「はあ?」ですね。「福祉が充実してる」とかいろいろな面で北欧(スウェーデン、ノルウェー、フィンランドのスカンジナビア三国やデンマークなど)やフランスには評価すべき点はあるでしょうね。
もちろん「北欧とフランスはバラ色で何の問題もない」なんてことは共産党にせよ他の誰にせよ、誰も言ってませんし。
つうか、常日頃「日本共産党は旧ソ連型社会主義を目指してる」といってる黒坂がここでは「日本共産党は北欧やフランスの社民主義を過大評価してる」て(苦笑)。論理一貫性がなさ過ぎて吹き出しました。
【参考】
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/27分:高世仁の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログでも書きましたが
【フィンランド:紹介は出版年順】
・福田誠治『競争やめたら学力世界一:フィンランド教育の成功』(2006年、朝日選書)
・福田誠治『競争しても学力行き止まり:イギリス教育の失敗とフィンランドの成功』(2007年、朝日選書)
・堀内都喜子『フィンランド豊かさのメソッド』(2008年、集英社新書)
・リッカ・パッカラ『フィンランドの教育力 なぜ、PISAで学力世界一になったのか』(2010年、学研新書)
・福田誠治『こうすれば日本も学力世界一:フィンランドから本物の教育を考える』(2011年、朝日選書)
【デンマーク:紹介は出版年順】
・岡本祐三*1『デンマークに学ぶ豊かな老後』(1993年、朝日文庫)
・福田成美『デンマークの環境に優しい街づくり』(1999年、新評論)
・小島ブンゴード孝子『福祉の国は教育大国:デンマークに学ぶ生涯教育』(2004年、丸善ブックス)
・高田ケラー有子『平らな国デンマーク:「幸福度」世界一の社会から』(2005年、NHK生活人新書)
・ケンジ・ステファン・スズキ『なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか:どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか』(2008年、合同出版)
・澤渡夏代ブラント『デンマークの高齢者が世界一幸せなわけ』(2009年、大月書店)
・千葉忠夫『世界一幸福な国デンマークの暮らし方』(2009年、PHP新書) 、
・ケンジ・ステファン・スズキ『デンマークが超福祉大国になったこれだけの理由』(2010年、合同出版)、『消費税25%で世界一幸せな国デンマークの暮らし』(2010年、角川SSC新書)
・野村武夫『「生活大国」デンマークの福祉政策』(2010年、ミネルヴァ書房)
・銭本隆行『デンマーク流「幸せの国」のつくりかた』(2012年、明石書店)
・ケンジ・ステファン・スズキ『デンマークという国を創った人びと: ”信頼”の国はどのようにして生まれたのか』(2014年、合同出版)
・千葉忠夫『格差と貧困のないデンマーク:世界一幸福な国の人づくり』(2014年、PHP新書)
・芳子ビューエル『世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』(2017年、大和書房)
なんて本がヒットしますね。なお、ここで「デンマーク本の紹介」が多いのは「ググったところ、タイトルだけでデンマーク礼賛と分かる本がフィンランドに比べ多数ヒットした」にすぎず「俺がデンマークを評価してる」「俺がデンマークを好きだ」などの特別な理由はありません。
スウェーデン、ノルウェーはいい本が見つかりませんでした。
まあ日本出版界ではある種のデンマークブーム(?)があるんでしょうか?。