「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(4/2分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)

■島田のツィート(2014年6/14日分)

憲法9条にノーベル平和賞をという運動が一部*1で盛り上がっているという。下記参照。
■ノーベルはいかれた男(kook)―平和賞と常備軍廃止
http://island3.exblog.jp/22023233/

 「ノーベルはいかれた男」って「おいおい」ですね。
 島田が「憲法九条にノーベル賞を、運動」や「島田が大嫌いなカーター氏や金大中氏、大江健三郎氏(ノーベル賞受賞者)」を非難したいのはよくわかります。
 しかしそこから「そもそもノーベルは頭のいかれた男、ノーベル賞に価値なんかあるのか」と言いだしたら「佐藤栄作元首相、ダライ・ラマ劉暁波ソルジェニーツィン」など島田が評価するノーベル賞受賞者はどうなってしまうんでしょうか。湯川秀樹朝永振一郎などといった科学分野の日本人ノーベル賞受賞者も無価値な受賞だったのか。ノーベルはともかく島田が「いかれた男」だとよくわかる文章ではあります。


■島田のツィート(2014年5月28日分)

過去のブログから。首相にこういう認識があれば、大きく間違うことはない。
安倍晋三*2元首相の中国観断片
http://island3.exblog.jp/22033507/

では島田が褒める「安倍の中国認識」とはどういう代物か見てみましょう。

以下は、先週のインド滞在中、安倍晋三元首相が自己の経験も踏まえ(注:私、島田に)述懐した中国観の断片である。私のメモから、差し障りのない部分を記しておく。
・中国と、普通の国と同様に、「うまくやれる」という幻想をもってはならない。

 いやどう見ても「差し障りありまくり」でしょう。「中国は普通の国じゃない」「だからうまく日中外交がいかなくても仕方がない、中国が全て悪い」ってそんなことをまともな人間は公言しません。安倍と島田がいかにまともじゃないかということです。

政治的目的のため経済を使ってくる。その点でも普通の国ではない。

 これまた意味不明です。外交において「経済を使う」。普通に行われてることでしょう。
 たとえば「クリミア問題で欧米がやってるロシアへの制裁」はその一例です。
 日本が発展途上国ODA支援してるのも、単純な善意じゃなくて「政治的目的のため経済を使ってる」わけです。「ODA支援してるんだから俺の言うことを聞け」とまで露骨に要求してるかどうかはともかく。韓国の太陽政策も「日本の対北朝鮮経済制裁」も「方向性は180度逆」ですがどちらも「政治的目的のため経済を使ってる」わけです。
 他にもそういう例はいくらでもあるでしょう。
 普通じゃないのは島田と安倍の方です。

 こうした認識が、少なくとも政権与党の幹部における共通認識とならねば、日本は危ないだろう。
 もちろん、民主党には期待できない。谷垣・石原体制が続く限り、自民党にも期待できない。

 安倍がそういう認識だから日本の外交が危ういんですけどね。まだ「谷垣*3・石原*4体制」の方が「安倍・石破*5体制」よりましだったでしょう。


■島田のツィート(2014年5月22日分)

小冊子ながら最良の解説書、西岡力*6慰安婦問題』(日・英)がダウンロードできるようになった。日本政策研究センターHP。
http://www.seisaku-center.net

 ばかばかしくて話にならない。慰安婦はもちろん違法だし、西岡巣くう会会長や島田巣くう会副会長が「慰安婦は違法じゃない」と放言すればそれは「巣くう会の意思」「救う会とつきあう拉致議連や家族会の意思」と見なされても文句は言えないし、そんなことになれば「拉致問題で協力を得るべき韓国の協力が全く得られない」という悲惨な事になりかねないわけです。まあ、島田や西岡は「北朝鮮叩きのネタとして拉致を政治利用しているだけ」だから、それでもいいんでしょうけど、家族会はそれでいいんでしょうか?。


■島田のツィート(2014年5月21日分)

「国基研ろんだん・国際情報戦をどう戦うか」に、増元照明平田隆太郎両氏の文が載りました。
http://jinf.jp/feedback

 増元も本当にどうしようもないバカです。国基研サイトなんかウヨしか見ないし、こんなことをすれば「増元さんってウヨなんだ」「家族会もウヨなんだ」「拉致問題は大事だけどウヨとはおつきあいしたくない」ということでウヨ以外は家族会から距離を置くようになるでしょう。でそれが嫌だからこそ蓮池透さんは「右も左もないオールジャパンの運動」を唱えたのですが「ウヨメインの運動で何が悪い」と蓮池さんを除名し、暴走したあげく拉致は解決するどころか、家族会が国民から見放されつつあるというのだから全く笑えない話です。
 なお、平田とは救う会の事務局長です。でその平田が何を言ってるかというと

http://jinf.jp/feedback/archives/12815
 中国や韓国が広報する歴史認識従軍慰安婦問題など事実でないものが事実として国際社会にまかり通るようになった。

というのだから呆れて物も言えません。もちろん「慰安婦は違法」というのは事実だしこんな馬鹿な事を言ったら中国、韓国、あるいは日本人でも「右翼以外(穏健保守、中道、左派など)」は救う会からも家族会からも距離を置きますよ。救う会がバカやるのはどーでもいいとして、家族会は何で救う会のバカを黙認するのか。縁切りしないでおつきあいする以上「あの種の極右発言を支持するのが家族会なんだ」とみなされて非難されても文句はいえないでしょう。

【追記】
 せっかくなので、増元論文について軽く突っ込みます。

 2003年、家族会は訪米し、アーミテージ*7国務副長官(当時)と面会した。その際、副長官から「米国として拉致問題解決のために何ができるか」と問われ、「米国の情報収集能力は世界に冠たるものと認識している。是非、被害者に関する情報を収集し、提供してほしい」と要請した*8
(中略)
 残念ながら、2014年の今に至っても米国から情報はもたらされていない。元CIA東アジア部長アーサー・ブラウン氏と面会した際に聞いた、氏の在職中に本国から拉致被害者に関する情報収集の命令はなかったという驚くべき実態から推測するに、米国は拉致被害者救出に関し、さほどの関心を持ち合わせなかったのだろう。

「そんなの当たり前だろ」としか言いようがないんですが。米国が自国民が拉致されたわけでもないのに拉致問題に関心を持つわけがないでしょう。むしろ中国や韓国、ロシアの方が情報を握ってるかも知れません。
 また仮に「拉致関係情報」を米国が持ってるとしてもそれが最初に米国から伝えられるのは「家族会や救う会」ではなく「日本政府」でしょう。

 小泉*9政権時の外務大臣に直接面会した際、「被害者の情報を収集してほしい」という私の要請に対し、その外相は誇らしげに「我が国は、戦後60有余年、情報収集のためにお金をかけたことはない」と言われた。

 いや、そんなことを誇らしげには言わないんじゃないですか。たぶん「情報収集のためにお金をかけろと言われてもお金をかけようが情報はそう簡単には集まらない」とかやんわりと増元をたしなめたんじゃないですかね。
 なお、小泉内閣の外相は以下の通りです。
第1次小泉内閣田中真紀子*10→川口順子*11(第2次小泉内閣まで留任)
第2次小泉第1次改造内閣町村信孝*12(第3次小泉内閣まで留任)
第3次小泉改造内閣麻生太郎*13
 増元の言う「外相」が誰なのかは不明です。


■島田のツィート(2014年5月19日分)

それについては国基研論壇を参考にしてもらいたい。
http://jinf.jp/feedback
中日新聞『自民提言、情報戦で中韓に対抗を 「厳しい環境」』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014051901001823.html

・領土問題(竹島尖閣)について「情報戦」というのはまあいいでしょう。
・個人的には情報戦といって領土問題でやたら対立をあおるより、一時棚上げにした方がよほど国益上、有益だと思いますが。そもそも外国がどう認識するかといった問題は正直この問題解決にあまり関係ないと思いますが。ほとんどの外国は「当事者じゃないし、どっちの領土かなんて知らんがな、どっちか支持して恨まれてもかなわんわ。実効支配してる方の領土と言う事で片付けるわけにいかんの?」「お前ら当事者が話し合って解決することでワシら関係ないがな」位にしか思ってないでしょう。日本だって例えば「南沙問題や西沙問題」で特定の国(中国、フィリピン、ベトナムなど)の主張を支持し、深くコミットする気はないでしょうからお互い様です。
・それはともかく、弱るのは島田ら極右の場合、情報戦の中に領土問題以外に、「靖国参拝して何が悪い」「慰安婦は違法じゃない、河野談話なんか撤回しよう」「南京事件は中国の捏造」「大東亜戦争はアジア解放の戦争」などという「不適切な認識」あるいは「明白なデマ」が含まれてることです。
 そして自民党の情報戦にも「靖国参拝して何が悪い」「慰安婦は違法じゃない、河野談話なんか撤回しよう」「南京事件は中国の捏造」「大東亜戦争はアジア解放の戦争」などという「不適切な認識」あるいは「明白なデマ」が含まれてる危険性が高い。何せ安倍政権ですから。
 でいうまでもなくそんなものは情報戦でどうにかなるもんじゃない。そんな問題のある認識は宣伝すればするほど日本の評判が落ちます。
 「ナチのホロコーストはなかった(ドイツのネオナチ)」みたいなデマカセが宣伝で通用すると思ったら大間違いです。

プロレスラーとしての猪木氏には畏敬の念を抱いている人も少なくないようだ。さらに晩節を汚して欲しくはない。
■読売新聞「名だたるプロレスラー参加」平壌で大会開催へ
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140519-OYT1T50073.html?from=tw

 既に平壌でのプロレス大会なら過去(1995年)に既にやっていますが?(ウィキペ『平和のための平壌国際体育・文化祝典』参照)。多くのプロレスファンは別にそれを問題視しなかったわけです。
 猪木氏からすればほめられるにせよ、けなされるにせよ、「特別なことをやってる気持ち」は全くないでしょう。

