今日の産経ニュースほか(2019年5月18日分)

体操の代表選考基準見直しも 村上救済で田中強化本部長 - 産経ニュース
村上、涙の棄権 体操NHK杯 - 産経ニュース
 小生は村上某さんを知らないし興味もありません。当然彼女のファンでもアンチでもないし、彼女が代表になるべきかどうかも分からない。
 ただ記事が事実なら理屈としておかしいですよね。
 「この大会が選考会だ、これで選ぶ」といっていた*1のが「村上さんが体調不良で大会を棄権(これを選考会にしたら村上さんが落選)」したら「イヤー、村上君は過去の実績があるから」「体調が元に戻れば問題ないと思う」「一回の棄権で彼女を切りたくない」「選考基準を見直したい」て「後出しじゃんけん」とは、他の選手からすれば、体操協会相手に口に出せないにせよ「ふざけるな!」「だったら最初から『村上は過去の実績があるので、よほどのことがない限り選ぶ』ていえよ」ですよね。「頑張れば村上さんじゃなくて私が選ばれるかも」と思っていたかもしれない他の選手の気持ちをなんだと思ってるのか。フェアネスの観点はどうなってるのか。
 まあ、彼女はおそらく「一時期の浅田真央」的存在なんでしょうけどね。


池袋暴走 警視庁、元院長の任意捜査を継続 - 産経ニュース
 実情はともかく、建前では法律上は「任意捜査が原則で逮捕が例外」ということを指摘しておきます。
 逮捕とは、容疑者を身柄拘束しないと「逃亡や自殺」「証拠隠滅」「被害者への報復」など弊害が生じる恐れが強いときに認められるに過ぎません。


「 昭和天皇が戦後占領下で発した詔勅の意味を汲みとることが令和時代の課題だ 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
 時代錯誤極まりないですね。

 『昭和天皇 二つの「独白録」』(東野真著、NHK出版)は1997年6月放送の「NHKスペシャル」を基にした作品だ。
昭和天皇独白録」といえば、90年12月号の「文藝春秋」のスクープを思い浮かべる。東野氏は他にも「独白録」が書かれていたことを明らかにし、その作成は東京裁判において天皇無罪を確定させるための対策だったとする。
 そうした動きの背景には、昭和天皇に対する厳しい米国世論があった。45年6月のギャラップ世論調査では「処刑せよ」が33%、「裁判にかけろ」が17%、「終身刑」が11%、「追放」が9%で、70%が強い敵愾心を抱いていた。東京裁判終了後も厳しい感情は消えず、50年3月の同世論調査では、「天皇を戦犯として裁くべし」が53%だった。

 まあそういうことですね。日本国内において「天皇崇拝感情」があり、それが政治利用できると米国が思わなければ、米国は「裕仁を厳罰にしろ」という米国世論に従ってほぼ確実に昭和天皇東京裁判に起訴し、処罰(東条英機元首相らのような死刑?)されていたでしょう。当然「弁明の文章」独白録は嘘だらけです。
 まあ昭和天皇に限らず「自分に都合の悪いことを言う人」は通常居ないので、当事者が書いた回顧録なんてもんは鵜呑みには出来ません。

 占領下で迎えた新年の詔勅昭和天皇は以下のように始められた。
「ここに新年を迎える。顧みれば明治天皇 明治の初国是として五箇条の御誓文を下し給えり」
その後に昭和天皇五箇条の御誓文全文を続けられた。後年、この件について、五箇条の御誓文を国民に伝えるのが詔勅の「一番の目的」だった、「民主主義を採用したのは、明治大帝の思し召しである」「民主主義というものは決して輸入のものではないということを示す必要が大いにあった」と語られている。

 つまりは「大日本帝国憲法のような天皇主権でも民主主義だ、それが欧米とは違う日本型民主主義だ」と強弁して昭和天皇は「主権者の地位を保持しよう」としたわけですが、彼の企みは新憲法制定で挫折しました。彼は主権者、国家元首から「政治権限のない象徴」にかわりました。
 昭和天皇を政治利用するため、東京裁判に訴追しなかった米国も「天皇国家元首のままにすること」はさすがに容認しませんでした。

