■野原のツイート
野原燐がリツイート
・安田登*1
ある年齢や地位になったら「誰も止めてくれる人がいない」という状況をいかに回避するかが大切になります。そうしないと「気がついたら裸の王様、しかも周囲に誰もいない」という状況に陥ります。
まあ、そう言う事態を避けるために必要な「大事なこと」の一つは「年齢や地位が下の者が、フランクに物が言えるような腰の低さ」でしょうねえ。そして「下の者」がいったことを頭ごなしに否定せず「筋の通ったこと」なら「君のいうとおりだと思う、俺の考えは撤回する」と従うし、「筋の通らないこと」でも「善意の誤解に基づく発言」なら「バカいうな」と切って捨てるのではなく「なぜそうしたことをすべきでないのか」を理路整然と説明することでしょう(「言うは易く行うは難し」ですが)。
ただ安田氏はともかく、野原がよくもまあこんなリツイートが出来るもんです。
「脱北者を10万人受け入れれば北朝鮮は崩壊する」「安倍晋三氏のおかげでウイグル政治犯が釈放された」などとデタラメな発言をした上、俺に「何が根拠なの?」と問いただされてもまともに反論も出来ず、逆ギレして詭弁で居直るしかなかった野原は「気がついたら裸の王様、しかも周囲に誰もいない」の典型でしょう。
まあ「ブログ記事にコメントが多ければ多いほどいい」つう話でもないし、俺のブログ記事のコメントも大して多くはない(まあ俺のような無名人のブログ記事のコメントなんてそんなもんでしょう)。とはいえそれにしても野原ブログnoharra’s diaryでのコメントの少なさは「気がついたら裸の王様、しかも周囲に誰もいない」という野原の「人徳のなさの傍証」ではないかと俺は思っています。
野原燐
慰安婦問題をどう認識するかの対立を、「右派対左派*2」と理解するのは誤りです。「日本対韓国*3」の対立でもありません。
アジア太平洋戦争における日本の戦争責任の問題を受け入れられない心情の人が「歴史修正に走った」、そういう愚かな人をもてはやす勢力が大きくなっているだけです。
びっくりですね。こうした慰安婦問題認識は俺も同じですが、なぜこういう認識の野原が「慰安婦の犯罪性を否定する、歴史修正主義者・三浦小太郎」と平気で交際できるのか。そして「何で自称・河野談話支持者のあんたが、河野談話否定派の三浦と交際なんかするの?。なんで三浦批判しないの?。おかしいと思わないの?」と俺に質問されてなぜ「三浦批判する義務があるのか!」と逆ギレするのか、という話です。
野原については「人としての良識や誠実性が著しく欠落している」と評価せざるを得ません。野原と付き合うような人間は「奴の同類(つまり不誠実な人間のクズ)」か「奴の正体に気づかず、奴を誠実な人間と勘違いしている馬鹿」かどっちかでしょう。いずれにせよ野原は全くろくでもない。
枝野氏「陛下に失礼」 日米首脳の相撲升席観戦 - 産経ニュース
産経記事が事実なら、いろんな意味で「枝野ってバカ?」ですね。俺が枝野・立民を支持する気にならないのはこういう所です。
「戦前かよ」「米長かよ」「天皇の政治利用はよせ」ですね。枝野こそが「米長並みに天皇に失礼」です。
枝野氏「解散になれば望ましい」 - 産経ニュース
産経記事が事実なら、いろんな意味で「枝野*4ってバカ?」ですね。俺が枝野・立民を支持する気にならないのはこういう所です。
まず第一に現状において本気で「野党の政権奪取」がありうると思ってるのか。野党支持の俺ですら「安倍退陣に追い込めれば御の字」ですね。こんなことは言いたくはないですが、「安倍退陣」すら世論調査での政党支持率を考えるに、残念ながら可能かどうかは微妙でしょう。
第二に「政権を取りたいから解散は願ったり叶ったり」とは何という言い草なのか。完全な党利党略じゃないですか。まあ、「安倍への牽制」のつもりかもしれませんが、物には言い様があるでしょう。「大義なき解散はおかしい」発言はどこへ行ったのか(まあ安倍以外の過去の解散だって、内閣不信任案が可決された場合以外はろくな大義などはないですが)。
まあ、「解散したいなら受けて立つ、与党に有利とは限らない」レベルの発言を「産経が故意にゆがめた報道をしている可能性」はゼロではないですが。
【昭和天皇の87年】大命降下を拝辞した近衛文麿 陸軍の横やりに組閣人事は難航した - 産経ニュース
