ペマ・ギャルポのトンデモぶりが笑える・パート8(追記・訂正あり)

  新たにエントリを書くのが厄介なので、ペマ以外のチベットネタ、中国ネタも書いています。
ダライ・ラマ法王の死を待つ中国
http://pemagyal.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-1cae.html

 一九五〇年、中国はチベット人民解放軍を送って侵攻、一九五一年には中国の一部になるよう求める「十七条協定」を押し付けてきました。これは、国際的に見れば、“侵略”以外の何物でもない。

 この理屈だと韓国併合も立派な侵略でしょう*1が、その点は日本ウヨに媚びて「韓国併合は問題ない」と言うバカがペマです。
 それにしても「独立を希望してない」はどこへ行ったんですかね?。「アレは侵略だしできれば独立したいが、譲歩して自治権充実にとどめておく」つう話なのか。そう主張することの論理的、道義的是非はともかく、「政治的には明らかに有害」だと思います。こんな事言われて中国が交渉したがるとも思えない。

 たしかに、昔に比べてチベット経済は発展しました。飛行場をはじめ、電車、道路などのインフラも整つたのは事実です。しかし経済発展、インフラの恩恵を受けているのは、中国から来た大量の移住者や軍の関係者、チベットの行政にかかわっている人間だけ。一般のチベット人には関係のない話なのです。

 さすがに「一般のチベット人には関係のない話」てことはないでしょう。「漢民族の政府高官などに比べて恩恵が薄い」などというならまだしも。

 五月二十三日に行われた「日中友好交流大会」で、習近平が行った演説にも許せない一節がありました。
「(ボーガス注:南京事件否定論張作霖暗殺コミンテルン陰謀論大東亜戦争アジア解放論などで)日本軍国主義が犯した侵略の罪を隠したり、歴史の真相を歪曲したりすることは許されない。日本軍国主義の歴史を歪曲し、美化しようとするいかなる言動も、中国人民とアジアの被害国の国民は決して許さない」   

 何が許せないのか。全くの正論じゃないですか。「中国はチベットを侵略した(ペマ)」なんてことはここでの習主席の指摘の是非と全然関係ない。ペマのやってることはネオナチのホロコースト否定論を非難するイスラエル政府関係者に、ネオナチが「パレスチナ人を虐殺するユダヤ人が偉そうな事抜かすな」というくらい馬鹿げています。ホロコースト否定論の是非と「イスラエルパレスチナ政策の是非」が関係ないのと同様、「日本の侵略矮小化(例:南京事件否定論)の是非」と「中国のチベット政策の是非」は関係ありません。
 むしろ日本ウヨにこびへつらうペマが公然と南京事件否定論河野談話否定論を支持してることや「そんなペマをダライ一味が黙認してること」の方がよほど俺には許せない。

 中国当局は二〇〇七年、法王をはじめとする活仏の高僧が、生まれ変わりの子供を探して後継者に選ぶチベット仏教の伝統「活仏転生制度」に介入し、法王の後継者選びは当局の認定を受けなければならない「チべット仏教活仏転生管理弁法(規制)」をつくりました。
 無神論共産党が活仏転生にかかわるのですからおかしな話なのですが、偽の後継者を仕立てれば、チべットだけでなくチべット仏教の国、モンゴル、ロシア領内のカルムイク共和国ブリヤート共和国などを掌握できる。

 おいおいです。中国もモンゴルだのロシア領内の共和国だのにまで介入する意志はないでしょう。

この法律に対抗するため、法王は 「自分が最後のダライ・ラマかもしれない」との発言をし始めました。

 ダライ発言の理由の一つはそういうことですよね。あとは「非人道的、非科学的で時代錯誤だからやめた方がいい」か。
 ただ「私が最後のダライだ」といえない辺り、ダライ一味内部にも「転生霊童がやりたい」つう人が未だにいるわけです。

 あまりに恐ろしいことで口に出すことも憚られますが、中国はいま、ダライ・ラマ法王が他界するのを待っています。
 中国が二〇〇九年から亡命政府との正式な対話を打ち切ったのも、法王が亡くなるまでの時間稼ぎが目的でしょう。法王がいなくなれば必然的にチベット亡命政府が瓦解すると考えているのです。

 「交渉妥結の余地*2がなければ」対話は打ち切るほかないですが、打ち切りにはペマの言う要素はあるかも知れません。

 中国には昔から囲師必闕((ボーガス注:いわゆる「窮鼠猫を噛む」で大ダメージを受ける恐れがあるので)必ず逃げ道を開け、窮地に追い込んだ敵には攻撃をしかけてはならない)という言葉があります。昔の中国には、まだこの言葉が生きていました。
一九五九年、ダライ・ラマ法王がチベットからインドに逃れた時のことです。途中のヒマラヤ山脈を越える時に、ヘリコプ夕ーに乗った中国の追っ手が法王を発見した。追っ手は毛沢東に「発砲の許可をください」と言うと、毛沢東は「放っておけ。いずれ餓死する」と、追い詰めることができたにもかかわらず、見逃しました。
ですが習近平体制になって以降、それが変わってきている気がしてな りません。

 習主席を非難するにおいて結果的に毛沢東を持ち上げてる辺りが面白い。

習近平が就任してから掲げている 「中国の夢」はかつて中国が直接的、 間接的に影響を及ぼした地域、国を取り戻すことです。その夕ーゲットのなかにはもちろん、日本の沖縄や尖閣諸島も入っている。

冗談も大概にして欲しい。いつ中国が政府方針として「沖縄返還」なんか日本に求めたことがあるのか。


■I濱女史に突っ込む

 何か(ボーガス注:勤務する早稲田)大学からこれのお知らせ来たんだけど、50周年て去年だよね。アレ*3でのびたんだろうけど51周年*4って正しく書こうよ
■「東京国立博物館 - 展示 日本美術(本館) 日韓国交正常化50周年記念 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1792

 そう言うどうでもいい、くだらないところに突っ込まなくていいから。突っ込むのなら「何故昨年できなかったのか、やはり安倍政権の歴史修正主義のせいでしょうか。日本人として韓国民に申し訳ない気持ちで一杯です」とか書けよ。あるいはこの仏教美術展示を「自称、チベット仏教愛好家として見に行きたいのか」どうなのか書けよ。
 まあマジな話、産経新聞並みの極右らしいI濱女史とその同類、類友(例:女史の夫や弟子)にはそういうまともな物言いは何一つ期待していませんが。こういうバカがチベット支援者なんだからチベットに明るい未来がないのも当然でしょう。


■リベラル21『オバマに振り回された』(小原紘)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3598.html
 リベラル21に以前、悪口した小生ですが、今回は褒めておきます。

 ノーベル平和賞を受賞したオバマが今回も美しい言葉で理想を語ったが、私には詐欺まがいの悪い冗談に聞こえた。世界各地で行っている戦争は「平和」のためだと主張してきたアメリカ大統領に戦争の悲惨さを語る資格はあるのか。

 全く同感です。

 中国が嫌いな日本人が多い。
(中略)
 アメリカのシンクタンク「ピュー・リサーチセンター」が2014年に実施した世界各国の中国に対する「好き嫌い」をまとめた調査がある。それによると日本人の「中国嫌い」が突出していることに驚かされる。
 世界平均では中国好きが55%、嫌いが34%である。つまり世界の過半数の人たちが中国を好ましい国と考えている。日本人からすると「ビックリ」する結果なのだ。
 「領土的野心」「一党独裁」「人権問題」「環境問題」「反日感情」など、わが国の中国に対する批判は枚挙にいとまがないが、「価値観」が違うとされる欧米諸国、韓国、フィリピンでも37%から40%後半が「好き」と答え、インドネシア、マレーシア、オースラリアでは60%以上が「好き」と答えた。アフリカ、中南米諸国では断然中国大好き*5となっている。
 日本人の9割以上が「嫌い」というのは異常な数字である。9割もの人が同じ意見なら日本国内では「常識」なのかも知れないが、この常識は国際的に通用するだろうか。貿易相手国として過去10年中国は第一位である。そんなに嫌いな相手なら「商い」はやめたらどうかと云いたくもなる。

 この調査結果がどこまで信用できるかと言う問題はありますが最近の「日本での反中国本の蔓延」を考えると「日本でアンチ中国が増えてる」のは事実なのでしょう。ただしそれは小原氏が言うように非常識きわまりない愚行です。


■リベラル21『霜を踏みて堅氷に至る:習近平政権の言論統制』(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3605.html

以上の研究者に対する処分理由を見ると、中共の公式見解以外の議論を許さないという論理だが、これでは社会科学・人文科学研究の新成果は期待できない。

以前id:Bill_McCreary氏が
■基本的に、理数系の学問振興と政治体制・民主主義の程度は関係ないと思う
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/22346c83316572e990e53822bba215d4
と阿部氏を批判しましたがそうした批判は他からもあったのでしょう。

社会科学だけではない。科学・技術の分野でもこれでは定説を越えた新学説が生れにくい。伝統的芸術の革新もできない。

という以前の主張が「社会科学・人文科学」に限定されています。まあ社会科学・人文科学でも「現体制に批判的な立場の政治学、経済学、歴史学」ならともかく、たとえば政治性のない「夏目漱石研究」なんかは別にタブーもないでしょうが。
 なお、歴史学について言えばたとえば「今でもインドネシアでは930事件の研究はタブーに近い」「日本でもウヨが南京事件慰安婦を否定したがってる」など色々あって何も中国限定の話でもありません。

馮イは近現代史研究に日本人研究者の研究成果・資料を取入れたことを非難されている。これによって彼は“盧溝橋事変”勃発のいきさつ、日本軍による捕虜殺害、靖国神社への民衆と政府の参拝などについて、公式の歴史とは異なる独自の見解を示した。

 何故か阿部氏は馮イの何が「公式の歴史と異なる見解」、「日本人研究者の成果を取り入れた」のか、説明してないので評価しようがない。
 仮の話ですが「“盧溝橋事変”勃発のいきさつ、日本軍による捕虜殺害、靖国神社への民衆と政府の参拝」について産経新聞のような「日本免罪の詭弁をはいた」のなら非難されて当然でしょう。
 日本人研究者の成果も後で阿部氏が名前を出す「井上久士、江口圭一、内田知行氏」なら問題ないでしょうが「東中野修道南京事件否定論」「秦郁彦慰安婦否定論」なんかだったらこれまた非難されて当然です。
 何で阿部氏は詳しい説明をしないのか。「詳しい説明など必要ない、中国政府の非難は間違ってるに決まってる」とでも言いたいのか?