 令和の時代の課題は、昭和天皇が発せられた占領下における詔勅の意味を真摯に汲みとることだろう。それが憲法改正だということはもはや説明の必要もないだろう。

 まあ「勝手に言ってろ」ですね。昭和天皇改憲を希望していたかどうかも疑問ですが、今時「昭和天皇の意思」云々で改憲に賛成する人も居ないでしょう。
 大体そのよしこの理屈なら「訪中した前天皇の意志に従い日中友好を推進すべきなのか」?(まあ俺は日中友好は推進すべきだと思いますが「天皇は政治に関わるべきでない」と思う俺にとって、日中友好の理由は少なくとも「前天皇の意思」ではありません)。
 「それは違う」というなら「よしこらウヨの従う天皇とは昭和天皇だけなのか」。


「山鹿素行の『中朝事実』― 民族意識の先駆 ―」 荒井桂 郷学研修所・安岡正篤記念館副理事長兼所長 « 最近の活動 « 公益財団法人 国家基本問題研究所
 この荒井氏*2、元埼玉県教育長だそうです。
 しかし定年退職後の今はそういう団体の副理事長兼所長ですか(ちなみに理事長が安岡正篤の息子である安岡正泰氏)。「安岡正篤記念館所長」てもろに右翼ヤン(苦笑、あとでウィキペディア安岡正篤」を紹介しますが安岡は右翼活動家です)。
 しかしこういう団体幹部を呼んで

 荒井所長は、まず『中朝事実』という書物がどのようなものかを説明した。すなわち、江戸初期の儒学者山鹿素行(1622~1685年)の著述で、吉田松陰をはじめ維新の志士にも影響を与え、乃木*3大将座右の書としても有名。学習院長を長く務めた乃木大将が殉死する二日前、後の昭和天皇となられる皇太子に、中朝事実を献上したというエピソードも紹介し、後世に伝えるべき価値のあることを強調した。
 所長によると、素行が活躍した当時、支那*4は世界の中心にある文化大国、すなわち「中華*5」と自称していた。日本でも、「中華思想」が蔓延し、支那崇拝、自国卑下の風潮にあった。しかし素行自身は、日本こそ文化的・政治的にも「中華*6」であると自負していた。そこで、言葉の混同を避けるため、日本を「中華」ではなく「中朝*7」と呼称し、日本書紀など古典を引用しながら論評を加え『中朝事実』という書物を著したという。
 『中朝事実』は全13章から構成され、最初の「天先章」では天孫降臨をはじめとする神話が皇室へと結びつく歴史が、第2章「中国章」では日本こそが中華であると強調し、第3章「皇統章」では天照大神から続く皇室の伝統を、その他、人材任用の在り方、治平外交の要は礼にあること、など多方面にわたり、日本の特質が説かれているとのこと。
 安岡教学に私淑する荒井所長は、激動する国際情勢の中で、国の在り方や国民の意識に思いを馳せる。

