今日の産経ニュースほか(2019年11月25日分)

文在寅大統領の資質を問い直す:韓国・ASEAN特別首脳会談への金正恩招待問題とGSOMIAの顛末
 金正恩招待問題はともかく、ジーソミアの件については小生も浅井先生や「浅井先生が紹介するハンギョレ社説」同様に文政権への「不安や懸念」を禁じ得ません。
 もちろん「ジーソミア延長を停止すればいい」つう単純な話でもないのですが、「米国の『安倍と対話しろ』という圧力に抗しきれず」云々という顛末からは
1)ホワイト国除外で何の進展もなくてもジーソミアを唯々諾々と延長しないか
2)安倍のいいなりに慰安婦問題や徴用工問題で妥協しないか
3)米国のいいなりに北朝鮮相手に強硬策をとり太陽政策を放棄しないか
という懸念は否定できないでしょう。とはいえ現時点ではこれは「懸念」でありそうならないことを期待しますし、そうならないようにする日韓両国民(浅井先生やハンギョレもその一部です)の文政権への監視なり支援なりが必要でしょうが。


共産・志位委員長「次につながる財産」 高知県知事選 - 産経ニュース
 もちろん安倍批判派、野党共闘支持者として勝ってほしかったところです。敗戦は残念ですが、強がりでも何でもなく、確かに、とにもかくにも「野党共闘候補を擁立できたこと」は「次につながる財産」だと思います。ただし「何もしなければ」次につながらないわけで、これを「どう次につなげるか」が問題です。


【産経抄】11月25日 - 産経ニュース
 「疑惑(桜を見る会疑惑)追及しても支持率が余り下がらないのだから、野党は無益な疑惑追及はするな」と堂々と公言する産経です。「疑惑追及とはそう言う物ではない」「疑惑などないというならともかく、不正を公然と容認するとはどういう神経をしてるのか」と言う話です。もちろん本当に「支持率に影響がない」のなら黙ってればいい話であり、こんなことを言うこと自体「疑惑追及を恐れてること」の証明ですが。


サッカーくじ新商品「メガビッグ」最高12億円 年度内にも発売 - 産経ニュース
 今のビッグ(最高6億)だって充分射倖性が高いし、儲けも充分上がってるのに何考えてるんですかね。当初公約では「宝くじ、競輪、競馬、競艇など既存の公営ギャンブルと比較して、射倖性の高い物は売らない」はずだったのに。公営ギャンブルとしては最高レベルの射倖性の高さじゃないか。
 呆れて二の句が継げません。


ローマ教皇の東京ドームでのミサに死刑囚の袴田巌さんも | NHKニュース

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は25日、都内でミサを執り行い、いわゆる「袴田事件」で死刑が確定し、無実を訴えている袴田巌さんが招待されました。ローマ・カトリック教会は死刑制度に反対していて、死刑廃止を訴えたいという考えもあるとみられます。
ローマ・カトリック教会は死刑については一定の条件のもとで認めてきましたが、去年、どんな条件でも一切認めないと、教会の教えを改め、全世界で廃止されるよう取り組んでいます。
 ひで子さんによりますと、希望していた教皇との面会はかなわなかったということですが、祭壇に近い席が用意され、巌さんは教皇の姿を見ながら旗を振っていたということです。
・袴田さんの再審・裁判のやり直しを求めている弁護団長の西嶋勝彦弁護士は「教皇袴田事件に興味を持っていることは知っていました。発言は無くても、袴田さんをミサに招待していただいたことは世界に発信されているだろうから、日本の司法界への影響を期待しています」と話していました。
◆フランシスコ教皇と死刑制度
 フランシスコ教皇は就任以来、死刑制度は人間の尊厳に対する攻撃だとして反対する立場を繰り返し示してきました。
 2015年に、複数の州で死刑制度が続くアメリカを訪れた際には、連邦議会ですべての国に対し、死刑制度の廃止を呼びかけました。
 そして去年、ローマ・カトリック教会の教えを改定し、これまで条件付きで認めてきた死刑についていっさい認めないとしました。
 その理由として、非常に重い罪を犯した後でも人の尊厳は失われないという意識が高まっていることや、犯罪者を収監して市民の安全を守る態勢があるのに死刑制度を維持して犯罪者が悔い改める可能性まで奪う必要はないという考えを示し、全世界で死刑が廃止されるよう取り組むべきだとしています。

 まあできれば袴田氏に会った上でねぎらいの言葉でもかけてくれれば「社会的影響力」と言う意味で大変ありがたがったんですけどね。もちろんこのレベルでも評価はしますが。
 それはともかく、そうなると死刑制度に賛成してるクリスチャンはカトリックではないのでしょうかね?。それとも最近の変更なのでそうでもないのか?