 (ボーガス注:党中央によって?)国共内戦期の英雄とされた董存瑞(1929〜48)や劉胡蘭(1932〜47)は民族英雄ではない。

 こういう事を言えば党中央から非難されるだろう、つう事はわかりますが「俺のような中国素人」にはそれ以上のことは何も分かりません。
 阿部氏も「董存瑞や劉胡蘭」なんて説明も無しに読み手が理解できるかどうか少しは考えたらどうなのか。つうかリベラル21もこのまま載せるとかふざけるのも大概にして欲しい。

 さらに彼は中共陝西省北部でアヘンを栽培しこれを売ったと語った(ボーガス注:為に党中央から非難された?)。これは中国革命史の影の部分であり、中共にとっては隠しておきたいところだ。
だが日本では研究者(たとえば井上久士、江口圭一*6、内田知行*7など)によって、その事実はとうに明らかにされている。アヘン栽培と取引は日本軍もやったし、国民党もやった。

 江口氏の研究とは『日中アヘン戦争』(1988年、岩波新書)でしょう。井上氏や内田氏の研究成果は分かりません。井上氏や内田氏の過去の著書のどれかでしょうが、阿部氏も著書名ぐらい上げて欲しいんですけどね。
 なお江口氏については
■思いつきのメモ帳『日中アヘン戦争
http://d.hatena.ne.jp/yasugoro_2012/20140511/1399817988
■永井和*8のホームページ『江口圭一論』
http://nagaikazu.la.coocan.jp/works/eguchi.html
を紹介しておきます。
 日本軍がアヘン栽培やったことは「詳細は知らないまでもそうした事実があったこと」は知ってますが「国民党や共産党もやってた」てのは本当なのか?。まあ、こんなことで阿部氏も井上氏らの名前まで挙げてデマ飛ばさないとは思いますが。
 なお、井上氏や江口氏、内田氏は勿論「日本軍の侵略を批判する立場*9」ですのでそうした研究成果は勿論「国民党や共産党もやってたんだから日本軍がやって何が悪い」という日本免罪のためではありません。と同時に阿部氏の指摘が事実なら、井上氏らは「国民党や共産党の暗部を指摘している」から彼らは別に「共産党や国民党の手先」ではないわけです。まあこんな事は今さら説明するまでもないことですが。
 なお、「共産党のアヘン栽培は既に否定できない事実だ、馮イを非難するな」と中国共産党を非難する阿部氏ですがそれですめば苦労しません。多分日本ウヨや国民党関係者も「栽培してましたよね」と面と向かって聞かれれば「失礼な事を言うな、栽培なんかしてない」つう人間は結構多いのではないか。
 つうか「東京裁判で裁かれた南京事件」「ニュルンベルグ裁判で裁かれたナチホロコースト」すらその存在を否定しようとする「歴史修正主義極右」て人種がいますからね。なかなか厄介です。


■リベラル21『六四・天安門事件記念日に想うこと』(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3600.html

 私は大量殺害を実行した中国共産党中央の強硬派幹部はまもなく失脚すると思ったが、そうはならなかった。中国事情がわかっていなかったのである。

 阿部氏の「強硬派幹部の失脚」が何を意味するか分かりません(さすがにトウ小平*10の失脚ではないと思いますが)
 しかし、天安門事件の結末が単純な「強硬派の勝利」でなかったことは、解任された趙紫陽*11党総書記の後釜が「江沢民*12上海市党委員会書記(市長兼務)」であることで明白でしょう。
 トウ小平は「趙紫陽を解任した後釜」に政権中央保守派の代表・李鵬*13首相などをつける気になれず、もちろん趙のようないわゆる改革派など論外であり、そこで「趙や学生に批判的だが、李鵬ほど保守派ではない中間派」「地方幹部であり天安門事件に直接の関与はしてない」江沢民氏に「後釜の椅子」がやってきたわけです。

 趙紫陽は学生に対し、(ボーガス注:政府内部の強硬派をなだめるためにもソ連共産党書記長)ゴルバチョフの中国訪問中はデモを中止するよう要請したが、学生運動指導者はそれを受入れることができなかった。参加者のなかの強硬派が拒否したからである。

 学生側、政権側の強硬派がお互いに引かないことで天安門事件という全面対決が起き、趙も失脚します。

 作家戴晴*14らが当局の出方に危機を感じて、学生に対し、当局には学生運動を愛国民主運動と認めさせるから天安門広場から撤退するようにと勧めたが、ダメだった。北京の学生指導部も天安門から引き上げるように提案したが、地方から来た学生たちに拒否された。

 おやおや?、ですね。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/189628.html
 天安門事件の際、最後まで、天安門広場に残り、学生たちを安全に撤退させた劉暁波*15
 その非暴力主義が高く評価され、ノーベル平和賞を受賞した劉氏

などが指摘する事態であったと俺は理解し、天安門事件はいわゆる天安門広場以外で起きた(広場からは学生が撤退したので)と俺は理解していますが違うのか?

 文化大革命以後の40年を見ると、中国の経済は躍進した。軍事も増強した。だが辛亥革命や五四運動の観点からすれば、民主と人権の歴史はあきらかに後退した。

 いや辛亥革命や五四運動の時代と比べたら今の方がさすがに「民主と人権」は向上してるでしょう。


■リベラル21『安倍政権とどう戦うか:護憲を前面に』(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3596.html
 護憲派の小生ではありますがマジな話、「護憲がどうでもいい」とは言いませんがむしろ「アベノミクスの失敗」「安倍政治による福祉切り捨て」といった「生活に密着するネタ」のほうを前面に出すべきじゃないか。まあ正確に言えば「安保外交、福祉、経済など全方面にまんべんなく攻撃を仕掛ける」のが適切でしょうが。

(ボーガス注:消費税)増税延期によって社会保障はうすくなるが、与野党とも子育てや老人介護の財源について語らないところが妙である。

 阿部氏とリベラル21がこの程度の低能だったのかと思うとげんなりします。消費税増税すれば福祉に使われるのか。「3%→5%に」「5%→8%に」消費税率が上がったときに福祉は向上したのか。そんな事実は過去にないわけです。赤旗が指摘するように同時期に法人税減税が行われてるから「消費税増税の全てが法人税減税の穴埋めではないにせよ」そう言う要素が大きいことは確かでしょう。少なくとも福祉のための増税でないことだけは確かです。
 増税イコール消費税増税なのか。そんな事実もないわけです。所得税法人税相続税、固定資産税、酒税、たばこ税、さまざまな税がある。
 また「福祉財源をどうするのか」という問いに日本共産党は『語らない』どころか、「消費税以外にもさまざまな税がある」「もっと大企業や高額所得者から税を取るべきだ」といってるわけです(米国のサンダースも似たような事言ってますが)。阿部氏のようなバカには「バカは有害だから黙ってろ」と思いますね。こんなバカに投稿させて恥じないんだからリベラル21も実にレベルの低いメディアです。
 リベラル21はなくなった方が「世のため人の為」じゃないか(まあ、ネット限定ですらリベラル21にほとんど社会的影響力も知名度もないらしいことだけは幸いです。結局リベラル21って『阿部氏のような爺婆共の自慰行為』でしかないんでしょう)。
 つうかこれのどこがリベラルなのか?

 日本に対する主権侵害*16の危険は中国や北朝鮮*17にはないという志位委員長の発言である。これは東シナ海*18南シナ海問題*19や核ミサイル・拉致問題を抱えている現状ではたわごとにしか聞えない

