバイブルとされる『あたらしい憲法のはなし』(文部省・中学1年生社会科教科書、1947年刊)

 バイブルと見なしてるのが水島氏か、高世かよく分からない文章ですがぶっちゃけ「バイブルと言うほどの権威や知名度がある」とは俺は思いません。中学生向けですから入門書としてはわかりやすいですけどね。最近の問題については触れてないという問題点がどうしてもあるわけです。


集団的自衛権とTPPはバーターだった?!
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140618

日本がワールドカップ初戦で負けたことで、いま取材中の企画の放送予定が繰り上がる可能性が出てきて、がぜん忙しくなった。日本が勝ち続ければ、サッカーの話で番組が埋まる*47。だが、金曜のギリシャ戦で負けたらサッカー以外のネタを用意しなければならないのだ。

 悪いけどほぼ確実にギリシャに負けるんじゃないか。よくて引き分けでしょう。初戦で負けた事が痛かったですね。コレで絶対に負けられなくなった(初戦引き分けでもギリシャに負けたら苦しいですけど)。でも、日本ごとき、どうせ最終戦コロンビアに負けて「ギリシャに勝っても1勝2敗で」予選敗退なんだからとっとと負けて欲しい。俺別にサッカー好きじゃねえし。
ギリシャ戦後の追記】
 「よくて引き分け」と言う予想通りの結果でした。ってまあ、「勝てないだろ」ってのは誰でも予想できる事でしょう。これでコロンビア相手には「ほぼ確実惨敗」「よくて引き分け」「大穴で勝利(でも1勝1敗1分けじゃ予選突破できるかどーだか)」、つまりは予選敗退ほぼ確実です。ただそれでも「取材中の企画の放送予定が繰り上がる可能性」はないんでしょう。「僅差で何とか勝つ、そして予選突破を祈る」とかマスコミは言うんでしょう。さすがに圧勝するとは言わないだろうけど。
【コロンビア戦後の感想】
 点差はともかく負けるだろうと思ったんですがやはり敗北。点差も「3点差(4−1)」でやはりかなりの差があるんでしょうね。

そして、自民党が13日に提示した自衛権発動の新3要件とはこうだ。

 3要件なんてインチキです。大体、3要件を厳格に理解したら「それ以外に手がない」「日本国の存立が脅かされるとき」時だそうですから「従来通り、専守防衛しか認められません」よ。ただもちろんそんな事を自民党が考えてるわけもなく、高世が批判するように思い切りゆるゆるに曲解する気なのは間違いないでしょう。

首脳会談のあと、TPP問題でメディアの評価がくっきり割れ、読売新聞と朝日新聞の一面にそれぞれ《日米TPP基本合意》と《TPP大筋合意見送り》とほぼ正反対の大見出しが載った

 政府公式発表を信じる限りはたいした成果は出ていませんから「その限りでは朝日が正しい」。政府も読売記事を事実と公式に認めた事はありません(もちろん「捏造記事は辞めろ」と読売に抗議した事もなく要するに政府は適当にごまかしてるわけですが)。
 というかこんな記事書いてるのは読売ぐらいのもんです。
 世論誘導目的で飛ばし記事書いてるか、「読売記事が事実だとすれば」の話ですが、高世の言うように

読売はパイプの太い官邸筋からリーク情報を得たのではないか

ということでしょう。いずれにせよ読売の行為は「結果的にはTPP批判派を活性化したかもしれない」ですが、「安倍を応援したい」という動機面でおよそジャーナリズムとは言えません。


■サッカー選手*48が内戦を止めた国*49
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140615
 前半の高世の意見についてはノーコメント。特に異論もない。
 後半について。集団的自衛権行使容認派には「尖閣問題で米国の支援を受けるためには容認すべきだ」と言う人間がいるかも知れないがそれはおかしい、と言うのが高世の意見です。
 俺も全く同感です。「おかしい」と考える理由は「尖閣のために自衛隊多国籍軍で死なせてもいいというのか」「憲法解釈をそうした損得勘定でねじ曲げるのか」など、色々あげられるかと思いますが、高世があげてるのは「そもそも中国が尖閣を攻撃してそれを日米両国で迎え撃つ」という想定自体現実的でないという理由です。
 先ずまともな政府首脳なら日本も中国も米国もそんなこと(尖閣問題での戦争)はやりたくない。尖閣ごときで日中貿易、中米貿易を犠牲にしたいとは普通思わないでしょう。特に米国は尖閣問題の当事者じゃありません。
 したがって「尖閣問題で中米貿易を犠牲にしたい」なんて米国は考えてない。その証拠に米国は「尖閣問題については平和的解決を望んでるということ」を何度もアピールしてるわけです。