ねえ(苦笑)。さすが「日本を代表する右翼団体」国家基本問題研究所だけのことはあります。
 今時「山鹿素行ガー」「中朝事実ガー」「安岡正篤ガー」だそうです。

【参考:安岡正篤、四元義隆について】

安岡正篤(1898~1983年:ウィキペディア参照)
・1927年(昭和2年)、酒井忠正*8伯爵の支援で「金鶏学院」を設立し、1931年(昭和6年)には三井や住友などの財閥の出資により「日本農士学校」を創設し、教化運動に乗り出した。
・金鶏学院は軍部や官界・財界に支持者を広げて行き、1932年(昭和7年)には「日本主義に基づいた国政改革を目指す」として、酒井忠正や後藤文夫、近衛文麿*9らとともに「国維会」を設立。「国維会」から、斎藤實*10岡田啓介*11両内閣に、後藤文夫*12吉田茂*13廣田弘毅*14ら会員が入閣したことで、世間の注目も集まったが、一方で政界の黒幕的な見方も強まったため、2年後には解散に追い込まれる。
・「国維会」解散後も金鶏学院などを通じた教化活動は続けられ、「二・二六事件の首謀者西田税に影響を与えた一人」とも言われる。北一輝大川周明の結成した右翼結社・猶存社のメンバーでもあった。山本五十六*15中華民国総統蒋介石とも親交があり、第二次世界大戦中には1944年(昭和19年)より大東亜省顧問として外交政策などに関わった。
・1945年(昭和20年)、8月15日の終戦詔勅玉音放送)を推敲したと言われる。
終戦後1946年(昭和21年)に、かつて安岡が創設した「金鶏学院」や「日本農士学校」等の各団体や学校は連合国軍最高司令官総司令部GHQ・SCAP)により解散を命じられ財産は没収、安岡自身も大東亜省奉職を理由に公職追放される。1949年(昭和24年)に「師友会」(後の全国師友協会)を結成、機関紙『師友』(後の『師と友』)の発行による次代の指導者の育成や、全国各地を巡っての講演、更にはラジオによる講話などを通じた東洋古典思想の普及活動を行った。1950年(昭和25年)10月公職追放令第一次解除に該当し公職追放を解除される。
・戦後も政財界とのパイプは保ち続け、自民党政治家のアドバイザーとして帝王学を説き、彼らの「精神的指導者」「陰の御意見番」「首相指南役」の位置にあった。1954年(昭和29年)6月1日、師友会を「全国師友協会」と改め、ここでの活動を中心に陽明学を基礎とした東洋思想の普及に努める。1958年(昭和33年)には岸信介*16、安倍源基*17、木村篤太郎*18らとともに「新日本協議会」を結成、安保改定運動や改憲運動などに関わった。
・1983年(昭和58年)12月13日逝去。享年85。葬儀は1984年(昭和59年)1月25日に青山葬儀所で、葬儀委員長に岸信介元首相、副委員長に稲山嘉寛*19・大槻文平*20、委員に新井正明*21・江戸英雄*22平岩外四*23によって執行。政界からは当時の首相・中曽根康弘*24を始め、田中角栄福田赳夫鈴木善幸*25の各歴代首相が参列した。
■逸話
・戦前にあっては血盟団事件三井財閥総帥・団琢磨、前蔵相・井上準之助*26を暗殺)に四元義隆*27ら、「金鶏学院」の関係者が多く連座したため安岡も一時関与を疑われたが、安岡自身はこのことについて何も語っておらず、関与の有無は不明である。また、戦前の活動では他に海軍関係者との親交や大東亜省顧問としての活動が挙げられるが、具体的に何に何処まで関与したかはほとんど明らかにされていない。
・安岡を信奉し、師と仰いだ政治家には吉田茂*28池田勇人*29佐藤栄作*30福田赳夫*31大平正芳*32らがいるとされる。「岸信介以降の歴代首相*33田中角栄*34三木武夫*35を除く)」が施政方針演説の推敲を彼に依頼していたとも言われる。
・池田派に「宏池会」と命名したのは安岡だとされている。
・1990年(平成2年)に竹下登*36首相が記者会見で示唆したところによると、「平成」の元号の発案者と言われている。しかし、元号制定時に内閣内政審議室長だった的場順三*37は、これは事実に反しており、「平成を考案したのは山本達郎先生(東京大学名誉教授、東洋史)です。『平成』は安岡正篤先生の案だとまことしやかにいう人もいますが、事実ではありません。亡くなっている人の案を採用することは無いですから」と後に証言している。
■著書
・『人生と陽明学』、『日本の伝統精神:この国はいかに進むべきか』、『論語に学ぶ』(PHP文庫)など。