三原議員は立派だ。彼女に理念、知性、勇気で数段劣る野田聖子が総務会長というあたりに自民党脆弱性がある。 
夕刊フジ三原じゅん子氏、平和ボケ野党やメディアに立腹「絶対に負けません」 』
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140519/plt1405191530004-n1.htm

 安倍の集団的自衛権行使容認論に「安倍さんのおっしゃる通りです」と媚びる三原を絶賛し、逆に「岩波の月刊誌・世界」で懐疑論を述べた野田氏を罵倒するいつもの島田です。
 まあ、「理念、知性*14」はともかく「勇気」は野田氏の方があるでしょうね。今の自民党内で「安倍に苦言を呈する」のと「安倍に媚びる」のとどちらが勇気があるかは言うまでもないでしょう。
 何か「顔は辞めなよ、ボディー、ボディー(三原)」という空耳が聞こえ、「ああ、金八のあのキャラってネタじゃなかったのかよ(苦笑)」と思うのは俺だけではない気がします。三原じゅん子って「第二の稲田朋美(早期入閣)」をねらってるんでしょうか。もしそうなら勘弁して欲しい。
 それにしても、まるで「野田の代わりに三原を総務会長にしろ」と言いたげな島田ですが島田だと本気でそう言い出しかねないので恐ろしい。まあ、安倍ですらそんなバカしないでしょうが。


■島田のツィート(2014年5月18日分)

中国の反日は、“国際ガン細胞”*15中国共産党の陰険な計画性と、誤った教育による民度の低さが複合した凶暴なものである。中共が権力を握る限り、一党独裁維持のため、民衆の不満の捌け口を日本に向ける愚民化教育、暴徒化教育を止めないだろう。
島田洋一ブログ『安倍晋三*16氏のみ首相として靖国神社参拝:唯一の自衛策としての中華人民共和国崩壊』
http://island3.exblog.jp/22037851/

・「安倍の靖国参拝」など日本側の問題を全て棚上げして「全部中国が悪い」と言える神経には絶句です。
・島田曰く、まるで「安倍の靖国参拝」など安倍の右翼的外交を中国だけが批判しているかのようですがもちろんそんなことはありません。欧米や韓国も批判している。
 また「中国共産党が下野すれば」日本批判はなくなるかのようなことも島田は言っていますがそんなこともないでしょう。「中国国民党が内戦に仮に勝利し現在中国の政権与党だったとしても」安倍のような極右路線は批判するでしょうし、ノーベル平和賞受賞者・劉暁波氏ら中国現政権批判者が「皆安倍の極右路線を容認している」と言う事実もありません。劉氏ら中国現政権批判者を「中国現政権への敵意」から高く持ち上げる島田ですが、仮に劉氏らが「一党独裁体制崩壊後、チェコ大統領になった民主活動家ハベル」のように今後政権入りし「安倍的な極右への批判をした」場合は劉氏を「反日中国人」と罵倒するのが島田でしょう。
・なお、そもそも「下野の可能性」が当面あるとも思えません。


■島田のツィート(2014年5月17日分)

マスコミは、この度の集団的自衛権行使(注:容認論)を、憲法解釈の「変更」とか「改正」とか言っている。しかし、正確には「是正」もしくは「正常化」である。

やれやれですね。普通は「変更」「改正(個人的には「正しいと評価している」という誤読*17を招きかねない「改正」より「改定」の方がいいと思う)」という「評価を含まない表現」を使い、その上でその後に「是正」「正常化」といった価値判断を書くと思いますが島田にそういう常識はないわけです。もちろん俺は安倍の行為は「改悪」「異常化」だと思っています。
 ちなみに「法改正」と言う言葉はもはや「価値判断を含まないで使われることが多い」と書きましたが「国交正常化」というのも「価値判断を含まないで使われることが多い」言葉でしょうね。
 まあ、国交回復とか国交樹立とほとんど同じ使われ方をすることが多い。


■島田のツィート(2014年5月15日分)

「民主的な手順」を踏んだ声明なのか。
@「安倍首相の政治手法は非常識」 日本ペンクラブ声明 - 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASG5H5F9QG5HUCVL016.html

 いつもながら意味不明な発言です。先ず第一に日本ペンクラブの声明が「民主的決定じゃない」と決めつける根拠は何なのか?。日本ペンクラブから「非難の根拠は何だ!」と抗議されても文句は言えないでしょう。そしておそらく島田はまともに反論が出来ない。「民主的に決めたという証拠を出せ」とか訳わからないこと言い出すんじゃないか。まあ、議事録とか出してペンクラブが反論しても島田は絶対に自分の非を認めないでしょうね。
 第二に日本ペンクラブ声明が「民主的に決定されたものであろうとなかろうと」安倍の政治手法は「反民主的」でしょう(もちろん声明の内容が正しければ決定方法はどうでもいいと言ってるわけではなく、安倍の手法を反民主的と見なすのは当たり前だという話です)。何せ審議会メンバーには集団的自衛権行使反対派は一人もいないという文字通りの出来レース審議会、御用審議会ですから。普通はアリバイ作りのために一人ぐらいは反対派を入れるものですが入れない当たりが安倍らしい。あれを「民主主義の観点から無問題」と言う人はよほどの安倍信者か、安倍信者ではないが「集団的自衛権行使のためなら何でも許されるという極右」でもない限り、普通いない。安倍が「粛々と菅長官に発表させることができず」、わざわざ大々的に自分で記者会見したのも、「反民主的だ」という批判を抑え込むもくろみであって、そのこと自体が「反民主的」という批判を裏書きしていると俺は思います。
 第三に島田が「民主的」云々というのはただの言いがかりに過ぎません(おそらく島田が所属する国基研や救う会が民主的かといったらそんなこともないでしょうし)。中国や北朝鮮への非難声明なら決定方法が民主的でなかろうとおそらく島田は何ら問題にしないでしょうし、そういう場合に「決定が民主的でなかったから問題だ」という人間が表れれば「その主張が正しいかどうか」を論じることもなく、「この中国の手先め」などと罵倒してるのが島田でしょう。

オバマ政権もようやく分かってきた、と思いたいが。 
■「中国の孤立化が進んでいる」 米大統領補佐官*18「挑発的で攻撃的」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140515/amr14051510100003-n1.htm

 ばかばかしいですね。
 島田は
1)「米国の慰安婦銅像靖国『失望』発言は中国の謀略だ、中国批判したと言う事は米国も慰安婦銅像を非難し安倍首相の靖国参拝を容認するのか」
2)「これで米国も中国相手に戦争したり、断交したり、駐中国大使を引き上げたり、米国企業をどんどん中国から撤退させたり、とにかく中国と徹底的に敵対するだろう」
とでも言いたいようですが、どっちももちろん大間違いです。
 まず1)。慰安婦にせよ靖国にせよ、何も批判してるのは中国「だけではない」。中国だけではないのだから、「中国の陰謀」ではないし、当然米国が中国批判したからといって靖国慰安婦問題での安倍への厳しい態度が変わるわけないでしょう。
 次に2)。「ベトナムと中国の紛争」で米国がベトナムよりであることは事実でしょう。ただそれでも島田並みの反中国的立場なんかとれるわけもなければ実際取らないでしょう。
 どうも島田は中国に対する態度は「島田並みの極端な反中国」か「何でもかんでも中国の言いなりになるべたべたの親中国」の2つしかないように思ってるようですがそんなことはないわけです。ほとんどの国は「島田ほど反中国」ではないが「島田が罵るほどべたべたの親中国」でもなく「その真ん中」に位置するわけです。
 なお、中国が孤立しようがすまいが「靖国参拝」「河野談話否定論」という戦前礼賛をやれば「日本は次第に孤立していく」でしょう。日本が「経済大国」だからそれなりにちやほやされるだけです。とはいえいくら経済大国でも戦前賛美するような非常識な政権の国ではそのちやほやも「いつまでも続きはしない」でしょう。


■日本は「恥知らずで下らなく道理がない」で一致する中朝の精神構造
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240306/
 問題は何が「恥知らずで下らなく道理がない」かですね。
 たとえば
1)「安倍が河野談話見直しを口にしてる事」
2)「安倍が選んだNHK経営委員・百田が『南京事件は連合国の捏造』と政府見解に明らかに反する暴言を吐いても安倍が更迭しない事」
3)「安倍が戦争礼賛神社・靖国に参拝しながら『不戦の誓い』とほざいてること」
4)「安倍がワーキングプアをなくしたい、少子化を克服したいといいながら、それに逆行するホワイトカラーエグザンプンション導入に前向きな事*19」などは
「恥知らずで下らなく道理がない」でしょう。
 俺も「安倍の全てが恥知らずで下らなく道理がない」とか「中国、北朝鮮の安倍批判は常に全て正しい」とは言いませんが「中国、北朝鮮の安倍批判は正しいこともある」し、「安倍に恥知らずで下らなく道理がないところがある」のは事実です。『安倍信者でアンチ中国、北朝鮮』の島田のように「安倍さんは非の打ち所のない政治家」「中国、北朝鮮の主張は全て間違い」と理解するのは大間違いです。なお、島田が紹介する「飛行機接近」云々については何が何だかわかりませんので現時点ではノーコメントです。いずれにせよ仮に中国の方に「非が大いにあったとしても」日中関係の重要性を考えれば「批判においても一定の礼儀というか配慮が必要」なのは言うまでもないでしょう。それは別に軟弱外交という話ではない。悪口雑言吐けば中国との関係も悪くなりますし第三国にもいい印象は持たれないでしょう。
 島田の具体的文章にも突っ込んでみましょう。