軍部を押さえられる「相当な人物」となると簡単には見つからない。一部に枢密院副議長の平沼騏一郎*5を推す声もあったが、西園寺*6はそれを拒み、人選は難航した。
極右嫌いの西園寺としては「右翼団体・国本社のメンバー」「天皇機関説事件の黒幕の一人の疑いが濃厚」という平沼などとても受け入れられる選択肢ではなかったわけです。とはいえ、その平沼も後に首相に就任しますが。
そこには「日本の右傾化」という面と同時に「どうしても首相になりたかった平沼が表面的であるにせよ、右翼性をできる限り封印したこと」がありますね。
おそらく「パンドラの箱」とは第一次山本*8内閣で一度廃止された*9のに、広田内閣で復活し、その後、陸軍の倒閣に悪用され、広田が戦後、死刑となったとされる理由*10の一つ「軍部大臣現役武官制」のことでしょう(追記:予想通り【昭和天皇の87年】禍根を残したナチスドイツとの提携 破滅の戦争への扉が開かれた - 産経ニュースでは「軍部大臣現役武官制の復活」が批判的に取り上げられています)。まあ、ただ日本が太平洋戦争に突き進んでいった最大の理由は「中国の完全植民地化を諦めなかったこと(このために蒋介石政権を支援する米国が対日制裁を発動)」であり、「太平洋戦争の回避」という意味では「軍部大臣現役武官制」などは「小さな問題」ですが。「陸軍の悪用」を考えれば、この制度が復活して良かったとは思いませんが、この制度がなくても日本は対米戦争におそらく突入したでしょう。
「 昭和天皇の御心を正しく受けとめるとともに皇室を政治利用してはならないと自戒する 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
よしこはいってること本当に無茶苦茶ですね。
「昭和天皇がよしこのいうようなこと(岸の安保改定支持)を本当に考えていたのかどうか」も疑問ですが、「昭和天皇の考えがどうこう」いうよし子の考え自体が政治利用以外の何物でもないわけです。そして昭和天皇の立場上「岸を支持する、支持しない」などと表明すべきでもない。
まあよしこらウヨには「昭和天皇の考えは我々ウヨに近いから、利用する。我々ウヨに近くない前天皇(例えば訪中*11)や現天皇は無視する」つう無茶苦茶な考えしかないでしょうが。
ただしそんなよしこらウヨでもいわゆる富田メモは自分らに都合が悪いので「昭和天皇本人の自筆じゃない」「富田氏*12の事実誤認があるかもしれない」として平然と無視するわけです。
雑誌「Hanada」6月号が「直筆御製発見 昭和天皇の大御心」と題して「世界日報」編集局長、藤橋進氏の論文を掲載した。
昭和天皇は政治家についてただひとり、岸信介*13元首相について詠まれ、3首残された。
「國の為務たる君(は)秋またで 世をさりにけりいふべ(ぐれ)さびしく」
「その上にきみのいひたることばこそおもひふかけれのこしてきえしは」
「その上に深き思ひをこめていひしことばのこしてきみきえにけり(さりゆきぬ)」
この部分の欄外には「言葉は聲なき聲のことなり」と書かれている。昭和35年の安保改定でデモ隊が国会を取り囲んだとき、岸首相は「デモの参加者は限られている。(中略)私は『声なき声』に耳を傾けなければならないと思う」と語ったことを当然思い出す。「岸首相の孤独な戦いへの深い同情を詠まれた」と、藤橋氏は解説したが、同感である。
作家の半藤一利氏*14は昭和天皇が岸首相を評価していたのかと「複雑な気持ち」「日米の集団的自衛権を定めた安保改定に賛成の気持ちを持っておられたのだろうか」「心から驚いている」と朝日新聞にコメントした。
「岸に批判的なリベラル保守*15」で「しかし昭和天皇を含む皇室崇拝者」の半藤氏からすればショックなのでしょうね。半藤氏が昭和天皇への見方を今後「今より厳しいもの」に変えるのか気になるところです。
「沖縄戦の悲劇」「沖縄メッセージ」などを理由に「昭和天皇に否定的、批判的な」小生からすれば、「真相はこれだけでは不明なのだろうが、昭和天皇が仮に岸に好意を抱いていたとしても不思議ではない」「なぜなら彼はどう見ても平和主義者ではないし、日米同盟という自民党の方向自体は支持していたからだ」と思うだけで「昭和天皇への否定的な考えはほとんど変わりません」が。