ローマ教皇、拉致早期解決を支持 安倍首相と会談 - 産経ニュース
菅長官、ローマ教皇の拉致問題解決支持は「有意義」 - 産経ニュース
 そりゃ法王だって「拉致なんか興味ねえ。どうでもいい」とは言わないでしょうよ。で「早く解決するといいですね」程度のリップサービスになんか意味があるのかという話です。

ローマ教皇、拉致早期解決を支持 安倍首相と会談 - 産経ニュース
 拉致問題解決に向けて教皇の支持を得た意義は大きい。教皇キリスト教カトリック信徒約13億人のトップに立ち、約180カ国・地域と外交関係を持つバチカンの元首でもある。高い情報収集力と発信力を背景に、教皇の言動は国際社会に大きな影響力を持つ。教皇を通じて拉致問題を世界に訴え、解決への機運を高めることが期待できる。

菅長官、ローマ教皇の拉致問題解決支持は「有意義」 - 産経ニュース
 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は26日の記者会見で、ローマ教皇(法王)フランシスコが25日に安倍晋三首相と会談した際に北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を支持したことについて「問題の解決に向けた国際連携を深めていく上で大変有意義だった」と述べた。

 「アホか?」ですね。北朝鮮とパイプがあるわけでもないであろうバチカンにそんなことを言って何か意味があると本気で思ってるのか?。さすがに本気ではないでしょうがよくもまあこんな出任せが言えたもんです。恥知らずにもほどがある。家族会がこんなデマ連中(安倍、菅や産経)と付き合ってたらいつまで経っても拉致なんか解決しません。
 むしろ「法王主催ミサに袴田事件の袴田氏が呼ばれたこと」の方が有意義でしょう。死刑冤罪事件に興味の無い人間でも「法王ネタのワイドショー報道」の一つとして知る機会が出来たわけですから。


日本産牛肉、中国に輸出再開へ 協定署名、日中外相会談 - 産経ニュース
 ということで中国ビジネスの重要性を考えれば産経が希望するような反中国路線に安倍政権が行くことは期待できないでしょうね。


日中、20年をスポーツ交流推進年に 人的・文化対話が初会合:時事ドットコム

 日中両政府は25日、文化や観光を通じた交流について協議する「日中ハイレベル人的・文化交流対話」の初会合を東京都内で開いた。東京五輪パラリンピックが開催される2020年を、日中文化スポーツ交流推進年と位置づけ、民間交流を後押ししていくことを決めた。
 会合は、茂木敏充外相と中国の王毅国務委員兼外相が議長を務め、関係閣僚らが出席。人的・文化交流対話を年1回、両国で交互に開催することを確認した。

ということで産経が希望するような反中国路線に安倍政権が行くことはどうみてもありそうにありません。


【正論】「国賓」習氏は政権の首を絞める 文化人類学者・静岡大学教授・楊海英 - 産経ニュース

 安倍晋三内閣の大臣が先月相次いで辞任した。今の自民党政権のガバナンス能力の衰えが見え出したのはほかでもない中国の国家主席習近平氏を来春に国賓として招待すると発表してからではないか、との見方が出ている。

 ばかばかしい。安倍政権での「不祥事による大臣辞任(形式的には通常の内閣改造のケースも含む)」なら過去にも

公選法違反疑惑での松島法相、小渕経産相辞任(第二次安倍改造内閣
・UR疑惑での甘利経済財政担当相辞任、国立競技場問題での下村文科相辞任*1(第三次安倍第一次改造内閣
・失言や南スーダンPKO報告書隠蔽問題での稲田防衛相辞任、失言での今村復興相辞任(第三次安倍第二次改造内閣
・失言での櫻田五輪担当相辞任(第四次安倍第一次改造内閣
(以上はウィキペディア「第二次安倍内閣」など参照)