 中国共産党政権(Chi-Nazis*20)と北朝鮮政権(Korean Crime Ring)は精神構造において何ら変わりはない。
 ただ、前者が、資本主義のダイナミズムに寄生する経済ヤクザであるのに対し、後者は路地裏での恐喝、強盗、麻薬売買に特化した武闘派チンピラである点が違うだけだ。

 仮にも国連加盟国をヤクザ呼ばわりするとは常識がなさ過ぎる。

 日本が、(注:中国や北朝鮮と言った)これら政権の中枢を先制攻撃で破壊できるだけの独自抑止力*21を保持する方向にいまだ動いていないのは、冷静に考えれば、信じがたい話である。

 やれやれですね。本気で「中国を先制攻撃で破壊」したいとか、できるとか思ってるんでしょうか?(そもそも軍事力による他国の政権転覆を目指すなんて憲法九条違反以前に国際法違反でしょう)
 正気じゃないですね。安倍ですらそんな事はやる気ないでしょう。世界最強の軍事大国米国だってたぶんそんなことはしない。そして「大国・中国を破壊できるほどの軍事力」なんて言ったら「他の国にとってもすさまじい脅威」でしょうから中国以外の多くの国も反対するんじゃないですかね。


スザンヌショルティ共和党下院議員候補に
http://island3.exblog.jp/22772492/
 島田が喜ぶような候補ではやはり茶会系なんでしょうか。であるならば落選を強く望みたいところです。


■カンター敗北と移民問題ラッシュ・リンボー
http://island3.exblog.jp/22772194/
 リンボーというのは「米国版・やしきたかじん」とでも言うべき極右芸人です。まあ、まともな人間ではありません。小生は英語音痴なので島田の紹介する英文でリンボーが何書いてるかわかりませんが、どうせろくなことではないでしょう。
 なお、院内総務というのは日本で言えば確か「国会対策委員長」にあたるポストで相当のポストです。カンター氏の前任者ベイナー氏は今は下院議長です。そういうポストの人間が党内予備選で落選し公認候補になれない(当然、院内総務も辞任)というのは確かにショックです。これをどう見るかはなかなか難しいでしょう。いわゆる茶会候補は最近では劣勢だったんですけどね。もちろん「極右の茶会大好き」な「日本極右」島田はカンター氏落選を喜ぶわけです。
 さて、カンター敗北ですが米国在住の冷泉氏*22なる方に寄れば「茶会復権と見るのは適切ではない」ようです。

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/06/post-654_1.php
(1)異常な予備選でした。とにかく投票率が低かったのです。55%対45%というと大差に見えますが、投票率は10%台でした。人口70万の選挙区で、投票総数は6万5000。カンター候補は前回の総選挙では22万票取っているのですが、今回の予備選では2万9000票に過ぎなかったのです。ちなみに、バージニアは完全な「オープン・プライマリー」で党員登録はなく、誰でも双方の政党の予備選に投票できるという条件下での結果です。その結果がこの異常な低投票率です。
(2)では、どうして中道層やカンター支持票が投票所に来なかったのでしょう。それは、カンター候補の選挙戦術の失敗というテクニカルな問題があったようです。「ウチの選挙区はどうせカンターで決まりだから、本選では彼に入れるけど、忙しいから予備選は行かなくてもいいや」的な行動を多くの有権者が取ったことが指摘されています。
(3)世論調査の問題もあります。直前の調査でもカンター候補は65%とか58%という優勢が伝えられる中、陣営にも支持者にも慢心があったようです。
(中略)
(5)これで、「与野党合意のネゴシエーター」が消えてしまい、米政局の混迷が深刻化しそうです。特に「不法移民の合法化法案」は、カンター候補の奔走により可能性が出てきていたのですが、今回の予備選では「カンターの移民容認政策を許すな」というスローガンを掲げたブラット氏が勝ったこともあり、一気にこの問題は暗礁に乗り上げた格好になります。
(6)不法移民問題に関しては、カンター氏の調整により「共和党内も穏健論に」なってきたトレンドがあり、その上で共和党内で「合法化賛成」という立場を代表してきたマルコ・ルビオ上院議員であるとか、ジェブ・ブッシュフロリダ州知事(ジョージ・W・ブッシュ元大統領の弟)などへの「大統領選への待望論」があったわけです。少なくとも、この動きには大きな影響があるでしょう。
(7)では、ここのところ勢いが消え「もう政治的には死んだ」と言われていた「ティーパーティー」が復権していくのでしょうか? 確かに今回は「大きな政府反対、大企業への優遇反対」を叫んだブラット候補が勝ったわけですが、これが全国的な政治のトレンドにおいて「ティーパーティーの逆襲」の兆候になるかは、全く分かりません。
(8)これで共和党の内紛が深まったとして、民主党、特に今週本を出して「大統領選への事実上の始動体制」に入ったヒラリー・クリントン*23などには有利に働くのでしょうか? 必ずしもそうではないという見方があり、私もそう思います。今回の「大逆転」の背景にあるのは、ワシントンの現状への「形にならない不満」であり、その攻撃対象には「共和党のベテラン議員たち」も「オバマ大統領*24」も等しく入ってくる中で、ヒラリーという人も「閉塞した現状を作った張本人」と見られているからです。
(9)おそらく、今回の驚愕すべき選挙結果が示しているものがあるとすれば、そうした「ハッキリしない不満感、閉塞感」であると思います。仮に今後の政局の中で、共和党にしても民主党にしても「全く新しいタイプの新鮮なキャラクター*25」が登場した時には、一気にその人物が勢力をつかむ、そんな予兆のようなものを感じるのです。
(10)その「新鮮な何か」に関して言えば、おそらくは「より財政を健全化へ」という方向性に加えて、「より孤立主義的な、よりアメリカ以外のトラブルには関わりたくない」という方向性を内包したものになりそうです。

 「投票率が低い上、カンター陣営に慢心があった」「本選では茶会への批判意識からアンチ茶会の共和党支持者があえて、民主党に投票し、民主党が有利になるかも知れない」から、茶会が復権したといえるかはなはだ疑問という話です。


■北に拘束中の米国人とデヴィド・スネドン拉致疑惑−ハガード
http://island3.exblog.jp/22772005/
 ばかばかしいですね。
1)「小泉訪朝後の失踪で」
2)「場所が北朝鮮から遠く離れた中国雲南省で」
3)「米国政府は北朝鮮拉致だと認定していない」
スネドン君の失踪が北朝鮮拉致の訳がない。大体スネドン君失踪と「米国人の拘束」と何の関係があるのか。
 「スネドン君失踪は北朝鮮拉致」というバカなアメリカ人(島田に寄ればスティーブン・ハガード*26)がいても「島田の同類」でしょう。ニューヨークタイムズワシントンポストのようなまともなメディアでこんな与太話が掲載される事はないでしょう。


■国基研「曲がり角に立つ日米関係」詳報より−島田コメント
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240279/
 島田の発言しか紹介されていませんが突っ込んでみましょう。

 オバマ政権は、対シリア政策のブレによって、ダメな弱い政権だというイメージが一気に広がりました。「アサド大統領は、化学兵器の使用によって一線を越えたのだから、軍事行使やむなし」と宣言しておきながら、議会の意見を聞いてみたいと逡巡し、引き延ばしたあげく、うやむやに先送りしました。

 議会が反対し、国際社会(特にロシアが批判的)も反対している状況で強行して成功すると島田は思ってるんでしょうか?
 失敗すれば「ほれ見たか」ということで批判派はさらにオバマ批判を強めるでしょう。成功したって批判派との関係が良くなるかは疑問です。
 しかし北朝鮮と言い、シリアといい島田という男は本当に「軍事攻撃による政権転覆論」が好きですね。「政権転覆が成功する」とは限らないし、仮に成功しても「泥沼の内戦状態になったらむしろ意味がない」という考えは何故か島田にはないようです。
 また「弱い政権」呼ばわりする島田ですが「オバマケア」で紆余曲折あったとは言え「オバマにとって最悪の事態(オバマケアがぽしゃり茶会が調子に乗る)」を避けられた事を考えればそういう評価が果たして「米国で一般的な評価と言えるのか」疑問に思います。

 友好国であるパキスタン政府の中には、オサマと通じている者もいるだろうからと、パキスタン側には事前に一切知らせませんでした。
 もし、作戦実行中にパキスタン軍が踏み込んできた場合どうするか。その場合は手を挙げて、交渉によって特殊部隊を返してもらうしかないという意見もありました。しかし、そうなると、特殊部隊員が人質になってショー・トライアル(見世物裁判)にさらされ、ダメージが長く続く可能性がある。ということで、パキスタン軍との交戦も辞さず、「力づくで脱出せよ」とオバマが決定しているのです。

 俺はこれはオバマのデマカセだと思いますね。もちろん証拠はありませんが、おそらくパキスタン軍は「限られた人間」かもしれませんが「オバマの計画」を知ってたでしょう。しかし「もはやラディンに利用価値はない、むしろ斬って捨てた方がアメリカに恩が売れて美味しい」という政治的判断でしょう。
 「ガチでパキスタンと戦闘しても構わない」と思うほどオバマも野蛮じゃないでしょう。
 とはいえパキスタン国内にはラディン支持者もいる。なので「パキスタンには知らせなかった(オバマ)」「知らないからどうしようもできなかったんです(パキスタン)」という言い訳のための出来レースでしょう。本当に知ってなかったらもっとパキスタンも米国に抗議するでしょう。
 で、世界中皆そう思ってるでしょうが証拠がなければ「知ってたはずだ!」とパキスタンを追及しづらいわけです。つうか本当にパキスタンが知らなかったのなら、無許可で勝手に外国領内で米国が軍事作戦したと言うのだから「国際法違反」の疑いは濃厚で島田のように手放しで評価出来る行為じゃありません。