集団的自衛権をめぐる民意
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140614

 「必要最小限」という言葉でどっと「賛成」が増えていることがうかがえる。ちょっと危ないかな、と思う人も、「必要最小限ならどうですか」と聞かれると条件付き賛成に回るのだろう。
(中略)
 ただし、集団的自衛権行使を憲法の解釈変更でやってよいかと手段・方法の正当性を聞くと、同じ「賛成」の人でも割れてくる。
 時事通信が首相会見直前に行った調査で、賛成は37.0%(反対50.1%)だったが、「賛成」の人のうち「憲法解釈変更で認めてよい」50.8%、「解釈変更ではなく憲法改正すべき」45.3%となっている。
 つまり、解釈変更で行使容認という人は2割もいない。ここが賛成派の弱みとなる。
 世論調査からみると、民意をめぐる政治的な闘いはこうなる。
 賛成派が狙うのは「必要最小限」など条件付きをアピールして反対派からの鞍替えをはかることだ。
 実際に、いま安倍首相は、こうした「条件」を提示しながら世論と公明党を取り込もうとしているように見える。
 反対派としては、こんな大事なことを「憲法解釈の変更でやっていいのか」という論点を前面に打ち出して賛成派を切り崩すのが最も効果的だろう。

 それも大事でしょうが一方で「必要最小限って具体的に何なの?」「何が必要で何が最小限なの?」という指摘も重要でしょう。限界なんか作る気は安倍にはさらさらないのに口から出任せはいてるわけですから。


■「乳児を抱く母親」は米艦船には乗っていない
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140612

 そもそも、安倍首相が集団的自衛権容認の論拠がウソだらけであることは、一部のメディアでも指摘されてきた。水島朝穂*50早大教授が『世界』7月号の「虚偽と虚飾の安保法制懇報告書」で、5月号に続き、そのデタラメぶりを徹底的に暴いている。
 例えば、安倍首相が会見で、パネルを示しながら情緒的に訴えた「紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子どもたちかもしれない、彼らが乗っている米国の船」。
 日本自身が攻撃を受けていなければ、日本人が乗ったこの米国の船を日本の自衛隊は守ることができない。見捨てたくなければ集団的自衛権でしょう・・と話を持って行った。
 これが全く非現実的な状況であることを、水島教授は多くの資料をもとに論証する。

 朝日新聞『首相「邦人なしでも米艦護衛」 集団的自衛権、国会論戦』(http://www.asahi.com/articles/ASG5X2W6XG5XUTFK001.html)などでわかるようにそもそも安倍は国会で「米国艦船に日本人が乗っていなければ自衛隊集団的自衛権を行使できないと言う考えか」と野党に聞かれ「同盟国にそんな事は言えない(つまり日本人が乗っていなくても集団的自衛権を行使する)」と答弁してるので「日本人が乗ってること」を強調する事自体が酷い詐欺行為ですがそれはさておき。
 何を水島氏や高世が詐欺と言ってるかというと「米国が日本人を助ける事は期待すべきでない」ということです。

米国国務省国防省との覚書には次の記述がある。
 「(国務省は)全ての外国政府に対しては、自国民の退避のための計画を策定すること、合衆国政府に自国民退避を依存しないことを強く要請する」。つまり、いざというときにアメリカを頼るなよ、と米政府はいうのである。
 米国統合参謀本部の”Noncombatant Evacuation Operations (23 November 2010)”(非戦闘員退避作戦)によれば、避難の対象者には優先順位が付けられ、米国市民が第一順位。

 以上は高世の文章の引用ですが、当たり前でしょう。米国がまず誰を救出するかといえば当然、自国民でしょう。「自国民を救出し終わってそれでも余裕があったら」、日本人など外国人を助ける事が「あり得る」という話です。自国民を犠牲にしてまで外国人を救出するわけがない。
 当然「そういう余裕がある」と言う保障はないし米国だって「そんな期待されても困るから日本が自分で対応しろ」と言ってるでしょう。そしておそらく日本も対応マニュアルがある。
 そんな事は安倍も防衛省も外務省もわかってる。わかった上で「集団的自衛権行使への抵抗感を減らすため」ありもしない設定をでっちあげたわけです。 
 また高世が指摘してない事を指摘しておけば「北朝鮮の全面攻撃が危惧されるような時点」では「乳児を抱えた母親」なんてたぶん残ってないでしょう。その時点で「ビジネスマンとか大使館員とか」どうしても残る必要がある人以外は大事を取って日本に帰国してるでしょう。兆候もなしにいきなり全面戦争という事態は「絶対にない」とまでは言いませんが可能性は低いでしょう。

安倍首相が暴走しているいま、彼のよって立つウソは一つひとつ国民に明らかにしていかなければと思う

という高世の結論には全く同感です。


■ミスターXは命がけだった
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140610

 桂宮親王が亡くなった。
 天皇陛下のいとこ*51だとニュースで知った。皇室についていかに無知であること*52か思い知る。「薨去(こうきょ)」などという言葉も使われて、日本は共和制でなかったこと*53をあらためて自覚した。

