■島田のツィート(2015年12/25〜)
櫻井よしこ氏の本日の産経コラム(http://www.sankei.com/premium/news/160201/prm1602010006-n1.html)に関し、国基研ろんだんに寄せた一文です。
外務省の慰安婦問題と拉致問題の対応の類似性に触れたものです。
http://jinf.jp/feedback/archives/18021
もちろん類似性はどこにもありません。単によしこや島田らウヨが「拉致や慰安婦」での政府・外務省の対応に不満を感じてるだけです(ただし絶対にこの件で安倍批判は彼らはしません。せいぜい岸田外相など安倍の部下しか批判しない)。なお「拉致での対北朝鮮外交」はともかく慰安婦問題では「慰安婦の非を認める」以外に対応策なんか基本的にあるわけがない。よしこや島田のように「河野談話なんか撤回しろ、日本は何一つ悪くない」「韓国が反日宣伝してるだけだ」とデマで居直るなど論外です。
「甘利*1と石原伸晃*2を比べると水晶と砂利」。昨日の会合でのY氏*3の発言。政権の力の低下は残念だ。
@甘利氏を嵌めた週刊文春「禁じ手」スクープに屋山太郎がモノ申す!
http://ironna.jp/article/2756
おいおいです。
先ず第一に島田や屋山は「甘利は大臣を辞める必要はない、法的、道義的に問題はない」「甘利は世人にかえがたい人間で辞めたことは痛手だ」とでも思ってるのか。
冗談じゃない。甘利が大臣を辞めなかったらそれこそ「さらなる政権のイメージダウン」は避けられなかったでしょう。大体、島田や屋山は「甘利が好きだからこんなことを言ってる」のであってこれが「民主党政権の大臣」だったら「辞めろの大合唱」でしょう。
第二に「石原伸晃*4を後任に選んだのは安倍」であり当然ながら石原が砂利だというなら石原を後任に選んだ安倍も砂利になるがそういう理解でいいのか。島田や屋山は本心では安倍をバカにしてるんじゃないか。
島田が紹介する屋山のトンデモコラムも見ておきましょう。
http://ironna.jp/article/2756
疑惑の当事者が辞めちゃったものは仕方がないし、国会に呼ぶわけにだっていかない。
大臣を辞めようと議員を辞めたわけではないし、国会に呼ぶことは十分できる話です。
ロッキード事件のころだったら、政治資金をいくら集めようが犯罪要件は成立しなかった。
冗談じゃない。政治とカネの問題について今は規制が厳しくなってるのは事実ですが「昔なら政治献金を集めるのに何をしようと犯罪にならない」なんてことがあるわけがない。
甘利さんの後任には、石原伸晃元幹事長が選ばれたけど、その理由は今の閣僚の顔触れをみれば分かる。現職閣僚の中に石原派の議員がいないよね。安倍さんにしても、いつまでも彼を干していてはまずいと思ったんじゃないかな。彼の政治家としての手腕や人物を評価しているというより、派閥の力学というか、バランスを重視しての判断だったと思う。そういう余裕が、今の安倍政権にはある。
おいおいです。「いつまでも石原を干し続ける」のならともかく「いつまでも干してたらまずい」というのは余裕ではなく、逆に「不安の表れ」ではないのか。
なお「石原派閣僚の数の多い少ないや、石原派に与えられた閣僚ポストの重要性はともかく」、屋山の「現職閣僚に石原派がいない」発言が間違いであることはウィキペ「第三次安倍内閣(改造)」を見れば間違いであることが分かります(森山裕*5農水相が石原派)。
元政治記者の癖にろくに調べもせずにデタラメを言うとは屋山もいい度胸です。
甘利さんはどうなるのか。もし復帰のタイミングがあるとすれば、安倍さんが首相をやっている間しかないでしょう。もしかしたら、1年ぐらい冷や飯を食って、それから重要ポストに復帰するかもしれない。いま、最も考えられるポストとしては、自民党政調会長
この屋山の発言からは以下のことが分かると思います。
まず第一に屋山は「安倍政権下でなければ金銭スキャンダルの傷がついた甘利など復権しない」と思ってる。
第二に甘利のポストとして「政務調査会長」をあげる屋山にとって「現政調会長・稲田」は評価できる人間ではないし安倍が政調会長ポストから外しても「安倍に対抗できる人間じゃない」と思ってるのでしょう(実際そうでしょうが)。
これが「二階総務会長や谷垣幹事長」では「甘利が後任なんて無茶な話」ではそうそう簡単に更迭できないでしょう。
「日本人はこの種の疑惑に必ずしも厳しくない*7」ので実際どうなるかは分かりませんが、これはもちろん屋山の強がりでしょう。影響しないと思うのなら黙ってればいい。
というか仮にも元時事通信記者ともあろうものが「疑惑の徹底追及」を主張するならともかく、やれ「甘利さんははめられた」「甘利さんは世人にかえがたい、いずれ復権すると思う」「選挙には影響しないと思う」と露骨に自民万歳ですから呆れます。「記者時代も自民と癒着して提灯記事書いてた」と疑われても文句は言えないでしょう。というか実際癒着してたんでしょうし、それを何とも思ってないのでしょうが。
問題は「最後の一線」で揺れる大統領だ。
@「中国に攻撃されれば尖閣守る」…米軍司令官 : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160128-OYT1T50103.html?from=tw
「中国に攻撃されれば」ということは裏返せば「日本からの中国への先制攻撃なんか協力しねえよ」てことです。タカ派であろう軍人ですらそう言うわけです。そして米国が「日本にも中国にも」戦端など開かないように働きかけをしていることも言うまでもないでしょう。島田が希望してるような事態はまず起こりえないわけです。つうか日本経済が中国経済にかなり依存してることは否定できない事実なのになんで島田のようなウヨはこうも非常識な反中国なのか。
特に日本の左翼フェミニスト*8は仲間の朴裕河をしっかり弁護すべきだ。
【「帝国の慰安婦」問題】「売春婦」か「無垢な少女」か 歩み寄り遠い日韓 新たな少女像設置の動きも
http://www.sankei.com/world/news/160121/wor1601210009-n1.html
・さて島田が紹介する産経記事ですが朴は
日本の否定論者が慰安婦を『売春婦』と呼び、韓国の支援団体は『無垢な少女』のイメージのみに執着し、対立が続いた*9歳月を検証する
と寝言を抜かしています。朴には「おいおい」ですね。韓国の支援団体が元慰安婦を『無垢な少女』としてるかどうかは知りませんが吉見義明氏などはそんな単純なことは言ってない。そもそも「無垢でなければ」、つまり「公娼から慰安婦に転じたようなケース」ならば問題ないかといえばそんなことはない。問題は慰安婦制度に違法性や不当性、つまりは女性の人権侵害があるかどうかのわけです(もちろんだましや脅し、暴力による連行と言った「無垢なケース」だってありますが)。
この朴発言では「自主的にワタミに入社し、退社もせずに過労自殺した社員」は「入社も退社しなかったことも自分の意思だから」過労自殺は社員の自業自得になるでしょう。それでいいのか?。ワタミは悪くないのか?。もちろんそう言う話ではない。
この朴発言はいかに朴が慰安婦問題に無知であるか、あるいは朴がいかに性暴力問題や売春問題に無知であるかの証明と言っていい。朴の例の本が「民事上の賠償責任や刑事罰」に値するかどうかはともかく、朴に慰安婦問題を語る資格や能力はなく、朴の主張が「問題の理解を妨げる無価値なもの」である事は間違いない。朴が本気で「私は慰安婦問題に一石を投じた」と思ってるなら端的に言って知的能力に欠けるバカであり、本業の日本文学研究もまともな代物か疑問符がつきます。
・島田にも「おいおい」です。一体いつから朴がフェミニストや左翼の「お仲間」になったのか。
「人間のくず」島田が評価するような「人間のクズ=朴」がそんなご立派な代物のわけがない。むしろ慰安婦を侮辱して恥じない朴などフェミニストや左翼にとって「不倶戴天の敵」でしょう(実際、フェミニスト団体・挺隊協は朴を批判しています)。つうか朴批判なんて「人間として当然の行為」であって別にその程度の事ではフェミニストや左翼の名に全く値しません。まあ「フェミニスト」を非常に拡大解釈すれば「朴批判派=慰安婦の支援者=フェミニスト」でしょう。また「朴批判派」の方が「慰安婦支援者に限らず」相対的には「フェミニスト」に近いでしょうが。
少なくとも朴を擁護するようなバカがフェミニストや左翼の名前に値しないことだけは確かでしょう。「東大名誉教授」上野某*10とか。正直「フェミニストの看板で講演やったり本書いたりして、商売して、飯食ってる上野某」が朴擁護するとは思ってもいませんでした。上野某には心底呆れます。日本フェミニストもきっちり上野某を批判した方がいいでしょう。してる人もいるとは思いますが、「上野某などフェミニストではない」という認識が日本に広まるぐらいでないといかんと思います。日本のフェミニズムの真価が今問われていると思います。何か、俺も「フェミニストでもない癖に」すげえでかい口叩いてますけど(苦笑)
安倍首相の答弁は基本的事実を押さえたものだった。
【参院予算委員会】安倍首相「慰安婦問題をめぐる誹謗中傷は事実ではないと示す」
http://www.sankei.com/politics/news/160118/plt1601180014-n1.html
何が誹謗中傷かというと「慰安婦は性奴隷ではない」だそうです。産経記事が事実ならば「唖然」です。
なぜなら「性奴隷は誹謗だ(安倍)」どころか、「慰安婦は性奴隷=日韓合意の前提(合意を行った日本及び韓国の公式の立場)=河野談話の立場(日本の公式の立場)=国際的常識(米国下院決議、国連報告書など)」だからです。
じゃあ安倍は櫻田のように「慰安婦は売春婦だ」とでも言うのか。櫻田の売春婦発言に圧力かけて撤回させたのは何だったのか。