情報を得るに際しても、ブッシュ政権流に言えば、「強化された尋問*27」ができるのか。たとえば、原発を爆破する使命*28を帯びた北朝鮮工作員を捕まえた、まだ仲間が何人がいて作戦決行中、一体どの原発をいかなる方法で破壊しようとしているのか一刻も早く聞き出さないといけない。そんな時に、「あなたには黙秘権があります。弁護士が必要ならつけますが」などと悠長な対応をしていてはならない。

 バカも大概にしてほしいですね。水責め拷問なんかやっていいわけがないでしょう。


■外務省エリートの不可解な「ロジック」
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240275/
 むしろ「三流田舎大学教授(島田の事)の不可解なロジック」「右翼活動家(島田の事)の不可解なロジック」でしょう。

韓国・朴槿恵政権による歴史歪曲攻勢はますます強まっている。

 やれやれですね。朴政権からすれば「今までの政権がやってなかった河野談話見直し論や靖国参拝をぶちあげて、先に喧嘩を売ってきたのは安倍政権じゃないか」「喧嘩を売られたら反撃するのは当たり前だ」「安倍政権でなければ誰も日本批判なんかしない」といいたいところでしょう。
 が島田の場合「今までの政権が靖国参拝などをしなかったのがおかしい」ですから全く話がかみ合いません。

 サッカーの比喩を用いるなら、慰安婦問題は、韓国チームの選手が突然倒れ込み、日本側から極度に危険で汚い反則を受けたと虚偽のアピールをしたようなものだ。

 もちろん慰安婦と言うのは島田をまねしてたとえるなら「虚偽のアピール」どころか「弁解の余地のない明らかな反則行為」です。だから河野談話が出たわけで、「反則じゃない」なんて居直ったら、サッカーにたとえるなら「レッドカードやイエローカード」が出かねないでしょう。
 なお、島田ら日本ウヨは慰安婦問題では「韓国の捏造」云々と言いますが一番多いのが「朝鮮・韓国人慰安婦」なだけで「フィリピン人慰安婦」「インドネシア慰安婦」など「朝鮮・韓国人以外の慰安婦」もいますし、こうした慰安婦ももちろん日本を批判しています。もちろんアジア女性基金もそうした慰安婦も対象にしてるわけです。
 島田ら日本ウヨが「無知で慰安婦が韓国人以外にもいる事を知らない」のか、「知った上で韓国人慰安婦しかいないようにデマってる」のか知りませんが「慰安婦問題=日韓間限定の問題」であるかのように扱うのははっきり言って大間違いです。

 一体、この事態をどう打開すべきか。「日本選手はそもそも汚い反則などしていない。ビデオ(資料)で確認しよう」と事実に訴える以外ないだろう。

 ビデオ(史料)で確認したって反則行為(国際法違反行為)なんですけどね。そんなことは日本政府もわかりきってるから「ビデオで確認しよう」なんて馬鹿な事は言わないわけです。というか日本政府の公式見解では「ビデオ確認の結果=河野談話」なんですが。


慰安婦・日本政府「幻の反論書」解説
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240273/
 何故、幻になったのかと言えば提出すれば日本の立場がかえって悪くなるような、「河野談話にも反する疑いが大きい」トンデモ反論*29だったからです(ただそんな反論書ですら島田は「河野談話を撤回していない」として不平不満を述べていますが)。なぜそんな物が作られたのか、そして結局提出が差し止められ、別のよりまともな反論書が提出されたのは何故なのか、外務省が暴走したのを、政府・与党上層部がストップをかけたのか、はたまた当時の米国・クリントン*30政権が「馬鹿な事は止せ」と圧力でもかけたのか、現時点では詳細は不明です。なおこの「幻の反論」が作成されたのは1996年。当時の首相は橋本龍太郎*31、外相は池田行彦*32です。
 いずれにせよこれは「幻の反論」それ自体の存在が封印されました。当たり前でしょう。最終的には提出しなかったとは言え、そんなものを作っていたなどということが判明しては日本の立場が悪くなります。
 おそらくこの反論の存在は安倍政権が登場しない限り「関係者が墓場まで持っていき*33完全になかったことになるか」、仮に公開されるにしても「公開しても日韓間でもめ事にならないような時期に公開された」でしょう。
 しかし「河野談話撤回派」安倍政権の誕生により、「河野談話撤回派」が河野談話撤回論を正当化するために産経にこの「幻の反論」をリークするという最悪の形になりました。
 もちろん韓国側(韓国政府や韓国メディアの関係者)だって産経新聞のリ−ク記事は読んでるわけで全く以て「日韓関係を悪化させる」迷惑な話です。
 唯一幸いなのは産経以外のメディア(朝日、読売など)や安倍政権はこの「幻の反論」について産経のように「当時提出していれば良かった」などとバカを言ってない事です。安倍ですらそんな事は怖くてできないわけです。
 もちろんこんなことをリークしたところでまともな人間は誰も「そのときにその反論を出せば良かったんだ、そうすれば河野談話が撤回できた、日本が韓国に勝てた」「何で橋本政権は出さなかったんだ」「そのときにこの事実が産経にリークされてれば良かった、産経が橋本政権を厳しく批判し、日本の韓国に対する巻き返しが出来た」などとは思いません。出したら日韓関係が恐ろしい事になったでしょう。だから出さなかった。たぶん第一次安倍内閣ですらそんな乱暴なことは韓国、米国の反応が怖くて出来なかったでしょう。
 橋本内閣時点(1996年)では「政府内部の河野談話否定派」も今回のように「産経にリークする」なんてことは「やっても無駄だ」と思ったのか、しなかったわけです。
 むしろ、このリークで「産経が期待するように」産経や日本政府が評価されるどころか、「最終的には出さなかったとは言え日本とは橋本政権当時から、そんなに無反省な国家なのか?」「安倍首相がやろうとしている事は橋本首相がやろうとした事と同じと産経は言いたいようだが、結局橋本はそんな反論は出さなかった」などと日本政府と産経が批判を受けるだけでしょう。「やぶ蛇」「自爆テロ」「雉子も鳴かずば撃たれまい」という奴です。
 しかし島田も「巣くう会副会長」の癖に「拉致問題より慰安婦靖国集団的自衛権についての記事が多い」「どう見ても国家基本問題研究所のほうを巣くう会より重視してる」んだから呆れますね。そんな人間は巣くう会副会長を引き受けるべきではない。副会長就任を頼む巣くう会や、島田の所業を黙認する家族会もどうかしています。


■国基研シンポ 「曲がり角に立つ日米関係」 詳報案内
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240248/
 島田の言う詳報は「PDF画像」なので見にくいですが、なかなか衝撃的ですね。読んでて吹き出しそうになります。
1)桜井よしこ(国基研理事長)がまた「皇室を2700年いただく日本」といつもの寝言を言ってます。神武の即位は事実だというわけですからね、呆れざるを得ません。
2)田久保(国基研副理事長)が面白い事を言っています。
 田久保曰く、吉田茂*34の回想録によれば「1964年のフランス・中国国交樹立」のときに吉田が当時訪日していたニクソン*35に「フランスのドゴール大統領は我が国に相談もなしにあんなことをした。米国はそんなことはしないでしょうね」と言ったそうです。
 これに対しニクソンは「その可能性は否定できない」と言って曖昧な態度だったとか。まさかニクソンもこの時点では自らが大統領として米中国交正常化に関与するとは思ってなかったでしょうが、この時点で既にニクソンは「私が外交担当者なら絶対国交正常化しない」と吉田に明言するような立場ではなかったわけです。
3)田久保曰く「オバマはあまり戦争はしたくないのです」「北朝鮮がヨンビョン島を砲撃しても在韓米軍で全面的反撃なんかしなかった」「尖閣についても日中交渉による平和的解決を望むと何度も言っている」「シリア軍事介入も国内外の批判で結局やらなかった」「ロシアがクリミアを併合しても軍事介入しなかった」。
 そりゃあ戦争したくないでしょう。前任者がイラク戦争の失敗でさんざん非難されたブッシュ*36です。ああいう目にオバマはあいたくないでしょう。大体、イラク、アフガンで終戦のめどが立ってないのに、シリアであれ、北朝鮮であれ、尖閣であれ、クリミアであれ、戦争なんか新たにやるバカは普通いません。大体、小国のシリアや北朝鮮ならまだしも大国の中国やロシアとガチで戦争なんてブッシュだってやらないんじゃないか。
4)産経記者の湯浅が「集団的自衛権は中国封じ込めが目的だ、東南アジア(フィリピン、ベトナムなど)やインドやロシアと手を組む*37んだ」と平然と言っていて唖然としました。それは自衛の名に値するのか?。いやそもそもそういう「中国敵視論」が現実的だとは全く思いませんが。
 TPPも湯浅の頭の中では「中国封じ込め」のようです。今中国がTPPに入っていないからと言って果たして「将来的にも中国はTPPに入らない、TPPは封じ込めが目的だ」と言っていいのか疑問です。
 がそれ以前に何度も言うようにそういう「中国敵視論」は非現実的でしょう。
5)島田が「ブッシュ政権のようなテロリストへの水責め拷問を日本でもできないか」と言ってて唖然。もちろんブッシュの水責め拷問にはアメリカでも「違法行為だ」と言う批判があるわけです。
 島田に人権意識が全くない事がよくわかる発言ではあります。
 まあ、他にも突っ込み所はあるでしょうが俺の気付いたのはこんな所ですね。


■安倍首相「シャングリラ」基調講演と中共の反発
http://island3.exblog.jp/22730857/

 中国共産党人民解放軍」の王冠中副総参謀長なる人物の、「安倍総理大臣は遠回しに中国を攻撃し、ヘーゲル長官は率直に非難した。ヘーゲル長官の方がましだ」という発言に失笑した人は多いだろう。
 何とか日米にくさびを打ち込み、アメリカを中立に近づけたいという中共の思いが率直に表れている。