「戦後70年」特別鼎談 児玉誉士夫 笹川良一 瀬島龍三 四元義隆ほか「黒幕たちの戦後史」を語りつくす 保阪正康×佐高信×森功(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
■佐高
 黒幕というのは基本的に右翼出身の人が多い。典型的なのが、戦後の黒幕として最初に名が挙がる児玉誉士夫でしょう。
■保阪*38
 戦前から軍部や官僚と近しい関係だったという意味では、陽明学者・思想家の安岡正篤も(ボーガス注:海軍に依頼されて児玉機関を運営していた児玉誉士夫と)同じ系譜の黒幕ですね。
■佐高
 児玉が在野の右翼だとすれば、安岡は歴代首相の御意見番的な存在でした。安岡はそんなにカネはなかったけれども、漢籍をうまく噛みくだいた説教をして、官僚出身の政治家たちにありがたがられたタイプです。
■森*39
吉田茂池田勇人佐藤栄作福田赳夫などはみな安岡を師と仰いでいましたからね。そんなカリスマの源泉になっているのが、8月15日の玉音放送終戦詔書」の手直しをしたという話でしょう。
■保阪
天皇の文章を直したというのは最大の勲章になっています。ほかにも宏池会(現・自民党岸田派)という名前は彼が作ったという話もありますし、平成という元号も彼の発案だといわれています。
■佐高
 彼の本は、朝礼などで訓示を垂れるのが好きな社長のいいネタ本になっている。あの長嶋茂雄まで安岡の本を持ち歩いていたっていいます。長嶋は、清原が骨折したとき、ギプスに「失意泰然」という安岡の言葉を書いたという話もあります。
■森
 そんな大物も晩年は、細木数子との一件でスキャンダルになりました。当時銀座のホステスだった40歳も年下の細木と再婚の約束を交わしたんですが、親族が大反対してもめたという話です。その後すぐ、安岡は亡くなるんですが、遺言を巡る諍いに、暴力団まで出てきて……。
■佐高
天皇の文章を直したということで神格化されていた黒幕が、馬脚を現したというわけですね。
 自分の虚像をうまく作り上げるのも黒幕の条件の一つですね。その場、その場で演技をするというか、平気で嘘をつける能力です。
■森
 虚像という意味では、四元義隆の自宅を訪ねたとき、面白い経験をしました。四元は'32年の血盟団事件で逮捕された右翼で、戦後は政界の黒幕として、特に中曽根政権や細川政権では陰の指南役と言われるほど影響力をふるった人物です。私は、細川首相との関係を聞きに鎌倉の自宅を訪れたのですが、障子越しにしか話をしないんです。相当お年を召していたというのもあったと思いますが、面と向かっては話せないということでした。
■佐高
 そうやって、顔を見せないところも黒幕らしい演出かもしれない。

【衆院代表質問】自民・岸田文雄政調会長、「ポスト安倍」懸命にアピールも… 棒読み?離席の自民議員次々 - 産経ニュース
 岸田氏*40は、宏池会創設者の池田勇人元首相の師であった陽明学者、安岡正篤氏の言葉を引き合いに自らの政治姿勢に言及、「低姿勢、高姿勢いずれも間違いだ。自分の政治哲学を持っていれば、おのずから『正姿勢』(正しい姿勢)になる」と語った。

29年は「世代交代の波高まりそう」 安岡正篤記念館理事長、松山で講演 - 産経ニュース
 郷学研修所は昭和6年、正篤氏が日本農士学校として設立。東洋の古典、哲学を学び、国家社会に役立つ人間の形成を目指した。昭和21年には連合国総司令部の命令によって解散し、その後も復活と変遷を経て37年に教育活動を終了。しかし、卒業生らから惜しむ声が相次ぎ、昭和45年に財団法人郷学研修所が設立。平成24年に公益財団法人として認定を受けた。
 正泰氏は東京生まれで日本通運常務取締役中部支店長などを歴任、同社を退社後、父の思想を継承し普及する活動に取り組んでいる。


【参考:中朝事実について】

【昭和天皇の87年】乃木希典の殉死 明治の精神は「天皇に始まつて天皇に終つた」(1/4ページ) - 産経ニュース
・皇太子に拝謁した乃木は、これまで以上に勉学に励まれること、身体を大切にすることを諭し、「中朝事実」など書物2冊を差し出した。
・江戸初期の儒学者山鹿素行が著した中朝事実は、儒教の思想は易姓革命(※1)を繰り返す中国ではなく、万世一系の皇室をいただく日本に根付いており、日本こそが「中朝」であるとして、中華思想に染まった当時の知識層に民族的な自覚を促した大書だ。
 明治維新以降、急速な西洋化とともに日本古来の行動規範が希薄化する中、乃木は皇太子に、原点をふまえて前に進むよう、教えたかったのではないか。