安倍が問題の所在をまともに理解してるのか、疑いたくなります。もちろん安倍のこうした発言は韓国に伝えられ、韓国内での安倍批判、「安倍と合意した朴氏への批判」は強まるでしょう。
まさか「櫻田発言を撤回させた」安倍が積極的に合意を潰したいとも思えないので、要するに「安倍がバカ」なのでしょう。本当にうんざりします。
上映中のブリッジ・オブ・スパイ(スピルバーグ)を観た。よく出来ていて面白かった。(ボーガス注:日本に不法入国して身柄を拘束された)金正男*11と拉致被害者の交換、という発想すら持てなかった日本政府の愚かさ、卑小さが思い出された。
http://www.foxmovies-jp.com/bridgeofspy/sp/
ばかばかしい。現実にそんな事が可能だと本気で思ってるのならただのバカです。なお、当時は小泉*12内閣で関係者は以下の通りです。
・官房長官:福田康夫*13
・外相:田中真紀子*14
・法相:森山真弓*15
・国家公安委員長:村井仁*16
中露が間違いなくイラン側に立つ*17中で、安保理制裁の再発動などあり得ない。
@時事ドットコム:違反あれば再制裁=最短65日で−イラン核合意
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201601/2016011700036&g=int
おいおいです。そもそもイランの違反行為が認定されたわけでもないのに何を言ってるのか。
また記事には
欧米など6カ国*18はイランに合意違反があると見なした場合、6カ国とイランで構成される共同委員会に問題を提起。解決に至らなければ外相級協議などを行う。それでも解決できない時には、安保理に通告
と書いてあるのだから「安保理制裁」はあくまでも最後の手段とされており「原則としては外交交渉で処理される」わけです。
と言うより島田の場合、米国ネオコンと同じで「イラン政権敵視→政権転覆論*19」と言うとんでもない立場なのでそもそもイランとの合意など考えていないのですが。この点は島田の中国、北朝鮮敵視と似ています。興味深いのは「米国極右」はともかく日本極右で島田ほどイランを敵視してる人間はあまりいないと言う事です(日本極右が敵視しているのは主として中国と北朝鮮です)。島田のイラン敵視が「親イスラエル、親ネオコン」だからか何なのか気になるところです。
一方日本の政財官界は
■産経『【イラン制裁解除】日本も関係再強化急ぐ 油田開発への再参画にも弾み』
http://www.sankei.com/politics/news/160117/plt1601170021-n1.html
ということで島田のように「こんな事で制裁解除していいのか」ではなく「制裁解除万歳!、これでイランの油田が開発できる」と大喜びです。
日韓合意の負の部分が拡大していきかねない。
@【安倍政権考】「慰安婦」日韓合意で欧米各紙は相変わらずのトンデモ報道 「最終的かつ不可逆的」解決への道のりはなお遠い
http://www.sankei.com/premium/news/160117/prm1601170016-n1.html
おいおいです。本当に産経や島田の言うようなトンデモ報道(例:慰安婦は全て未成年*20)があるのかしりませんが、先ず第一にそうした報道があったとしてもそれは単に「一部海外メディアが慰安婦問題について不勉強なだけ」であってそうしたトンデモ報道の根拠は河野談話でも国連報告書でも吉見義明氏らの研究成果でもありません。むしろ河野氏や吉見氏らにとっては「悪意はないだろうが何故そんなに不勉強なのか」と不本意でしょう。
第二に産経や島田らはそうした報道を口実に「慰安婦は違法ではない」「河野談話は間違ってる」などという虚偽主張をするのだから論外です。もちろんそうした虚偽主張は「日韓合意に明らかに反します」。よって島田や産経が「日韓合意を否定する」のならまだしも「最終的かつ不可逆的解決と主張し一応支持する」のであればできる主張ではありません。ところが「日韓合意を支持する」と言いながら平気で日韓合意に反する主張をするのだから心底呆れます。自らの行為が合意に反する愚挙と分からないほどバカなのか、「合意を評価する」と言いながら合意を故意に破壊したいのか知りませんが。
安易にナチスを持ち出す。それこそナチ流のプロパガンダ手法だろう。
@岡田*21代表、ナチス引き合いに自民の改憲案を批判 : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160115-OYT1T50142.html?from=tw
岡田氏は
民主党の岡田代表は15日、BS朝日の番組収録で、自民党が憲法改正の具体的な項目として挙げる緊急事態条項*22について、「法律がなくても首相が政令で(国民の)権利を制限できる。これは恐ろしい話だ。ナチスが権力をとる過程とはそういうことだ」と述べ、第2次世界大戦前のドイツのナチス政権を引き合いに批判した。
と具体的根拠をあげているのだから全然「安易」でも「プロパガンダ」でもないでしょう。しかしさすがの島田も「ナチスの何が悪い!」とは言えないんですね。
「知識がないというか。こういうときにこういう発言を平気でするセンスが全く私には理解できない。政治家としては失格だ」。ゲスの極み河野にこそ当てはまる言葉だろう。
【河野*23元官房長官TV出演詳報】「慰安婦像撤去は信頼して待ったらいい」
http://www.sankei.com/premium/news/160114/prm1601140005-n1.html
河野氏の櫻田批判は全く正論です。一方「ゲスの極み乙女。」なるバンドが「メンバーの不倫」がワイドショーネタになってるからか「ゲスの極み」云々と言ってる島田はいつもながら「お前こそゲスの極み」です。
それはともかく、とはいえ、小生、河野発言全てに賛同できるわけではありません。
よくぞ決断をなさったと私は(ボーガス注:日韓両国政府に)素直に敬意を表したい
慰安婦や韓国民から批判が出ていることを考えればあまりにも能天気な発言ですが「息子が安倍内閣国家公安委員長・行革担当相という自民党関係者だとこういわざるを得ないのか」。はたまた「評価理由はともかく」本心、評価してるのか。いずれにせよ「日韓関係が悪いままでいいとは言いませんが」あの合意はとても手放しで評価できるものではありません。大体「日本政府が10億出資」以外は新しい物は何もない。
なお、最大の問題は合意内容云々より安倍が「慰安婦銅像は撤去されると思う」「ユネスコ登録申請はされないと思う」だの言って反省意思がまるで見られないことでしょう。
保守色の強い首相だからこそ合意ができたというのはどういう意味か
「それはかつて、米国が中国との間に、国交の正常化をしてニクソン*24(大統領による)訪中というのを実現をしたことがある。キッシンジャー*25(米大統領補佐官)外交で根回しをして、突如として北京を訪問して、米中関係を正常化*26した。あの時にもニクソンは定評のあるタカ派の人で、タカ派が大統領のうちは、みんなできないと思っていたが、逆に終わってみるとニクソンだからできたとみな言った。ちょっと似たような感じだ」
保守色(と言うか極右ですが)が強いからこそ「産経新聞ですら安倍の合意をあまり批判しない(批判する場合も奥歯に物がはさまった形になる)」というのはあるでしょうが「保守色が強いからこそ」100点満点の合意とはとても言えず、今後が危ぶまれるわけです。櫻田の暴言にしても本心では安倍はとがめる気は全くないでしょう。韓国ともめたくないからとがめてるだけです。安倍が当初河野談話を反故にしようとしたようにこの合意に「ポスト朴政権」が拘束される言われもないでしょう。そもそもこの合意、条約のような「双方をがっちり拘束する形」ではないからです。しかも「最終的云々」といったところで日本側から「櫻田のような形で河野談話否定論が飛び出せば」いつまでたっても最終合意になるわけがない。最終合意云々はあくまでも「日本側が河野談話を踏襲すること」が前提だからです。
日韓合意の直後、自民党の稲田朋美政調会長が、慰安婦像の撤去が先で、元慰安婦支援のための新財団への10億円は後にすべきだと。稲田氏以外の他の議員からも多数出た。さらに自民党の桜田義孝元文部科学副大臣は14日の部会で「職業としての売春婦だった」と。それを犠牲者だったかのように「宣伝工作に惑わされすぎだ」と発言した。後で発言撤回したが、自民党の中に日韓合意に不満があるのでは
「今度の発言は、(ボーガス注:現役の政調会長や第2次安倍内閣文科副大臣という)党の中堅議員ですよね。中堅議員がこういう発言をしたというのは、私はまったく驚きで、まったく勉強していないというか。知識がないというか。そしてこういうときにこういう発言を平気でするという政治家として。そういうセンスというのが、全く私には理解できない。こういうことはあってはならんことだし、政治家としては失格だ」
河野氏の櫻田、稲田批判は正論ですが安倍は櫻田はとがめても*27「お気に入りの稲田」には何一つ批判を言わないわけです。問題は櫻田や稲田と言うより「安倍にあるわけ」です。安倍の本心が「河野談話堅持だ、合意支持だ」「河野談話否定論や合意否定論なんか口にすれば政調会長を更迭される」と思えば稲田や櫻田もこんな事言わない。が「安倍批判」は河野氏にも立場上言えないのでしょう。
さっきのような不規則発言を日本側がすることだけは厳に慎み、韓国政府が国民を説得される作業を見守るというのか、そういうことで見なきゃいけない
やれやれです。結局、河野氏にとっては慰安婦問題とは人権問題ではなく「日韓友好を阻害する障害」でしかないのか。小生も「今の安倍政権ではあれ以上の案がでるか疑問」「ポスト安倍が慰安婦問題にどう対応するか分からない」という現実を無視してはいけないと思います。受け入れるというのも一つの考えかも知れない。