 くさびを打ち込むとかそういう話じゃなくて単に
1)中国が安倍を敵視してる(まあ、安倍の方も敵視してるのでお互い様ですが)
2)安倍との間には対話は成り立たないが米国との間には「それなりに」成り立つと中国が判断してるだけじゃないんですかね。理由がどうあれ、隣国との関係がここまでまずいということは恐怖すべき事でしょうがそうは思ってないらしい、「中国に勝つ!」と思ってるらしい反中国の安倍や島田には恐れ入ります。


■「反米コバンザメ」の戯言(たわごと)か
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240263/
 集団的自衛権批判派の保守(島田がここで取り上げてるのは小林よしのり)に対し、勝手に「集団的自衛権を否定するなら日米安保も否定しないと筋が通らない」と因縁をつけるという駄エントリです。 いつから「集団的自衛権否定=日米安保否定=反米」になったんですかね。
 もちろん日本共産党など「日米安保否定、反米」の立場の「集団的自衛権否定派」もいます*38が「集団的自衛権否定」は「安保否定、反米」ではありません。そもそも安倍政権以前はずっと「集団的自衛権否定」が「日米安保を支持する」自民党政府の公式見解だったわけですから。
 これで終わりにしてもいいんですが、一点だけ指摘しておきます。
 「反米コバンザメ」などと小林よしのりを非難する資格が「親米保守」ならまだしも、「反米でありながら日米安保支持派」の島田にあるんでしょうか。島田らは「東京裁判なんか米国など連合国が押しつけたインチキ裁判、認めない」「日本国憲法も米国など連合国が押しつけたものだ」などと放言しますが、これは明らかに反米主義でしょう。であるならば、反米主義者らしく日米安保を否定したらどうなのか。
 しかし、小林よしのりを「エセ保守」呼ばわりしてるのには笑ってしまいました。そのエセ保守を「つくる会理事」にしていたことを島田はどう認識してるんでしょうか。

 中国は確かに脅威である。東アジア全体にとって脅威である。これを座視するわけにはいかない。
 だがそのことと、集団的自衛権の問題を直結させるのは、短絡的、粗雑な意見である。
 日本は(注:中国から)ベトナムやフィリピンや、その他東南アジアの国々を守るために、集団的自衛権を発動させるのか?違うだろう。

 島田の引用している小林の文章ですが今ひとつわかりづらい文章です。小林は「対中国」なら集団的自衛権行使に賛成するが「安倍はそうではない」「そもそも安倍に集団的自衛権行使を要求してる米国は中国をターゲットにしていない」「米国にいいように自衛隊が中東当たりで使い潰されるだけだ」と言う観点から反対してるんでしょうか?
 もし「反中国なら賛成するがそうでないから反対だ」というなら小林の主張は「集団的自衛権行使反対論」と呼べるか疑問だし、島田にとって反論すべきは「いや、中国はターゲットだ」じゃないんですかね?。いずれにせよさすがの安倍も

日本は(注:中国から)ベトナムやフィリピンや、その他東南アジアの国々を守るために、集団的自衛権を発動させる

なんてことはしないでしょうが。


官房長官の「1年を目途」発言は疑問−北朝鮮の拉致「調査」
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240238/
 ■日朝「拉致再調査」合意文書(2014/05/29)(http://island3.exblog.jp/22711052/)では単に合意の事実を紹介しただけで、ほとんどノーコメント*39だった島田が「再調査合意」についてコメントしています。荒木や西岡との意見調整でもしていたんでしょうか。
 荒木も自ブログで文句をつけてましたが、島田も「1年は長すぎる」と悪口雑言です(ただし「6月半ばに調査結果を出させろ」という荒木と違い島田は別に期限の希望は出していません)。
 まあ、でも安倍政権はこうした不平不満はおそらく無視するでしょうし、それに荒木や島田らは何も言えないでしょう。
 なお、島田が「菅官房長官」を連呼してるのが興味深いですね。「今後、何か問題が起こっても安倍さんは悪くない、取り巻きの菅が悪い」と居直るための準備作業でしょう。
 なお、一部制裁解除については不満を口にしながらも「これで動きがあればいい」として結局安倍を容認しています。安倍以外の総理なら罵倒してるでしょうが、さすが安倍信者の島田です。


■日朝「拉致再調査」合意文書(2014/05/29)
http://island3.exblog.jp/22711052/
 調査開始時点で制裁解除方針というのは島田の立場では批判せざるを得ないはずですが何一つ批判しない点が実に安倍信者らしい。この合意が「福田*40総理や菅総理」なら確実に罵倒してるでしょうに。


■在米韓国人たちの愚かな「成果」と日本の立場−米バージニア州慰安婦
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240235
 愚かだ、何だと島田が罵倒したところで記念碑はできたわけです。それはどうしようもない。これがバージニア州の公式見解と言う事です(第一次安倍内閣時に可決された米国下院決議も同じ立場ですので、こうした認識は米国の公式見解と言う事です)
 でこれが日本にとって都合が悪いかといったら本来都合なんか全く悪くない。というのもこれらの記念碑や銅像は、日本の公式見解「河野談話」と矛盾するわけでは全くないからです。
 ただし、安倍や島田ら日本ウヨは「河野談話撤回」を企んでますので不都合になるわけです。
 しかし、河野談話を撤回しようなんてこと自体が正気の沙汰ではないし、そういう馬鹿な事を企むからこそ「そうした野望を阻止するため」慰安婦銅像や記念碑の設置が米国や韓国でされるわけです。
 安倍が「河野談話見直し論」なんて馬鹿な事を言わなければ記念碑や銅像が出来ることもなかったんじゃないですかね。その意味ではこうした記念碑や銅像を産んだのは「安倍を首相にした日本人の責任」であり韓国人を恨むなど全く筋違いでしょう。

下の写真の中央やや左、青いジャケットの女性は、対北朝鮮、対中共人権問題の闘志スザンヌショルティ氏である。拉致問題に関しても、家族会・救う会の、アメリカにおける最大の盟友の一人であり続けている。

 そういうゴリゴリの「反中国・北朝鮮ウヨ」のショルティ氏だって「慰安婦記念式典」参加を呼びかけられれば出席する。つまりは島田の強弁と違い「米国においては慰安婦問題で島田の河野談話否定論に協力する米国人はまずいない」「こうした慰安婦記念碑・銅像建設の動きを中国・北朝鮮の謀略だなどという人間は反中国右翼でも米国人にはまずいない」ってことです。
 まあ、当たり前の話ですけどね。島田も本心ではよくわかってるでしょう。
 さすがに「反北朝鮮・中国の同志」「右翼活動家」ショルティ氏を島田も「慰安婦記念碑式典に参加しやがって、この中国、韓国、北朝鮮の犬め」「慰安婦が違法だというのか、ふざけんな」「お前とは二度と共闘しないからそう思え」とは罵倒できず

在米韓国人グループがそのショルティ氏を反日慰安婦歪曲キャンペーンに引き込んでいる

などと言ってショルティ氏批判をしないのだからいい度胸です。「安倍の河野談話踏襲」などもそうですが「味方扱いしていた人間(安倍やショルティ氏)が自分の気に入らない行動をしたとき」に「取り巻きが悪い」などと詭弁でごまかすのが島田です。

 また、日本政策研究センターのサイトから、西岡力氏が最近まとめた『慰安婦問題』英文がダウンロードできる。英語圏の知人に拡散頂きたい。
http://www.seisaku-center.net/

 ワシントンポストに「The facts慰安婦違法性否定広告)」をのせたらかえって逆効果になって米国下院慰安婦決議が可決された過去をなかったことにしたいようです。

 郡庁舎の敷地内に置かれた碑には、「20万人を超える女性と少女が、強制的に性的奴隷にさせられた」など、史実を歪曲された文が刻まれている。

「20万人」という数はともかくそれ以外の記述(強制性奴隷)は何ら事実に反しません。また数にしたって「20万人」は有力説であり「事実かどうかはともかく」全くの事実無根というわけではありません。

日本側の反発の影響もあり、記者会見でブロバ議長が「慰安婦問題は韓国対日本ということではなく、より広い問題だ」と、“釈明”する場面もあった。

 別に釈明ではないでしょう。 一番数が多いのは「韓国人慰安婦」ですが「フィリピン人やインドネシア人の慰安婦」もいたので慰安婦問題は『韓国対日本ということではなく、より広い問題』です。