 頭痛がしてきます。本気で阿部氏は中国や北朝鮮、特に「経済力や軍事力で大いに日本に劣る北朝鮮」が日本攻撃してくると本気で思ってるのか。「北朝鮮の日本攻撃」は「フィリピンやキューバの日本攻撃」位あり得ない話でしょう。北朝鮮のミサイルは「是非はともかく」あくまでも「瀬戸際外交用」「防衛用」であって「攻撃用」ではありません。またミサイル攻撃する場合、日本より先に韓国に撃ってくる*20と思いますけどね。
 中国にしたって日本に撃つより台湾に撃つ*21んじゃないか。
 つうか志位氏のみならず「中国、北朝鮮脅威論」を煽ってるウヨだってある程度まとも(?)な連中は「故意に反中国、反北朝鮮デマを放言してる」のであって、本気で攻めてくるなんて思ってないでしょう。つうか下手に中国脅威論なんか煽ったらそれこそ「中国人観光客の減少→日本経済のダメージ」が危惧されますがその程度の常識も阿部氏にはないようです。もちろんその程度の常識があるからこそ志位氏は中国脅威論など煽らないのでしょうが。
 つうか軍事的脅威というなら中国や北朝鮮より「全盛期のソ連」の方がよほど恐ろしかったと思います。そのソ連だって在日米軍自衛隊を敵に回して日本に攻め込もうなんて思わないわけです。
 戯言は志位氏ではなくこの人の方でしょう。別に共産党批判するなとか、中国、北朝鮮批判するなとは言いませんが「自称護憲派」でこの珍論とはレベルが低すぎます。
 浅井基文氏*22が「日本の自称護憲派北朝鮮、中国脅威論を唱える人がいるのにはうんざりする。そんな軍事的脅威は存在しない。メリットがない以上両国はそんな軍事攻撃はしない(北朝鮮の場合はそれ以前にそんな能力もないだろう)。存在しない脅威に怯える護憲派など全く信用できない」と嘆いたのがよく分かります。
 プンワンの本を読んだ*23ときはここまでバカだとは思わなかったんですけどね。むしろ「プンワンのような人間がいるんだから解放前チベットは天国のわけがない、チベット支持者は異常な解放前チベット美化はやめろ!」という賢明な方かと思っていたんですけどね。俺の「美しい勘違い」だったようです。
 阿部氏はid:MukkeやI濱女史同様に「単なるチベットおたくでアンチ中国」に過ぎずろくな知性、品格の持ち主ではないようです。
 こういう「阿部氏やI濱女史、id:Mukkeのような」レベルの低い反中国バカしか「日本の自称チベット支援者」にいないんだからダライラマ一味が着実に「滅亡一直線」「衰退一直線」なのもまさに「ダライ一味及び日本の自称チベット支持者」の自業自得と言うべきでしょう。
 阿部氏らには「有害無益な(あるいは無能な)自称チベット支持者」の称号を謹んで授与したいと思います。
 ダライ一味と「阿部氏らダライ一味の類友」の一日も早い政治的滅亡を強く希望するとだけ最後に書いておきます。


■産経『仏化粧品ロレアル、香港でピンチ 民主派歌手の公演を圧力で?中止、不買運動広がる』
http://www.sankei.com/world/news/160608/wor1606080055-n1.html

 フランスの化粧品大手ロレアルのブランド「ランコム」が、香港で民主派女性歌手のコンサートを中国の圧力で中止したとして、香港中心部で8日、数十人がロレアル製品の国際的な不買運動を呼び掛けるデモを行った。
 デモを主催した民主派団体などによると、ランコムは香港の人気女性歌手何韻詩(デニス・ホー)さんを招いて販売促進のためのコンサートを19日に予定していた。しかし中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報が4日、何さんは「香港独立とチベット独立の支持者」だと主張し、広告に起用すべきではないと批判。ランコムは5日にコンサートを中止した。ランコムは「安全上の懸念で中止を決定した」と発表した。
 何さんは、2014年に学生らが約2カ月半にわたって幹線道路を占拠した民主化要求デモ「雨傘運動」の支持を表明し、最大拠点に最後まで座り込み逮捕された。また先月には、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と面会していた。

 「販促イベント」ですからね。別にロレアルはホーさんの政治意識に同調してるわけではない。中国の圧力は勿論、酷いとは思いますが、不買運動するのも話が違うような気がします。
 大体そんなことしてもあまり影響ないでしょう。


■ニュースフィア『ダライ・ラマの「難民は最終的に祖国へ」発言が物議』
http://newsphere.jp/world-report/20160606-1/

 ダライ・ラマ14世がドイツの新聞社から受けたインタビューの内容が、欧州で波紋を広げている。このインタビューの中で、ダライ・ラマ14世はドイツの難民問題に言及。「難民の数が多すぎる」「倫理的な観点からも、難民は期間限定でのみ認めるべきだと思う」と自身の見解を述べた。

 この記事が事実なら、「ではまず、隗より始めよ、つうことで模範として『自称チベット難民』ダライ一味の皆さんがインドを出てって中国のチベット自治区にお帰りになったら?。いつまでインドにいれば気が済むんですか?」「事情があってチベットに帰れないんだ?。ふーん(棒読み)。そう言う人が他の難民の事情を無視して、『自国に帰れ』とか抜かすわけですか?。矛盾してるとは思いませんか?。そんなにあなた方チベット人ってバカで自分勝手ですか?(毒)」などと思うのはオレだけではないでしょう。つうか道徳的にどうこう以前にダライは政治センスがなさすぎでしょう。
 「こういうダライの暴言を欧州の人権派、左派が支持するのか?」。支持するとも思えない。
 「難民(例:シリア難民)を差別する排外主義連中は何故かチベット難民だけは差別しないのか?」。そんな都合のいい話はないでしょう。
 まあ、id:Mukke先生やI濱女史らダライ支持者が「この記事*24は事実誤認だ!」とでも「確かに事実誤認だと信用できる証拠付で」おっしゃるのなら、以上のダライ一味に対する否定的見解は修正しますが。

 チベット出身のダライ・ラマ14世は、1959年に中国軍の侵略から逃れるためインド北部ダラムサラへ亡命*25。その後祖国に一度も帰っていないため、彼自身もある意味“難民”であると複数メディアで紹介された。そして、難民であると同時に(ボーガス注:ノーベル平和賞受賞者にして宗教家と言う事で)“人道主義の象徴”的な人物でもあるため、今回の発言はことさらに注目を集めたようだ。

 そりゃインドに亡命した難民のダライが、手前らはチベット自治区に帰らないでいつまでもインドに居座ってる癖に他の難民に向かって「自国に帰るべき」とか言えば批判されるのは当然でしょう。しかもこんな暴言吐いてるのが「一応、宗教家」「一応、ノーベル平和賞受賞者」ですからね。「エー、ダライラマってそんなにバカでクズなの?」とびっくりする人もそりゃ出てくるでしょう。
 まあ俺は「さすがオウム真理教から多額の現金を受け取って、おべっか言ったあげく、謝罪もしない人はすごいですね!。改めてダライ先生のクズさ、低劣さにため息が出ました」としか思いませんが。

 一方、英インデペンデント紙に寄稿したJessica Brown氏は、「難民問題についてのショッキングなコメント」というタイトルで批判。「私自身ダライ・ラマ14世の大ファンだが、このようないい加減な排外主義を受け入れる前に慎重に再考しなければならない」と訴えた。同記事には、難民の子供たちの悲痛な写真が11枚掲載されていた。
 インデペンデント紙にも多数のコメントが寄せられ、賛成派と反対派が言い争う一幕も。そして中には、激しい怒りに満ちた意見もあった。
・「一体誰が彼のことを“人道と情けの象徴”などと言ったのか?。メディアだ!。彼はただの人間で、神権政治のトップだ」
・「なぜ彼のような人間のことを人々がこれほどまでに信用するのか、私には全くわからない」

 「神権政治のトップ」云々とは、ダライの暴言に怒り心頭に発したことが伺われる発言です。
 ぜひid:Mukke先生らチベット支持者の皆さんにはこの記事について「私の調査ではこのような発言は猊下はしていない、デマ記事だ、抗議し撤回させたい」でも「確かにこのような発言を猊下はしたようだ。問題発言であり一チベット支持者として謝罪したい。チベット亡命政府にも苦言を呈したい」でも、何でも結構ですので「チベットの名誉を守るため」何か意見表明することをお勧めしておきます。たぶん何もしないでしょうが(毒)。


ダライ・ラマ法王日本代表部事務所チベット亡命政権の主席大臣が2期目の就任』
http://www.tibethouse.jp/news_release/2016/160605_Sikyong_160528.html

 センゲ氏は演説の中で、次のように述べた。「今後50年で中国は変わるでしょう。変わらざるを得ないのです。そしてそのときチベット民族は基本的な自由を手にすることになります。今後の50年にわたって私たちの信条を強め維持していくために、その戦略を策定することが不可欠です」

 「首相任期は5年だけど」『今後50年のプランを作る』んだそうです。
 つまりは「50年かかっても成果出るか分からない」、「当然、ダライ猊下生前に全て解決するか分からない(今80歳のダライが50年も生きるわけないですから)」と覚悟してくれ、つう話です。つうか後50年後といったら今「アラフォーの小生(その頃は80〜90歳代)」だって下手したら死んでますからねえ。まあ長生きはしたいですが70歳代でなくなる方もいますし。

 また、チベット仏教の最高指導者である法王に対し、選挙活動中に法王が求める高い道徳レベルに見合わない言動があったことについて謝罪した。

 まあ皮肉言えばたぶんそんなに高いレベルは要求してないでしょう。「トランプみたいなネガキャンは止せ」とかそのレベルでしょう。


■台湾新政権誕生と中国政府の挑発
http://pemagyal.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/259-b58b.html
蔡英文が総統選当選後、中国が「ガンビアと国交樹立したこと」を「挑発行為」呼ばわりするペマです。
 もちろん「中国との距離を置こうとしている蔡政権」に対する牽制ではあるでしょう。そうした中国の行為が外交上適切かどうかも議論の余地があるでしょう。
 とはいえ「中国が台湾と国交を結んでる国ガンビア」をうまくたらしこんで「台湾との国交は断絶させ」「『一つの中国』を飲ませて国交樹立すること」は少なくとも「挑発行為呼ばわり」して否定されることではないでしょう。台湾と国交のある国を中国側が「ガンビアのように」うまーく台湾から引き離していくことは中国の自由です。まあ、馬政権時代はそう言うこと自重してたんでしょうけどね。
・それに「ガンビアの話」とは逆に「台湾が中国と国交のある国に中国との国交を断絶させ台湾と国交を結ばせる*26」というケースならペマは「台湾による中国への挑発」とは言わないのでしょうしね(苦笑)。
・また「この機会に、蒙蔵委員会を新政権は廃止して欲しい」というペマです。蒙蔵委員会でググっても記事がヒットしないので現状どうなのかよく分かりませんがそれはさておき。
 「蒙蔵委員会」の存在で分かるように「中華民国時代から中国は西蔵チベット)を領土扱いしていた」わけです。