しかし、それにしたって「慰安婦に相談もなく決めたことを決めた後で『反発も分かるがこれで納得してくれ』と説得」というのは話がおかしいでしょう。しかもそれを日本側が言うのか。
自民党関係者としてはこういうしかないのかもしれませんが、河野氏は深く失望しました。
韓国側の姿勢の変化の背景に何があるのか
「韓国国内における経済問題や、安全保障問題とか、いろんな問題を韓国は抱えていると思う。経済はやっぱり中国への依存度がどんどん上がってきて、これは心配の種でしょう。もっとやっぱり姿勢を正して、韓国経済が本当に自立して、自分たちでイノベーションもやるし、貿易もちゃんとするというところまで、自信を持って直したいという気持ちも、証明しなきゃいけないという気持ちも持っていると思う」
「韓国政府側の思惑」が実際どうかは知りませんが「韓国も経済が苦しいから」と公言されては「日本が韓国政府の弱み(慰安婦や支援団体の弱みではない)につけ込んでる、つうことか?」「それを元官房長官が公言するのか?」と韓国側(特に慰安婦や支援団体)も憤慨するでしょう。
櫻田や稲田よりはずっとマシですがこの河野発言だって充分「問題発言」でしょう。
努力目標という慰安婦像の撤去だが、10億との相対ではないと理屈で分かっても、日本大使館の道を挟んだところにあればもやもやする。私は、個人としてもなくなってほしいなと。慰安婦像の撤去について、朴大統領は「どうこう言える立場ではないが、被害者らの理解を求める努力をする」と言っているが。慰安婦像の撤去をどういう思いで見るべきなのか、待つべきなのか。稲田氏じゃないけど、出す以上はね、という思いも分かるが
「基本的には韓国政府の努力を待たなきゃいけないと思う。」
やれやれです。「合意内容じゃないんだからそんなこと10億支出の拒否理由にできない」と言う点は河野氏はまともですが、それでも「撤去を希望したい」「韓国政府の努力(つまり慰安婦や支援団体への説得でしょうが*28)に期待したい」というんだからがっかりです。慰安婦銅像の存在に「不快だ」と言う感情論以外に何かあるのか。そんな感情論を公言することが加害国のあるべき態度なのか。
菅義偉官房長官が出演したときに、この問題、台湾から要望来たらどうですかと。これは日韓だけの話。他の国の問題には波及しない、これは日韓だけですという趣旨の発言をしていたが、広がりというか。
「いろんなケースがあると思うが、基本的には、これまでの間、随分言ってくるチャンスはあったはずだ。30年も50年もたっているわけなので、その間やりとりがあったところもある。ないところもある。これまで何もなかったのを、これを見て、私もと言ってくるというのでは、日本としては対応は別だと思う」
やれやれです。事実上「台湾の要望には応じなくてもいい(あるいは台湾以外の東南アジアなどから要望が出たとしても応じなくてもいい)」と言ってるに等しい発言でしょう。「ああ、河野氏ってその程度の人なのね」という失望感が半端ない。
「帝国の慰安婦」の著者に対する民事裁判で韓国の裁判所は元慰安婦への賠償を命じた。判決では河野談話を論拠として慰安婦の強制連行を認定した。どう思うか
「朴裕河(パク・ユハ)さんという人は(中略)河野談話を非常に丁寧に読んで正確に理解して本を書いておられると私は思います。そのことがですね、今度の判決とどうつながるのか私にはよく分かりません。判決が良いか悪いかというのは、これは他国の、しかも司法の問題ですから、批評がましいことを言うべきではないと思いますけれども、事実関係から言うと、著者はきちんと河野談話を読んでくれたということを私は感じています」
判決の河野談話理解、朴本理解(朴本は河野談話を否定している)を正当と理解すれば「河野氏が詭弁を吐いてる」ということにしかならないわけですが、その辺りは判断は保留します。
いずれにせよ河野氏が何を言おうと談話は「歴代内閣の踏襲」によって既に河野氏の個人的発言でどうこうなる物ではなくなっています。朴本が河野談話を否定しているかどうかは河野氏の見解に関係なく「河野談話そのものによって」評価されるわけです。
「共和制」のイラン?
@サウジとイラン、対立激化の背景 2国とも計算ずくか(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160105-00000007-asahi-int
何で「?」がつくんだか、島田の脳みそは理解できません。
まず第一に共和制とは「世襲の王政、帝政でない体制=共和制」です。したがって「共和制=民主制」ではない点に注意しましょう。たとえば旧ソ連や中国、ベトナムは明らかに「世襲の体制」ではないので共和制です。「レーニン→スターリン*29→フルシチョフ*30→ブレジネフ*31→アンドロポフ*32→チェルネンコ*33→ゴルバチョフ*34」、「毛沢東*35→トウ小平*36→江沢民*37→胡錦濤*38→習近平*39」といった権力継承劇は世襲ではないわけです。
シリアのアサド体制や北朝鮮の金正恩体制は「世襲」であり「実質上は共和制とは言えない」「王政みたいなもん」でしょうが建前では共和制です。建前では「結果的に世襲になったに過ぎない」わけです。
一方「王政は反民主主義で時代遅れ」という見方が強まっている今でも「実質、王政(非民主主義)で建前も王政(非民主主義)」というサウジやカタールのような国もあるわけです。
第二に、それではイランはどうか。
イランには選挙で選ばれる国会もあるし、大統領も選挙で選ばれる。世襲じゃないから明らかに共和制です。後で指摘するように「いろいろと民主的と言い難いシステムはあります」が、国会議員選挙や大統領選挙にはそれなりの実質がある。
例えば「ハメネイ*40→ラフサンジャニ*41→ハタミ*42→アフマディネジャド*43→ロウハニ*44」と言う歴代大統領選出は「保守派→改革派」「改革派→保守派」という選挙結果で分かるようにそれなりの実質があるわけです。結果が決まってるインチキ選挙では全くない。
それなりに民主主義のわけです。
「ホメイニの作ったイスラム統治体制を否定してはいけない」つう縛りはあります。そういう「イスラム体制否定派」は国会議員選挙や大統領選挙には出られない。旧ソ連・東欧、中国、ベトナムなどで「共産党という縛りを否定できない」のと、あるいは戦前日本で「天皇制という縛りを否定できない」のと似たようなもんでしょう。
政教分離なんつうことは当然ありえない。
また「最高指導者」なんて「国民が選べないものがある(無知なので2代目ハメネイをどう選んだか知りませんがホメイニの後継指名か、神学者による選挙でしょうか)」。とはいえ「誰でも最高指導者になれるわけではない」。「神学者でそれなりの人望がない」となれないわけです。
今のところ「初代ホメイニ」の後を次いだ「ハメネイ」と言う人が2代目最高指導者ですが、彼にはホメイニほどのカリスマ性はない。カリスマだったホメイニですら「大統領や国会を無視して」好き勝手に独裁していたわけではない。ましてや、ハメネイが好き勝手な独裁なんかとても無理でしょう。
「イラン型民主主義」の「限界」はもちろん指摘されてしかるべきでしょうが「イスラム神学者独裁体制」と斬って捨てるのも違うと思います。
見識のない議員が余計な事をしない*45方がよい。少なくとも、自民党からは参加すべきでない。
@日韓議連、元慰安婦と面会検討 合意への理解広げる狙い(朝日新聞デジタル)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160103-00000010-asahi-pol
・本来は合意の当事者たる安倍首相や岸田外相の訪問がベストでしょう*46。当人たちにやる気がないらしいから弱りますが。
次にベストなのが、高村*47副総裁、谷垣*48幹事長、稲田政調会長、二階*49総務会長といった自民党幹部連の「自民党を代表しての訪問」でしょう。日韓議連のメンバーとしての訪問ではいかに自民党大物議員であっても「後で自民党は関係ないといわれるのではないか」と向こうも疑心暗鬼になるだけでしょう。
・「自民党からは参加するな」と島田が言ったところで参加することになるでしょう(慰安婦側が面会拒否すれば話は別ですが)。「慰安婦との和解(政府、自民党の建前)」を目指すのなら訪問を拒否する理由は本来ないからです。
民主(岡田*50代表、枝野*51幹事長など)、維新(松野*52代表、今井*53幹事長など)、共産(志位*54委員長、山下書記局長など)、社民(吉田*55党首、福島副党首、又市幹事長など)、生活(小沢*56共同代表、山本共同代表兼政策審議会長など)という野党幹部議員が面会したところで「合意の当事者じゃない」んだから、向こうが納得するわけがない。公明党幹部議員(山口*57代表、井上*58幹事長など)もいかに与党とは言え「公明党が勝手にやったことだと後でいわれるんじゃないか」という疑念が向こうにはあるでしょう。
・マスコミ報道に寄れば日韓議連会長の額賀氏*59の訪問が検討されてるそうですがどうなる事やら。いずれにせよ「安倍の訪問でない限り」、『安倍さんは関係ない、訪問した××が悪い』としか島田は言わないでしょう。安倍の了解無しに訪問などできるわけがないことは明白ですが。安倍が訪問したら島田は「批判するのか」はたまた「批判しないで黙りになるのか」は不明です。
韓国による蒸し返しの論理がここに見られる。かなり見苦しいが*60。
中央日報【中央時評】慰安婦問題、もう一度始めよう
http://japanese.joins.com/article/291/210291.html
島田は「政府の決めたことにはマスコミ(この場合、中央日報)は従わないといけない」とでも思ってるのか?