【産経抄】5月18日 - 産経ニュース

 世論調査を支持政党別にみると、女系天皇に「賛成」との回答は立憲民主党が71・1%で、自民党も62・3%とかなり高い。

 つまりは「日本会議など極右層を除けば」自民支持者だって「別に女帝容認でええやん」「女系とか男系とかどうでもええやん」「何でそないなことにこだわるの?」レベルの消極的支持でしょうが、ほとんど女帝支持の訳です。これで「女帝は日本の歴史で例外」「過去の女帝は皆独身で、女帝の結婚が前提となる今回の女帝容認論は過去とは話が違う」「女帝の結婚相手とその家族の扱いをどうするか(前例がない)。彼らにスキャンダルが出たらどうするのか」などと抜かして女帝反対を続ける産経らウヨには心底呆れます。

 旧宮家などの男系男子の皇籍復帰

 そんなもん女帝反対のウヨ以外誰が支持してるのか。
 元皇族の竹田JOC会長がスキャンダル(五輪招致買収疑惑)に見舞われたように「旧宮家復帰」で、その後、特大スキャンダルなんか炸裂した日には目も当てられません。


菅長官、日朝会談「対話のための対話はいけない」 - 産経ニュース
 こういう馬鹿なことを言って対話しようとしないからいつまで経っても拉致が解決しないわけです。まあ俺は当事者(拉致被害者家族)じゃないから正直どうでもいいですが。むしろ拉致被害者家族が「国民が皆私たちを支持してる」とか抜かして図に乗ってることが正直腹立たしい。
 「誰も手前らなんか支持してねえよ!。だからテレビでも最近拉致問題なんか放送されねえじゃねえか!。現実を直視しろよ、バカ!」といいたい。


【主張】トランプ氏の来日 拉致の解決に結びつけよ - 産経ニュース

 25日から国賓として来日するトランプ米大統領

 ばかばかしい。北朝鮮にほとんどパイプもないトランプとあって何の意味があるのか。
 どうせならG20(6月末、日本で開催)で来ると見られる「習近平・中国国家主席」「文在寅・韓国大統領」「プーチン・ロシア大統領」といった「北朝鮮とそれなりのパイプがあるメンツ」とG20開催期間中にあった方が「拉致解決につながる」でしょう。とはいえ、「会う予定らしい」習氏やプーチン氏はともかく、文氏については現時点で「首脳会談は困難」とかほざいてるのが安倍自民なんで心底呆れますが。

 拉致問題をめぐっては今月、国連人権理事会の作業部会が日本人を含む外国人被害者の即時帰還などの具体的行動を求める勧告を採択した。だが北朝鮮側は「解決済み」とする従来の立場に固執し、勧告の拒否を宣言している。

 国連勧告無視は「代用監獄廃止の勧告・無視(未だに代用監獄を継続)」など日本も同じ事をやってますのであまり偉そうなことは言えません。
 いやそれどころか「男女平等の観点から女帝を認めるべきという勧告を国連女性差別撤廃委員会が出すなんて許さない!(でなかった事情が何かはともかく結局出ませんでしたが*41)」「慰安婦問題でのクマラスワミ報告、マクドガル報告は言いがかり」「南京事件資料のユネスコ世界記憶遺産登録が許せない!」とか「国連敵視発言に事欠かないのが安倍自民&産経」なのでその点では北朝鮮批判する資格は彼らには全くありません。

*1:まあ村上さんなら楽々好成績でクリアだと思ってたのでしょう。

*2:著書『安岡教学の淵源』(2011年、致知出版社)、『山鹿素行「中朝事実」を読む』(2015年、致知出版社)など

*3:台湾総督、第3軍司令官(日露戦争)、学習院長など歴任

*4:今時「支那」とはさすが国基研です。

*5:今の日本で「中華」というと「中華そば」「中華丼」「中華料理」「冷やし中華」「横浜中華街」でわかるようにほぼ「中国」とイコールですが、元々はそういう意味です。