参考
日経新聞「中国とガンビア、国交樹立 台湾けん制」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM17H6N_X10C16A3FF2000/
産経新聞「中国がガンビアと国交回復 台湾との「外交休兵」一転、蔡新政権に圧力」
http://www.sankei.com/world/news/160317/wor1603170064-n1.html
毎日新聞「中国、ガンビアとの国交回復」
http://mainichi.jp/articles/20160318/k00/00m/030/153000c
人民日報
■中国がガンビアと国交回復
http://j.people.com.cn/n3/2016/0318/c94474-9032255.html
■中国とガンビアが国交回復 外交部「ガンビアは前提条件なし」
http://j.people.com.cn/n3/2016/0319/c94474-9032673.html

■蒙蔵委員会(ウィキペディア参照)
 台湾(中華民国)の政府官庁の一つ。中華民国の行政区分における蒙古地方と西蔵地方の管理、その他の各種関連事務を業務としている。
 蒙蔵委員会の起源は、1912年に中華民国が設けた蒙蔵工作処であり、さらには清朝の理藩院、理藩部にまでさかのぼる。蒙蔵工作処は1912年7月に蒙蔵事物局へと改編され、さらに1914年には蒙蔵院へと改編された。このような組織改編を経て現在の蒙蔵委員会が成立したのは1929年である。
 国共内戦の敗北にともない、1949年に中華民国政府が南京から台北へと移転すると、蒙蔵委員会は中国大陸における業務を遂行することが不可能となった。ただし、台湾政府が「中国の正統(合法)な国家」であることを自任し続け、中華民国による中国再統一に備えて国家組織を温存し続けたことから、蒙蔵委員会は存在し続けた。


■平和に貢献する安保法成立
http://pemagyal.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-f03a.html

彼ら*27が本当に戦争を回避したいのであれば、デモは中国大使館の前で行うべきではないかと思った。

 「安倍の戦争法が成立すれば自衛隊が世界中で戦争することになるかも知れない、たとえばISと戦闘することになるかも知れない」という批判へのペマ流反論です。そもそも戦争法批判派は「世界中で自衛隊が戦争をするかもしれない(中国限定ではない)」といってるのに何で「中国大使館でデモすればいい」なんて話になるのか。

9月3日の北京における抗日勝利70周年の軍事大パレード、9月3日チベットにおける自治区成立65周年の軍事大パレード。これらのパレードで最新式の兵器をこれみよがしに披露していたのは何を意味しているのか、あの反対集会の人々は考えたこともあるのか大きな疑問を感じた。

 少なくとも対外侵略(特に欧米やロシア、日本と言った軍事大国相手の戦争)を意味してないことは確かでしょう。別に「中国が立派だ」という話ではなく戦争はそう簡単にできるもんじゃありません。つまりあの軍事パレードは少なくとも戦争法の正当化根拠にはなりません。

 9月19日未明の参議院での採決後のNHKの田中記者による与野党のコメントの求め方も、その後のNHKの論説(ボーガス注:委員)級の人々のまとめ方も完全に偏ったものであったと感じた。

 番組を見てないので何とも言えませんが「籾井が会長のNHK」で「野党側に偏った番組」などあるわけもないでしょう。ペマのデマ屋ぶりには本当にうんざりします。

 実際私が法案通過後のアジアの反応を見たところ、NHKを含む日本の主要メディアと似た論評をしているのは中国くら いであったように思う。

 少なくとも韓国メディアも批判的な報道だったと思いますが。そもそも「中国の報道と共通してる」等と言い、中国の走狗であるかのように印象操作する辺りペマは本当にクズです。


■現在を反省すべき中国共産党
http://pemagyal.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-a157.html

8月15日、靖国神社境内において開催された「終戦70年若人の集い」に参列し たベトナムミャンマー、インド、バングラデッシュなどアジア各国の若者たち

 げんなりします。こういう連中は本気で靖国万歳ではなく日本ウヨに媚びてるだけでしょう。
 またこういう連中が「ベトナムミャンマーなどの多数派」でもないでしょう。いずれにせよペマらがウヨに媚びたところで国際政治的な意味で何がどうなるわけでもない。ペマらはウヨから金をもらってウハウハなのかもしれませんが。

かつて、日本が西洋の植民地支配からアジアの国々の独立のために大きな原動力を与えたように、今日のアジアの困難に関しても日本が独立国家としての尊厳を示したこと*28によって、新たなインスピレーションを与えられたという実感を持った。

 ばかばかしい。前半(日本が西洋の植民地支配からアジアの国々の独立のために大きな原動力を与えた)にせよ後半(安倍の反中国外交はアジアに支持されてる)にせよ事実ではないのだから呆れるほかありません。

日本がどんなに誠意を尽くしても納得いかない分子は国内外に存在する

 南京事件否定論だの河野談話否定論だののどこが誠意なのか。
 そして中国にせよ韓国にせよ「吉見義明氏」「笠原十九司氏」のような誠意を尽くす人間に対しては別に批判などしないわけです。


■リベラル21『文革思い出の断片』(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3555.html

私は1981年初めて中国へ行った。文革中も行きたかったが、日中友好協会だかに「文革支持」を誓わないと中国のヴィザは取れないので行かなかった。

 なるほど阿部氏が中国に敵対的な理由(その反動としてやたらダライ一味の不祥事に甘い理由*29)が大変よく分かりました。ただ、いい大人なんだからそう言うのはいい加減ゴミ箱にでも捨てたらどうなのか。大体今さらそんな恨み言を「個人ブログならまだしも」ただの「自称」とは言え『護憲・軍縮・共生を掲げる市民のメディア、リベラル21』に寄稿することに何の意味があるのか。恨み言が一体どう「護憲・軍縮・共生」につながるのか。まあこんな寄稿を許す方もどうかしてると思いますが。


■アジア自由民主連帯協議会『第19回講演会「チベット問題 真実と嘘のはざまで問題解決の新しいアイデアを提唱する」講師 チュイ・デンブン』
http://freeasia2011.org/japan/archives/4627
 報告の執筆者はいつも通り三浦小太郎です。
 結論を先に書いておけば新しいアイデアとは「旧ソ連や旧ユーゴのような連邦制」だそうです。つまりチベットは「中華人民共和国連邦(仮称)」の「チベット共和国(仮称)」にでもなるわけです。
 新疆ウイグル自治区内モンゴル自治区なども「新疆ウイグル共和国(仮称)」「内モンゴル共和国(仮称)」にでもなると。
 ただ中国は連邦制を否定しているので現実的アイデアとは言い難いでしょう(まあそれ以前にプンワンなどが一つの案として主張していたようなのであまり新しくもないのですが)。
 大体「自治権充実が目的」なら連邦制にする意味はないのであって「独立が目的か」と中国に疑われるのは確実でしょう。
 またこのチュイデンブン君、中国民主派の支持を得たいのか、「新しいアイデア・連邦制を語るにおいて」『三権分立の実現』『複数政党制の実現』を口にしていますが「中国との交渉」という面に話を限れば「現時点では中国が乗り気でない」三権分立や複数政党制を持ち出すことは交渉の阻害要因にしかならないでしょう。

ペマ・ギャルポ
 1980年5月、胡耀邦*30チベットを訪問して、それまで禁止されていたチベット語を再び教えてよいということになった件に関してです。以来、チベットにおいて例えば道路表記とか、それこそトイレまでも中国語だったのが、チベット語で表記するようになりました。
 ところが去年の終わりごろから、習近平*31体制の下において、再び「チベットの学校でチベット語を教えてはいけない」ということになったのです。

 実際どうか知りませんがそれが事実なら勿論、民族文化の保護という意味で大変問題です。

 そのことで最近、チベット人のある実業家が捕まったと報じられました。彼の場合、政治的にはむしろチベットは独立しない方がよい、中国の支配下において経済が成長し、そしてみんなが少し自由に幸せに暮らせればそれでよい、という立場だったのです。しかしチベット語に関しては、やはり教えるべきだということを主張していました。そして、そのことについて協力をし始めたということで捕まり、下手をすると15年間も刑務所にいれられるというのです。

 勿論ペマは「独立派でないのにその扱いは中国政府の公式の立場ではおかしい」と批判してるわけですが、

チベットは独立しない方がよい、中国の支配下において経済が成長

した方がいいと言う人間の存在をペマが認めてるのが興味深い。

 北京政府は、チベットとの対話に際して、まったくチベットと関係のない台湾について、中国の一部であると言わなければならないと言ってきている

 まあ、中国は「ダライは『敵の敵は味方』で台湾とつるむかもしれん、そういうことは迷惑だからするな、する気なら交渉などしない、だからはっきりと『台湾問題では「ひとつの中国」を支持しろ』と釘を刺しておこう」つうことでしょう。まるきりダライを信用してないわけです。

なぜ彼ら*32がそれ*33を要求するかというと、おそらく1970年代において、台湾とチベットが共通の敵*34に向かって協力関係を持ちました。実際、これが89年の法王のノーベル平和賞などにも関係したと思います。

 実際どうか知りませんがペマが「台湾の協力もあってノーベル賞取れたんかな」というのにはびっくりです。どういう事想定してるんでしょうか。台湾のノーベル賞委員会への政治工作か?。でもそう言うこと公言したら「まずいんじゃねえの?」という気もしますしペマが何考えてるのかよく分かりません。