あの合意に拘束されるのは「朴政権」であって「マスコミは拘束などされない」のですが。
当然、マスコミが「合意を白紙に戻し再交渉せよ」ということは是非はともかく*61、合意違反ではなく「蒸し返し」*62でもありません。
というかあの合意は日本側にも「河野談話撤回などしないこと」を求めてるので「あの合意がマスコミを拘束するのなら」産経も「河野談話撤回」なんて言えなくなるんですが。
なお、「記事を読めば分かりますが」中央日報が問題にしているのは「合意内容」*63よりも「合意に至る経緯」です。「合意に至るまで慰安婦や支援団体、野党などに何の説明もなく、合意が決まってから『これが合意ですので受け入れて欲しい』というのはおかしいだろう。そんな物を受け入れられるか」という話です。
つうか、「今回の日韓合意」と同じ事(当事者への事前説明無しの合意)を拉致問題で北朝鮮相手にやったら*64「拉致被害者家族をバカにしてる」「そんな合意は受け入れられない」というのが島田でしょうに、日韓合意で「慰安婦に事前説明もない合意なんか受け入れられない」という批判を「蒸し返し」と罵倒するんだからそのデタラメさにはうんざりします。
国を挙げて歴史捏造の自慰行為*65をしてきた報いだ。
@【「慰安婦」日韓合意】朴政権に「売国」「親日」 ソウルで抗議集会続く 警察と学生もみ合いも
http://www.sankei.com/world/news/160102/wor1601020015-n1.html
もちろん韓国側に「歴史捏造」なんかありませんが、それ以前に何が「報い」なのか。島田の期待するような「河野談話否定論」なんか朴クネ政権がかましたら*66それこそ「売国」「親日」と言った批判は今のレベルではすまないでしょう。そのときは島田は「朴クネ政権支持」とでも叫ぶんでしょうか?。叫ばれても朴クネ政権にとって何かメリットがあるわけでは全くありませんが。
韓国の反日に楔を打ち込むという点では安倍政権は成功しつつある。
言ってる意味がさっぱりわかりません。朴政権が慰安婦や支援団体、野党やマスコミなどから批判されてるのは別に「安倍がくさびを打ち込んだ」わけではない。単に「本心ではわびたくない」安倍はあれ以上の案を出す気が全くなく、朴政権が「100点満点じゃないが0点よりはいいか」「これ以上交渉しても安倍政権側からよりよい案がでる保証がない。とはいえ、『安倍政権が終了するまで合意しない(ポスト安倍に期待する)』という態度でいいのか」と思って妥協したら「合意する事前に安倍との交渉内容について慰安婦や支援団体、野党などに説明がなかった」こともあって「秘密交渉で勝手に妥協したのは許せない、何故事前に説明しないのか」「しかも妥協内容が酷すぎる、これなら合意しない方が良かった」と批判されているだけの話です。
もちろん現状の朴政権への批判は「安倍の望んだこと」ではないでしょう(むしろこれで「朴政権崩壊→慰安婦問題で強硬な立場の政権誕生」とでもなったら安倍の当初計画とは大いに違うことになるでしょう)。そして朴政権を批判する野党やマスコミは「歴史教科書国定化問題」などで以前から朴政権には批判的なんですが。
次に重要なのは日本の名誉を回復するための情報戦*67だ。その点では今回一歩後退したことを認めつつ、民間の力*68も*69動員し、巧みかつ積極的に進める必要がある。
島田も日韓合意で「改めて安倍が河野談話踏襲を明言した上」、額としては少額*70かも知れませんが「国庫から慰安婦への経済支援として10億出す」と決めたことを「島田らにとっての後退、敗北」と認めざるを得ないようです。
それでも「外務省や岸田外相など安倍以外は批判しても」絶対に安倍批判しないところと「慰安婦問題について『河野談話否定論の政府見解化』と言う形でのウヨの巻き返しは可能と根拠レスで強弁するところ」は実に滑稽です。
物理的植民地化と心理的植民地化は並行して進む。
@【メガプレミアム】中国“植民地”と化す韓国・済州島 島民感情は「不安」から「恐怖」へ 不動産“爆買い”の本当の狙い
http://www.sankei.com/west/news/160101/wst1601010016-n1.html
リゾート開発目的での中国人の済州島の土地買収を「植民地化呼ばわり」とは全く島田や産経のバカさには恐れ入ります。バブル期の日本の海外の土地購入も「日本による海外植民地化だったのか?」と聞きたくなります。
そして産経や島田には「日本を訪れる中国人観光客の爆買い」も「中国による植民地化なのか?」と聞きたくなります。
韓国内の反発は無責任に反日を煽った*71パックネの自業自得。大いに苦悩すればよい。
@日韓合意「最善尽くした結果」…韓国政府が談話 : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160101-OYT1T50024.html?from=tw
おいおいです。「韓国の慰安婦や慰安婦支援団体、野党やマスコミの反発で日韓合意がぽしゃったらどうするのか?」と思いますが、島田はぽしゃってもいいのでしょう。つうか島田の場合「韓国社会が仮に合意を歓迎しても自分たち日本右翼から合意を潰す気満々であること」が見え透いていますが。
「合意の当事者である安倍首相や岸田外相」は島田と違い本来「合意がぽしゃること」を恐れないといけない立場ですが、彼らも「ぽしゃっても構わない」と思ってるのかも知れません。
まあ、民主党のブレーンはこの程度だろう。
@【「慰安婦」日韓合意】政府に言論弾圧要請? 民主ブレーン*72山口*73教授「公式見解に反したら処断を」
http://www.sankei.com/politics/news/151229/plt1512290028-n1.html
多くの著書があり世間からもそれなりに評価されている山口氏を「ろくに著書もない*74」「世間から右翼活動家*75としか評価されてない」島田が非難するなど「身の程知らず」にもほどがありますが、それはさておき。
政府高官や自民党議員が問題発言(この場合、河野談話否定発言)をしたら「処断」、つまり「政府や党の役職更迭」や「党除名」などのペナルティーがあるのは当然です(なお、産経は必死に誤読させようとしていますが山口氏が「処断(何らかのペナルティー)」の対象としているのは「政府高官や自民党所属議員」であり「ホロコースト否定発言処罰法(フランスやドイツなど)」のような形で一般国民まで「処断」の対象*76にしようと言っているわけではありません*77)。
過去だって失言による役職辞任などの例はいくらでもある。
山口氏の発言は言論弾圧でもなんでもない。むしろ「党所属議員や政務三役の河野談話否定発言を政府与党がノーペナルティーで野放しにしていたら」その方がおかしい。本来、今回の合意を契機に政府、自民党側から山口氏のような発言が出て当然です(もちろん出ないのが今の政府、自民党のわけですが)。
大体自分の気に入らない発言、たとえば「村上誠一郎氏*78の安倍批判(特定秘密保護法や安保法)」などでは「党に逆らう奴は処分しろ」などと言っていたのが島田ですからご都合主義きわまりない。
外務省的敗北主義*79は、結局更なる敗北を招く。
@慰安婦問題、中国も解決要求=日本の「言行一致」見守る(時事通信) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151229-00000070-jij-cn
仮に日韓合意案を外務省が作ったにせよ「それでOK、すすめてくれ」とゴーサインを出したのはもちろん首相の安倍ですが、絶対に安倍は批判しない島田には心底呆れます。内心では安倍にキレてるでしょうが「ウヨの暗黙のルール(安倍は絶対に批判してはいけない、全て安倍の部下のせいにしないといけない)」によって「安倍批判ができない」わけです。どんだけ安倍は神聖不可侵なんだよと呆れます。
なお、慰安婦問題では台湾も「交渉を求めてる」わけですがそれについて島田はここで触れていません。
「台湾は親日」と言い続けた手前、台湾の交渉要求については触れずに無視し続けるのか。それとも触れた上で「習主席とトップ会談した馬英九*80総統は反日、民主進歩党が総統選で勝てば無問題」というのか。
まあ、仮に民主進歩党が総統選で勝っても「日韓合意をキッカケに馬総統が交渉意欲を表明した」慰安婦問題についてうやむやにはできないでしょうが。
(ボーガス注:旧日本軍の慰安所運営は犯罪行為だという)いわれなき誹謗に対し、日本の名誉を回復するという視点及び意志が今回の(ボーガス注:慰安婦問題についての日韓)合意には全く見られない。
と言う島田ですがこの男が非難するのはせいぜい「外務官僚」「岸田外相」「菅官房長官」が関の山でしょう。絶対に安倍は批判しないわけです。もちろん安倍がこの合意について了承を与えていないわけがないのですが。いずれにせよ「今回の合意をどう評価するにせよ*81」島田が希望するような合意なんかあるわけもないでしょう。
いずれにせよこういう事を言う島田らウヨはこの合意を「可能ならば」潰す気でしょう。韓国側(慰安婦本人、慰安婦支援団体、野党、マスコミなど)の批判で潰れれば「韓国のせいで潰れた」と言えて御の字でしょうが連中は「自分たちから進んで積極的に潰すつもり」でしょう。
その場合、潰すかっこうのネタが「10億円の支出」のわけです(他にもあるかも知れませんが)。
「10億円なんか出すな」と言って支出させなければ当然「話が違う(韓国)」として、合意は潰れるでしょう。もちろん「韓国側(慰安婦、支援団体、野党、マスコミなど)の反対で合意が潰れた場合」、韓国側を非難するであろう癖に、自分たちの合意潰しを「飲めない合意を潰して何が悪い」と島田らウヨが居直るのも今から予想できます。
小生としては「手放しで評価できる合意では全くない」と思いますが、「ウヨ連中の潰し」を手をこまぬくのもまずいと思いますので「今後、慰安婦の要望に新たに応じることは当然あってしかるべし(なぜなら韓国政府は慰安婦の同意を得ながら交渉したわけでは全くないから)」という留保条件付で合意支持の方向に動くのがいいのかなという風に「今の時点では」思っています。