しかし、前天皇や現天皇はどうなんですかね。少なくともこうした和歌をためらいなく残す*16ほどの、右翼性はないような気がしますが。
それにしてもこうした情報を公開した側(宮内庁?)の思いは「岸の正当化(そして安倍の正当化?)」なんでしょうが、むしろ「昭和天皇ってそんな人間だったのか」と昭和天皇に対する批判意識が強まるだけでしょう。ただし「前天皇や現天皇」は少なくとも表向きはそうした右翼性を示してないので、「昭和天皇への批判」が天皇制への批判には必ずしも直結しないでしょうが。
・23日付小紙朝刊「単刀直言」欄で、平成29年に民進党を離党し、今年3月に自民党入りした鷲尾英一郎衆院議員が語った
・「国会で『安保法制反対』のプラカードを掲げさせられたことは、嫌で嫌で仕方がありませんでした*17」。
27年に国会で審議された日米同盟を強化する安全保障関連法案について、対案提出を主張した鷲尾氏*18は、民進党執行部が憲法違反と断じて共産党と歩調を合わせたことに愕然(がくぜん)としたのだという。
・安保関連法に賛成することを「踏み絵」にした希望の党に、民進党議員らが大挙して加わった
・立憲民主党など野党5党は先月、性懲りもなく安保関連法廃止法案を参院に提出した。
まあ正確には「前原、細野ら保守系の旧民進党議員が参加した」ですが(菅元首相、辻元氏などは排除され、立憲民主党を結党しました)。そのうち細野にいたっては「元民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、元民進党代表代行(蓮舫代表時代)」でありながら、「将来の自民入党を前提」に二階派入りする始末です。。
そういう連中の存在が「旧民進党(特に希望の後継政党である国民民主党)なんか信用できない」と思われて「安倍を利してること」は産経のいう通りです。
「社会党に比べて民主党は情けない」と腹立たしくなります。
まさか「希望の党に参加した連中は共同提案者から排除する」つうわけにもいかないでしょうが、「野党5党」のうち少なくとも「希望の後継政党・国民民主」には「どこまで本気なのか」という疑念を感じざるを得ない。
しかし、それは当然ながら産経が強弁するような「安保関連法が正しい」とか、ましてや「安倍自民が正しい」ということを意味しません。
なお、「安保関連法」を正当化する産経ですが、未だに正式発動はされてないことはお断りしておきます。
【主張】インド総選挙 対中連携さらに強めたい - 産経ニュース
新刊紹介:「経済」6月号 - bogus-simotukareのブログで紹介した、『印パ、カシミールで軍事衝突』(豊田栄光)で赤旗・国際部記者の豊田氏は
・総選挙でのインド人民党勝利が予想されてる*19が、これで印パ対立が激化する恐れがあることが怖い
・モディ首相誕生後、インド国内ではヒンズーとイスラムの対立が激化しているがそれが更にエスカレートする恐れがあることが怖い
として「インドのヒンズーナショナリズム」への懸念を語り「モディ政権が印パ対立エスカレートやイスラム差別的政策を強行しないか、日本や欧米諸国など国際社会の監視も必要だ」としていました。
しかし豊田氏のような危惧は産経にはかけらもないわけです。大体「中国封じ込め」て、「最大野党・国民会議派がモディに比べて中国に好意的」なんて事実も、「モディが産経並みに反中国」なんて事実もなく選挙結果とインドの対中国政策に関係などどう見てもないのに(関係があるのは豊田氏も触れるように「領土紛争があるパキスタン」とかイスラム諸国*20とかの関係です)。
なお、こうした豊田氏のような危惧は
インドの闇を象徴する世界一の彫像―日本メディアに問われるもの(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
・ヒンドゥー・ナショナリズムの高まりと並行して、インドでは少数派に対するヘイトクライムが頻発している。モディ政権誕生以前の2013年に9件だったヘイトクライムは、モディ政権誕生後に増加し始め、2017年には過去最高の74件を記録した。
・さらに問題なのは、インド政府がこれらを半ば野放しにしていることだ。