*6:イヤー「あえて言えば」客観的に見て、当時のアジアでは中国が中華でしょうよ。

*7:まあ今の日本で「中朝」といえばほぼ確実に「中国と朝鮮(北朝鮮ではない、李氏朝鮮なども含む)」「中国と北朝鮮」のことを意味しますが。

*8:戦前、阿部内閣で農林相。戦後も日本中央競馬会理事長、横綱審議委員会委員長、相撲博物館館長、大東文化学院総長などを歴任

*9:貴族院議長、首相を歴任。戦後、戦犯指定を苦にして自殺。

*10:第一次西園寺、第二次桂、第二次西園寺、第三次桂、第一次山本内閣海軍大臣朝鮮総督、首相、内大臣を歴任。226事件で暗殺される。

*11:田中義一、斎藤内閣海軍大臣、首相を歴任

*12:斎藤内閣農林相、岡田内閣内務相を歴任

*13:後の首相とは同姓同名の別人。岡田内閣書記官長、米内内閣厚生相、小磯内閣軍需相を歴任

*14:斎藤、岡田内閣外相、首相を歴任。戦後、戦犯として死刑判決。後に靖国に合祀。

*15:海軍次官連合艦隊司令長官など歴任。太平洋戦争中に戦死

*16:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*17:戦前、鈴木貫太郎内閣内務相。

*18:吉田内閣法相、防衛庁長官を歴任

*19:新日鉄社長、会長、経団連会長を歴任

*20:三菱鉱業セメント社長、日経連会長を歴任

*21:住友生命保険社長、会長、松下政経塾理事長を歴任

*22:三井不動産社長、会長を歴任

*23:東京電力社長、会長、経団連会長を歴任

*24:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*25:池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(大平総裁時代)などを経て首相

*26:日銀総裁、第2次山本、濱口、第2次若槻内閣蔵相を歴任

*27:1908~2004年。右翼活動家。血盟団事件(1932年)に連座して、1934年11月22日に殺人罪で懲役15年の実刑判決。1940年に他の団員と共に恩赦で出所。その後、近衛文麿鈴木貫太郎首相の秘書として活躍したとされる。1944年に翼賛壮年団理事。戦後は政界の黒幕的な存在として吉田茂池田勇人佐藤栄作福田赳夫大平正芳竹下登宮沢喜一などの歴代総理と親交があったと言われ、特に中曽根康弘細川護煕政権では「陰の指南役」と噂された(ウィキペディア「四元義隆」参照)。

*28:東久邇宮、幣原内閣外相を経て首相

*29:吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相を経て首相

*30:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*31:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣行政管理庁長官、蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官を経て首相

*32:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相

*33:安岡は1983年に死去しているので中曽根首相までということでしょうか?

*34:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相

*35:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、池田内閣科学技術庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などをを経て首相

*36:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)を経て首相

*37:第一次安倍内閣官房副長官

*38:著書『死なう団事件:軍国主義下のカルト教団』、『眞説 光クラブ事件:戦後金融犯罪の真実と闇』(以上、角川文庫)、『60年安保闘争』(講談社現代新書)、『農村青年社事件:昭和アナキストの見た幻』(筑摩選書)、『五・一五事件』、『孫文辛亥革命を助けた日本人』、『東條英機天皇の時代』、『三島由紀夫楯の会事件』(以上、ちくま文庫)、『後藤田正晴』、『陸軍省軍務局と日米開戦』(以上、中公文庫)、『蒋介石』(文春新書)、『「きけわだつみのこえ」の戦後史』、『参謀の昭和史 瀬島龍三』(以上、文春文庫)、『松本清張と昭和史』(平凡社新書)など

*39:著書『血税空港:本日も遠く高く不便な空の便』、『紛争解決人 伊勢﨑賢治』(以上、幻冬舎新書)、『サラリーマン政商宮内義彦の光と影』(講談社)、『許永中:日本の闇を背負い続けた男』、『同和と銀行:三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録』(以上、講談社プラスアルファ文庫)、『総理の影:菅義偉の正体』(小学館)、『日本の暗黒事件』(新潮新書)、『日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈』(文藝春秋)、『泥のカネ:裏金王・水谷功と権力者の饗宴』、『悪だくみ:「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(以上、文春文庫)など

*40:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相を経て自民党政調会長

*41:むしろ出してもらった方が「天皇制支持者ならば」ありがたいんですが。「天皇制継続」という意味では女帝否定していいことは何もないし。「男女平等の観点から夫婦別姓を認めよ」とか言う勧告ならまだしも、女帝容認に産経らウヨがマジギレする意味が分からない。