「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年5/20分:荒木和博の巻)

公開失踪者の国内での所在確認について【調査会NEWS2984】(R01.5.20) : 荒木和博BLOG

 平成4年(1992)5月に失踪した森武史さんについて日本国内での所在が確認されました。本日千葉県警が非公開の拉致の可能性を排除できない失踪者を国内で所在確認した旨発表しましたが、これが森さんのことであると思われます。

 「また」日本国内で特定失踪者が見つかったそうです。「特定失踪者の国内での発見」はこれが初めてではなく、もはや「特定失踪者は北朝鮮拉致」という荒木の主張など何の信頼性もないのですが、「今回は違ったが他は北朝鮮拉致かもしれない」「北朝鮮拉致でないというならその証拠を出してみろ」と強弁する荒木はともかく「特定失踪者家族」だの「拉致被害者家族」だのはなぜ「荒木の与太」を容認するのか、何を考えてるのか心底呆れます。
 正直、荒木の与太「特定失踪者は北朝鮮拉致」が「救う会や家族会なんて狼少年」「そもそもあいつら本気で拉致を解決する意思があるの?」という見方を世間に広めてしまったことは間違いないでしょう(もちろん、俺も家族会や救う会にそうした否定的な見方をしている人間の一人です)。
 荒木の与太が「拉致を風化させた大きな理由の一つであること」は間違いありません。
 そして蓮池透さんが荒木ら救う会の批判を始めた理由の一つは明らかに「特定失踪者デマの表面化」でしょう。
 しかし「長く所在不明な失踪者」はもちろん「今後も所在不明」ということもありえますが「遺体で発見されるか、生存の形で発見されるか」「失踪理由が事故や犯罪、災害に巻き込まれたのか、自発的失踪か」はともかく、「発見される可能性」もあるわけです。
 そうした可能性を軽視して失踪者を勝手に100人単位で特定失踪者認定したあげく、「その後、所在が発見された失踪者が多数登場」とは荒木も全く馬鹿な男です(まあ国内で発見される前から1)まともな認定根拠がない、2)小泉訪朝後の失踪者まで北朝鮮拉致扱いしている、3)4歳の幼児・松岡伸矢君まで北朝鮮拉致扱いしている、などで荒木の主張「特定失踪者は北朝鮮拉致」は怪しいことこの上なかったのですが)。
 まあ、そんな荒木を容認する「特定失踪者家族」だの「拉致被害者家族」だのは「論外の存在」ですね。

【参考:森さん発見について】

失踪男性は53歳元自衛官 拉致問題調査会が発表 | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス
 千葉県警が20日、1992年に失踪して今年4月に国内で発見したと発表した男性は、53歳の元陸上自衛官だったことが分かった。北朝鮮による拉致問題に取り組む民間団体「特定失踪者問題調査会」が同日午後、明らかにした。
 調査会は男性について拉致の疑いを否定できない行方不明者として公開していた。男性は26歳だった92年5月、横浜市の実家から外出したまま行方が分からなくなり、家族が届け出ていた。

千葉県警が拉致疑いの男性を国内で発見 1992年に失踪、50代 - 毎日新聞
 千葉県警20日、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない」行方不明者883人のうち、1992年に失踪した50代の男性を先月、国内で無事発見したと発表した。発見場所や失踪理由を明らかにしていないが、北朝鮮は絡んでいなかったと判断した。


【参考:森さんについての荒木らの過去のデマ】

【防衛施設周辺121人失踪】「9人は自衛隊勤務」の情報 背景に「自衛隊施設攪乱の準備の可能性」(1/2ページ) - 産経ニュース
・約470人に上る特定失踪者の中には防衛施設周辺で行方不明になった人のほか、自衛隊に勤務していたという情報のある人が9人含まれている。30日の検証で、特定失踪者問題調査会が元実家近くを調べた森武史さんもその一人だ。
・調査会の荒木和博代表は、9人の失踪が北朝鮮による拉致だと考えた場合、「自衛隊施設に忍び込むときに、怪しまれないように自衛官の基本的な動作を知るために連れていったということが考えられる」と指摘。
 「いざというときに自衛隊の駐屯地などを攪乱するための下準備だった可能性はある」と話す。

【防衛施設周辺121人失踪】横浜・戸塚で行方不明の2人に地域的共通点 - 産経ニュース
 横浜市戸塚区では、昭和54年に行方不明になった寺島佐津子さん(55)=失踪当時(19)=と、平成4年に戸塚区の実家を出て消息を絶った森武史さん(50)=同(26)=の自宅付近を調べた。調査会によると、寺島さんが通勤に使っていたバス停は米軍の通信施設(現在は跡地)のすぐ近くにあり、バス停から寺島さんの自宅までの途中には、森さんが通っていた中学校がある。
 さらに森さんは戸塚駅に出かけるといって失踪し、寺島さんは通勤のため戸塚駅を利用していた。調査会は通信施設近くに北朝鮮工作員の拠点があり、地域的な共通点のある2人が物色された可能性もあるとみている。