■「平和の人」チェンバレン*41英首相と「平和の党」の弁護士山口那津男*42
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240240/
 ここで島田が何を言ってるかというと
1)「安倍総理集団的自衛権は極東のナチス・中国をたたきつぶすためのものだ、集団的自衛権があれば今回、ベトナムのために自衛隊で攻撃して『極東のナチス』中国を痛めつける、懲らしめることができた」
2)「集団的自衛権に反対する*43する山口代表は、宥和政策でヒトラーのヨーロッパ侵略を招いたチェンバレン英首相のようなもの」だそうです。
 いやすごい。何と言っていいか一瞬言葉が出ないですね。
 先ず第一にさすがに安倍も「中国をたたきつぶすための集団的自衛権だ」だの「今、集団的自衛権があればベトナム軍と一緒に自衛隊で不埒な中国をたたきつぶせた*44」なんて言ってない。安倍が集団的自衛権問題で中国を持ち出す場合もそれは「尖閣防衛」です。
 島田のように、やれ「西沙諸島南沙諸島問題でフィリピン、ベトナムなどを支援するための集団的自衛権」だの「チベットウイグルなど少数民族を中国の抑圧から守り、支援するための集団的自衛権」だの言ってない。たぶんそこまでやばい路線(今ですら安倍の靖国参拝で相当ぎくしゃくしてますが)は自民党支持者ですらあまり支持する人はいないんじゃないか。それ、もう「日本の自衛」って呼べる世界じゃない、「中国への侵略」と言われても文句言えない世界ですから(もろに憲法九条違反でしょう)。
 またベトナムやフィリピンもそんな「野蛮な応援団」を希望してるか疑問です(日本の政治的応援なら大歓迎でしょうが、自衛隊が中国へ軍事攻撃やるのはそれとは意味があまりにも違いすぎます)。「話がややこしくなるだけだから自衛隊は来るなよ」と思うんじゃないか。
 でもそれ以前にそんな非常識なことが言えるわけがないでしょう。中国に日本企業が多数進出してるのにそんな暴言吐いて反日デモで日本企業が襲撃でもされたらどうするのか。
 まあ、島田だと「進出する日本企業が悪い、遅くとも前回の反日デモの時に撤退すべきだった」とか「そのときこそ集団的自衛権の行使で米日連合軍が中国大陸に日本人保護目的で上陸すればいい*45」とか言って終わってしまうんですが。
 第二に安倍が「建前の世界で」打倒中国のための集団的自衛権だ、今回集団的自衛権があれば自衛隊で中国からベトナムを救うことが出来た、中国にいじめられてる国(例:領土問題でもめてるフィリピン、ベトナム)や民族(例:時々、反政府暴動がおこるチベットウイグル)を集団的自衛権行使で救いたい、なんて言ってないのは既に指摘しましたが本音の世界だって「打倒中国のための集団的自衛権」じゃないでしょう。そこは『「経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ」の実例(オランダ編)』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/95e7a684b7d1071f8928da30055f93b5)という話です。「世界最強の軍事大国」米国ですら中国との戦争は考えてないでしょう。
 「ロシアのクリミア併合を欧米が批判しても」さすがに「武力でクリミアからロシア軍を追い出そうとしたりしない」のも事情は同じです。いくら何でもロシアとガチの戦争なんか誰もしたくない。
 まあ、「米国が安倍に希望し、安倍がそれに応えようとしている」集団的自衛権行使の本丸は「中国でもロシアでもなく」、既に何度もアメリカが軍事行動したり、しようとしたりしてきた中東(イラン、イラク、シリアなど)当たりでしょう。
 第三に「つまり安倍の集団的自衛権は中国打倒が目的じゃない」から「中国打倒が目的」という前提でされる島田の山口代表批判は全く的外れです。
 むしろ安倍にとって「中国打倒が目的とか言ったら極右以外みんなドンビキで集団的自衛権行使反対派が増えるだろ、足引っ張るなよ」と島田に言いたいところでしょう。
 第四に「中国とナチドイツ」を同一視するってどういう脳みそなんでしょう。中国が「ヒトラーのヨーロッパ侵略」のような「アジア侵略」を実行するわけもない。もちろん「ベトナムやフィリピンとの小競り合い」などは批判されて当然でしょうが「さすがにベトナムやフィリピンの征服を狙ってるわけではなく」、ヒトラーと同一視なんて非常識すぎます。


レーガンを後押しした 「スター・ウォーズ」 批判
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240230/
 島田のレーガンSDI計画(通称「スターウォーズ*46計画」)評価が書いてあってなかなか興味深い。
 島田のSDI評価は「SDIで軍拡競争することによってその競争に耐えられなくなったソ連が崩壊した、だからSDIは正しかった」「穏健保守や左派のSDI批判はかえって『軍拡競争しないと国が危ない』との恐怖感をソ連に持たせ*47レーガンにとって好都合だった」というものです。
 興味深いのは島田がSDIについて「軍事技術としての価値」を述べないことです。「ソ連が崩壊したかどうか」に関係なく当然ながらSDIについては「技術的に成功した」「いや失敗に終わった」とか軍事技術的評価が可能なわけです。にもかかわらずそれを島田がしないということからは「軍事技術的には失敗に終わった」と島田が見なしてることがわかります。おそらくこれは島田だけの評価ではないでしょう。SDI批判派は勿論、島田のような「SDIを評価したい人間」ですら「純粋に軍事技術的に評価した場合成功とは言い難い」のがSDIなのでしょう。
 そして「軍事技術的に失敗した計画」であるからこそ島田は「ソ連崩壊につながったから失敗したっていいじゃないか」と強弁するわけです。仮に「SDI計画での米ソ軍拡競争」がソ連崩壊につながった*48としてもそれは結果論に過ぎません。SDIは「軍事面でソ連を圧倒すること」を狙ったのであって島田の言うような効果(軍拡競争によるソ連財政の破綻)を狙ったわけじゃない。また、米国もSDI計画で多額の経費を支出し財政赤字を膨らませたことを考えれば「ソ連が崩壊したからいい」で済む話じゃないと思いますけどね。


■改めて国際的背信の意味合いを強める菅直人*49仙谷由人*50の映像隠蔽
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240229/
 やれやれですね。
 安倍政権「中国は自衛隊艦船にレーダー照射したんだ」
 中国「なら証拠を出してみろ」
 島田ら反中国ウヨ「中国が出せと言うなら出せばいい。出して徹底的に批判すればいい」
 安倍政権「証拠はあるが日中関係に配慮してあえて出さない」
と言う事件が以前ありましたが、これは島田的には「隠蔽」ではないのか。
 「隠蔽じゃない」というなら菅氏らの行為も「中国の言い分は間違いだが、日中関係に配慮してあえて映像は出さない」という安倍とまるきり同じ対応なので「隠蔽じゃない」し、「隠蔽だ」というなら安倍の行為も「隠蔽」です。
 島田の場合「安倍の行為は常に正義」と言うとんでもない設定があるので「安倍と全く同じ行為を民主党政権がした場合」こういう矛盾が生じるわけです。


■炉心溶解が進む韓国・朴槿恵政権
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240227/

韓国大統領パックネ氏が、左派の攻撃に屈し、北朝鮮に対して最も原則的で厳しい姿勢を取ってきた南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長を辞職させた。

 なぜ南氏が更迭されたかと言えば島田の紹介する朝鮮日報記事(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/23/2014052301066.html)も触れてるように

2012年の大統領選挙時に起こった「国家情報院書き込み事件」と、今年2月に世間を騒がせた「ソウル市職員スパイ疑惑事件」

という不祥事の責任を取らされたからです。
 前者は確か「朴氏が大統領になった選挙で世論誘導を狙って国家情報院職員が与党候補・朴氏を褒め、野党候補をけなす書き込みをネットにしたのではないか」と言う疑惑。
 後者は「ソウル市職員を北朝鮮スパイ容疑で国家情報院が逮捕起訴したものの無罪判決が出たあげく、法廷に提出された証拠に捏造の疑いが発覚した」と言う疑惑だったかと思います。
 島田が紹介する朝鮮日報記事に寄れば

南前院長は朴政権の外交安保関係者の中で最も強硬派とみられてきた。昨年末には国家情報院の忘年会で「2015年は南北統一のためにみんな一緒に死のう」と発言したという。

だそうです。「南北統一のために2015年に死ぬ」発言が事実だとして、南氏の考えるシチュエーションがよくわからないのですが忘年会で酔っぱらっての発言とは言え、安直に「お前らの命を俺にくれ」と言われても部下もドンビキでしょう。「救う会みたいな北朝鮮軍事攻撃でも考えてるのか?」と頭痛がしてきます。
 彼は相当の極右らしいので「極右だから左派が攻撃した」と言う面はあるかも知れない。また「極右だからこそ、彼を国家情報院長に選んだ後考えが変わり、対北朝鮮外交を穏健方向にシフトしたい朴政権が斬った」という面もあるかも知れない。
 しかし彼がトップを務める国家情報院で不祥事が起こったこと、それに対し、彼が「不祥事追及や再発防止」で成果を上げられなかったこともまた事実でしょう。しかも今「セウォル号事件」で朴政権は厳しい批判にさらされています。ここで南氏をかばったら「身内の不祥事に甘いのが朴クネか」とさらに批判がヒートアップするでしょう。
 更迭は当然の話だと思います。まあ、中川昭一*51麻生内閣財務相の「飲酒酩酊記者会見」への批判すら「左翼の言いがかり」扱いする島田にその種の常識はないでしょうが。

【追記】
読売新聞『沈没船報道、韓国大統領府が介入か…記者らスト』
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140523-OYT1T50018.html
が伝える大統領府圧力疑惑が事実なら、「ウォーターゲート事件」で退任に追い込まれたニクソンのように朴氏も「辞めるべき」ではないかと思いますが、たとえこれを理由に辞任したとしても島田の朴氏批判が正しくなるわけでは勿論ありません。


■クリス・ヴォーゲル(Chris Vogel)のスネドン拉致疑惑レポート
http://island3.exblog.jp/22666387/
 アメリカにいる島田のウヨ仲間が「スネドン拉致疑惑」を騒いでるという与太話です。このスネドン君が拉致である可能性はまずないでしょう。
というのも
1)失踪時期が小泉訪朝後
2)失踪場所が北朝鮮から遠く離れた雲南省
だからです。米国の政府機関(国務省、FBI、CIA)なども大手メディアもこんなものは拉致扱いしてない。日本メディアだってこんなものを扱うのは産経ぐらいのもんです。スネドン君の事を知らない日本人も多いでしょう。自分で言うのも何ですがぶっちゃけ「スネドン君を知ってる俺の方が奇人変人」です。何で知ってるかと言えば「荒木和博や島田洋一西岡力のエントリを愛読してるから(ただし目的は連中への批判)」ですが、連中のエントリを愛読してるというのが既に「奇人変人」ですね。
 普通の人間はあんなエントリはたとえ批判目的でも読まない。ばかばかしいからです。


■Kohnoの責任−洋平と太郎、そして不見識な大学機関
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240189/
 「不見識な大学」とは島田のようなバカを教授にしてる福井県立大学のことでしょう。
 他にも荒木和博が教授の「拓殖大」、西岡力が教授の「東京基督教大」なども「不見識な大学」といっていいでしょう。
 ま、島田は逆に「中央大学(吉見義明*52教授が所属)」などを「不見識」とでも思ってるんでしょうけど。
 正直、島田と稲田朋美*53がいる限り、「福井県民には悪いですが」福井に対する俺のイメージは良くはならないと思います。

