今日の産経ニュース(4/24分)(追記・訂正あり)

■「安倍政権に緩み」73% 内閣支持率上昇58% 共同通信世論調査
http://www.sankei.com/politics/news/170423/plt1704230021-n1.html
 安倍批判派として頭痛がしてきますね。一体何で上がるのか。
 しかも

安倍晋三政権の山本幸三地方創生担当相ら閣僚による問題発言や、政務官の不祥事が続いたことについて「緩みが出ていると思う*1」との回答が73・2%に上った。「思わない」は20・9%。テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案については賛成41・6%、反対39・4%で拮抗した。
政党支持率は、自民党が前回比2・5ポイント減の39・9%(ボーガス注:まあ誤差の範囲内かも知れませんが)

というのだからなおさらわけがわかりません。正直、最近は日本人であることに絶望や空しさしか感じませんが地道に安倍批判していくほかないのでしょう。

 支持率は3月下旬の前回調査から6・3ポイント上昇したが、今回調査から携帯電話しか持たない層に対応する目的で対象を固定電話と携帯電話にしたため、単純比較はできない。

 まあ重要な指摘ではあるのでしょうが「何故今まで携帯電話を対象にしてなかったのか」「今後は全調査全て、携帯電話も対象にするのか」といったところも説明して欲しいところです。


鳩山由紀夫元首相「畑や水田にソーラーパネルを設置すると、作物がよく育つ」と“珍説”
http://www.sankei.com/politics/news/170423/plt1704230025-n1.html
 正直どうでもいい話です。こんな新聞記事にするほどの大事件でもない。産経の鳩山氏嫌いには本当に呆れます。
なお、

 これに対し、「ソーラーシェアリングというやつですね。震災後に発達してきた事業なので、あまり知名度は高くないかもしれません」という肯定的ととれるツイート*2も少数ながらあった。
 一般社団法人「ソーラーシェアリング協会」のホームページ(HP)によると、「ソーラーシェアリング」は、耕作地に架台を設け約3m上空にスリット状の太陽光パネルを隙間を開けて設置し、光飽和点を超える太陽光を利用して、営農を続けながら太陽光発電を行う仕組み。平成25年4月に農水省が公表したガイドラインで、耕作を継続しながら太陽光を行う「ソーラーシェアリング」が容認されたとも考えられる、として、同協会は農業の高齢化、後継者不足を解決できる可能性があるとしている。

ということなので産経記事を信じれば「ソーラーシェアリング」について、充分な知識がない*3まま「不適切な発言」を鳩山氏がしたと言う事なのでしょう。まあ、ソーラーシェアリングに触れただけ産経としては「まともな記事だった」と評価できるかも知れない。


■【スポーツなんでやねん】危うい中国〝魔の手〟…ミラン買収858億円資金は「ハゲワシ」頼み バブルのもうけ話には要注意
http://www.sankei.com/west/news/170424/wst1704240005-n1.html
 前も似たような反中国記事書いてましたが

・サッカー・イタリア1部リーグ(セリエA)で日本代表の本田圭佑が所属するACミランの株式の99・93%が、イタリアのシルビオベルルスコーニ元首相が会長を務めるフィニンベスト社から、中国の投資グループに売却されたのだ。売却額は負債の2億2千万ユーロも含め、7億4千万ユーロ(約858億4千万円)で、ロイター通信によると、中国資本による欧州のクラブ買収では最高額となるという。
インテル・ミラノも昨年6月、中国の家電量販最大手、蘇寧雲商集団が買収しており、ミラノに本拠を置く両人気チームはともに中国企業の“所有物”となっていた

というのを「中国の魔の手」と表現するのは無茶苦茶ですね。
 また「中国の投資グループ」に対し「はげたかファンドだ、怪しい連中だ」と言ってますが、何も投資グループは中国の専売特許ではない。この中国の投資グループ固有の問題を指摘しなければ意味はないでしょう。


■【仏大統領選】マクロン、ルペン両氏が決選投票進出へ
http://www.sankei.com/world/news/170424/wor1704240006-n1.html
 世論調査通りの結末です。

 国営テレビは出口調査などに基づく開票結果の予測として、独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が得票率23・7%、極右、国民戦線マリーヌ・ルペン党首(48)が21・7%で、5月7日の決選投票に進出する見通しだと報じた。
 最大野党の保守系共和党フランソワ・フィヨン元首相(63)と共産党が支持する急進左派ジャンリュック・メランション氏(65)の予想得票率はともに19・5%。与党の左派、社会党のブノワ・アモン前国民教育相(49)は6・2%にとどまった。

 メランションにすら負けるつう大敗は社会党にとって頭痛でしょう。一方メランションは「サンダース旋風」並みの善戦です。今後に期待したいところです。まあマクロンが決選投票で勝利するんでしょう。フィヨンやメランションの支持者の多くは「オランドに政策が似ているマクロン」を積極的には支持しないでしょうが、それでもルペンよりはマシと思うでしょう。
 「ルペンではなくフィヨンかメランションに決選投票に行って欲しかった」とは思いますが贅沢は言いません(ルペンが決選投票に行けなければそのダメージは相当だったでしょうから)。

*1:別に「ゆるみ」ではないでしょうね。ああいう暴言を吐く輩は支持率に関係なくはくでしょう。

*2:肯定的というより「鳩山氏のツイート」に問題性は感じながらも「くだらない鳩山叩きしかしないアホツイート」にうんざりして補足ツイートという所でしょう。

*3:ソーラーシェアリングは「農業収入とは別途収入を得る試み」であって作物のできの善し悪しとはおそらく関係ないでしょう。