 とりあえず一点だけ突っ込めば「薨去」なんて言葉を使ってるのは今時、宮内庁と産経ぐらい、つまりは「かなりの右の人たち」だけです。
 今や保守メディア(読売、日経)でも薨去なんて言葉は使わない。「逝去」です。
 天皇、皇后がなくなったときには「産経以外のメディア*54」も「崩御」と過去書いた*55し、今後も「崩御と書く予定」のようですが、それ以外に「皇族の死」に特別な敬語を使う事はしないようです。薨去なんて時代錯誤で古めかしいですよね。ウィキペ「崩御」に寄れば「崩御天皇、皇后、皇太后)」「薨去(皇太子妃や親王親王妃内親王)」以外にも「薨御(皇太子)」「卒去(王や女王)」なんてのがあるようですが「崩御」「薨御」の使い分けならともかく「薨去」「卒去」の使い分けは俺には無理ですね*56イデオロギー的に出来ないとかじゃなくて無理。「親王内親王、王、女王」の区別がまず出来ない。
 桂宮氏の死については「死去」でもいい*57と個人的には思うんですが「逝去」が多いですね。でも「逝去」って別に丁寧語ではないと思うんですが?
 北朝鮮関係の高世の文章は「ふーん、そうなの?。でもそれ*58が事実だか、わからないから素人の俺は何とも言えないね」という代物なのでノーコメント。


全体主義の外交とは
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140608

 具体的に動き出すのは(注:「第一次小泉*59訪朝(2002年)で帰国した5人の拉致被害者」の家族の帰国を実現した第二次小泉訪朝(2004年)から)4年経った2008年、日朝実務者協議で、再調査を具体的に進めること、調査委員会ができたら日本側は制裁の一部解除を実行するとの合意ができた。
 今回の合意は、いろいろ相違点はあるが、大きく見てこのラインに戻ったものである。

 「2008年の合意(福田*60政権)」に戻ったのなら「2008年の合意の線で動かず「2008〜2013年」までの5年間を無駄にしたポスト福田政権(麻生*61、鳩山、菅*62、野田*63、第二次安倍*64)」が批判されて当然ですがもちろんアンチ北朝鮮極右の高世はそうなりません。
 それどころか

北朝鮮側も拉致問題を動かすために何らかの方策を取らざるを得ず、2008年の合意に戻っていくしかなかった。

とまるで北朝鮮が日本に屈服したかのようなわけがわからないことを言うんだから頭痛がします。
 「戻っていくしかない」も何も2008年に福田政権と合意してるんだから、たとえば麻生政権がそれを引き継げば良かったんじゃないか?。そうすりゃ拉致問題は今頃もっと解決の方向に進んでいたでしょう。むしろ「戻っていくしかなかった」のは安倍政権じゃないか?

今回の日朝合意をどっちが勝ったのか、日本は譲歩しすぎたかどうかなどの様々な論評があるなか、日本の強い世論がなければ、今回のような展開にはなっていないことを確認しておきたい。

 拉致解決を強く望む「日本の強い世論」が今の日本のどこにあるのか。ないから小泉訪朝11年間、何の動きもなくても大して騒がれないんでしょう。完全に拉致は風化してるでしょう。まあ、巣くう会とずぶずぶの高世がこう強弁する事は大変よく理解できますが。

全体主義の起源*65(ハナ・アーレント)という古典がある。外交に関する記述をいくつかひろってみよう。

 ばかばかしい。アーレントの分析が正しいかどうかという問題もありますが、別にアーレントは「対北朝鮮外交のためにこの本を書いたのではない」わけです。
 「全体主義国家」あるいは「全体主義的な性格を持つ国家(民主主義の観点で問題がある国家)」としては日本は戦前は「ナチスドイツ」「ファッショイタリア」などと、戦後は「旧ソ連」「中国」「朴チョンヒ時代韓国」などと外交してる*66わけですが、それにも『全体主義の起源』が使えるのか、高世に聞きたいところです。マジレスすれば外交においては「相手が何を考えてるかを的確に把握する事」が一番大事でしょう。もちろん楽な事ではないですが、これができないと、相手の意思がわからず、とんちんかんな外交になります。
 その相手の希望にどう応えるか、応えた上でどう日本の国益を守るか、というのも大事ですがまずは「相手の意思把握」でしょう。戦前日本は「相手の意思把握」に失敗し「蒋介石政権はすぐに屈服する(屈服せず戦争が泥沼化)」「フランスはドイツに降伏し、ドイツは日本の同盟国だから、仏印進駐なら米国も反発しない(米国が猛反発して日米関係がさらに悪化)」「日独伊ソ四国同盟で米国を封じ込める(ドイツは対ソ戦を計画していたが日本に隠していた、独ソ戦争勃発で日独伊ソ四国同盟計画が崩壊)」「ソ連英米との和平の仲介役にする(そう日本が考えた時点ではソ連は既に対日参戦を決めていたが日本に隠していた、ソ連の対日参戦で日本大被害)」など数々の失態を犯します。

譲歩と大きな国際的威信とを用いて全体主義国を正常な国際関係に引きもどすことはあらゆる正当な期待にもかかわらず何としても不可能だった

 ここでアーレントが言ってる全体主義国家って「ヨーロッパ征服を目指したナチスドイツ」ですからねえ。北朝鮮ナチスドイツを高世のように同一視する事自体、異常だし、もし北朝鮮ナチスドイツを同一視していい、「北朝鮮を正常な国際関係に引きもどすことはあらゆる正当な期待にもかかわらず何としても不可能」と高世が考えてるのなら対北朝鮮外交は成り立たないでしょう。