不幸にして「韓国内の批判」や「日本ウヨの巻き返し工作」で合意が潰れたらそれはそのときです。また別途方策を考えるだけの話です。
いずれにせよこの合意、到底「百点満点」とは言えませんし、日本は「加害国」なので韓国内の批判で潰れてもそれについて批判的な事を言う気は「日本人の」俺には全くありません。そういうことは慰安婦や支援団体、韓国民に対して失礼だと思う。
一方「日本ウヨの政治工作」で潰れた場合は、これは「日本人として申し訳ない」とわびるしかない。
安倍は本心ではわびたくないでしょうから「ウヨの反発で合意を安倍から反故にする危険性が否定できない」のは本当に困った話です。
昨日出た月刊正論2016年2月号に「非寛容はどちらか−同性婚証明書騒動」を書きました。
「非寛容はどっちか」てそりゃ同性婚を認めない方でしょう。「我々は同性婚なんか認めたくない、その自由を認めろ」てどれだけ価値観が歪んでるのか。大体同性婚を認めて何か不都合があるのか。
単に「自分にとっては同性婚はキモイ」レベルで否定できると思うなんてとんでもない話です。
変更することが可能な「宗教や政治思想」なら差別していい訳ではありませんが「性的志向」なんて「俺、同性愛差別が嫌だから、明日から異性愛者になるわ」云々なんて事が不可能な、ほぼ先天的に決まるもんなんですからなおさら差別なんか論外でしょう。
「最終的解決」はナチスがユダヤ人絶滅作戦に用いた言葉だ、けしからんなどと合意のインク*82も乾かぬうちに言い立ててくる*83のが韓国政府だ。外務省主導の動きは危うい。
@慰安婦問題、決着明記要求へ…受諾なら新基金(読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151225-00050075-yom-pol
「アジア女性基金の二番煎じ」などつくったところで韓国は*84「慰安婦支援というなら今度こそ国費で作れよ」と批判するでしょう。また、「カネだけが問題だと思ってるのか!」「本気で反省してるのなら安倍は河野談話否定論者・橋下とつきあったり、櫻井よしこを中教審委員にしてんじゃねえよ」「歴史教科書に慰安婦記述をしっかり書かせる位のことはやれよ」(韓国側)ということで今の安倍との間に「最終決着などできるとは思えませんが」それはさておき。
あの安倍ですら読売記事が正しいなら「またアジア女性基金的なものを作ってもいい」と言いだしてるそうです。安倍の態度は所詮「カネで黙らせる」以上の物ではないでしょうが、当初の安倍の予定「河野談話抹殺」とはかけ離れた地点に安倍は来てしまったわけです。それを島田らウヨが不快に思ってることは間違いないでしょう。しかし公然と安倍批判出来ないから「外務省」云々言い出すわけです。ウヨ連中が慰安婦問題で政治家を批判するとしても今訪韓してる岸田外相を批判するのがせいぜいで安倍批判は絶対にやらないでしょう。
■慰安婦回答での外務省の抵抗と拉致の既視感
http://island3.exblog.jp/25318133/
正体がよく分からない「ミスターX」はともかく「一国の外相(尹炳世氏)」に向かって捨て石呼ばわりとは正気じゃないですね。島田の方が捨て石どころか、よほど砂利かヘドロみたいなもんですが。
■外務省英文「歴史問題Q&A」を改めよ
http://island3.exblog.jp/25298835/
そんなことをしたら日本側から「この間の日韓合意を公然と反故にしたことになる」のですが。
もちろん「日韓合意に反しなければ」慰安婦問題で日本が何してもいいわけではないですが「慰安婦の違法性を認める(河野談話を堅持する)」というのが合意の内容なのに合意を否定する島田は何考えてるのか。しかも「安倍信者」島田は「あの合意を公然と否定する酒井信彦などと違い」あの合意を建前では支持するそうですから無茶苦茶です。自分の言ってることが合意否定と分からないほどのバカか、合意支持を口にしながら、合意否定を詭弁で実行したいバカか知りませんがどっちにしろ島田はバカです。
■テロ国家の体制崩壊作戦について(アメリカの深層5)
http://island3.exblog.jp/25256059/
本誌今月号掲載のマイケル・ピルズベリーと筆者との対談で、共和党の有力大統領候補マーコ・ルビオ上院議員の外交安保問題顧問ジェイミー・フライ(Jamie Fly)のことが話題になった。ピルズベリーはフライを非常に高く評価し、ルビオが大統領になった場合、国家安全保障担当補佐官になる可能性があると言う。
フライなる人物、島田の紹介が事実ならば「イラン国家転覆を公言する危険人物」であり、到底「国家安全保障担当補佐官の器」ではありません。島田の言うようにルビオがフライを重用してるのならルビオもまた危険人物であり到底「大統領の器」ではありません。今の情勢ではたぶん「クリントン大統領」の可能性が一番高いのでしょうが。
イランの核開発が本格化する中、オバマ政権の腰は定まらない。そうした中、国防長官顧問の一人から、核施設への限定軍事攻撃の利益はイランによる報復というリスクを上回るとする論文(クローニグ論文)が出された。正しい問題意識である。
ばかばかしい。イラクやシリアでのIS問題もろくに片付いてないのにそんなリスキーなことができるわけがない。米国としては「ISを殲滅するまでは」イランに限らず、あまり中東に敵を増やしたくはないでしょう。「少なくともISを殲滅するまでは」イランにIS打倒への協力を求めるため、それなりにうまくやっていくというのは合理的判断です。
大体、イランと欧米の間で成立した核合意はどうなるのか(島田とその同類はイランに言いがかりをつけて反故にしたいようですが)。
まずは「合意違反があるかないか」が問題でしょう。「合意違反がなくても攻撃する」なんて馬鹿な事ができるわけもない。
その次に「合意違反があったとしてどう対応するか」と言う問題でしょう(今のところ合意違反は確か確認されていませんが*85)。この場合だってまずは「経済制裁」などの非軍事的対応で望むべきであっていきなり軍事対応なんてお話になりません。大体、今のロウハニ大統領は改革派と言われ、一定の変革が期待できると言われてるのに全く何を考えてるのか。そんな軍事攻撃をしたら、「ロウハニが軟弱だから米国に舐められる」と、かえってロウハニ氏の立場が悪くなり、イラン保守派の台頭を助長しかねません。
全く島田やその同類連中(ピルズベリー、クローニグ、フライ)はどれほど非常識で非現実的なのかという話です。
それにしても日本ウヨでここまでイランを敵視している人もあまりいないでしょう(もちろん島田にとって一番の打倒対象はイランではなく中国や北朝鮮ではありますが)。島田の考えがよく分かりませんが島田は「日本版イスラエルシンパ」「日本版反イスラム主義」とかなんですかね。あるいはとにかく共和党タカ派(反イスラム、親イスラエル)に調子を合わせることが国益だと島田は勘違いしてるのか。
■国際的誤解を広める、売買春に関する偽善的言辞はやめよ
http://island3.exblog.jp/25224066/
バカバカしいですね。慰安所は「一般の売買春とは違い」、より違法性、人権侵害度が高いということを知っていれば「ソープランドと慰安所とどこが違うのか」なんて島田のような寝言は出てきません。
ソープランドと慰安所を同一視するのは「一応合法なパチンコや公営ギャンブルと、違法なヤクザの闇カジノ」「一応合法なサラ金や町金と、違法なヤミ金」を同一視するくらい馬鹿げています。
「ソープランドと慰安所とどこが違うのか」という島田は「慰安婦とソープ嬢の違いを知りながらデマを飛ばす嘘つき」か「慰安婦とソープ嬢の違いも分からない無知」か知りませんがお粗末な男です。
というかさすがの安倍だって「ソープランドと慰安所は大して変わらない」なんて暴言は吐けないんですが。
また慰安所とソープランドの違いとしては「慰安所は軍人専用の施設だがソープランドはそうではない」「そのため慰安所を運営してるのは、軍直営ではなく業者に外部委託してる場合でも日本軍だが、ソープランドについて行政は運営してるわけではなく管理監督しているに過ぎない」と言う違いがあります。
今の日本だって「在日米軍基地や自衛隊基地の中に、米軍人や自衛官専用のソープランド」なんか設置すれば「設置するな」と言う批判が出るでしょう。だからこそ橋下の例の「米軍は風俗を活用したらどうか」と言う暴言*86に当事者の米軍が激しく反発したわけです。
それとも「自衛隊や米軍基地内に、自衛官や米軍人専用ソープランドを設置して構わない、それどころか自衛隊や米軍が直営し、ソープ嬢を軍属(自衛隊や米軍の直接雇用職員)にしても構わない」というのが島田なのか。仮に島田がそう言う価値観であってもそれは世間的には非常識でしかないですが。
また「慰安婦問題の本筋ではない」ですが、島田が売春婦というか「性風俗産業に携わる女性」に対する同情の念がまるでないのにも呆れます。だからこそ島田は「慰安婦は売春婦」で片付けて恥じないのでしょう(もちろん慰安婦は一般の売春婦とは違いますが)。
全ての性風俗女性が「悲惨な境遇」とは言えないかもしれませんが「悲惨な境遇のためやむなく性風俗産業に携わる女性」もいるわけです。
■習近平は毛沢東の弟子と書いた仏人ジャーナリストが国外追放
http://island3.exblog.jp/25213495/
実に島田らしい記事タイトルです。仏人記者氏は「中国政府(習執行部)は『テロとの戦い』を口実にウイグルへの不当な締め付けを強めてる」と書いたのであって「毛沢東の弟子」云々とは書いてないのだから、まともな人間なら
習執行部がウイグルへの不当な締め付けを強めてると書いた仏人ジャーナリストが国外追放
とでも記事タイトルをつけるでしょう。仏人記者氏が書いてもいない事をタイトルにしたらウソになるし、大体、島田の記事タイトルには「ウイグル」という一番重要なポイントが入っていません。
これが大学教授というのだから呆れて二の句が継げません。