モディ首相には、グジャラート州知事だった2002年にヒンドゥー教徒の暴動で1000人以上が死亡する事件が発生した際、十分な対策をとらなかったとして、アメリカ政府から入国ビザの発給を停止された経緯がある(首相になって初めて解除された)。
これに関して、モディ首相は未だに「何も悪いことはしていない」と主張しているが、モディ政権を支える与党BJPからは、より直接的にムスリム排除を訴える声さえ出始めている。
2月、BJP議員ヴィナイ・カティヤ氏はヒンドゥー教徒とムスリムの衝突に関連して、「なぜムスリムがインドにいるんだ?」、「ムスリムはこの国にいるべきじゃない」と発言。ヒューマン・ライツ・ウォッチは「少数派を襲撃から守るつもりがない」とインド政府を糾弾している。
・人権問題に限っても、北朝鮮や中国に関するネット記事は数多いが、程度の差はあれ、それ以外の国は放置されがちだ。「それがニーズに合っている」といえばそれまでだが、「気に入らない国*21の人権問題」だけ注目し、「日本との関係が大事な国*22」のそれを顧みないことは、少なくとも普遍的価値として人権を尊重していることにならない*23。
ということで他にもあります。
「独裁がいい」とはもちろん言いません。しかしこれが「民主主義の怖さ」です。民主主義は「インド民衆(もちろん少数派のイスラム国民は違いますが、インドの多数派はヒンズーです)がモディのヒンズー過激主義を黙認してる」ように「民衆が愚かであるならば」、決していい成果を生みません。
安倍首相がただちにモディ氏に電話を入れ、祝意を表明したのは適切だった。
「モディ政権継続」について祝意を表明したのは安倍だけでないですし、社交辞令として表明しないわけにもいきません(もちろん逆に野党・国民会議派が勝利したら野党相手に社交辞令として祝意を表明するわけですが)。しかし安倍や産経に「豊田氏のようなヒンズーナショナリズムへの危惧」がないのならば呆れざるを得ません(たぶんないのでしょうが)
【モディ印政権2期目へ】行き渡らぬ「成長の果実」(1/2ページ) - 産経ニュース
「モディに裏切られた」
インド中部マハラシュトラ州で3月28日、農業のダンラジ・ナバテさん(55)が自殺した。農機具購入のため借りた20万ルピー(約31万円)が返済できず苦慮していた。遺書につづられていたのは政権への恨みとも取れる文言だ。
ナバテさんは前回2014年総選挙でモディ首相や与党インド人民党(BJP)を熱心に支援した。農村所得の底上げや、政府が農作物を農家から買い取る際の「最低保証価格」引き上げなどの公約にひかれたためだ。しかし、それらの多くは未達成。「彼は月ほどの援助をくれると約束したが石ころももらえなかった。発展の恩恵は農村にはまったくない」と、妻のチャヤさん(45)は話す。
原料費や設備投資費が高騰する一方、農作物は供給過剰状態にあり価格は下落する。13億の人口の6割に当たる農業従事者の困窮は深刻だ。全国で毎年1万人以上の農業関係者が自殺しているとみられ、農家が特に多いマハラシュトラ州は15~18年に約1万2千人が自ら命を絶った。
発展の恩恵が得られていないのは農村だけではない。
「モディは何もしてくれなかった」。
首都ニューデリーの無職、ジャティン・クマールさん(24)はつぶやいた。昨年、インド最難関の大学の1つ、デリー大学を卒業したが職が見つかっていない。
インドで労働力の中核となる生産年齢(15~64歳)人口は年間1千万人を超える勢いで増加する。経済成長の一方で雇用創出が追いついていないのが現状だ。昨年、インド国有鉄道が募集した6万3千の求人には1900万人が応募した。
民間調査によると、2月時点の失業率は7・2%だが、モディ政権はここ数年失業率を公表していない。実態は不明で、「意図的に悪い数字を隠蔽している」と批判が集まる。
第1期モディ政権は年間2千万人の雇用創出を目指していた。しかし、実現できたのは半分以下にとどまる。クマールさんは「経済が成長しているなら、企業の求人も増えるはずだ。このままでは大学を出ても餓死してしまう」と話した。
毎年7%前後の経済成長を遂げながら、成長の果実が行き渡っていないインド。経済格差は拡大し、上位1%の富裕層が社会の富の約半分を所有しているとされる。「総選挙ではこうした内政面の諸課題は、(ボーガス注:パキスタンとの領土紛争による)ナショナリズムの高揚とそれを利用したBJPの選挙戦術でかき消された」と、印シンクタンク「ブルッキングス研究所インドセンター」のサフリ・アリ研究員は分析する。
