■【平昌五輪】モーグル男子 原大智が銅メダル獲得
http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180212/pye1802120096-n1.html
今回の大会で日本人初メダルです。次は日本人初の金や銀が誰になるのか、メダル有力と言われてきた競技(高梨沙羅の女子スキージャンプ、小平奈緒、高木美帆の女子スピードスケート、羽生結弦、宇野昌磨の男子フィギュアスケート、宮原知子の女子フィギュアスケートなど)がどうなるのかといったところでしょう。
【追記】
■【平昌五輪】日本メダルラッシュ! 高木美帆「銀」、高梨沙羅「銅」、原大智「銅」
http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180213/pye1802130015-n1.html
■米国は自由で透明な選挙を支持 ティラーソン米国務長官がエジプトに発言
http://www.sankei.com/world/news/180212/wor1802120044-n1.html
産経記事にも
3月のエジプト大統領選で有力視されたシシ大統領の対立候補は当局の拘束や弾圧で出馬撤回に追い込まれ、シシ氏の再選が事実上確定。
と書いてあるわけで全然自由で透明でないのによくもまあこんなことがいえたもんです。
■【経済インサイド】「それって働き方改革?」ツッコミどころ満載、農水省「一太郎」廃止報道に失笑
http://www.sankei.com/premium/news/180212/prm1802120001-n1.html
俺も就職したての頃は職場が一太郎で、途中でワードに変わって「不器用な人間」なので結構苦労したこともあってあまり突っ込む気になりません。
しかし産経だから「日本人なら愛国精神があるなら日本メーカーの一太郎だ!、ワードなんて外国メーカーだ!」とか言うかと思ったら言わないんですねえ。言われても困りますが。
ただ「産経の愛国」っていつも、そのレベルの与太ですよねえ。
今の10〜20代にとってはなじみの薄い「一太郎」。簡単に説明すると、1980年代の日本のパソコン黎明(れいめい)期に、ソフトウエア開発会社ジャストシステムが開発した日本語ワープロ(ワードプロセッサーの略)ソフトのことである。最近ではワープロを知らない大学生も多いようなので、さらに補足するとワープロソフトとはパソコンで文書を作成するソフトだ。
いやー一太郎もワープロもこんな説明なしで俺は解りますけど、最近の若者は違うんでしょうねえ(消滅したPC9800シリーズとは異なり、一太郎もワープロも未だに細々とではあれ続いてはいますが)。
当然「NECのPC9800シリーズ(マイクロソフト・ウィンドウズが普及する前に日本で一番普及していた国産のOSソフト)」なんてもっと知らないでしょう。
なんか複雑な気持ちになります。
ただ「年配の社員の方」とか「うちの親父(既に定年退職)」だと「昔(1970年代頃まで?)はガリ版で会社の書類つくってた」とか言いますからねえ。それはさすがに俺には解りません。
たぶん農協とか農業関連団体が一太郎なんでしょうね。農業が高齢化してると言うことでしょう。
■「天皇を守ることが日本の伝統守る」石平氏*1が講演
http://www.sankei.com/life/news/180212/lif1802120014-n1.html
そういう考えこそが「天皇さえ守れれば日本国民が何人死んでも問題ない」つうことで太平洋戦争での降伏が遅れ「沖縄戦」「広島、長崎の原爆」という悲劇を生んだ理由の一つの訳です。当初は長野の松代大本営で徹底抗戦予定ですからねえ。本当にそんなことやってたら何人国民が死んだことやら。
中国の場合、一族が権力を握り万民を支配するが、日本の場合は、「万民のために祈ってきた」とし、「日本の伝統を守り抜いてこれた最大の理由は、無私無欲*2な皇室が根底にある」と述べた。
ばかばかしい。中国だって欧米だって建前は「国王(皇帝)は万民の幸福を考えています」でしょう。
「俺は国王なんだから何をやっても自由だ」つうのでは農民反乱などが起きかねません。
一方の日本の天皇だって「万民の幸福」なんてのは建前でしかないわけです。
なぜ日本で皇室が続いてきたかと言えばまず第一は島国つうことでしょう。