■70年代、拉致をするのは韓国だった
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140604
 タイトルについてまずはコメント。「韓国の拉致」とはたとえば金大中*67事件のことです。他にもそうしたKCIA(韓国中央情報部)の拉致行為はあるでしょうが。当初、KCIAは「失踪に見せかけて拉致した金氏を暗殺する気満々(死体は海にでも廃棄)*68」でしたが米国、日本が「そういう事しては困る」と圧力をかけたため暗殺は中止されました。金氏失踪後、早い段階で日米両国は「KCIAの犯行」と認識していたわけです。
 要するに北朝鮮が拉致をした事を擁護する気もありませんが、北朝鮮からすれば『韓国もやってるし、ばれなきゃ無問題』的な意識があったのかも知れません。

「期待せざるをえない」という。(拉致被害者家族連絡会事務局長の増元照明さんがTBS[報道特集]で語った言葉)

 報道特集を見てませんがこれが事実なら増元も変わったもんです。もちろん「首相が増元らが褒めてきた安倍だから」というのはあるでしょうし、首相が安倍でなかったらまた態度も違うのかも知れませんが。

朝日新聞で大きな記事を書いた松村崇夫さんは「説得されたか、だまされて出国したと考えて」拉致とは思いもしなかったという。

 警察だって拉致なんて発表してないんだし、拉致だとは普通思わないでしょう。少なくともこの件から「横田めぐみさんのような暴力的拉致」は連想しないでしょう。


天安門の亡霊に怯える中共*69
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140603
 日本メディアの中国批判は結構なのですが「その前に安倍批判をどれだけやってるんだ」と思います(なお、完全な安倍応援団である産経や読売には最初から『安倍批判』という『高尚な事』は期待していません)。別に「中国批判」に限りませんが自国の権力者(例:安倍)を批判出来ないメディアが居丈高に他国批判するほど醜悪な行為もないと思う。
 単に安倍の反中国に調子を合わせてるだけではないのか。言論抑圧体質云々という理由で中国を批判するなら安倍も批判しないと。
 取り巻き(籾井、百田、長谷川)をNHK委員に送り込んでNHKに政府批判をやらせないように企んでる安倍の言論抑圧体質も相当のもんです。

米国をはじめ、日本、欧州さらにはアジア各国が一枚岩になり、強権政治に異を唱え続けざるを得ない。

アジア各国においては「民主的でない国」のほうが多いでしょうによくこういうことが能天気に言えるもんです。

中国の民主化は今や世界の安定にとって欠かせない課題でもある。

 別に「世界の安定」と言う意味においては民主化は何ら関係ないでしょう。民主派と中国共産党との間に内戦が起こる事でも危惧してるんでしょうか?


■半世紀前の冤罪事件
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140531

 狭山事件は1963年、東京オリンピックの前の年に起きた16歳の女子高生の強盗殺人

 正確には「強盗強姦殺人」である(ウィキペ「狭山事件」参照)。「強姦」の部分は高世が躊躇して書かなかっただけかもしれないが。「強盗殺人」だけでも厳罰は免れないだろうが「強姦」の部分でさらに厳しくなった事は否定できないだろう。何故か「身代金目的誘拐罪」では起訴されていない。

石川さんは、殺人罪無期懲役が確定

死刑判決が出て死刑執行されなかった事は不幸中の幸いだと思う。

 実はこれまで、私は狭山事件をちょっと「敬遠」していた。
 学生時代、「代々木系」だった私は、部落解放同盟解同)が「糾弾会」で教師に暴行を加えて多くの負傷者を出した「八鹿高校事件」を機に、解同と敵対する関係にあった。
 当時、狭山事件は(注:被告人・石川さんが被差別部落出身と言う事で)解同の最重要闘争テーマであり、事件のイベントは党派性むきだしでとても行く気にはなれなかった。石川さん自身が解同の立場に立って、事件直後から支援してきた弁護士たちを「日共系弁護士」として非難し解任*70したことも、事件に近づきにくかった要因である。

・今の高世を見てるととても信じられないですけどね。どう見ても今の高世は代々木系(党本部が代々木駅近くにある共産党のこと*71)どころか、荒木和博らとつきあって恥じないゴリゴリのウヨですから。
・しかし「狭山事件が起こった」埼玉県の住民の小生ですが普段部落差別って意識しません。もちろん「単に見えないだけ*72」と言う面もあるでしょうが、一方で「様々な施策や社会運動によって差別が解消されてきた」と言う面もあるでしょう。
 全国部落解放運動連合会(全解連)は全国地域人権運動総連合(全国人権連、公式サイト:http://zjr.sakura.ne.jp/)に発展的解消しました。
 また部落解放同盟(以下、同盟)が出してる月刊誌 「部落解放」も特集記事が必ずしも部落問題ではない(http://www.kaihou-s.com/bl/back_number01.htm参照)と言うのも「差別解消の傍証」になるように思います。
・ちなみに、弁護士解任の経緯についてはウィキペ「狭山事件」に簡単な記述があります。
・なお、高世の文章だと「八鹿高校事件(1974年)」で共産党と解放同盟が対立関係になったかのようですが、それは違います。
 「部落解放同盟京都府連合会の分裂劇*73(1965年)」、「糾弾会で教師を長時間監禁した矢田事件(1969年)」というのが、「八鹿高校事件(1974年)」の前に起こっています(ウィキペ「文化厚生会館事件」「矢田事件」参照)。初代同盟委員長・松本治一郎社会党参院議員(1947〜1949年、1953年〜1966年)だった事でおそらく同盟創立当初からその種のぎくしゃくはあったのでしょうが。
 「八鹿高校事件(1974年)」でさらに対立が深まったという話です。