ということで選挙で大勝し、過半数議席をおさえたとは言え、モディ政権も順風満帆ではなさそうです。野党・国民会議派の力不足がモディを利してるという要素が大きいのでしょう。あるいは産経記事も指摘するように最近のパキスタンとの「カシミール問題での対立」によるヒンズーナショナリズムの激化がモディを利したのではないか。
【追記】
【巨象の未来 インド・モディ政権2期目へ】下 過激化するヒンズー教徒 宗教分断どう食い止める(1/3ページ) - 産経ニュース
2014年の前回総選挙で勝利し、与党となったインド人民党(BJP)はヒンズー至上主義を掲げ、モディ政権は食肉処理を目的とした家畜市場での牛の売買を禁止する法令を出した。BJPはヒンズー至上団体、民族義勇団(RSS)を支持母体とし、モディ首相も以前は、RSSの運動家だ。ヒンズー色の強い政策を取るのは予想されたことだが、過激な信者を拡大させるといういびつな結果も招いている。
牛の飼育者らが標的となった事件では14年以降、少なくとも44人が殺害された。こうした事件は以前から起きているものの、近年、明らかに増加している。国連人権理事会も今年3月、「不平等が深刻で、少数派、特にイスラム教徒への迫害が増えている」と報告し、インド国内でわき上がる排他的な動きに懸念を表明した。
モディ氏はBJP幹部とともに事件に懸念を表明するが、野党、国民会議派からは「保守層は重大な支持基盤であり、政権与党はヒンズー至上主義を黙認している」(同党関係者)との批判の声が上がる。
宗教による分断はこうした事件に限らない。北部ウッタルプラデシュ州では公式観光ガイドブックからインドの象徴ともいえる世界遺産「タージマハル」が消えた。イスラム王朝時代に建設されており、「反ヒンズー的」という判断が働いたものとみられる。
こうしたモディと支持者の危険性(排外主義的ヒンズーナショナリズム)は本当になんとかならないもんでしょうか。
*1:1956年生まれ。下掛宝生流ワキ方能楽師。能楽師としての活動とは別に、『論語』を学ぶ寺子屋「遊学塾」を主宰し、東京をはじめ全国で出張寺子屋も行っている。著書『ワキから見る能世界』(2006年、NHK生活人新書)、『身体能力を高める「和の所作」』(2010年、ちくま文庫)、『異界を旅する能:ワキという存在』(2011年、ちくま文庫)、『日本人の身体』(2014年、ちくま新書)、『能:650年続いた仕掛けとは』(2017年、新潮新書)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。:古代中国の文字から』(2018年、新潮文庫)、『能に学ぶ「和」の呼吸法』(2018年、祥伝社黄金文庫)、『体と心がラクになる「和」のウォーキング』(2019年、祥伝社黄金文庫)など。(ウィキペディア「安田登」参照)
*2:まあ「右派の定義」にもよりますが、例えば自民党総裁の河野洋平氏は慰安婦を戦争犯罪と認識しているわけです。
*3:そもそも元慰安婦(性犯罪被害者)は「台湾、フィリピン、インドネシア」など、韓国以外にもいますからね(一番数が多いのが韓国、北朝鮮といった朝鮮半島ではありますが)。
*4:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表
*5:検事総長、大審院長、第二次山本内閣司法相、枢密院副議長、議長、首相、第二次近衛内閣内務相などを歴任。戦後、終身刑判決を受け服役中、獄死。後に靖国に合祀。
*6:第二次伊藤、第二次松方内閣外相(文相兼務)、第三次伊藤内閣文相、首相、元老など歴任
*7:斎藤、岡田、第一次近衛内閣外相、首相を歴任。戦後、死刑判決。後に靖国に合祀。
*8:第二次山県、第四次伊藤、第一次桂内閣海軍大臣などを経て首相
*9:ただし廃止されても陸軍、海軍大臣が「軍人経験の全くない人間」となることは結局ありませんでした。「現役を引退した元軍人」が任命されたわけです。
*10:他にも「首相時代に日独防共協定を締結したこと」「第一次近衛内閣外相時代に『蒋介石を相手にせず』声明に賛成したこと」などもありますが。