外国の侵略がほとんど無い。まあ外国の侵略があると王室が滅びることは少なくないですから大事な要素です。
第二に「なぜそうなったのか」はともかく、日本の権力者たちは「皇室を滅ぼしてそれに取って代わる」という選択肢ではなく「皇室の権威を利用して政治を行う(ただし皇室が刃向かったり、別の人間が皇室の権威を利用しないよう、皇室を厳重に監視する*3)」つう選択肢をとったわけです。平安時代の藤原氏(摂関政治)、平清盛、鎌倉幕府、室町幕府、織田信長、豊臣秀吉、江戸幕府など皆「皇室を利用することで政治をしてきた」わけです。
天皇に摂政、関白(藤原氏や豊臣秀吉)、征夷大将軍(鎌倉幕府、室町幕府、江戸幕府)などに任命してもらうことで政治を行った。
そうした権力者たちに対し皇室も自己防衛のため、できる限り協力してきた。「後醍醐天皇の鎌倉幕府打倒」「後醍醐天皇と足利氏の南北朝内乱」のような「天皇と権力者たちのバトル」なんてほとんど無かったわけです。
後醍醐のような刃向かう人間がでても「この際皇室なんか滅ぼしてやる(足利氏)」とはならない。「後醍醐じゃないまともな人間を天皇にしようぜ(北朝のことですが)」つうことで南北朝時代になるわけです。
日本は、インド発祥の仏教や中国発祥の儒教など数々の外国文化を取り入れてきたが、「取捨選択*4し、日本が日本であることを失わなかった」と指摘。
もちろん石平と「石がこびへつらってる右翼連中」にとって「日本イコール天皇」です。天皇制度さえ続いていれば後はどうでもいいわけです。だから橋下の「無茶苦茶な文楽敵視」のような行為を産経らウヨは黙認できる。彼らにとって大事な伝統は天皇制度でしかないからです。文楽は「大事な伝統」じゃない。それもどうかと思いますが。
■戦没者遺骨収集の思い語る 野口健氏、建国記念を祝う式典で講演 静岡・浜松
http://www.sankei.com/life/news/180212/lif1802120025-n1.html
野口健ってバカなんだなあということが実感できる記事です。
戦没者の遺骨収集は「建国記念」なんてこととは全く関係ない。野口の行為は「戦没者の遺骨収集」という反対する人のまずいない話をダシにして「建国記念の日を正当化しようとしてる下劣な行為」と疑われても文句は言えないでしょう。というか実際にそういうゲスな話なんでしょうけど。
■【アメリカを読む】「中南米の民主化さまたげている」 中国の援助外交に米財務省が対決宣言
http://www.sankei.com/premium/news/180212/prm1802120004-n1.html
中国も「チリのピノチェト政権を支えた米国にそんなこと言われる筋合いない」と思ってることでしょう。
大体、米国(特に共和党右派)が問題にする独裁云々って要するに「キューバが典型」ですが反米認定した国家限定ですからねえ。
親米なら独裁でもOK(例:今のエジプト軍政)が米国外交の歴史であり、その一例が「チリのピノチェト政権」のわけです。
つまりは「キューバの民主化工作とかしたいのに中国は邪魔するな」程度の話でしかない。
後は中国が中南米で影響力を強めるのを阻止するために「民主化ガー」といってるだけでしょう。
例えば中国が中南米においてキューバなど米国が独裁呼ばわりしてる国と縁切りして*5、米国が民主国家として評価してる国とだけお付き合いすれば米国は中国に何も言わないかと言ったらたぶんそういうことにならない。
■【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】「左傾」強める歴史教科書「ゆとり教育」「左翼史観教育」に戻ることは許されない
http://www.sankei.com/politics/news/180212/plt1802120013-n1.html
中韓が仕掛ける歴史戦には未来永劫(えいごう)勝てないだろう。
そりゃ勝てるわけがないでしょう。よし子の歴史戦とは
・南京事件はなかった、中国の捏造
・慰安婦も違法行為ではなかった、韓国の捏造
・太平洋戦争はアジア民族解放の正義の戦争
・日本はあの戦争において何一つ悪いことはしてない
などという無茶苦茶なもんだからです。そんなん中韓どころか欧米だって支持しないし、日本の公式見解にも反する話です。大体そんなこと言うなら「日本の戦争犯罪が裁かれた」東京裁判をよし子はどう評価するのか。