この事件が、単なる冤罪事件なのか、差別事件なのかの評価は今も割れている。

 捜査において「被差別部落出身者への差別」という要素は否定できないと思いますけどね。
 ただし、ウィキペ「狭山裁判」によれば「冤罪問題において差別かどうかよりも検察の主張が正当かどうか、正当でないならどこが間違いかの指摘の方が大事、差別だと言っても無罪判決はとれない」としたのが、「解任された弁護士諸氏&共産党」であり、「差別の要素」を強調したのが「解放同盟」ということのようです。で共産党などは「解放同盟は裁判を不当に政治利用している」と非難したと。

映画の中で、布川事件の桜井昌司さんがこう言う。
「5年、10年と『やってない』と言い続けるのはものすごいエネルギーがいる。ほんとに殺っていたらとてもできませんよ」。犯人だったら無罪を主張しつづけることはできないというのだ。なるほど。

 これは確かに「なるほど」ですね。「本当はやってるのに無罪を何年も訴える」というのは「万引きレベル」ならともかく「殺人レベル」では普通の人間にはまず出来ないでしょう。

きのうの朝刊は、「拉致再調査で日朝が合意」したというニュースがトップだった。
(中略)
今回の合意はどうみたらいいのか。
次回の日記で書いてみたい。

だそうですので「反北朝鮮ウヨにして安倍信者」の高世が何というのか楽しみに待つことにしましょう。「高世のお仲間」西岡力巣くう会会長、島田洋一巣くう会副会長らと似たり寄ったりの立場「安倍を公然と批判出来ないががぐだぐだ不平を言う」と言うのが一番ありそうですが。


■拡大解釈される集団的自衛権
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140528

 国会で集団的自衛権の論戦がはじまった。
 「報道ステーション」のコメンテーター恵村順一郎氏(朝日新聞論説委員)がこんな趣旨のコメントをしていた。
 15日の記者会見で安倍さんは、日本人を乗せたアメリカ艦船を守るといっていたが、きょうの質疑では、日本人を乗せている船がアメリカ以外の国の船だった場合でも、さらには日本人が乗っていないアメリカの船も守るようにすると言っている。やはり、どんどん広がって歯止めがなくなるんだなあと思いました。
 そのとおりだ。

 報ステはこの件で安倍批判してるようで好感が持てます。
 「歯止めがなくなる」も何も「集団的自衛権行使」を要求してる米国も、それに応じようとしている安倍も「歯止めを作る気がない」んだから当然でしょう。
 集団的自衛権の建前はともかく、安倍政権にとっての集団的自衛権は「日本人を守るための権利」ではなく「アメリカから軍事行動を要求されたときに日本が応じる義務」です。それが安倍政権の本音ですから「アメリカに頼まれたら何だってやります、断れません」となるのは当然です。例の会見は報ステが批判するように最初からまるきり嘘だったわけです。
 というかそもそも「集団的自衛権は行使しない(そもそも憲法上行使が出来ないと解釈する)」「長年続けた憲法解釈(集団的自衛権行使は出来ない)は閣議決定で変えたりしない」というのが長年自民党が続けてきた「歯止め」だったわけです。その歯止めを「勝手にぶちこわす」男が「新しい歯止めを作るようなこと」を言っても信用には値しない。今までの歯止め「集団的自衛権は行使できない」を続ければいいじゃないですか。
 しかも「歯止めを作る」とはっきり言ってるわけではなく「国民にそう思わせようとしてる」だけですからね。

「宇出津事件」のつづき。
 宇出津港での久米裕さん失踪は、横田めぐみさん拉致の5日前(1977年11月10日)の朝日新聞社会面トップに大きく報じられた。
 この記事を書いた朝日新聞の松村崇夫記者は、1977年9月の事件後、朝鮮半島や中国絡みの事件を扱う警視庁外事2課のベテラン刑事からこの事件を知らされ、驚いて取材を始めたという*74
(中略)
 この記事については、朝日新聞が「検証 昭和報道」というシリーズ企画で「南北朝鮮への視線」(2010年1月7日)で取り上げている。
《取材を始めた松村は、連れ去られた男性を特定。11月10日付社会面トップに「三鷹市役所の警備員 工作船北朝鮮へ 懐柔?日本人では初」を書いた。警備員とは、後に政府が拉致被害者と認定した久米裕(不明当時52)だった。しかし、拉致とは思いもしなかった。「説得されたか、だまされて出国したと考えていた」》
 なんと松村記者は、これを「拉致」だとは思っていなかったというのだ*75
 それはなぜか。