なんて言ってる島田ですが安倍がこの件で何ら動かなくても安倍批判は絶対にしないでしょう。「安倍以外の首相」なら批判するでしょうけどね。
参考
http://j.people.com.cn/n/2015/1227/c94474-8996009.html
■人民日報『外交部 仏誌記者への記者証未発給についてコメント』
外交部(外務省)の陸慷報道官は26日、フランスの週刊誌「ル・ヌーベル・オプセルバトゥール」のウルスラ・ゴーティエ駐中国記者に対し、査証(ビザ)更新に必要な記者証を発給せず、滞在の延長を認めないとした件について、記者からの質問に答える中で次のように述べた。
フランスの「ル・ヌーベル・オプセルバトゥール」のゴーティエ駐中国記者が11月18日に報道した内容は、テロ行為や無辜の民衆に対する残忍な殺害行為を助長するもので、中国国民の怒りの感情を引き起こした。ゴーティエ記者はテロ行為を助長する誤った言論について中国国民に対しきちんと謝罪しておらず、引き続き中国で活動するにはふさわしくない。
中国はこれまで一貫して法律に基づき外国の常駐するニュースメディア機関や外国人記者の中国での取材報道活動の合法的権利を保障してきたが、テロを助長するような自由は決して認めるわけにいかない。
■習近平、プーチン*89…独裁者が主役づら、国連に未来なし(月刊正論)
http://island3.exblog.jp/25201111/
タイトルだけで唖然です。
習氏やプーチン氏が「主役かどうかはともかく」国連その他の国際舞台において一定の政治力を保有するのは当然でしょう。彼らの国は「国連常任理事国」を務める政治大国だからです。
中国に至っては、AIIBを提唱する経済大国にまで成長しました。
そう言う状況を「未来がない」といって島田は何をどうしたいのか。習氏やプーチン氏を政治的に打倒したいのか。それともプーチン氏や習氏が一定の政治力を発揮する国連から脱退でもしたいのか。しかしそんな事は現実的にできる話ではないでしょう。
しかし島田が習氏、というか中国を敵視してるのは前から知っていますがプーチン敵視は意外です。
何が理由なのか。ウヨとして北方領土を返さないことが許せないのか。
はたまた「自称親米派の島田」としてはプーチン氏が「ウクライナ・クリミア問題」「シリア問題(アサド打倒を目指すオバマに対し、プーチン氏はアサドを支持)」で米国と対立することが許せないのか。
女性の権利を尊重する党指導部のもと、中国ではすべての女性が自己実現の機会を与えられていると総会演説で力説の上、「女性の権利のための会合」まで主催した習近平国家主席に対し(潘基文*90国連事務総長が共同議長)、米民主党の最有力大統領候補ヒラリー・クリントン前国務長官が、「習が、フェミニストを弾圧しつつ国連で女性の権利会合を主催?恥知らず(shameless)」とツイッターで批判し、話題となった。
何で「女性の権利のための会合」を習氏と国連が共同開催したのかというのを知るには「1995年の第4回国連世界女性会議(以下、北京女性会議)」というものを「予備知識として」知っておく必要があります。「1995年の会議*91」を知らないとわけがわかりません。
国連は「1975年にメキシコで第1回世界女性会議を開催してから」5年程度のペースで世界女性会議を開いています。で第4回の女性会議は「北京宣言」(http://www.gender.go.jp/international/int_standard/int_4th_beijing/index.html)、「北京行動綱領」(http://www.gender.go.jp/international/int_norm/int_4th_kodo/index.html)というものが決議されたなかなか重要な会議だったわけです。
このためその後も、北京女性会議から5年ごとに「女性2000年会議:21世紀に向けての男女平等・開発・平和(北京+5)」「北京+10」「北京+15」と言った記念式典が開催され、今年は「北京+20」だったわけです。まあ、中国からすれば「1995年に会議を誘致しておいて良かった」てところでしょうか。
「女性の権利会合」の開催で中国批判するのはクリントンや島田の勝手ですが「なら1995年の北京女性会議も否定するの?」つう話ですよねえ(もちろん当時の事務総長はパン氏ではなくガリ氏*92です)。その辺りどう考えてるのか。
まあ、クリントンや島田が「中国の女性政策」だけ批判しておけば、「『女性の権利会合』がどうこう言わなければ」俺もこういう突っ込みはしませんけど。
共和党エスタブリッシュメント(既存エリート層)に立場の近いウォール・ストリート・ジャーナル紙の「クリントンの中国ポーズ―ツイッターでは人権にタフ、国務長官としてはさにあらず」と題した9月29日付社説は、「獄中の民主活動家かつノーベル平和賞受賞者の劉暁波*93と結婚していたという罪によって、中国当局に軟禁状態に置かれる妻の劉霞について、ヒラリーは国務長官在任中、沈黙を守っていた」(中略)等の批判的な論評を加えている。
ヒラリーは回顧録で、陳光誠は当初、国外に亡命すると安穏と引き替えに影響力を失ってしまう、中国に留まって大学で法律を学びつつ改革を唱えていきたいと希望した、その希望に添い中国側と話を付けたところ、陳が突如前言を翻して米国行きを求めるという「政治的火に油を注ぐ行為に出た」ため問題がこじれた、「陳は予測不能でドン・キホーテ的、中国指導部と同じぐらい手強い交渉者だった」等々と振り返っている(Hillary Clinton, Hard Choices,2014*94)。
一方、陳光誠の回顧録を見ると、「習近平の娘はハーバード大学にいる。なぜ自分には(ボーガス注:留学という)同じ権利が認められないのか」とカート・キャンベル*95国務次官補に繰り返し訴えたが、キャンベルは、中国内での平穏な勉学を中国当局が保証した、米政府も約束の履行を見守り続ける、中国当局の解決案は合理的、これを蹴れば反逆者の烙印を押され、予見しうる将来大使館から出られなくなる、外にいる家族とも会えなくなる、クリントン国務長官の訪中*96が迫っており時間がない、メディアと接触してはならない、などと「まるで中国当局と組んだかのごとき」対応を見せ、「ヤクザ的な政府との交渉となると、民主と自由、普遍的人権を最も一貫して唱えてきた国がかくも簡単に屈服するのか」と「強い心の痛みを覚えた」といった記述がある(Chen Guancheng, The Barefoot Lawyer, 2015)。
いやそれは米国も中国相手に「人権問題のことばかり言えない」でしょうよ、カネ(米中貿易など)の問題だって重要ですよと俺は思います*97がそれはさておき。
まあ、ウォールストリートジャーナルのこういう記事をよくもまあ島田も紹介できるもんです。じゃ安倍は「劉暁波夫婦」や「陳光誠」の件で中国批判したのか。そんなことないわけです。
クリントンのように
することもなかったわけです。クリントンを「中国に甘い、腰砕けだ」と批判するのなら安倍も批判しなければご都合主義の極みです。島田も安倍に「日中首脳会談したときに人権問題で申し入れはしたんですか」とでも言ってやったらどうなんですかね。
保守ハードライナーを代表する外交論客、ジョン・ボルトン*99元国連大使は、国連は役に立つのかと問われ、「時々、偶然にも」(Sometimes, accidentally.)と答えている。
一方、左派においては、国連はその政策を対外的のみならず対内的にも実現する上で重要な道具と意識され、活発なロビー活動が展開されてきた。
国連は少なくとも「ネオコンよりの組織ではなく」だからこそネオコンのボルトンが敵視してるだけの話です。
では国連が左派よりかといったらそんなこともない(極右よりではないと言う意味では左派的でしょうが)。
ただ左派はボルトンと違って「国連敵視なんて非現実的なことはしない」し、だからこそ国連相手にもロビー活動するわけです。つうか国連否定のボルトンのような輩でない限り、右派だって国連相手にはロビー活動します。別にロビー活動は悪い事でもない。
つうか島田が副会長を務める救う会も国連相手にロビーはやっていて、「実際どうだか知りませんが」国連で北朝鮮非難決議が可決されたことについては「救う会の運動も決議可決に貢献した」と自画自賛してたんですけどね。
「救う会の国連ロビー」と「島田のボルトン発言評価」とどう両立するのか。明らかに矛盾しています。島田が救う会活動をまともに考えてないことは明白でしょう。
国連諸機関の会合には多くのNGOが集うが、ほとんどが左派リベラル系である。
それは単に海外で活動するNGOに「極右系統が少ないだけ」の話に過ぎません。
2011年10月、ユネスコがパレスチナを正式メンバーとして受け入れたことで、「イスラエルと講和を結ぶという約束を果たす前に、パレスチナに対して国家資格を認めたいかなる国連組織にも、米政府は資金を拠出してはならない」という国内法の規定に従い、オバマ政権はユネスコへの分担金支払いを停止した。
アメリカは無茶苦茶ですね。そもそも講和が結べない状況について悪いのは全てパレスチナのせいなのか。そんなことはないわけです。イスラエル側が本気で和平する気があるかは疑わしいもんです。言いがかりをつけてパレスチナ政府をつぶそうとしてるようにしか見えません。
ロゼットは、この間、ユネスコのイリナ・ボコバ*100事務局長が側近を引き連れて数次にわたって訪米、各地を周って資金提供の継続を訴えるとともにワシントンに連絡事務所まで設けたと、その行動を批判する。
ロゼットとは島田の同類ウヨですが、何を批判するかといえば「パレスチナを加盟させるから悪い」だの「ユネスコは放漫財政だ」だのいう因縁付けです。前者について言えば「パレスチナ加盟を理由に支払い拒否するアメリカ」の方がおかしい。後者について言えば本当に放漫財政か知りませんが、仮に事実だとしてもそんなことは支払い拒否の理由になるわけがないでしょう。そんなんで支払い拒否していいのなら俺だって安倍政権相手には税金支払い拒否したいくらいです(もちろん支払い拒否は冗談ですが、そのくらいの不快感を感じてるのは事実です)。