 そうした動きを見ていると、きょうは台湾の方もみえていますが、おそらく中国はチベットと台湾が協力し合うことを恐れているのです。だからむしろわれわれは、それをさらにやるべきだと思います。李登輝*35総統の時に、ダライ・ラマ法王は台湾訪問を初めて実現しました。陳水扁*36の時も法王の訪問は可能だったけれども、馬さん*37になってからはビザが出ないということで、法王の訪問がなかった。しかし今年の5月、新政権ができたら、もしかしたらまた法王の訪問なども可能になるのではないかと思います。

 いやむしろダライが台湾訪問なんかやったら「ああそう、そういう敵対的態度取るのか。じゃあいいよ、あんたら亡命チベット政府と交渉なんかしねえから」つう口実を中国に与えるだけじゃないのか。まあ、それ以前に台湾の新政権がダライ訪問を認めるかどうか。

 日本の大学などでは、特に政教分離ということを非常に重視して教える*38と思います。「政治に宗教が介入すべきではない」ということを言いますが、今、世界の国際政治は、もろに政治に宗教が介入するということが現状だと思います。例えば、ロシア正教会ローマ法王庁のトップが1000年ぶりの会談*39をやったり、それからローマ法王の仲介でアメリカとキューバの関係が改善*40されたりしています。

靖国がらみで政教分離をなし崩しにしたい日本ウヨへの媚び」「政教分離原則が事実上存在しないチベット亡命政府の正当化」でしょうが詭弁にも程がありますね。
 それはともかく「ローマ法王の仲介で米・キューバ関係が改善できても(ローマ法王にそれだけの力があっても)」ダライには何の力もないわけです。やはり信者数の違いが大きいのでしょう。

また中国も最近では、孔子学院をつくったりしました。中国は、孔子を一つのソフトパワーとして使おうとしましたが、それが失敗して、現在は仏教外交を積極的にやっています。

 孔子学院が失敗したというのは「デマ屋」ペマの主張なので話半分に聞いておきます。実際には失敗したのではなく「あらゆる手段を駆使する」つうだけでしょうが。

 NHKも今回、中国における仏教の復活、というようなことで特集しています。一見、大胆に見えますが、私からすると、あれも中国から頼まれてやっていることだと思います。

 根拠レスでNHK中国の走狗呼ばわりとはさすがペマです。勿論褒めてません。
 ちなみにペマの言う番組とは
NHKクローズアップ現代『経済減速 中国で仏教大ブーム!?』
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3787/

■NHKBSワールドウォッチング『中国仏教ブーム〜社会のひずみの果てに〜』
http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/catch/archive/index.html?i=20160413
のことでしょう。

 それからルンビニ計画です。中国は何十億というお金を提示して開発をしています。ちなみにネパールの共産党のトップ*41が、ルンビニ計画の委員長です。

 ルンビニ計画についてはウィキペ「ルンビニ」を見ておきましょう。ちなみにルンビニはネパールの町であり、だからペマ曰く「ネパールの共産党のトップが、ルンビニ計画の委員長」になるわけです。

ルンビニ(ウィキペ参照)
・釈迦の生誕地の周囲を聖地公園として整備する「ルンビニ釈尊生誕地聖域計画」が立案され、1978年に日本の建築家・丹下健三がマスタープランを作成。現在もこの計画に基づき整備が進められている。この聖地公園整備計画は、元国際連合事務総長であり自らも仏教徒であるウ・タントミャンマー)の提唱により開始されたが、まだ建設途中や造成中の建物、土地が多い。また、ネパール首相を務めたプラチャンダが設立したルンビニ開発国家指導委員会によってルンビニ特別開発区構想も国連と中華人民共和国の支援を受けながら進められている。

 つうことで提唱者はもともとウ・タントですから中国の計画ではありません。大体「マスタープランができた1978年」なんて「1976年に文革が終わったばかりの中国」がこの計画に口出せる状況じゃない。本来計画がスムーズにいったら、中国が口を突っ込める話じゃない。
 ただ計画が資金不足で進まない中「それやったらワシが資金出そう」と中国が口を出してきたという流れでしょう。
 もちろんペマが言うようにきれい事オンリーではなく「ルンビニ計画関係者に恩を売ったらワシの政治力がアップする(中国)」つう計算は当然あるでしょう。そしてペマはそれが嫌なわけです。

 百十数年前には、共産主義は、「宗教はアヘンである」、「宗教は政治や社会から排除しなければならない*42」と言っていました。そう言っていた共産党のトップが、今は仏教の聖地の開発のトップに立っています。もちろんその資金は、全部中国が出すと言っています。

 そんな事言ったってルンビニ計画関係者からすれば「資金が不足してるんや、あんたそう言う事言うけど中国がださなかったら計画がぽしゃるかもしれん、チベット亡命政府が金出してくれるんか?」つうところでしょう。
 まあ個人的には「1978年の計画が35年経ってまだ終わってないとか、計画がずさんすぎねえか」感ありますけど、中国の支援で計画が進んでくんでしょうね。

 それから台湾には、1人の悪いお坊さんがいます。悪いお坊さんというのは言葉は善くないのですけれども、星雲老師といいます。この方はかつて蒋介石の右腕で、蒋介石の顧問みたいなものだったのですが、台湾の佛光山というところの住職でした。この星雲先生は、本来は反共であって、一時はマレーシア、シンガポールなどの華僑の仏教のトップでもありました。
 彼はサンフランシスコに教団をつくりまして、ダライ・ラマ法王が訪問した時も、ぜひ法王に立ち寄ってほしいと言ってきました。法王は、彼のお寺には行かなかったのですが、彼自身がわれわれのいろいろな行事に参加したり、法王にお目にかかったりしました。それからマレーシアでも、わざわざマレーシアまで来て法王と会食する、そんなお坊さんでした。
 しかし、のちに彼はマスコミなどで「法王は政治的な活動はすべきではない」、「北京政府と話し合いをした方がいい」、「北京政府は寛大である」というようなことを言い始めました。その後、法王が台北へ訪問した時も、彼は上手に逃げてしまって国内におらず、その次の尼さんが法王をお迎えする、なんてことをやったのです。
 彼はその後、北京にすっかり気に入られて、北京から仏舎利を借りてきて、台湾では非常に歓迎されたのです。それが国民党と中共政府との交流*43を高める、一つの要因となりました。彼はもう相当な高齢ですが、最近また再び、北京政府の意を受けていろんな仏教の団体に参加しては、できるだけ法王を排除しようとしています。

 つまりはこの星雲老師、僧侶と言うよりは「すごく政治的な人」「国民党の政治活動家」なんでしょう。「台湾の天海僧正」とでも言うべきか。
 だから国民党が反共の時は「ダライ万歳」ですが国民党がシフト切り替えると「ダライは中国と仲良くやるべきだ」になるわけです。

 今、北京政府は、外国の首脳が法王と会わないように積極的に働きかけていて、英国をはじめフランスなどにはその効果がかなり出ています。次は宗教もということで、特に仏教関係の国際会議などにも、法王が出たら北京政府は出ない、ということをやっています。特に日本の全日本仏教会などは、そういった国際会議などに法王をお迎えしたくても、北京政府の顔を見て、チベット、少なくとも外にいるダライ・ラマ法王の代表のような形の人は受け入れない。そういうことが少しずつ始まってきております。

 ダライ一派が追い詰められてることがよくわかります。

 世界には民主主義、あるいは民主的な憲法がいくつかあります。民主的な憲法というのは、一つはアメリカとかあるいはフランス革命のように、下から盛り上がってつくった、国民からの要求によってつくった民主主義。もう一つは、例えば明治憲法チベット民主化もそうですし、ブータン民主化でもそうですが、時の天皇とか国王から、国民に対して民主的な憲法を提唱し、国民の権利や国民を保護することを目的につくった憲法があると思います。

 「上から与えた民主主義」なんて民主主義の名に値しないでしょう。大体明治憲法なんて「貴族院や枢密院、統帥権独立」といった反民主的制度もあるのだから手放しで褒められるもんじゃありません。

チュイデンブン
 (ボーガス注:チベット解放について)中国は「農奴制度から解放した」と主張しました。しかし、これもチベット人の人口の大部分は(ボーガス注:農民ではなく)遊牧民であったため、正当化し得るものではありませんでした。

 無知なので真偽については判断できません。紹介だけしておきます。

 中国側は、いわゆる「17条協定」を持ち出して「平和的に」と主張しています。しかし、17条協定は、中国側が一方的に作成した協定に軍事的な威嚇、強制的にサインさせられたものであり、それはチベット人から見ると、中国人がチベット人の頭にピストルを突き付けて締結させたものと同じようにしか見えません。
(中略)
 いずれにしてもチベットは中国の一部になったことは一度もありません。
(中略)
 かつて清朝中華民国チベットを中国の版図に描いたり、チベットに主権を主張したりしていましたが、それは軍事力を持たない*44平和な国・チベットに対する「虐め」であり、わがままで自己中心的な非礼外交に過ぎないのです。
(中略)
 また現在もチベットは中国の一部ではありません。なぜなら、いまの現状の実態は外国・中国によって「占領」され、「植民地化」されているからです。

「君の主張の是非はひとまずおくとしてそれ、独立論にしかならないのと違うのか?。亡命政府の主張・自治充実論と矛盾しないのか?」とは思います。

 では、チベットには未来がないのかと言うと必ずしもそうではありません。共産主義国家の父・ソ連ベルリンの壁も一朝一夕にして崩壊されてしまいました。(ボーガス注:リビアカダフィ*45政権やチュニジアのベン・アリ*46政権など)中東地域やアフリカ地域における独裁政権民主化の力によって崩壊されつつあります。いまの中国共産党マルクスレーニン全体主義と独裁主義によって酷く腐敗され、崩壊の運命を避けられない状況に直面しています。
(中略)
 いまの中国共産党は近いうちに必ず崩壊されると私は確信しています。