「連合国の不当な報復だ、絶対許さない」とか言うのか。「お前判決受け入れただろうが、ふざけんな!」と欧米などから批判されるだけでしょう。
「十五年戦争」は、日本がずっと「侵略戦争」を続けていたという強い否定的な意味を含んでいる。そのこと自体、誤りで、小学生に教えるのは不適切だ。
いやいや誤りどころか「1931年の満州事変から1945年の敗戦」まで「日本は中国相手に約15年間戦争してきた」という「15年戦争」は事実ですが。もちろん「15年間、和平の動きは全くなかった」といったら嘘になりますが誰もそんなこと言ってませんし。
以前も指摘しましたが
・江口圭一*6『十五年戦争の開幕』(1988年、小学館)、『新版 十五年戦争小史』(1991年、青木書店)
・大杉一雄*7『日中十五年戦争史:なぜ戦争は長期化したか』 (1996年、中公新書)
・小田部雄次*8『徳川義親*9の十五年戦争』(1988年、青木書店)
・藤原彰*10『昭和天皇の十五年戦争』(2003年、青木書店)
などのように15年戦争という言葉は一般書籍に普通に使用されています。
思い出すのは、聖徳太子の名前を「厩戸王(うまやどのおう)」に変えるという、昨年の文部科学省の発表である。案は批判を受けて挫折したが、歴史上の偉人を削除する方針はその後も続いている。
呼び方を変えることは削除ではありませんが。そして文科省の当初決定をどう評価するにせよ、それがよしこのいうように「反日だの左翼だの」あるわけもないでしょう。大体、発表当時の政権は「今の安倍政権」です。
結局のところ、よし子ら日本ウヨにとって「俺の気にくわないもの、皆左翼で反日」のわけです。だから自民党政権の出した河野談話を反日と言い出す。長期にわたって政権与党であった自民党の決定「河野談話」が「是非はともかく」反日の訳がないでしょう。この聖徳太子の話も「河野談話への悪口」同様、よし子らウヨの不当な言いがかりでしかありません。
拓殖大学客員教授の藤岡信勝氏は、背景に日本学術会議史学委員会高校歴史教育分科会などと連携する「高大連携歴史教育研究会」があり、文科省も同調していると喝破する。
何を根拠に連携だの同調だの、藤岡が言うのかと言えばおそらく根拠は何もないでしょう。まあ、問題は主張の是非であって同調しようと連携しようと関係ないと言えば関係ないですが。
悪名高いゆとり教育への逆戻りである。また失敗して日本の子供たちの知力低下に終わるのは間違いない。
いわゆるゆとり教育の是非はともかくゆとり教育によって学力が低下したというのは俗説に過ぎず客観的根拠がある話では全くありません。
教科書から抹殺する候補として吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作らの名前が挙げられているが、これは国難を乗り切った明治維新とその時代を命がけで走り抜いた英雄たちを全く評価しないということだ。
いやいや大久保利通や西郷隆盛は確か削除候補に挙げられてませんのでねえ。明治維新その物を否定する気は無いでしょう。単に「吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作ら」をそれほど評価しないという話です。
例えば坂本龍馬の場合、彼の最大の業績とされる薩長同盟については「彼の果たした役割は司馬遼太郎の小説ほど重要ではない」「彼は長い間、維新志士の間で忘れられてきた」「薩長に比べ、あまり厚遇されなかった土佐関係者が必要以上に彼の業績を粉飾している疑いが強い」という指摘があるようですし、司馬の小説を前提にしても薩長同盟の主役は薩摩の西郷や大久保、長州の木戸であって、坂本ではありません。
たとえるなら、司馬の小説を前提にしても坂本龍馬は主役ではなく、「小池*11都知事と手を組めと前原*12・民進党代表(当時)にけしかけた連合の神津会長」のような代物でしかありません。
毛沢東の一大失政である文化大革命は(ボーガス注:中国の)歴史教科書から削除され、日本人257人を虐殺した悪名高い通州事件の跡地は痕跡の全てが消されている。
こうしたよし子の指摘については無知なのでコメントしませんが、こうしたよし子の主張からは「中国は自らの負の歴史をできる限り矮小化してる*13のに、なんで日本が同じことをやったらいけないのか!」という手前勝手なふざけた考えが露呈されています。
■【主張】台湾東部地震 今度は日本が支える番だ
