今日の朝鮮・韓国ニュース(2019年12月27日分)

東京中高で前川元事務次官の講演/5年半の裁判を終えて – イオWeb

 東京朝鮮中高級学校(東京都北区)で12月21日、前川喜平・元文部科学事務次官が約1時間にかけて講演を行い、2014年2月の提訴以来、裁判闘争や金曜行動を闘ってきた中高生たちを激励した。
 前川さんは、「高校無償化差別に象徴される官製ヘイトが続いていくと、在日コリアンと日本人との間で摩擦は増えていく。このような政治が続いていくのはいけない」として、大阪地裁をのぞいて国を勝たせた無償化裁判の司法判断について、「明らかに不平等だ。就学支援金の対象にするかしないかは、政府が勝手に決められることではない」と国側を勝たせた最高裁決定(8月27日)を批判した。
 また、朝鮮学校で学ぶ生徒たちに、「アイデンティティとは、自分が自分らしくあるためのもので、朝鮮学校の大切さは、民族性を大事にしながら学びの時間を過ごせる点にある。日本には朝鮮学校にしかこのような学びの場はない。自分探しができる学校だと思う」と話した。
 11月17日、同校の公開授業にも訪れた前川さんは、日本語と朝鮮語を交ぜた短歌作りの授業が興味深かったとしながら、「皆さんは日本生まれで、日本の文化もよくわかり、複数の言語に通じている。二つの文化にまたがる学びができるのがこの学校の良さ。朝鮮学校における民族教育は多文化共生社会の手本だ。日本と朝鮮との間の関係はいつか必ず変わる。両国の間に自由な往来が可能になったとき、この学校の生徒が増える。心強いことです」と期待を込めた。

 「天下り問題による次官引責辞任」を割り引いても「前川氏のこうした言動は立派だ」と思うので紹介しておきます。
 俺的には「大村愛知県知事の河村名古屋市長批判(あいちトリエンナーレ問題)」並に「失礼ながら、大村氏(河村の子分だったので)も前川氏(天下り問題で引責辞任したので)もろくな人間ではないと思っていたので、見込み違いをわびたい」と言うくらい嬉しい誤算ですね。 
 もちろん「前川氏の引責辞任」同様、大村にも色々問題はありますが「あいちトリエンナーレ問題で河村を批判してること」は大いに評価したいと思います。