で「明日に続く」。捜査当局が「拉致」と言わなきゃ「拉致」とは思わないんじゃないですかね。
 少なくとも「説得されてあるいはだまされて出国」というこの事件から「めぐみさん拉致のような暴力的拉致」までは想像はいかないでしょう。


■タイのクーデターは「お墨付き」なし?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140525
 前半。高世曰く、クーデターを起こした陸軍司令官は「国王は関係ない」としているが状況証拠から見てそんなことはあるわけもない、かばってるだけだが、そんなことはインラック派も反インラック派も国際社会もわかってる。まあ、そうでしょう。
 高世曰く「ただ過去のクーデターと違って国王を表に出せないのではこの件は長期化するかも知れないし、表に出せないほど、国王権威が弱ってるのならドラスティックな変化(例:ネパールの王制廃止)もあるのではないか」。果たしてどうなるんでしょうね。
 後半。『1977年に拉致を報じた朝日新聞』(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140521]の続き。
 何故、この件について同業他社の後追い報道がなく、朝日も後追い報道をしなかったのか、当時の記者に話を聞いた。詳細は明日に続く。
 高世だと「総連の圧力」とか言い出しかねませんがそういう話じゃないでしょう。
 いや総連の抗議はあったかも知れませんが、抗議をはね返すだけの材料があれば問題ないでしょう。
 安倍批判記事を書いたら安倍の反発が怖いとか、役所や企業の批判記事を書いたら役所や企業の反発が怖いと言うほどの権力は総連にはないでしょう。
 自衛隊いじめ自殺事件についての防衛省批判報道がぬるいとか、「慰安婦問題での安倍批判がぬるい」とか言う話とは全く違う。これらの報道がぬるいのは明らかに安倍や防衛省への「びびり」でしょう。「自衛隊いじめ自殺事件」は自衛隊が遺族に裁判で敗訴してるから本来、びびる理由はどこにもない。一方、慰安婦の件も「安倍の河野談話撤回論」はデタラメなんだからびびる理由はこちらもない。
 ただ「報道内容の信憑性には何の不安もないがそんな事が通る相手じゃない、『江戸の敵を長崎で討つ(江戸の敵を遠く離れた長崎で討つようにいつまでも、しつこく付け狙うこと)』みたいな酷い目にあわされたらかなわない、相手(防衛省や総理の安倍)は権力者だ、『地頭と泣く子には勝てない』、『長いものは巻かれろ』だ」ということでびびってるわけです。
 一方、この宇出津事件の場合、捜査当局は起訴せず、よくわからないことが多いわけです。

【追記】
日経新聞『タイ国王、軍の実権掌握を承認 司令官が方針表明へ 』
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2601H_W4A520C1MM0000/
 つうことで「国王が軍支持を表明する前から」国王が反インラック派(反タクシン派)という「生臭い存在」であることは「インラック派(タクシン派)」「反インラック派(反タクシン派)」「国際社会」にバレバレでしたが、ついに名実ともに「軍支持」を表明しました。
 これでタイがどうなるのか。「国王と軍という地頭には勝てない」という結末*76も嫌ですが、とはいえ内乱とかになって血が流れても嫌だし、うーん。
 なお、国王が名実ともに軍支持を表明したことについては高世も『王様は向こう側?』(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140527)で触れています。

タイではクーデターは20回も起きて日常茶飯事、騒ぐことないよ、との見方もあるが、以前とは民衆の意識が違っているように思う。今回のクーデターで、タクシン派を支持する貧しい農民たち(タイ国民の多数派)のあいだに「王様は『向こう側』なのだ」という認識が広まっていくのではないか。

どうなんでしょうか。いずれにせよこんなクーデターがまかり通るようではタイはまともな国とは到底言えないでしょう。


■1977年に拉致を報じた朝日新聞
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140521

守旧勢力(王室、主流財閥、国軍を含む)はまだまだ強力だ。

 タイは無茶苦茶な国だとしか言いようがない。この守旧勢力にはインラック首相の首を切った憲法裁判所も含まれます。裁判所の構成メンバーは「守旧勢力が政権を握っていた時代に選ばれた守旧勢力よりの面子」であって判決は公正中立なものとは言い難いからです。インラック側も反インラック側も国際社会もみな判決をそう見なしてるし、実際そうでしょう。
 とりあえず「王室の象徴化(政治権限剥奪)」と「軍の政治権限剥奪*77」は長期に渡る課題になるのでしょうがタイの近代化、民主化において必要不可欠でしょう。

実は、この事件を大きな紙面を割いて報じた新聞があった。
写真は『朝日新聞』1977年11月10日朝刊の社会面。
三鷹市役所の警備員 工作船北朝鮮
懐柔?日本人では初 能登半島から密出国》
との見出しで、社会面トップの扱いだ。
(中略)
北朝鮮による拉致を初めて報じた記事としては1980年1月7日『産経新聞』(「アベック*78三組*79ナゾの蒸発」)が挙げられることが多いが、全国紙としては、この朝日の記事が先である。