「残虐性と巨大さにおいて前例を見ない、日本政府による強制的軍隊売春である『慰安婦』システムは、20世紀最大規模の人身売買として、輪姦や強制堕胎、辱め、性的暴行を含み、四肢の切断や死亡、自殺に至ったもの…」。これは、2007年7月30日に米下院を通過した「慰安婦決議」の一節である。
 河野*54に一片の良心が残っているなら(ありえない仮定だが)、せめてこの米下院決議について、「事実に反する。おかしい」の一言を発するべきだろう。河野がそう述べたとなれば、日本が国際情報戦で巻き返す一助にはなる。

 ばかばかしい。河野氏がそんな事を言うわけがない。
 仮に言ったところで
1)「河野も年を取ってもうろくしたか。騏邾(駿馬)も老いては駑馬(駄馬)に劣る、ということか」
2)「自民党の極右連中(例:安倍)に脅されてるのだろうか?」
3)「河野談話は本心ではなく、本心は安倍と同じだったのだろうか?。河野には失望した」などと思われるのが落ちです。
 米国が「河野がそういう意見に変わったのなら僕も変えよう」なんて思うわけがない。

息子の河野太郎*55も、父洋平の政治的虚名を借りて当選した以上、黙っていることは政治家として許されない。

 やれやれですね。太郎氏が何で河野談話非難しなきゃ行けないのか。まともな人間ならそんな「歴史的事実に反するデマ垂れ流し」で「父親を侮辱する親不孝」なんかするわけないでしょう。
 つうかこの理屈だと「安倍晋太郎*56は中曽根*57内閣外相だったのに、外相時代に拉致問題を解決することが出来なかった*58」「その無能外相・晋太郎の虚名を借りて当選している以上、晋三には父の無能さについて黙っていることは政治家として許されない」「『親父の無能を拉致被害者安倍晋三はわびろ』と言いたい」ということにならないんですかね?


アメリカ退役軍人省の病院で「待ち時間」二重リスト発覚−VA scandal
http://island3.exblog.jp/22647516/
 要するに医療問題の訳ですがそういう認識は島田にはないでしょうね。おそらく「退役軍人省病院」だからではなく、多くのアメリカの病院がそうなのでしょうし、「待ち時間が長い」というのは要するに「供給不足(病院不足)」ってことじゃないんですかね。
 日本でも時々「救急車が病院たらい回しで病人が死亡」なんてことがありますので他人事ではないでしょう。


■チャイナチス朝貢要求と日本の嫌韓拡大−覚醒の兆し見せる韓国紙
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240159/
 いろんな意味で島田はばかばかしいですね。
1)前も指摘しましたがナチスとは「極右」でありその特徴の一つは「反共主義」です。一方、中国は「共産党政権」のわけです。島田のナチス定義とは何なんでしょうか?。単に自分が気にくわない相手(この場合中国)に「お前はナチスだ」と罵倒してるようにしか見えません。およそ学者のやる行為じゃない。
2)覚醒も何も韓国メディアが「中国に好意的」なんて事実はないと思いますけどね。
3)また中国批判は別に「親日」を意味しないわけです。島田は「中国批判=親日」と勘違いしてるようですが。
4)「朝貢外交」云々と言う部分についていえば、「関係者(韓国外交筋)は語る」と言う文章なので本当にそんな事実があったのかどうか自体が疑問です。

中国への輸出が、韓国の輸出全体の25%を占めるなど、中国に対する経済的な依存度が高まり

という朝鮮日報の危惧*59はともかく

少し前、韓中両国の政府関係者による定期交流行事で、中国の当局者が韓国政府の関係者に対し「朝貢外交に戻ったらどうか」と探りを入れる発言をしたという。

というのはガセじゃないかと思いますけどね。いくら何でも「朝貢外交」なんて馬鹿な事を中国外交関係者が韓国外交関係者に言わないでしょう。まあ、そういうアホ発言があったとして「田母神並みのアホ外交官」が「酔っぱらって失言した」とでも見るのが自然じゃないですかね。もちろんそういうアホ外交官のアホ失言は問題ですが今時「朝貢外交を復活させたい」なんて中国も「政府方針」としては考えてないでしょう。こんなのを事実扱いして中国外交を論じたら正気を疑われるでしょう。
5)
確かに朝鮮日報コラムは島田の言うように

「日本の一般国民の韓国に対する認識も急激に否定的なものになってきている」という事実認識

を書いてはいますがそれは単に日本社会が「右傾化、嫌韓国化」しているという事実認識の表明に過ぎず、「だから韓国に問題がある」なんて認識は朝鮮日報はしていません。もちろん日本の「右傾化、嫌韓国化」への対応の必要性を語ってはいますがそれは島田が妄想するような「韓国の非を認め日本にわびる」なんて話じゃありません。


■女生徒拉致、性奴隷化−「ボコ・ハラムと同等の日本」 に疑問を持たない人々
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240204/
・小生は以前このナイジェリアのテロ集団「ボコ・ハラム」について『女生徒拉致』ということで、「女子中学生・横田めぐみさん拉致」を連想し「アメリカだって作戦が失敗して女生徒が殺されることを恐れて、拉致女生徒救出にレンジャー部隊なんか突っ込まないんだから荒木和博がいうような自衛隊北朝鮮突入ができるわけねえだろ」と書いたことがありました。
 で「巣くう会副会長・島田」が「ボコ・ハラム」を取り上げていますが島田は小生とは違い「性奴隷化*60」と言うタイトルから予想つくでしょうが「旧日本軍性奴隷(従軍慰安婦)」を連想したようです。
 「そうか、島田君はボコ・ハラム事件について拉致って言葉から北朝鮮拉致を連想しないんだ?」「性奴隷って言葉から慰安婦連想するんだ?」「やっぱあれか拉致より河野談話撤回の方が何倍も重要なのか?。だったら巣くう会副会長辞めろよ。つうかそもそも引き受けるなよ。つうか救う会や家族会も島田なんか更迭しろよ」と思わずにはいられません。
 それはともかく、島田は「旧日本軍とボコハラムは違う」「河野談話を撤回せよ」と言い出すわけですがそんな事言ったって何がどうなるわけでもない。誰も「旧日本軍とボコ・ハラムが一緒」とは言ってないし。まあ「違法行為やってる」「女性の人権侵害してる」と言う点では確かに「一緒」ですけどね。

2007年7月30日の米下院「慰安婦決議」は日本軍の慰安所について、「残虐性と巨大さにおいて前例を見ない、日本政府による強制的軍隊売春である『慰安婦』システムは、20世紀最大規模の人身売買として、輪姦や強制堕胎、辱め、性的暴行を含み、四肢の切断や死亡、自殺に至ったもの…」云々と規定

 まあ、そういうことです。島田も認めてるようにこれが国際的認識です。今更「安倍が河野談話撤回した*61ところで」こうした認識は変わりません。むしろ「慰安婦の非を認めないとは安倍という男はどうしようもないし、そんな男を首相にしてる日本もどうしようもない」と認識されるだけです。

古賀誠*62山崎拓*63野中広務*64らゾンビのごとき醜いOBは論外としても、政務三役の一角を占める野田聖子*65など、一体何のために政治家になったのか。

 古賀氏、野中氏を嫌ってるのは彼らが赤旗に登場し安倍に批判的意見を述べたからでしょう。山崎氏を嫌うのは「北朝鮮対話外交論者」だからでしょうか。
 また、この間、岩波の月刊誌「世界」で「集団的自衛権容認論」に懐疑的意見を述べたことで野田氏に対する憤りがあるようです。

安倍首相は、単に女性の数を水増しするために、野田氏のような無理念、無能な人間を要職に起用すべきでないだろう。

 むしろ俺の場合、女性閣僚、女性三役でいなくなって欲しいのは稲田朋美行革担当相と高市早苗*66政務調査会長という「安倍チルドレンコンビ」ですが島田は違うわけです。
 しかし「無能」と言う評価は、まあ価値観の違いとして許容するとしても、「無理念」て。安倍ほど極右でないだけで無理念呼ばわりされてはたまったもんじゃない。


ナチスとの同一視に荷担した国会決議の愚
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240149/
 仮に日本が「ナチスと同一視されてる」としてもそれは「極右・安倍政権が誕生してからのこと」でしょう。
 でこの「日独友好150周年*67決議(2011年4月)」は菅内閣時代のことです。菅*68内閣って「極右政権だった」んですかねえ。「靖国参拝」や「河野談話撤回論」などで安倍並みに非難されたんですかねえ。まあ、言うまでもないでしょう。こんな決議と「今の中韓の安倍批判」は全く関係ない。つうか「日独友好150周年決議」においてウヨ連中が反発した「日独の過去の負の歴史(枢軸国として侵略戦争を実行、世界に多大な被害を与えた)に触れた部分」なんて勿論決議のメインじゃないし。「日独友好決議」ですからね。ただ「日独の不幸の歴史」に全く触れないで「友好万歳」では侵略被害国に対し無神経すぎないかと言う配慮からちょこっと触れただけです。
 かつこの決議知ってる人なんて国内外にどれほどいるのやら。まあそれはともかくこういう決議に因縁つけるのが安倍の側近・下村文科相で、こういう決議に反対しないで賛成する、その程度の常識はあったのが当時の谷垣*69総裁(現在、法相)、石原幹事長(現在、環境相)だったわけです。