など「国賓訪日発表前」からいくらでもあります(これほど大臣が辞任してるのに第一次安倍も加えた通算で、歴代最長とは嘆かわしいですが)。今回の「公選法違反疑惑での菅原経産相、河井法相辞任*2」だって「国賓訪日発表」と何の関係もない。

 そもそも(ボーガス注:経済力が?)世界最大*3独裁政権の独裁者*4国賓として呼ぶのには、国民の合意と理解を得なければならない。

 「???」ですね。まず第一に「国民の合意と理解」とは何なのか。世論調査で国民が支持してるかどうかと言うことなのか?。国民が支持すれば国賓訪日を楊と産経は認めるのか?(後述しますが世論調査において大多数の国民は少なくとも積極的に習主席国賓訪日に反対はしてないと思います)
 しかし、過去において、世論調査では国民の支持が決して高くない「安保法」や「特定秘密保護法」を野党の反対を無視して強行採決したあげく「その後の選挙で勝利したから事後承諾がされた」という安倍政権の無法な行為を産経や楊が容認し続けたことと、この記事との整合性はどうなっているのか。
 過去の安倍政権のやり口を正当化するなら今回とて全く同じ態度を安倍政権がとったとて、楊や産経には安倍を批判することなど出来はしません。
 まあ、それ以前に「大多数の国民は習主席の国賓訪問」について「消極的(積極的支持はしないがわざわざ反対はしない)でアレ合意」していますが。少なくとも「安保法や特定秘密保護法」に対するほどのメディアや野党、市民運動の批判が無いことは確かです。
 繰り返しますが、安保法や特定秘密保護法について「安倍政権のやり口」を肯定する産経や楊に「安保法や特定秘密保護法ほどの反対運動の盛り上がりもない習主席・国賓訪日計画」を非難する資格はかけらもありません。
 第二になぜ「国民の合意」とやらを楊と産経は求めるのか?。国賓訪問だからか?。国賓でなければいいのか?。独裁国の指導者なら、中国だけでなく「共産党一党独裁ベトナム」「王制サウジ」「軍事独裁エジプト」なども国賓訪問は「国民の合意」が必要なのか?。それとも「(経済力が?)世界最大」だから国賓訪問は「国民の合意」が必要で「他の独裁国家」は「国民の合意」は不要なのか?。

 日本は西洋由来の思想と制度を駆使して独自の近代化*5を実現させたし、ウイグルチベット、それにモンゴルなどの諸民族も西方の文明に親和性を感じ、「亜細亜的後進性」との政治的関係を断ち切ろうとしたために、歴世の中国政府*6から弾圧されてきた。

 もちろんウイグルチベット内モンゴルなどはそう言う話ではないですね。
 彼ら少数民族は単に「民族独立あるいは自治権拡充」を目指しただけでそれは必ずしも「西欧的近代化」ではないでしょう。
 また、「英国のスコットランド」「スペインのカタルーニャバスク」など中国に限らず「国内で独立運動が起こったとき」にそれを唯々諾々と認める国はまずありません。

 中国は自らの「亜細亜的後進性*7」を死守し、さらにはその後進性・独裁制を世界に広げる目的*8で中華周辺の諸民族*9を虐待し続けているし、近隣諸国にも侵略の手を伸ばしてきたのである。

 中国が一体どこの近隣諸国を侵略しているというのか。中ソ国境紛争も、中越戦争も、中印国境紛争も昔のことでしょうに。低レベルなデマには呆れて二の句が継げませんね。

 日本国民は誰も習近平氏の中国と断交せよとは主張していない。(ボーガス注:東京五輪が行われる?)2020年という特別な年に、国賓としての来日が不適切だ、との心情は国民に共有されている。

 アンチ中国の楊と産経ですら「中国との断交(そして台湾との国交回復?)」など主張しても支持されないという常識はあるようです。
 それにしても何を根拠に「2020年という特別な年に、国賓としての来日が不適切だ、との心情は国民に共有されている」というのか。何の根拠もないでしょうよ。安倍の「習主席訪日計画」を、「産経のような極右反中国メディア」だけでなく、「朝日や毎日」「TBSやテレビ朝日」など「非極右メディアも含めて」ほぼ全てのマスコミが批判してるとか、あるいは全野党が批判してるとか、野党だけでなく、自民、公明からも幹部クラス(現役の政務三役、閣僚や、政務三役や閣僚の経験者)から批判が出ているとかそんな話はどこにもない。