 へえ、という感じです。産経が最初とされることが多いのは当の産経がそう宣伝してるからです。
 一方、「俺の知る限り」は朝日はこういう宣伝をしてないですからね。

久米さんは、金貸しをしていたAからの借金がふくれあがって《とりこまれた》と公安当局は見ている。

このあたりがこの事件が立件されなかった、あるいは騒がれなかった理由ではないのか。
つまり借金のかたにはめて、「タコ部屋で返せ」「マグロ漁船で返せ」みたいな話だと公安は理解し、マスコミにそう発表した。そういう話なら「道徳的に不道徳だ」とは言えても「犯罪だ」と言えるかは少々微妙でしょう。めぐみさんのような暴力的拉致なら「犯罪だ」と簡単に言えますけどね。

*1:まあ、「訪朝したら拉致が解決しない」と言ってるのが巣くう会でそれに盲従してるのが横田夫妻です。

*2:なお「訪朝したら拉致が解決する」と言ってる人は「俺の知る限り」はいません。まあ「横田夫妻訪朝」によって「日朝交渉ムードが高まる」「巣くう会の政治力が衰退する」ことによって「解決に近づくことが期待できるのではないか」と言ってる人はいるかも知れません(つうか俺個人がそう言う考えですが)。ただそれは「訪朝すれば即解決」という単純な話ではありません。

*3:海軍航空本部長、海軍次官などを経て連合艦隊司令長官

*4:というより軍拡競争なんかしたら欧米に勝てないのだから軍縮した方がいいという合理的判断でしょう。

*5:1930年当時、海軍軍務局長。予備役後は、日本飛行機社長、浦賀ドック社長など歴任

*6:桂、大隈内閣蔵相、加藤内閣内務相を経て首相

*7:戦前、近衛内閣蔵相。A級戦犯として無期刑を受けるが逆コースで釈放。戦後は池田内閣法相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)など歴任

*8:高世的には「まともな軍人がいなかった」て話になるのかも知れませんが

*9:日露戦争時の連合艦隊司令長官

*10:子どもに限らず大人だって反社会的行為をする人間は理解しがたいですけどね(例:連続強姦殺人犯の大久保清)。

*11:そもそも田中角栄(佐藤内閣通産相)、中曽根康弘(田中内閣通産相)、橋本龍太郎(村山内閣通産相)のように歴代首相の中に通産相経験者がいますが。

*12:岸内閣郵政相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*13:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*14:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*15:東久邇、幣原内閣外相を経て首相

*16:吉田内閣建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相などを経て首相

*17:田中内閣防衛庁長官福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相

*18:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)などを経て首相

*19:殺害に至らなかったのは不幸中の幸いでしょう。

*20:もちろん、そういう教育を否定はしませんが少なくともこの種の事件には全く効果はないでしょう。

*21:つうか皮肉でも何でもなく実際そうでしょうが

*22:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)などを歴任

*23:この訪朝により北朝鮮に拘束されていた第18富士山丸の船長、機関長が解放されました(ウィキペ「第18富士山丸事件」参照)。

*24:事実でしょうけど

*25:何度も書いていますが「幼稚園児や小学1年生(松岡伸矢君、佐賀直香さん)」、「認定後国内で国内で所在が発見された人(山本美保さん、小山修司さんなど)」がいる時点で特定失踪者問題調査会の特定失踪者認定には何の信用性もありません。

*26:「で、20回以上も調査とやらをやって何の成果があったの?。ないよね?」「スポーツジムでのトレーニングじゃあるまいし回数が多ければいいってもんじゃないよね?」と俺なんかは思いますがそう思わないバカが高世です。

*27:「残念」も何もこんな「調査」に同行しても何ら得られる物はないでしょうに?

*28:そもそもこの「温海事件」の密入国者が拉致に関与してるという事実もないでしょうに何をどう調査するというのか。おそらく山形県の同時期の失踪者と無理矢理つなげるという愚かな事をしてるだけでしょう。

*29:荒木の方は実はここまではっきりとは社会党(現社民党)に対して非難めいたことは書いていません。おそらく社民党サイドの反発を荒木は多少恐れているのでしょう。一方何故か高世は恐れていないと。

*30:もちろん正当な認識かどうかは極めて疑問だと思いますが

*31:著書『歌屋・都はるみ』(1997年、文春文庫)、『私の家は山の向こう:テレサ・テン十年目の真実』(2007年、文春文庫) など

*32:「ない」って説もあったように思います。「核兵器とミサイル」があることは事実ですが「くっつければ簡単に核ミサイルになる」ほど話は簡単ではない。

*33:今のテレ東の水曜22時台はミステリードラマ

*34:運動が低調というならよほど「地方教育行政法改悪(首長の権限強化と教育委員会の権限縮小)」「学校教育法改悪(学長権限強化と教授会権限の縮小)」「医療・介護総合法可決(介護保険負担増など)」などの方がメディアが騒がないこともあって「大学関係者」「教育関係者」「介護保険利用者」など関係者を除いては運動が低調だったんですがそういう理解も高世にはないようです。集団的自衛権はまだ騒がれてるし、運動も盛んな方です。