*11:よしこらウヨが「憲法に反する天皇の政治利用だ」と叫んで訪中に反対していたことは有名な話です。しかし「米長の例の件について、よしこらが米長を批判しないこと」一つ考えても訪中反対理由「天皇の政治利用は良くない」は口から出任せですが(まあ他にも反対理由としては「天安門事件云々」も当然ありますが)。
*13:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相
*14:週刊文春編集長、月刊文春編集長など歴任。文春OBだが「月刊諸君」などの極右路線には否定的なリベラル保守として知られる。著書『聖断:天皇と鈴木貫太郎』(1988年、文春文庫→2006年、PHP文庫)、『戦士の遺書:太平洋戦争に散った勇者たちの叫び』(1997年、文春文庫)、『漱石俳句を愉しむ』(1997年、PHP新書)、『一茶俳句と遊ぶ』(1999年、PHP新書)、『日本海軍の興亡』(1999年、PHP文庫)、『手紙のなかの日本人』(2000年、文春新書)、『永井荷風の昭和』(2000年、文春文庫)、『幕末辰五郎伝』(2001年、ちくま文庫)、『レイテ沖海戦』(2001年、PHP文庫)、『ノモンハンの夏』(2001年、文春文庫)、『ソ連が満洲に侵攻した夏』(2002年、文春文庫)、『“真珠湾”の日』(2003年、文春文庫)、『清張さんと司馬さん』(2005年、文春文庫)、『遠い島 ガダルカナル』(2005年、PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(2006年、文春文庫)、『昭和史残日録 戦後篇』(2007年、ちくま文庫)、『大相撲人間おもしろ画鑑』(2008年、小学館文庫)、『日本国憲法の二〇〇日』(2008年、文春文庫)、『それからの海舟』(2008年、ちくま文庫)、『荷風さんの戦後』、『山県有朋』(以上、2009年、ちくま文庫)、『昭和史:1926~1945』、『昭和史戦後篇』(以上、2009年、平凡社ライブラリー)、『15歳の東京大空襲』(2010年、ちくまプリマー新書)、『日本史はこんなに面白い』(2010年、文春文庫)、『名言で楽しむ日本史』(2010年、平凡社ライブラリー)、『墨子よみがえる』(2011年、平凡社新書) 、『漱石俳句探偵帖』(2011年、文春文庫)、『幕末史』(2012年、新潮文庫)、『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』(2012年、文春新書)、『あの戦争と日本人』(2013年、文春文庫)、『安吾さんの太平洋戦争』(2013年、PHP文庫)、『隅田川の向う側:私の昭和史』(2013年、ちくま文庫)、『若い読者のための日本近代史:私が読んできた本』(2014年、PHP文庫)、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2014年、文春文庫)、『「昭和天皇実録」にみる開戦と終戦』(2015年、岩波ブックレット)、『日露戦争史1、2』(2016年、平凡社ライブラリー)、『歴史に「何を」学ぶのか』(2017年、ちくまプリマー新書)、『其角と楽しむ江戸俳句』(2017年、平凡社ライブラリー)、『歴史と戦争』(2018年、幻冬舎新書)、『なぜ必敗の戦争を始めたのか:陸軍エリート将校反省会議』(編著、2019年、文春新書)、『B面昭和史:1926-1945』(2019年、平凡社ライブラリー)など
*15:半藤氏も花田もどちらも「週刊文春元編集長」なのですがかたやリベラル保守(半藤氏)、かたや非常識極右(花田)と偉い違いです。
*16:とはいえその昭和天皇ですら「この和歌を岸政権当時に公開する」ほどの蛮勇はなかったわけですが。個人的にはこうした和歌が岸に伝えられたのかが気になるところです。
*17:「なら離党しろ」て話です。
*19:豊田論文時点では選挙結果は不明です。
*22:インドのこと
*23:まあ、そういう意味で「チベットの人権問題だけ」わーわー言う連中ってのはインチキ極まりない。そんなんは1)ただのチベットキチガイ(例:I濱Y子やMukke)、2)ただの反中国右翼(例:産経や国基研)のどっちか、あるいは両方でしょう。