 確信するのは結構ですが確信しても願望は事実にはなりません。小生は「当面は中国共産党政府は崩壊(下野)しないだろう、むしろダライの方が先に寂滅してダライ寂滅を契機にダライ一味が衰退するんじゃないか、場合によっては滅亡するんじゃないか」と確信しています。また「共産党が下野しても状況は変わらないだろう」と確信しています。なぜなら清朝中華民国時代から中国政府はチベットを領土扱いしてきたからです。

 我々チベット人は、チベット民族の自決権ないし独立権或いは自由を取り戻すためには、まず、チベット問題を作り出した原因をはっきり認識する必要があると思います。この原因を三つに分類して説明することができます。第1に、自作因と言うチベット人が自ら作り出した原因があります。つまり、国政をすべて一人の人間・ダライ・ラマ法王に委託しがちな国民性と政治の領域におけるアイデンティティを十分形成できていないことです。

 面倒臭いので引用せずに簡単に説明すると第二要因が「中国のチベット解放(ダライ一味の主張だと侵略)」、第三要因が「中国政府に協力するチベット人(ダライ一味はプンワンなど一部を除いて裏切り者扱いしている)」です。
 なお、ここでチュイデンブンがいう第一要因はid:Bill_McCrearyさんの記事
ライプツィヒの夏『過度の仏教信仰やダライ・ラマ崇拝はけっきょくチベットに不幸をもたらしたと思う』
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/a39b37f789b69f015019ee9fed0a4466
と内容的にはほぼ同じでしょう。

共産党の中国は伝統文化を破壊するために、5000年の歴史を持つ繁体字を今の簡体字に改造しました。

 おいおいです。簡体字はあくまでも「漢字の簡略化による習得の容易化」が目的であって是非はともかく、伝統文化の破壊など目的ではありません。こういう馬鹿な事を言うからダライ一味は社会に相手をされないと言う事をいい加減自覚して欲しいもんです。日本ウヨとつるむようなバカにそれを期待しても空しいですが。


■台湾初の女性総統*47に就任する蔡英文*48と台湾の政権交代
http://pemagyal.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/255-20f1.html
アウンサンスーチー氏とミャンマー新政権
http://pemagyal.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/253-3399.html
に続く「アジアの女性指導者について語るシリーズ」だそうです。次辺り「韓国の女性大統領朴クネ」に対する「慰安婦竹島、最近の選挙での与党敗北、朴クネ支持率の低下をネタに悪口雑言(ウヨへのこびへつらい)」でもかましてくれるんでしょうか?(毒)
 それはともかく、タイトルだけで「反中国」ペマの「中国&国民党(あるいは現在の馬英九政権)への悪口雑言」が大いに期待できます。早速視聴。
 やはり予想通りです。とはいえ、蔡英文民主進歩党もペマや日本ウヨが「放言するほどの反中国政策」はとらないし、とれないでしょう。
 そのとき、ペマらが
1)今さら民主進歩党批判もできずあいまいにごまかすのか
2)民主進歩党を糞味噌に罵倒するのか
興味深いところではあります。
 なお、ペマは「中台関係が冷え込んでも日本があるから台湾は心配するな」「たとえば日本人観光客がたくさん台湾に行けばいいんだ」とバカ言ってますが、台湾もそんな事は考えてないでしょう。
 正直、観光客限定でも「中国人観光客が大幅に減ったら」それを日本人観光客で埋めるなんて事は多分無理でしょう。


アウンサンスーチー*49ミャンマー新政権
http://pemagyal.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/253-3399.html
 日本ウヨはアウンサンスーチーに悪口するバカが少なくないのでペマもそうかと思いきや意外にもまともです。
 「急激な民主化ではなく漸進的な形がいいんじゃないか」とペマは言っていますがこれは「軍政擁護」ではなく単に「軍とスーチーの対立による内政混乱を恐れてるだけ」と解釈可能です。
 また「スーチー政権には中国に毅然とした態度を取って欲しい」とは言ってますが、まあペマの立場「アンチ中国」を考えれば許容範囲でしょう。糞味噌に中国罵倒をしているわけでもありません。


ブトロス・ガリ*50国連事務総長の逝去と国連改革
http://pemagyal.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/251-8b83.html
 ガリの国連改革が挫折し、総長退任となった事を「アメリカがガリに好意的でなかったからだ」と珍しく米国批判するペマです。
 実際、ウィキペ「ガーリ」にも

 ガーリが主張したPKO改革の大きな柱であった「平和強制部隊(平和執行部隊)」は、ソマリア内戦への介入(第二次国際連合ソマリア活動)で予想以上の損害を出し、アメリカ軍を始めとした平和強制部隊を構成する部隊の多くが撤退。ソマリア内戦は一層の泥沼化を見せて、ガーリの平和強制部隊構想は失敗に終わる。また、この失敗を受けて、1996年の事務総長選挙の際にはアメリカが拒否権を発動して再選を阻止したため退任した。この判断には圧倒的多数の理事国がガリを選出していたにも関わらず、アメリカ一国の反対で押し切られたとして、国際社会から大きな批判がアメリカに集中した。一方で人員削減・給与カットなどに終始し、国連の業務に支障が出るなど、改革が必ずしもいい方向に行かなかったためにアメリカは分担金の支払いを拒否しており、この退任は妥当であるという評価もある。

と書いてあるので米国の行為の是非はともかく、「米国によるガリ再選阻止」はペマの言うように事実なのでしょう。
 なお、ウィキペ「ガーリ」には本当か知りませんが

訪日時には必ず東郷神社*51に参拝していた

と書いてあります。参拝が事実だとして、東郷神社が歴史上果たした役割「軍国主義の鼓舞」を考えれば小生はガリの参拝を評価する気にはなりませんがそれはさておき。
 ペマもその「東郷神社話」を持ち出し、「ガリ総長は東郷*52将軍の日本海海戦勝利を知り、アジア・アフリカ人も欧米人に勝てるのだと思い、感動したと語った」んだそうです。
 ペマの発言では「本当かよ」と思いますが、まあ、本当だとしてもガリによる「日本ウヨへのリップサービス」の疑い濃厚ですし、ペマが紹介する「ガリの発言」は「日本の侵略を受けた国(中国、韓国、東南アジア)」からすれば暴言以外何者でもないでしょう。
 次にガリを持ち上げるあまり、ガリの後任・アナン*53総長(現・パンギムン*54総長の前任者)に「官僚主義」と悪口するペマです。
 またパンギムン総長が「中国の抗日式典に出席したこと」を糞味噌に罵倒する反中国・ペマです。
 最後に「国連事務総長選挙に出馬しているボコバ*55ユネスコ事務局長」を「南京事件資料を登録したこと*56」を理由に「総長になって欲しくない」と悪口雑言して終わりです。
 なお、国連事務総長選挙はマスコミ報道によれば

http://www.sankei.com/world/news/150827/wor1508270041-n1.html
 出馬表明したのは前スロベニア大統領のダニロ・トゥルク氏、ブルガリア人で国連教育科学文化機関(ユネスコ)のイリナ・ボコバ事務局長、クロアチア外相のベスナ・プシッチ氏。

http://mainichi.jp/articles/20151219/k00/00m/030/059000c
 マケドニアのケリム元外相とクロアチアのプシッチ外相の立候補を伝える書簡が既に届いている。この他、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長(ブルガリア)やトゥルク前スロベニア大統領も立候補を表明している。

http://www.sankei.com/world/news/160405/wor1604050010-n1.html
 国連開発計画(UNDP)総裁で、前ニュージーランド首相のヘレン・クラーク*57(66)が4日、今年末で任期が切れる国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長の後任候補として正式に出馬表明した。

ということでボコバ氏のライバルは強敵揃いのようです。「東欧初の国連事務総長*58」「女性初の国連事務総長*59」が選挙戦でのボコバ氏の売りのようです。
 それはともかく久々にペマの「日本ウヨに媚びるアホ発言(東郷神社万歳話、パン国連事務総長やボコバ・ユネスコ事務局長への悪口)」を大いに堪能することができました。
 そして改めてペマやダライ一味(ダライ集団)ら「日本ウヨと野合するなど愚行が多い、愚か者チベット共」及び愚か者チベット共を支持する「無能な味方(I濱や中原一博id:Mukke)」への軽蔑の思いを深くしました。


■リベラル21「暗雲兆す?習近平*60の一人旅(4)―本物の罠はどれか:新・管見中国9』(田畑光永*61
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3536.html
 「何で一部の自称中国ウオッチャーって結論ありきのバカなんだろう」とうんざりします。

 今、中国経済が直面している最大の問題は生産設備の過剰である。特にひどい鉄鋼では実需は年せいぜい7億トン程度であるのに、生産能力は12億トン分もある。
(中略)
 中央から地方に至る各層の共産党官僚は自らの昇進と自らの懐のために、先を争って設備投資に走った

でここから田畑氏が持ち出す結論が

それは国民に真実を知らせ、国民の監視の目を行き届かせ、国を運営する人間を国民に選ばせることだ。

つうんだからげんなりします。いや小生も中国の民主化には異論無い。しかし「一応民主国家の日本」だってここで田畑氏が言ってるのに似たような話としてたとえば「需要を無視して地方自治体が空港をつくって利用客がろくにいないので赤字垂れ流し」つう話があるわけです。
 そう言う話は多分、日本だけじゃない。欧米にもアジア諸国にもアフリカにも世界中にあるでしょう。「無駄な公共事業の撲滅」なんて「民主化すればいい」つう簡単な話じゃない。
 いや田畑氏が「無駄な公共事業が行われる国はたとえ欧米でも日本でも民主国家じゃない、複数政党制=民主化なんて俺は言ってない」つうなら話は別ですけど。