国連の改革は可能かについて、ボルトンは次のように述べる。
「私は、意味のある国連改革の道はただ一つという結論に至った。すなわち、現行の割当拠出制(assessed contribution)は自発的拠出制(voluntary contribution)に改められねばならない。それなくして、いかなる試みも成功しない。」
島田もボルトンも無茶苦茶ですね。そんなことにしたらたとえば「国連でチベット問題なんか取り上げるのなら金なんか出すか(中国)」などというのも「政治的是非はともかく」、法的には合法になるわけです。
そう言うことを島田らは支持するのか。それともそう言う事態を想定できないほどバカなのか。
それとも「支払い拒否なんて無茶苦茶な事はアメリカしかできない」とたかをくくってるのか。
それとも「チベット問題を理由とした中国の支払い拒否」など島田らの立場では認められないことについては「俺達の支払い拒否はきれいな拒否」「あいつらの支払い拒否は汚い拒否」と強弁するのか。まあいずれにせよ馬鹿げていますが。「支払い拒否続出で国連財政を破綻させかねない」、あるいは「国連を多額の支払い国の政治的奴隷にしかねない」自発的拠出制なんか採用すべきではない。
つうか国連を「米国の奴隷にしたい」という手前勝手な考えがボルトンらネオコンでしょうが。
自発的拠出制とは、要するに国連も『市場テスト*101』に掛けようというに他ならない。
やれやれですね。そんな言い分が成り立つのならぜひ「現行の日本の税金制度(所得税、法人税、消費税など)は全て『ふるさと納税的な』自発的拠出制度に改めて欲しい」もんです。
そうなれば「島田らウヨが熱望する事業」、たとえば「中国相手の軍備拡大」にどれほどカネが集まるか見物です(勿論冗談ですが)。
ボルトンは、さらに最近の論説文で、「アメリカが自発的拠出*102に移行した場合、考えうる最悪の結果は、(ボーガス注:支払い拒否へのペナルティとしての)せいぜい総会で投票権を失うぐらいだ。総会の1票など実質上何の意味もなく、真の改革途上における小さな不都合でしかない。一方、安保理における我々の投票権および拒否権は、国連憲章の改正がない限り、奪われることはない。そしてもちろん我々は、そうした憲章改正には、拒否権を発動する」と述べている。
ボルトンは無茶苦茶です。同じ事を英仏中露が言い出したらどうなるかという常識が彼にはないようです。それとも「そうなっても構わない、国連なんか滅べばいい」とでも思ってるのか。あるいは「米国以外の常任理事国にはそんな事できない」とたかをくくってるのか。
これを国連大使にしたブッシュ政権は異常ですし、民主党どころか共和党からも批判が出て、事実上、ボルトンを大使から更迭せざるを得なくなったのは当然でしょう。
もちろんこれを支持する島田も異常です。まあ、日本は常任理事国じゃないんで「総会の一票などどうでもいい」とはさすがに島田は言わないでしょうが、仮に常任理事国になったら同じ事言うんでしょうか。
まあ、「日本を常任理事国にしたらボルトンみたいな危ないこと言い出すかも知れない」と中国や韓国に疑われて日本常任理事国化反対運動をされても島田ら日本ウヨの自業自得でしょう。
「アメリカは他の国連メンバー、特に多額拠出国である日本、ドイツ、英国、フランスに対し、我々と歩調を合わせて完全な自発的拠出に移行するよう強く促していかねばならない」とボルトンは言う
「国連が俺達のいいなりに動かないから支払い拒否しようぜ」なんてふざけた話に誰が乗れるかって話です。日*103独英仏ともそんな話には乗らないでしょう。まあ、それ以前に米国政府もそんな馬鹿な事しないでしょうが。
つうか同様の理由で中国やロシア辺りが支払い拒否したらどうするんだって話でもあります。
【追記】
島田が触れたヒラリーの著書『困難な選択』の「陳光誠関係記述」について少しググってみました。
神奈川大学准教授・佐橋亮氏(国際政治学)*104のブログを紹介してみましょう。
http://ryo78.blog.so-net.ne.jp/2014-06-11
米中関係ですが、大統領(とホワイトハウス)の指示はその都度、やっぱりビジネスライクだったようで、陳光誠事件の混乱の最中でも「事態の混乱を避けろ」、「早期収拾を図れ」と(要約できるような)淡白なものだったと振り返っています。
まあ、「オバマ大統領はろくに指示しなかったが、国務長官(当時)の私が適切に動いたので問題が円満に解決した」というヒラリーの自画自賛の疑い濃厚で、どこまで本当かは分かりません。
ただし事実だとするなら「とにかく全てヒラリー長官に任せる。具体的な解決は何でもいいから、人権云々で長引かせるな」つうことだったんでしょうね。
id:Bill_McCreary氏の名言『経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ』の一例と言えるでしょう。
http://ryo78.blog.so-net.ne.jp/2014-06-11
陳氏は大使館から病院に移送された後、いったん納得していたはずの合意を翻し、即時の渡米希望をジャーナリストたちに主張するようになります。かくまっていた陳氏を外交目的で引き渡したのか、とアメリカ国内では野党・共和党からバッシングが強まり、国務省は窮してしまいます。それを交渉相手の中国外交部に伝えたときに崔天凱*105(当時、外務次官)は首を横に振った。そして「キャンベル次官補がワシントンに戻り、辞任すればよいのではないですか」と言い放った。(同書5章より)
すごいです。言ってみたいです、アメリカの担当局長にこんな台詞(という霞ヶ関の声なき声が聞こえてきそうです)。
やっぱり中国は大国なのだと気付かされました。少なくとも、意識の上では。
ヒラリー側の言い分なのでどこまで本当かは分かりませんが。「ヒラリーが紹介する崔次官のような物言い」はともかく日本政府ももう少し米国に対し自主的、批判的な態度を取るべきでしょうね。沖縄基地問題なんか見てると本当にそう思います。
*1:小渕内閣労働相、第1次安倍、福田内閣経産相、麻生内閣規制改革担当相、第3次安倍内閣経済財政担当相を歴任
*2:小泉内閣国交相、自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相など歴任
*4:何故ここまで屋山や島田が石原伸晃をバカにするか知りませんが、「伸晃の父・慎太郎元都知事のこと」を屋山や島田が「安倍の祖父・岸」と違い内心では馬鹿にしていることが伺えます。
*6:与党の政治スキャンダルを野党が追及するのは当たり前のことで「あがく」という話じゃありません。自民党も野党時代は「細川首相・佐川疑惑」「鳩山首相・故人献金問題」「小沢民主党幹事長・西松疑惑」など与党の疑惑を追及し、それを屋山らも応援した癖に自民党の疑惑だとこれです。
*7:だからこそロッキード事件発覚後も自民党は下野せず、田中角栄はいわゆる闇将軍、キングメーカーになることができたわけです。
*8:左翼フェミニストかどうかはともかく、フェミニストの看板で商売してる上野某は公然と朴を擁護しています。良かったですね、上野さん、島田洋一に評価されて(毒)。
*9:対立が続いたのは日本の否定論者が違法性を認めないからで、韓国側には基本的に非はありません。韓国側に非があるかのよう言う朴はとんでもない人間です。
*10:著書『スカートの下の劇場』(1992年、河出文庫)、『ドイツの見えない壁:女が問い直す統一』(1993年、岩波新書)、『サヨナラ、学校化社会』(2008年、ちくま文庫)、『老いる準備 介護することされること』(2008年、朝日文庫)、『セクシィ・ギャルの大研究:女の読み方・読まれ方・読ませ方』(2009年、岩波現代文庫)、『家父長制と資本制:マルクス主義フェミニズムの地平』(2009年、岩波現代文庫)、『不惑のフェミニズム』(2011年、岩波現代文庫)、『おひとりさまの老後』(2011年、文春文庫)、『男おひとりさま道』(2012年、文春文庫)など
*11:ただし日本政府公式見解では「金正男氏の疑いがある男」であって断定はしていない。
*12:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相
*13:後に首相
*15:海部内閣環境庁長官、官房長官、宮沢内閣文部大臣など歴任
*17:少なくとも中露が島田や米国ネオコンのようなイラン打倒論でないことは確かです。
*19:もちろんイラクやシリアでのISの戦闘行動が終わらない限り、米国にイラン政権転覆と言うリスキーなことはとてもできません。「核合意→違反行為があれば制裁」がずっと現実的です。
*21:民主党幹事長(鳩山代表時代)鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)などを経て民主党代表
*23:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任
*25:ニクソン、フォード政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官、国務長官
*26:ただし台湾との国交を正式に断絶し、中国と正式に国交樹立したのはカーター政権でのことです。
*27:櫻田の場合露骨な慰安婦違法性否定論で、稲田はその辺り曖昧にごまかしてるという違いはありますが。
*28:内心はともかくさすがに河野氏も「慰安婦や支援団体を無視しての強制撤去」を公然と支持はしないでしょう。説得がうまくいかなければ「当面銅像があっても仕方ない」つう立場ではあるのでしょう。
*31:ソ連最高会議幹部会議長(大統領)、ソ連共産党書記長を歴任。
*32:KGB(ソ連国家保安委員会)議長、ソ連共産党書記長を歴任
*33:ソ連最高会議幹部会議長(大統領)、ソ連共産党書記長。
