「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年1/30分:高英起の巻)

ムチャな韓国法のゴリ押しは誰の得にもならない

北朝鮮の国家保衛省(秘密警察)に大量のコメを送った韓国在住の脱北者に、(ボーガス注:国家保安法違反で)実刑判決が下った。脱北者の置かれた立場や朝鮮半島情勢の現実を無視し、杓子定規に法を適用した誤った判決と言える。
北朝鮮咸鏡北道(ハムギョンブクト)出身のA被告は2011年、中国などを経て韓国に入国後、風俗店を経営して一財産を築いた。彼女には北朝鮮に残してきた息子がいて、脱北させようとしていた。しかし、うまく行かなかったため、北朝鮮への帰国を決心した。帰国後の自らと息子の安全を保証するため、北朝鮮に大量のコメを送ったというものだ。
・裁判所は、コメを送る行為を国家保安法の「自主的支援」に該当するとし、(中略)1審どおり懲役2年6ヶ月と資格停止(公民権などの停止)2年6ヶ月の刑を宣告した。
 チャ・ムンホ裁判長は「苦しい思いをして(韓国に)たどり着いたのに、なぜまた戻ろうとするのか理解できない」「息子がいたとしても、北朝鮮の政権にかなりの助けになりえるコメを送る行為はわが国では許されるものではない」と述べた。
・この判決は、(ボーガス注:韓国で生活が苦しく、場合によっては北朝鮮に帰国した方が生活がましな)脱北者の置かれた現実と乖離したものと言えよう。脱北者が、韓国において必ずしも良好な待遇を受けていない現実を、チャ裁判長がなぜ「理解できない」のか、その方が理解に苦しむ。

 というかそもそも国家保安法を廃止すべきだと思いますが、ウヨの高だとそういう結論になりません。まあそれでもこういう記事を書くだけましですが。