■リベラル21「密告は習性*62なのか:中国の大学において教育・研究の発展を阻むもの」(阿部治平)
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3531.html

 もう15年以上も前のこと、中国で日本語教師をやっていたとき、学生に「夏休みはどこへ行ったか」と聞かれて、「四川省甘孜チベット族自治州」と答えた。その日の夕方上司がおっとり刀でやってきて、「ダライ・ラマについてどう思うか。あなたはチベット独立を支持するか」とやつぎばやに聞いてきた。
 なんでそんなことを聞かれるかわからなかったが、「ダライ・ラマは高位の坊さんだが、私は輪廻転生を信じない」「チベット問題は中国政府とダライ・ラマの亡命政府が考えること。中国には憲法の定めた高度自治の方法があるじゃないか」と答えた。

 まあ普通の日本人なら「転生の真偽は不明」とのたまったI濱女史とは違い、「転生ダライ」なぞ信じないでしょう。当たり前の話です。

楊・盧両先生の学生は実名で密告したらしい。

 阿部氏が言いたいことは何となくわかります。また話の本筋じゃないですが、「当局にだけ名前が分かるようにやること」が密告であって「告発したことが被密告者(当事者)や世間にモロバレ」つうのは密告て言わないですよね。密かじゃないですから。

 講義や研究さらには人格問題などで密告が行われれば、教育・研究の創造的発展はない。社会科学だけではない。科学・技術の分野でもこれでは定説を越えた新学説が生れにくい。伝統的芸術の革新もできない。実に中国にとって不幸な時代がやってきたといわなければならない。

 「中国共産党批判に直接繋がる人文科学や芸術(中国近現代史研究や中国近現代史をテーマにした小説、演劇など)」ならともかくそうでなければ党による人文科学批判、芸術批判などないでしょうし、ましてや科学・技術分野での批判などないでしょう。「スターリンによるルイセンコ学説持ち上げ」のような事態は「超異常」と見るべきでしょう。
 その辺り中国共産党は「実に合理主義」でしょう。戦前日本も「天皇制批判・否定に繋がる歴史研究」や「共産主義関係の研究」に制約はあったとは言え、ある種合理主義で、世界に冠たる科学立国だったわけです。
 もちろんそう言う「合理主義」がいいとは思いませんが「中国の科学技術が危ない」と与太を飛ばすのはいけません。
■読売新聞『日本を抜いた中国の科学技術力〜その知られざる実像』(国立研究開発法人科学技術振興機構・中国総合研究交流センター上席フェロー 馬場錬成*63
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160414-OYT8T50077.html
などが指摘するように中国の科学技術は相当のレベルに達したと言っていいでしょう。むしろ「党の権威否定に繋がらない限り合理主義」だからこそ、「中国共産党批判」はある意味難しいわけです。「ルイセンコ学説持ち上げ」みたいなことをやってくれればもっと批判は楽でしょう。


■I濱ツイッター&ブログにコメント

 本日5月19日、22時からのBS1「国際報道2016」の特集枠でダライ・ラマのインタビューが放送予定。詳細は以下のリンク先どうぞ。NHKのインタビューは23年ぶりらしいです。良い傾向です。
http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/feature/index.html?i=160519

 見ない人もいる*64だろうに、NHKBSでダライインタビューがちょっと放送されたぐらいで喜んじゃうんだ。そんだけダライ一味に展望がないつうことですけど(苦笑)。

 ゲン・ロサン先生(中略)の前にでると、チベットの普通のお坊さんたちは縮み上がっていた。日本で説法される際も、通訳の事を一顧だにせず、30分から40分ぶっとおしでチベット語でしゃべりつづけるのも大人物であった。ダライ・ラマも時間オーバーで語り続けるが、どうしてああなるのかというと、高僧が仏法をかたっている時、どんな理由であれ周りがさえぎることは恐れ多くてできないからである。

 やれやれです。時間を守れないダライやロサンと言い、それに対し「恐縮ですが時間をオーバーしています」と言えないチベット人信者といいどうしようもない。悪しき権威主義と言っていいんじゃないか。そんなんではチベットが近代化したとはとても言えないでしょう。「近代化しなくていい」と言うなら何も言うことはありませんが。
 本来、I濱女史のような「非チベット人」が「申し訳ないですが時間は守って下さい」と言うべきなのですがそういう智恵もないようです。

それでもAIIBには協力するんだから、世界に冠たる大英帝国もずいぶんおちぶれたものだ、(ボーガス注:中国への政府の態度は?)日本も同じだけど
■中国一行は「とても非礼」 英女王が本音ポロリ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160511-00000029-jij_afp-int

 いつもながらアンチ中国の女史です(苦笑)。つうか「習閣下の訪英時の中国側の態度」に多少無礼なところがあったからって「AIIBなんか入らない」なんて子どもじみたことができるわけもない。
 それにしても「日本も同じ」という女史は「先日の岸田外相の訪中」などが不快でならないんでしょう(苦笑)
 なお、個人的には

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160511-00000029-jij_afp-int
 一方、デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は同日、バッキンガム宮殿で行われた別の行事の席で、ナイジェリアとアフガニスタンを「おそらく世界で最も腐敗した国」だと女王に説明したところをカメラに撮影され、物議を醸している。

つう方がむしろ問題と思います。もしかしたら事実そうかも知れませんが一応英国はこれらの国と国交があるわけでちょっとまずいでしょう。

 伊勢志摩サミットもびびった首脳が欠席して流れたりして。ああ、国を率いるような人はびびっているところをみせられないからくるか。伊勢志摩は中央構造線の上だけど(笑)。

 現実問題難しいでしょうが「日本もこういう状況だからサミットは延期したらどうか」とか「延期は無理でも場所を日本以外に変えられないか」とか言わない当たり「悪い意味で」さすがI濱です。

「この痛みがとれるならモルヒネでも」と訴えると「そんなの外来においてません」

 末期がんの痛みならともかくそうそう痛み止めにモルヒネなんて麻薬使うわけもない。
 つうかI濱先生が
1)本気
2)本気ではないがそのくらい、痛いんだ、とにかく効く痛み止めを使ってくれと訴えたかった
3)冗談
のどれか知りませんが、向こうも2)か3)と理解した上で「それでも無茶苦茶過ぎやろ、このオバハン」とでも思ってたんじゃないか。

 作者とマルクスの墓を訪れる中国共産党員との携帯のやりとりを現代美術にしたものを広島現代美術館、中国の圧力で自己規制して展示せず。
「危うし、美術館!(6):中国の検閲に加担した広島市現代美術館|小崎哲哉|ニューズウィーク日本版
http://www.newsweekjapan.jp/ozaki/2016/04/post-6.php

 普段は「表現の自由*65」などには「かけらも関心のない」反中国極右のダライラマ盲従分子・I濱先生ですが「中国がらみ」だとこのようにリツィートされるわけです(苦笑)。
 なお、この広島市現代美術館の件、話がやや複雑な上長いのでここでは紹介しません。興味のある方はリンク先を読んでください。
 いずれにせよ「展示せず*66」とは言っても

写真もモニターも全面ブルー

という「作家の抗議意思表明」とやらは美術館は受け入れたのだから随分と良心的でしょう。


■産経「私はあと10年も15年も生きられないかもしれない…皆が責任持て」 ダライ・ラマチベット亡命政府を叱責、首相ら謝罪
http://www.sankei.com/world/news/160413/wor1604130033-n1.html
 「何だかなあ」と思います。英国国王や日本の天皇が首相を叱責*67して首相が謝罪するなんてことはないわけです(英国国王や天皇国家元首であった時代はともかく現代では)。
 ところがチベットでは未だに「ダライに謝罪する」、つまりダライが「事実上の国家元首みたいなもん」のわけで、まあ,何というか「チベット亡命政府はいつ近代化するんだろう?」とは思います。
 しかも

 チベット亡命政府の首相選を戦った現職のロブサン・センゲ氏とペンパ・ツェリン議会議長に対し、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世が批判を表明し、側近の神託官が選挙戦はチベット人の結束を乱したと叱責していたことが13日、分かった。

てねえ。「選挙戦がチベット人の結束を乱した」というのが「ネガティブキャンペーンの横行」「金銭による買収行為」などの「日本や欧米など他の国でも非難されて当然の不正行為」を意味するのならともかく、そうでないならそれは「選挙戦それ自体の否定」というとんでもない話になってしまいます。
 仮にネガティブキャンペーン合戦や買収行為など不正行為があったとしてもそれに対する批判を「ダライの意を受けた高僧が行う」というのはおよそまともな近代国家じゃないでしょう。
 なお、実際何があったのかは知りませんが仮にネガティブキャンペーン合戦や買収行為など不正行為があったとしたら、I濱女史やid:Mukkeらダライ盲従分子が叫ぶ「チベット亡命社会賛美」は全くのデタラメだと言うことになるでしょう。

*1:つうか韓国併合を侵略とするのは国際的常識ですが。

*2:交渉が妥結しないことについて誰(ダライ一味や中国政府)にどの程度の責任問題があるかはひとまず起きます。

*3:何が「アレ(まあ安倍の靖国参拝とか慰安婦問題とかでしょうが)」だか、「アレ」について女史はどう思うのか説明していただきたいもんです。たぶん韓国への悪口雑言しかしないでしょうが。