*36:副首相、中国共産党副主席、人民解放軍総参謀長などを経て国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席
*37:電子工業大臣、上海市長・上海市党委員会書記などを経て党総書記、国家主席、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席
*38:共産主義青年団(共青団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記、国家副主席などを経て党総書記、国家主席、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席
*39:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席
*40:現在、ホメイニの後を継いで2代目の最高指導者。保守派と言われている。
*41:内務大臣、国会議長などを経て大統領。改革派と言われている。
*42:文化イスラム指導相などを経て大統領。改革派と言われている。
*43:アルダビール州知事、テヘラン市長などを経て大統領。保守派と言われている。
*44:イラン空軍司令官、イラン国軍副司令官、国会副議長などを経て大統領。改革派と言われている。
*45:「島田の言うのとは違う意味で」つまり慰安婦に対して暴言を吐く危険性のある「見識のない極右議員」は訪問すべきではないでしょう。そんな議員が訪問することもないとは思いますが。
*46:訪問したからと言って慰安婦や支援団体、韓国民が納得するとは限りませんし、面会拒否の可能性もありますが「訪問のそぶりすら見せない」というのは「合意を現実化したい」のならば論外だと思います。
*47:村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相など歴任
*48:小泉内閣国家公安委員長、財務相、自民党政調会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相など歴任。
*49:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相など歴任
*50:鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)などを経て代表
*51:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相などを経て民主党幹事長
*52:維新の党代表代行などを経て代表
*56:中曽根内閣自治相・国家公安委員長、自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長などを経て生活の党共同代表。
*59:森内閣経済企画庁長官、自民党政調会長(小泉総裁時代)、小泉内閣防衛庁長官、第一次安倍内閣、福田内閣財務相を歴任
*60:見苦しいのは政府間合意を理由にマスコミ(中央日報)の政府批判を否定するという「筋の通らない無茶なこと」をやる島田の方です。
*61:俺個人は非だとは思いませんが
*62:というか与党議員の立場でありながら「河野談話撤回を叫び続けてきた安倍」の方がよほど蒸し返しですが。
*63:合意内容も問題にしてはいますが
*64:つうか今の家族会のていたらくでは残念ながら合意をまとめるには「事前説明無し」にせざるを得ないと思いますが。
*65:むしろ「歴史捏造の自慰行為」に当たるのは島田ら日本極右の「大東亜戦争(太平洋戦争)アジア解放戦争論」「張作霖暗殺コミンテルン犯行説」「ハルノート陰謀論」「南京事件否定論」「河野談話否定論」などです。
*68:産経、国基研などのウヨ団体のこと
*69:「民間も」なので「河野談話否定論」について外務省まで動員する気なのだろう。さすがの安倍もそれはできないと思うが。
*70:もちろん「慰安婦への経済支援としては」と言う意味です。一般的に言えば10億は勿論大金です。
*71:別に朴氏は煽ったわけでなく最低限度の安倍批判をしているに過ぎません。また朴氏が煽ろうが煽るまいが以前から慰安婦、支援団体、野党、マスコミは安倍に批判的です。それにしても当選時は「野党が当選しなくて良かった」と喜んでいた島田が今や朴大統領罵倒というのには呆れます。
*72:山口氏が民主党支持者であり、民主党に人脈もあり、民主党に対して色々提言していることは事実ですが、ブレーンとまで言えるかは疑問でしょう。彼は猪木正道(京都大名誉教授、旧民社党ブレーン)、向坂逸郎(旧社会党左派ブレーン、九州大学名誉教授、社会主義協会代表)などと違い、党に対し強い政治的影響力を与えているわけではなく「外部の応援団の一人」に過ぎないからです(民主党の役職に就いているわけでもない)。民主党は必ずしも山口氏の提言に従っているわけではないし、山口氏もそんな民主党に対し一定の批判をしています。そう言う意味で山口氏の言動で民主党批判するのは言いがかりでしかない。この件について言えば山口氏には批判されるような問題点は何もありませんが。
*73:個人サイト(http://yamaguchijiro.com/)。著書『政治改革』(1993年、岩波新書)、『日本政治の課題:新・政治改革論』(1997年、岩波新書)、『イギリスの政治・日本の政治』(1998年、ちくま新書)、『日本政治・再生の条件』(2001年、岩波新書)、『戦後政治の崩壊:デモクラシーはどこへゆくか』(2004年、岩波新書)、『ブレア時代のイギリス』(2005年、岩波新書)、『政権交代論』(2009年、岩波新書)、『政権交代とは何だったのか』(2012年、岩波新書)、『いまを生きるための政治学』(2013年、岩波現代全書)など
*74:ググっても島田の単著は『アメリカ・北朝鮮抗争史』(2003年、文春新書)しかヒットしません
*76:もちろん一般国民であっても河野談話否定論なんてデマを飛ばせば処断の対象にはならなくても「批判の対象」になるのは当然のことです。
*77:ただし、俺個人は「河野談話否定論が明らかなデマであること」を考慮すれば「ホロコースト否定発言処罰法的な対応」も一概には否定できないと思っています。
*79:もちろん、日本に非がある件(この場合、慰安婦)で「非を認めること」は何ら敗北ではありません。そもそも「日本が常に正しい」なんてことはないのですから。
*81:韓国の野党、マスコミ、慰安婦、支援団体は総じて批判的です。
*82:そもそも読売記事には「合意した」なんてどこにも書いてないのですが。
*83:そんな馬鹿な事は言うわけがないでしょう。「こんな案で最終決着なんかできるな、ふざけるな」と言うことはあり得るでしょうが。
*84:政府や韓国民はともかく、少なくとも慰安婦や慰安婦支援団体は
*85:つまり合意違反が確認されてないのにも拘わらず「合意自体が間違いだから何とか破棄してイランを攻撃すべきだ」と放言してるのが島田とその同類のわけです。
*86:橋下暴言とそれに対する米軍の態度については■産経『「もっと風俗活用を」と橋下氏 凍り付く沖縄の米軍司令官』(http://www.sankei.com/west/news/130513/wst1305130018-n1.html)、■赤旗『米軍司令官「凍りついた」理由、買春行為は“違法”、軍法会議の対象、「性風俗活用」問題』(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-17/2013051702_04_1.html)参照
*87:民主主義国と書かない点が興味深い。
*88:政府はともかくメディアは「自由主義国」とやらに限定する必要もないでしょうが「政府=メディア」が島田の認識のようです。
*89:エリツィン政権大統領府第一副長官、連邦保安庁長官、第一副首相、首相などを経て大統領
*91:何で1995年に北京で会議か分かりませんが、中国の誘致活動の成果でしょうか?
*93:著書『現代中国知識人批判』(1992年、徳間書店)、『天安門事件から「08憲章」へ』(2009年、藤原書店)、『「私には敵はいない」の思想』(2011年、藤原書店)、『最後の審判を生き延びて』(2011年、岩波書店)
*94:邦訳が『困難な選択』(2015年、日本経済新聞出版社)として刊行されている。
*95:クリントン政権アジア・太平洋担当国防副次官補、オバマ政権アジア太平洋担当国務次官補を歴任
*96:おそらく米国としてはクリントン訪中の延期や中止は視野になかったわけです(特に中止は)。そして可能ならば「訪中前にこの問題の片をつけたかった」わけです。
*97:たぶんMukkeさんなんぞはこういう俺に怒り出すのでしょうが
*98:個人的には「慰安婦を侮辱するような女性差別者・安倍」が「輝く女性を応援する」などとほざくことの方が習主席よりよほど恥知らずだと思いますが。まあ、クリントンに安倍批判出来るとは思ってはいません。どうせ中国批判だってただの人気取りですよね(毒)。
*99:ブッシュ父政権国務次官補、ブッシュ子政権国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)、国連大使を歴任。国連軽視発言がたたり、国連大使早期辞任に追い込まれている。
*100:ブルガリアの外相、駐フランス大使を経て現在、ユネスコ事務局長。
*101:そもそもボルトンが問題にしてるのは「コストベネフィットの話(つまり多額の金を出してるのに全然成果がなかったら辞めようなど)限定」では全くありません。「パレスチナ加盟を認める反イスラエルのユネスコに金なんか出せるか」という政治まみれな物なので市場テストという物言いは詐欺同然です。
*102:つまり支払い拒否のことです
*103:安倍ですらそんな話には乗らないでしょう
*104:著書『共存の模索:アメリカと「二つの中国」の冷戦史』(2015年、勁草書房)
*105:駐日大使、外務次官、駐米大使など歴任