■現代の安重根は何をなすべきか−対中迎合の韓国政府
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3240139/
 「現代の安重根金正恩を暗殺すべき」なんだそうです。つまり島田は「いいテロならやっていい」と思ってるわけです。絶句ですね。
 しかも「巣くう会副会長」がこういう事を言うことがどういう意味を持つかという認識もないらしい。「巣くう会は自民党極右議員と組んでそういう暗殺謀略を企んでるのではないか」などと疑われ、明らかに拉致解決に逆効果でしょう。まあ、島田がバカなのはわかりきったことで、問題はこんなバカを副会長にして恥じない巣くう会とそれを容認する拉致被害者家族会でしょう。

安重根「烈士」が現代に甦れば、慰安婦虚像の設置などにうつつを抜かさず

 島田の主張とは異なり、愛国者・安が今、生きてれば「河野談話撤回論」で韓国人を侮辱する安倍は絶対に許さないでしょうね。まあ、今の時代に暗殺はさすがにしないでしょうが、激しい批判は絶対にするでしょう。


■在米韓国人が「朴槿恵批判広告」で内紛
http://island3.exblog.jp/22604055/
 「セウォル号事件は朴氏の責任だ」として批判広告を出そうとする在米韓国人もいれば、理由(「今は政治休戦して問題解決に取り組むべき」「朴氏は頑張ってる」など)はともかく、それに賛同しない在米韓国人もいると言うだけの話です。でそれが何だと言うんですかね。「朴氏は無責任だ、大統領を辞めるべき」「いや頑張ってる」「朴氏がやめた方が韓国の国益にも日本の国益にもかなう」「いや辞任されたら国益がむしろ害される」とか島田が言うならまだわかるんですけどね。

内輪もめで、反日に割くエネルギーが減る分には、結構なことだ。

こういうの「内輪もめ」というのか。日本や欧米だって「政府に批判的な人間もいれば、好意的な人間もいる」。国民皆が与党支持なんてあるわけもない。たとえば「共産党の安倍批判」や「共和党オバマ批判」は別に「内紛、内輪もめ」じゃないわけです。
 そして「こんなことで反日に割くエネルギーが減る」わけもない。

*1:わざわざ「一部」と書いて矮小化しようという当たりがせこい。

*2:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*3:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政務調査会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相などを歴任。現在、第二次安倍内閣法相

*4:小泉内閣国交相自民党幹事長(谷垣総裁時代)などを経て現在、第二次安倍内閣環境相

*5:福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政務調査会長(谷垣総裁時代)などを経て現在、自民党幹事長

*6:西岡の慰安婦関係著書として『日韓「歴史問題」の真実:「朝鮮人強制連行」「慰安婦問題」を捏造したのは誰か』(2005年、PHP研究所)、『よくわかる慰安婦問題』(2007年、草思社

*7:レーガン政権国防次官補、ブッシュjr政権国務副長官を歴任

*8:さすがの増元も「米軍特殊部隊で拉致被害者を救出して欲しい」とは言わないわけです。

*9:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*10:村山内閣科学技術庁長官、野田内閣文科相を歴任

*11:森内閣環境相

*12:橋本内閣文相、森内閣文科相、第1次安倍内閣外相、福田内閣官房長官などを歴任

*13:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第1次安倍内閣外相などを歴任。現在、第二次安倍内閣財務相

*14:理念、知性だって野田氏の方が上と俺個人は思いますが

*15:こういう非常識な罵倒ができるあたりがさすが島田です。

*16:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*17:まあ、「法改正」というのはもはや「一般用語化」して評価を含まない気もするが赤旗などは誤読を嫌って「改定」を使い、場合によっては「改悪」と言う表現も使う

*18:スーザン・ライス氏のこと。アフリカ担当国務次官補(クリントン政権)、国連大使オバマ政権)を経て現在、国家安全保障問題担当大統領補佐官

*19:バカだから矛盾してる事に気付かないのか、気付いた上で強行方針、つまり「ワーキングプア撲滅や少子化克服の意思がない」のかはともかく、実にふざけた話です

*20:いい加減何故島田が「共産国家・中国」を一般には「反共主義」と理解されるナチスと表現するのか、中国以外の共産国家(旧ソ連、東欧など)もナチスなのかまともに説明して欲しいものです。

*21:そんな軍拡をしたら中国も対抗して軍拡するだろうという常識は島田にはないようです

*22:著書『民主党アメリカ・共和党アメリカ』2008年、日本経済新聞出版社)、『アメリカは本当に「貧困大国」なのか?』(2010年、阪急コミュニケーションズ)など

*23:オバマ政権国務長官

*24:当選時には新鮮な政治家だったオバマももはや「エスタブリッシュメント扱い」されてるわけです。

*25:それが「オバマ大統領誕生時」にはオバマだったわけです

*26:ただしあくまでも「島田の紹介に寄れば」です。英文をそのまま載せられても俺のような英語音痴は訳がわかりません

*27:水責め拷問の「ニュースピーク的表現」のこと。

*28:そもそもそんなに原発テロが嫌なら脱原発すればいいのですが。テロがなくても原発が危険な事は福島事故でわかったはずです。

*29:なお、クマラスワミ報告への反論です

*30:アーカンソー州司法長官、州知事を経て大統領

*31:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、自民党幹事長代理(竹下総裁時代)、幹事長(宇野総裁時代)、海部内閣蔵相、村山内閣通産相などを経て首相

*32:鈴木内閣官房副長官、宇野内閣総務庁長官、海部内閣防衛庁長官自民党政務調査会長(小渕総裁時代)、総務会長(森総裁時代)などを歴任

*33:関係者のうち、橋本首相(享年68歳)、池田外相(享年66歳)は不幸にも若死にし、既に墓場に行っていますが。橋本、池田氏が存命ならば「何故反論が幻になったのか、国会に橋本、池田を証人喚問か参考人招致しろ」などと産経が悪口雑言吐いてたんでしょうか。まあ、安倍もそんなことは国内外の反応が怖くてやれないでしょうが。結局「河野洋平官房長官の証人喚問or参考人招致」もやりませんでしたし。

*34:東久邇、幣原内閣外相を経て首相

*35:アイゼンハワー副大統領退任後の1962年当時は政界を事実引退していた。

*36:テキサス州知事を経て大統領。

*37:クリミア問題は湯浅的には大目に見るようです。

*38:ただその日本共産党集団的自衛権容認論批判においては当然ながら日米安保容認の保守とも共闘しています。また共産党の反米はその是非はともかく、当然ながら島田のような「打倒中国共産党」「日本企業は中国から撤退せよ」のような非常識なものではなく「米国に批判せざるをえないところがあるから批判する、もちろん断交など非常識な事は考えていない」というずっと常識的なものです。

*39:「今後に注目したい、安倍さんなら成果を上げると信じるが」と言うコメントはしていましたが、これは再調査合意への具体的コメントとは言えないでしょう。

*40:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*41:ボールドウィン内閣保健相、財務相を経て首相。首相退任後も枢密院議長。

*42:細川内閣防衛政務次官公明党参院国会対策委員長参院政策審議会長、政務調査会長などを経て公明党代表

*43:公明党の反対はどこまで本気か怪しい代物ですが

*44:たぶん安倍ですらそんなことは怖くて出来ないでしょう。

*45:もちろんそんな馬鹿な事は安倍ですら国内外の批判が怖くて出来ないでしょう。米国だってそんなことはしたくないでしょう

*46:島田も「批判派が命名した」と書いてるようにこの命名はもともとは「SFの世界ではあり得ても現実的に『純粋に技術的な意味で』実現可能か疑問。実現可能だとしても莫大な金がかかって非効率」という意味だったわけです。

*47:それはどうですかね?。批判派の多くは「SDIは非現実的構想」と見なしてたわけですから。

*48:もちろんこれは島田の主張に過ぎませんが。島田のような反共の立場からも「SDとソ連崩壊は関係ない」と言う主張はされるわけです。つうかむしろ反共の立場だと「放って置いても非効率的なソ連体制など崩壊する」という見解が主張されてもおかしくないでしょう。

*49:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相を経て首相

*50:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官などを歴任

*51:小泉内閣経産相農水相麻生内閣財務相を歴任。

*52:著書『従軍慰安婦』(1995年、岩波新書)、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(2010年、岩波ブックレット)など

*53:第2次安倍内閣行革担当相

*54:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長などを歴任

*55:小泉内閣総務大臣政務官、法務副大臣などを歴任。

*56:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政務調査会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)を歴任。

*57:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*58:なお、荒木や西岡、島田らは「宇出津事件直後から日本政府は拉致を知っていた」と言っています(当時は福田政権)。であるならば荒木らの理屈では中曽根政権外相の晋太郎は拉致で非難されて当然ですがそのあたりどう考えてるのか?。と聞いてもまともな答えは返ってこないでしょうが

*59:なお、25%と言う数字自体は事実でしょう、まあ、中国に貿易を人質に取られて下手に政治的揺さぶりをかけられたり、あるいは「中国の不況が韓国経済を直撃しない」よう、25%というパーセンテージを減らす決断を韓国政府が仮にしたとしても島田の妄想するような反中国路線を韓国が取るわけもないし、そんな反中国路線は世界のどこの国もとらないわけですが

*60:小生うかつにも確認していませんでしたがボコ・ハラムの拉致理由はそういうおぞましい代物のようです

*61:国際社会、特に米国の批判が怖くて撤回できない、しないでしょうが

*62:橋本内閣運輸相、自民党幹事長(森総裁時代)などを歴任

*63:中曽根内閣官房副長官、宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党政務調査会長(橋本総裁時代)、幹事長、副総裁(小泉総裁時代)を歴任

*64:村山内閣自治相・国家公安委員長小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)を歴任。

*65:小渕内閣郵政相、福田・麻生内閣食品安全等担当相を経て現在、自民党総務会長

*66:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相

*67:1861年プロイセンと修好通商条約が締結されてから2011年で150年目

*68:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相などを経て首相

*69:小泉内閣財務相福田内閣国交相などを歴任