 前回、即(すなわ)ち1964年の東京オリンピックの年に中国は原爆実験を行い、国際平和に水を差した。

 単なる偶然でしょうに実にばかばかしい言いがかりです。
 あの、ウィキペディア「1964年」によれば1964年には「中国の核実験(10月16日)」「東京五輪(10月24日開会)」の他にも

■1964年
・1月27日:中華人民共和国とフランスが国交樹立。
・3月21日:ライシャワー米大使が日本人少年に刺され負傷(ライシャワー事件)。
・3月30日:ブラジルでCIAの支援を受けた軍部によるクーデター発生。この後ブラジルは21年間、軍事独裁政権が続く。
・4月28日:日本、OECDに正式加盟
・5月28日:PLO設立。
・6月12日:南アフリカ連邦で、ネルソン・マンデラ終身刑を言い渡され、ロベン島に収監される。
・7月2日:リンドン・ジョンソン*10米大統領が1964年公民権法に署名。
・8月2日:トンキン湾事件発生。
・8月12日:IOCアパルトヘイトを理由に南アフリカを追放。
・10月16日:フルシチョフソ連首相及びソ連共産党第1書記を辞任したと公式に発表される。コスイギン*11ソ連首相、ブレジネフがソ連共産党第1書記(後に書記長に改称)に選出された。
・11月2日:公明党が正式に発足。

などの事件がありました。

 習氏の来訪が決まると、宮中晩餐(ばんさん)会も催さなければならないし、恐らくは両陛下の訪中も要請されるだろう。外交儀礼上、要請に応じられた場合は独裁国家への訪問が陛下即位後の最初の外国旅行になる。
 これは、令和時代の幕開けに不適切な、天皇の政治利用である、と国民の誰もがそう考えている。

 「はあ?」ですね。既に前天皇天皇時代に訪中し、「ウヨ以外に目立った国民の反対もなかった」のだから、是非はともかく、仮に現天皇が訪中したところで国民の大多数は別に反対しないでしょう。

 日本の対中宥和的姿勢に対し、同盟国の米国が心底どう考えているのかも問題である。

 別に問題とは考えてないでしょうね。問題と考えていたら安倍に圧力をかけて習主席国賓訪日計画をとっくの昔に潰しているでしょう。

 おりしも、一部で根強い支持を誇る*12日本共産党は党綱領を改定し、中国の異質な行動を批判する姿勢をみせている。リベラル層は当然、こうした野党の行動を一層評価するにちがいない。保守層はもともと、習氏を国賓として招待した自民党政権に強い不満を抱いている。となると、次期衆議院選挙において、驕りと弛(ゆる)みに陥った自民党議員、それも中国に宥和(ゆうわ)的な議員たちに対し、厳しい審判が与えられるだろう。自民党政権がこのまま何人かの親中派議員に牛耳られているかぎり、国家戦略は見えず、次の選挙は危うい。

 おいおいですね。まず第一に「何人かの親中派議員」とは具体的に誰なのか(まあ、その一人が産経が日頃から悪口三昧する二階幹事長であることは確かでしょうが他はよく分かりません)。名前が出せない辺りが実に無様です。特に、現首相は安倍なのだから普通に考えれば「何人かの親中派議員の一人=安倍」でしょうが安倍の名前が出せない辺りが実に無様です。
 第二にですが、なぜ「中国との友好関係につとめる」と「国家戦略がないことになる」のか。「国家戦略が間違ってる」ならまだしも、まるきり意味不明です。
 第三に別にそんなことは選挙に影響しないでしょう。是非はともかく日本において、外交問題はまず票になりません。そんなことで投票する人間はまずいない。日本共産党の中国批判をどう評価するにせよ、これが「大いに選挙に追い風になることはない」でしょうし、そんなことは志位委員長ら共産党執行部も分かってるでしょう。
 むしろ、楊の希望するような「反中国的態度」をとった場合「自民党を襲うダメージ」としては企業献金の減少があり得ます。財界からすれば「日中友好」こそが重要なのであり、中国といたずらに対立するような政党にはあまり金を出したくはないでしょう。
 そしてそうした献金の減少はもちろん「選挙戦を危うくする危険性がある」わけです。