http://www.sankei.com/column/news/180212/clm1802120002-n1.html
まあ単純に「震災が起きたら人道精神として救うべきだよねえ、どこの国でも」つう話のはずですが産経なので「東日本大震災での恩返し」「親日」がどうこう言う話になります。
「えーと、まさかそんなことは言わないと思うけど、反日の中国、北朝鮮、韓国、ロシアなら救わなくていいとか言い出さないよね」と聞きたくなります。
今回の地震で台湾が海外の支援を受け入れたのは日本だけだ。中国が申し出た支援は「人員、物資は足りている」と辞退した。
やれやれですね。「死者17人」なので「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」だのと比べたら、大した地震でも無かったのでしょうが「日本だけは受け入れて」震災を「台湾は親日」アピールに政治利用するとは全く蔡英文も気が狂ってますね。
■財務相戦後最長の麻生太郎氏 副総理も歴代1位更新中 派閥後継は?
http://www.sankei.com/politics/news/180212/plt1802120007-n1.html
麻生氏は、副総理としては27年5月21日、祖父・吉田茂*14元首相の第2次、3次内閣で副総理だった林譲治氏*15の876日を抜いて単独1位となった。
副総理ポストは置く必要が無いので必置の財務相とは性格が違うとはいえ、こちらは歴代1位ですか。げんなりしますね。
麻生氏に対しては「首相再登板」への野心があるのではないかとの臆測が流れることもある。
そりゃ安倍の再登板なんか見れば麻生がそう考えてもおかしくはないでしょう。
とはいえ、安倍に持ち上げてもらった手前、よほどのことが無い限り、麻生による安倍打倒と言うことはないでしょうが。
麻生氏の有力な後継者もはっきりしない。麻生派所属の河野太郎外相は昨年8月の外相就任以降、中国や韓国に対する毅然(きぜん)とした言動が評価を得ている*16。当選8回で麻生氏の後継とも目され、本人も将来的な党総裁選への出馬の意欲を隠さないが、派内では「人望が薄く今の姿勢では難しい」(幹部)との見方がもっぱらだ。
まあ、河野は「当選回数8回」とはいえ、ウィキペ「志公会」によれば派閥の役職にも就いてないようですし、閣僚入りも第3次安倍内閣での国家公安委員長が初めてですからねえ。
周囲にあまり評価されてないんでしょう。
■麻生太郎*17財務相、在任戦後1位に 1875日で(ボーガス注:中曽根*18、竹下*19、小渕*20、森*21内閣で蔵相を務めた)宮沢喜一氏*22抜く
http://www.sankei.com/politics/news/180212/plt1802120003-n1.html
財務相としての戦前を含めた最長は(ボーガス注:第1次伊藤*23内閣で)初代蔵相*24を務めた松方正義氏*25の5302日*26、次いで高橋是清氏*27の3214日。麻生氏は戦前を含めた歴代の財務相では3番目の在任期間となった。
麻生ごときが「戦後で1位」「戦前も含めた歴代で3位」とは本当にうんざりします。過去の「松方や高橋、池田勇人*28や宮澤氏」などと違い、麻生は有能な人間とはとても言いがたいですしね。
*1:『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(2013年、PHP新書)、『世界征服を夢見る嫌われ者国家 中国の狂気』(2014年、ビジネス社)、『習近平にはなぜもう100%未来がないのか』(2015年、徳間書店)、『狂気の沙汰の習近平体制』(2016年、ビジネス社)、『冗談か悪夢のような中国という災厄』(2017年、ビジネス社)、『習近平の終身独裁で始まる中国の大暗黒時代』(2017年、徳間書店)など反中国トンデモ著書多数
*2:無私無欲イメージを流布することで皇室維持につなげたと言うことはあるかもしれませんが、もちろん実際に無私無欲だったわけではありません。
*3:ただし「権力が衰退すれば」、そうした監視をすることが困難になり、結局、「後醍醐天皇の鎌倉幕府打倒」のように皇室が刃向かったり、「徳川家康の征夷大将軍就任(豊臣氏への事実上の反逆)」のように別の人間に皇室を利用されたりしてしまうわけです。
*4:仏教や儒教の場合「取捨選択」というよりは「日本化」でしょう。
*5:まあ現実問題縁切りしないとは思いますが。