*35:自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*36:バクル政権副大統領を経て大統領

*37:著書『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『労働再規制:反転の構図を読みとく』(2008年、ちくま新書)など

*38:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政務調査会長(橋本総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任

*39:橋本内閣運輸相、自民党幹事長(森総裁時代)を歴任

*40:村山内閣自治相・国家公安委員長小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)を歴任

*41:森内閣財務副大臣小泉内閣規制改革担当相を歴任

*42:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*43:小渕内閣郵政相、福田内閣食品安全等担当相、麻生内閣消費者問題等担当相を歴任

*44:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政務調査会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相などを経て現在、第二次安倍内閣法相

*45:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*46:鳩山内閣国交相菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相を歴任

*47:サッカー嫌いにとっては不愉快な日々

*48:高世記事を読めばわかるがドログバの事

*49:高世記事を読めばわかるがコートジボワールの事

*50:個人サイト(http://www.asaho.com/jpn/index.html)。著書『現代軍事法制の研究』(1995年、日本評論社)、『武力なき平和:日本国憲法の構想力』(1997年、岩波書店)、『この国は「国連の戦争」に参加するのか:新ガイドライン・周辺事態法批判』(1999年、高文研)、『憲法「私」論』(2006年、小学館)、『18歳からはじめる憲法』(2010年、法律文化社)、『戦争とたたかう:憲法学者・久田栄正のルソン戦体験』(2013年、岩波現代文庫)、『はじめての憲法教室:立憲主義の基本から考える』(2013年、集英社新書)など

*51:三笠宮崇仁親王昭和天皇の弟)の次男

*52:戦前日本人だって詳しい皇室メンバーなんてどれほど知ってたんですかね?

*53:まあ、立憲君主制になるんですかね。ただ「象徴=君主」は憲法条文上は「自明の理」と言うわけでもないので「天皇は君主ではなく共和制」と解釈する余地は一応あると思います。その場合でも日本がアメリカやフランスのような共和国とはまた違う事も事実でしょうが

*54:やはり赤旗は死去のようですが

*55:昭和天皇とその皇后(なくなったときは現天皇が即位していたので、皇太后ですが)ですね

*56:もちろん「薨」なんて俺に書けないのは言うまでもありません

*57:桂宮と近い時期になくなった俳優・林隆三氏なんかは「死去」という表記のメディアもあります

*58:「二代目ミスターX」がどうとか

*59:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*60:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*61:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相。現在、第二次安倍内閣財務相

*62:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相を経て首相

*63:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*64:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*65:邦訳、みすず書房

*66:まあ、戦後はともかく戦前は日本自体が「全体主義的な国家(ドイツ、イタリア)」を同盟国とする「全体主義的な国家」でしたが。

*67:後に韓国大統領

*68:おそらくこうした行為については朴チョンヒの事前の了解があったでしょう。さすがに朴の同意なくそこまで暴走しないでしょう。

*69:普通、「ウヨが罵倒用語として使った事」で完全に「極右」の手垢がついた「中共」なんて言葉は使わないと思うんですけどね。

*70:これを当事者たち(石川氏、解任された弁護士、部落解放同盟共産党など)が現在どう考えてるのか、冤罪支援に溝を産むためあえて触れないようにしてるのか少々気になるところです。

*71:党本部は地名的には代々木ではなく千駄ヶ谷なのだが。そして地名は千駄ヶ谷だが千駄ヶ谷駅よりも代々木駅の方が近い。

*72:被差別者の側は当然被差別民であることを隠したいでしょう

*73:京都府連委員長・朝田善之助が反共的言動を強める事に不満を感じた三木一平副委員長、塚本景之書記長ら反朝田派は1965年、朝田を委員長とする朝田府連を離脱、三木を委員長とする三木府連を結成し、府連は分裂した。1967年に朝田が同盟中央委員長に就任した事で、中央本部にも共産党に対する評価を巡る対立が持ち込まれる事になる。1970年に同盟主流派(朝田派)から自ら離脱、あるいは除名された反主流派によって部落解放同盟正常化全国連絡会議(正常化連、1976年に全国部落解放運動連合会に改称)が結成される。

*74:この文章からは例の産経スクープも「公安リークがはじまりじゃないか」と容易に想像できます。産経がそういってたかどうかは知りませんが。

*75:「説得されて」はともかく「だまされて」は拉致に当たるんじゃないですかね。

*76:ただし、タクシン、インラックもそんなに甘くはないでしょうし、国際社会もさすがに「何度もタクシン派潰しのために軍クーデターを発動する」タイ旧勢力に対し一定の批判を始めています。

*77:少なくとも簡単にクーデターなどできないようにする

*78:昔は「アベック」と言ってましたが今は死語のような気がします。むしろ今は外来語を使うとしたらカップルかな?。

*79:新潟の横田夫妻、福井の地村夫妻、鹿児島の増元るみ子、市川修一氏のこと