【外交安保取材】習近平氏に自衛隊の栄誉礼を受ける資格はあるか - 産経ニュース

 中国の習近平国家主席が来春に国賓として来日する。安倍晋三首相は中国との関係を「正常な軌道に戻った」と説明するが、尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺海域への領海侵入や香港市民への抑圧など、中国は国内外で看過できない行動を続けている。天皇陛下がお出迎えし、自衛隊が皇居で栄誉礼をささげる国賓待遇は妥当なのだろうか。

 この記事で分かること、それは既に産経が「習主席訪日反対」を諦め、彼の訪日を事実上認めてると言うことです。
 何せ「来日する予定」ではなく「来日する」とはっきり書いています。そして書いてることは「せめて天皇陛下がお出迎えし、自衛隊が皇居で栄誉礼をささげる国賓待遇だけはやめてくれ」という「条件闘争」です。とはいえ安倍はこの要望を当然のように無視するでしょうが。


「エミシの土器」が東京・多摩で出土 強制移住示す根拠か 坂上田村麻呂、アテルイら活躍の時代(1/3ページ) - 産経ニュース
 産経がこういう記事を書くのは意外ですね。「平安時代のこと」とはいえ「蝦夷強制移住」なんて自慢できる話じゃないですからね。

*1:ただし下村の場合「第三次安倍第二次改造内閣で再任されない」という形で形式的には引責辞任ではない。

*2:単なる偶然に過ぎませんが松島、小渕の辞任と「辞任理由(公選法違反疑惑)及び辞任大臣の役職が同じ」ですね。

*3:正直何が「世界最大」なんでしょうか。「経済力?」「人口?」「面積?」。

*4:話の本筋ではないですが、「独裁政権の指導者」ならともかく「独裁政権の独裁者」というのは「いにしえの昔、武士の侍が、山の中の山中で、馬から落ちて落馬して、女の婦人に笑われて、赤くなって赤面し、家に帰って帰宅して、小さな刀の小刀で、腹を切って切腹した」のような「畳語」ではないかと思います。

*5:「独自の近代化」なら「改革開放」によって中国も実現しています。ここで「民主化」といえば「日本と中国は違う」といえるのでしょうが、さすがに戦前日本(天皇国家元首)を「民主国家」と呼ぶことは楊も躊躇したようです。

*6:中国共産党政府」ではなく「歴世の中国政府」という表現が興味深い。たぶんこの「歴世」には「清朝」や「蒋介石政権」も含まれるのでしょう。その意味で、楊は「反中国共産党」ではなく明らかに「反中国(反漢民族)」でしょう。

*7:中国共産党独裁を「アジア的後進性」と呼ぶのは明らかに適切ではないですね。共産党独裁にせよ、独裁一般にせよ「ナチドイツ」「ムソリーニイタリア」「旧ソ連・東欧」「チリのピノチェト」などがあり、何もアジアに限定されないからです。またアジアの独裁なら「台湾蒋介石」「韓国朴チョンヒ」「フィリピン・マルコス」「インドネシアスハルト」「北朝鮮ベトナムラオス共産党一党独裁」などが過去及び現在にわたってありますがそれらと「中国の共産党独裁」との間に「共通点がある」というならともかくそうでないなら「アジア的後進性」というのは単にアジアに対する差別(そしてヨーロッパ中心主義)ではないのか。

*8:勿論そんな目的はありませんね。

*9:ウイグルチベット南モンゴルのこと。

*10:民主党上院院内総務、ケネディ政権副大統領を経て大統領

*11:財務相軽工業相、ゴスプラン(国家計画委員会)議長、第一副首相などを経て首相

*12:単に「日本共産党」と書けばいいところ「一部で根強い支持を誇る」などと小馬鹿にしたことを書き、いたずらに共産党員、支持者への反感を買うことを書くのだから楊も「呆れたバカ」「人間のくず」です(俺も支持者の一人であり、楊のふざけた言動には「黙れ、クズ野郎」「この馬鹿は死ねばいいのに」「せめてモンゴルに帰ればいいのに」とマジでムカついていますが)。反中国をこじらせると人間ここまでクズになるのか。楊の立場ならまずは素直に「共産党の中国批判を評価したい」というべきでしょうにねえ。楊にとって大事なのは一体何なのか、と聞きたくなります。日本ウヨに媚びることが一番大事なのか?