*6:著書『日中アヘン戦争』(1988年、岩波新書)、『盧溝橋事件』(1988年、岩波ブックレット)、『1941年12月8日:アジア太平洋戦争はなぜ起こったか』(1991年、岩波ジュニア新書)、『日本の侵略と日本人の戦争観』(1995年、岩波ブックレット)など
*7:著書『日中戦争への道』(2007年、講談社学術文庫) 、『日米開戦への道(上)(下)』(2008年、講談社学術文庫)など
*8:著書『四代の天皇と女性たち』(2002年、文春新書)、『華族』(2006年、中公新書)、『皇族:天皇家の近現代史』(2009年、中公新書)、『皇族に嫁いだ女性たち』(2009年、角川選書)、『昭和天皇と弟宮』(2011年、角川選書)など
*10:著書『南京の日本軍:南京大虐殺とその背景』(1997年、大月書店)、『餓死(うえじに)した英霊たち』(2001年、青木書店)、『中国戦線従軍記』(2002年、大月書店)、『天皇の軍隊と日中戦争』(2006年、大月書店)など
*11:小泉内閣環境相、第1次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)を経て都知事
*12:鳩山内閣国交相、菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表など歴任
*13:繰り返しますが実際の中国がどうなのかは知りませんのでコメントしません。まあ一般論として言えば、よし子の言うような矮小化を中国政府が実際にしてるのであれば適切な行為とはいえないでしょう。
*14:東久邇、幣原内閣外相を経て首相
*16:そんなのを評価してるのは産経のようなウヨだけでしょう。
*17:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第1次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相。現在、第2〜4次安倍内閣副総理・財務相
*18:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相、自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相
*19:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相
*20:竹下内閣官房長官、自民党副総裁(河野総裁時代)、橋本内閣外相などを経て首相
*21:中曽根内閣文相、宮澤内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相
*22:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。
*23:首相、貴族院議長、枢密院議長、韓国統監など要職を歴任。元老の一人。韓国の民族活動家・安重根によって暗殺された。
*24:なお、松方は伊藤内閣蔵相就任前にも現在の財務相に当たる大蔵卿に就任している。なお、初代大蔵卿は元越前福井藩主の松平春嶽。
*25:大蔵卿(参議兼務)、第1次伊藤、黒田、第1次山縣、第2次伊藤、第2次山縣内閣蔵相、首相、内大臣など歴任。元老の一人。松方の出身である薩摩閥では、黒田清隆(農商務相、逓信相、首相、枢密院議長など歴任。元老の一人)が酒乱で人望がなく、西郷従道(西郷隆盛の弟。海軍大臣、内務大臣など歴任。元老の一人)、大山巌(陸軍大臣、陸軍参謀総長など歴任。元老の一人)は政治的野心に乏しく、松方は年齢やキャリアからすれば西郷隆盛(参議、陸軍大将)、大久保利通(参議、内務卿)死後、薩摩閥の中核となるべき人物ではあったが、財政面以外での政治手腕には欠けるところがあった。また、薩長元勲の中では勤皇志士としての活動歴がなく、ために軽んじられており、それゆえ薩摩閥をまとめることが出来なかったといわれる。ただし、明治天皇からの信頼は絶大であり、金本位制導入の際には、明治天皇から「導入の是非を巡る議論は難解でよくわからぬが、これまで松方が財政に関して間違ったことをやった例はなかったから導入を裁可する」とまで言われている(ウィキペディア「松方正義」参照)。
*26:この在位日数には「松方の大蔵卿時代」は含まれているんでしょうか、それとも「伊藤内閣初代蔵相就任以降」なんでしょうか。