*4:「50周年記念」とは「今年(2016年)が50周年」と主張してるわけではないので問題はないでしょう

*5:アフリカや中南米は中国の隣国でないからこそトラブルのネタも少ないのでしょう。だから嫌う理由がないということでしょう。

*6:著書『盧溝橋事件』(1988年、岩波ブックレット)、『1941年12月8日:アジア太平洋戦争はなぜ起こったか』(1991年、岩波ジュニア新書)、『新版・十五年戦争小史』(1991年、青木書店)、『日本の侵略と日本人の戦争観』(1995年、岩波ブックレット)、『日本帝国主義史研究』(1998年、青木書店)、『十五年戦争研究史論』(2001年、校倉書房)、『まぐれの日本近現代史研究』(2003年、校倉書房)など

*7:著書『抗日戦争と民衆運動』(2002年、創土社)、『黄土の大地・1937〜1945:山西省占領地の社会経済史』(2005年、創土社)、『日本の蒙疆占領:1937〜1945』(2009年、研文出版)など

*8:個人サイト(http://nagaikazu.la.coocan.jp/)。個人ブログ(https://ianhu.g.hatena.ne.jp/nagaikazu/)。著書『近代日本の軍部と政治』(1993年、思文閣出版)、『青年君主昭和天皇と元老西園寺』(2003年、京都大学学術出版会)、『日中戦争から世界戦争へ』(2007年、思文閣出版)など

*9:つうかまともな歴史学者ならそれ以外の立場はありませんが。

*10:党副主席、副首相、人民解放軍総参謀長などを経て国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*11:広東省長、四川省長(四川省党委員会第一書記兼務)、副首相、首相を経て党総書記、党中央軍事委員会第一副主席。

*12:電子工業大臣、上海市党委員会書記・市長などを経て党総書記、国家主席、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*13:電力工業大臣、国家教育委員会主任(日本の文科相に当たる)、首相、全国人民代表大会常務委員長など歴任。

*14:著書『「性」を語り始めた中国の女たち:重婚・売買婚・売買春・中絶・自立』(1989年、徳間書店)、『毛沢東と中国知識人:延安整風から反右派闘争へ』(1990年、東方書店)、『三峡ダム:建設の是非をめぐっての論争』(1996年、築地書館

*15:著書『現代中国知識人批判』(1990年、徳間書店)、『天安門事件から「08憲章」へ』(2009年、藤原書店)、『「私には敵はいない」の思想』(2011年、藤原書店)、『最後の審判を生き延びて』(2011年、岩波書店

*16:「主権侵害」とは「日本に対する軍事攻撃、侵略」のことです

*17:さすがの阿部氏も「ロシア(北方領土問題)や韓国(竹島問題)の脅威」は考えてないようです。

*18:尖閣について言えば「日本による国有化」などに対抗してるだけであり、本気で攻める気などないでしょう。しかし浅井基文氏なども嘆いていますが阿部氏のような輩が「尖閣国有化」など日本側の問題を完全に無視できる神経には恐れ入ります。阿部氏のような輩は俺の理解ではリベラルどころか立派な反中国右翼です。

*19:南シナ海なんて日本には関係ありませんし中国だって、中国の行為の是非はともかくフィリピンやベトナム相手にがんがん軍事力でぶったたくような真似はしてないのになんで阿部氏は中国脅威論を煽るのか?。大体ベトナムはAIIBに入りましたし、東南アジア諸国と中国の関係は単純な敵対関係じゃない。

*20:まあ韓国に撃つことだってほぼ100パーないでしょうが。

*21:まあこれまた台湾に撃つことだってほぼ100パーないでしょうが

*22:個人サイト(http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/

*23:といっても本屋(立ち読み用の椅子が用意してあるジュンク堂)か図書館でざーっと20分程度斜め読みしただけですが。分厚いし値段も高いので買いませんでした。

*24:ニュースフィアの記事または、ニュースフィアがネタにしてる、そもそもの「ドイツの新聞社のインタビュー記事」。

*25:ダライ一味が1959年に暴動をおこしたから亡命したのであり、この書き方は「1959年にいわゆるチベット解放があった(実際は1951年)」と誤読されかねないという意味で相当に問題があると思います。

*26:そういうケースがあるのか知りません。あっても少ないでしょうが

*27:国会前デモを行った戦争反対派のこと

*28:安倍の反中国的態度のこと

*29:まあこれは阿部氏だけでなく他の自称チベット支持者連中もほとんど変わりませんが。

*30:新中国建国後、中国共産主義青年団共青団)第一書記、陝西省党委員会第一書記などを歴任したが、文革で失脚。文革終了後、復権し党中央秘書長兼中央宣伝部長、党総書記などを歴任。1987年に党政治局拡大会議で総書記を解任されて失脚。後任総書記は趙紫陽首相

*31:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*32:中国政府のこと

*33:ダライが台湾独立を支持しないと明言すること

*34:中国政府のこと。ただ台湾も蒋介石政権から今に至るまで「チベット中華民国の領土」という立場のはずなのだが?

*35:台北市長、副総統などを経て総統

*36:台北市長、台湾総統を歴任。総統退任後、収賄や党機密費の不正使用の容疑で逮捕起訴。有罪判決を受けて政治生命を失った。

*37:連戦内閣法相、台北市長、台湾総統を歴任

*38:法学や政治学関係の学部ならともかくそれ以外では大学で教えないでしょう。教える理由がないからです。

*39:少なくともこれは建前では「宗教団体幹部の会見」にすぎず政治行為ではありません。勿論政治的性格は持つのでしょうが。

*40:もちろんローマ法王の行為は日本ウヨの「政教分離なし崩しの策謀」やダライ一味が政教分離されてないことを正当化しません。

*41:元首相プラチャンダのこと。なおプラチャンダは正確には「ネパール共産党統一毛沢東主義派(いわゆるマオイスト)」のトップである。ネパールには別に「ネパール共産党統一マルクス・レーニン主義派」がある。なお「ネパールも共産党(それも自称マオイスト)、中国も共産党、だからネパールは中国の手先」とペマは印象操作したいのでしょうが今時「共産党だから仲良し」つうほど単純じゃないでしょう。マオイストの名乗りだって勝手にやってるんであって中国の了承なんか取ってません。

*42:社会はともかく政治からは排除しないとまずいでしょう。それが政教分離です。

*43:まあ、馬総統と習主席の会談とかですね。ペマの主張なので本当か分かりませんが。

*44:大人げない突っ込みをしておけば「弱小な軍事力」ならまだしも「軍事力を持たない」という事実はありません。

*45:首相、革命指導評議会議長、全国人民会議書記長を歴任。後に反カダフィ派によって政権を打倒され処刑された。

*46:内務相、首相を経て大統領。反体制派によってサウジアラビアに亡命を余儀なくされた。

*47:「韓国初の女性大統領」朴クネが「教科書国定化を強行する」どーしよーもないバカであることでわかるように「女性初だから」といって素晴らしいとは限りません。

*48:陳水扁政権で副首相。次期台湾総統

*49:1991年ノーベル平和賞受賞者。現在、ミャンマー外相(大統領府相と国家顧問を兼務)

*50:エジプト外相を経て国連事務総長。エジプト外相時にいわゆる「キャンプデービッド和平合意」に関与した。

*51:ウィキペ「東郷神社」によれば東京都渋谷区の東郷神社ガリも参拝した「正式なもの(?)」ですが福岡県福津市、埼玉県飯能市にも、東郷崇拝者が設立した、東郷を祀る東郷神社があるそうです。

*52:連合艦隊司令長官として日露戦争で活躍。その後も海軍軍令部長東宮御学問所総裁を歴任。

*53:PKO担当国連事務次長、旧ユーゴスラビア事務総長特別代表などを経て国連事務総長(国連職員から選出された最初の事務総長)。事務総長在任中の2001年にノーベル平和賞を受賞

*54:韓国外交通商部長官を経て国連事務総長

*55:ブルガリア外相、駐フランス大使を経てユネスコ事務局長

*56:別にボコバ氏が事務局長でなくても登録されたでしょうにね。

*57:住宅大臣兼環境大臣、副首相兼保健大臣、労働大臣を経て首相

*58:ただしライバルのプシッチ・クロアチア外相やトゥルク・前スロベニア大統領、ケリム・元マケドニア外相も東欧出身ですが

*59:ただしライバルのプシッチ・クロアチア外相やクラーク・UNDP総裁(前ニュージーランド首相)も女性ですが

*60:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*61:元「報道特集」、「JNNニュースコープ」キャスター。リベラル21(http://lib21.blog96.fc2.com/)運営委員会代表。著書『中国を知る』(1990年、岩波ジュニア新書)、『トウ小平の遺産:離心・流動の中国』(1995年、岩波新書)、『「中国のしくみ」が手短にわかる講座』(2003年、ナツメ社)、『勝った中国・負けた日本:記事が映す断絶八年の転変(1945〜1952年)』(2015年、御茶の水書房)など

*62:別に「習性」ではないでしょう。密告が自分にとって有利なら密告するつうだけの話です。

*63:元読売新聞記者。科学ジャーナリスト。個人サイト(http://westisle.typepad.jp/babarensei/)。著書『物理学校:近代史のなかの理科学生』(2006年、中公新書ラクレ)、『ノーベル賞の100年:自然科学三賞でたどる科学史 [増補版]』(2009年、中公新書)、『大村智:2億人を病魔から守った化学者』(2012年、中央公論新社)、『「スイカ」の原理を創った男:特許をめぐる松下昭の闘いの軌跡』(2014年、日本評論社)、『大村智ものがたり』(2015年、毎日新聞出版)など

*64:田舎なんかBSアンテナがないところは珍しくない。

*65:たとえば植村元記者への産経の誹謗中傷、TBSニュース23へのウヨの恫喝など

*66:この「展示せず」についての評価はひとまずおきます。

*67:戦前の天皇による首相叱責としては内閣総辞職を招いた田中義一首相(張作霖暗殺事件の処理問題)への叱責があります。