今日の産経ニュース番外編『今日もkojitakenに悪口する』(2023年2/27日分)(追記あり)

【産経抄】2月27日 - 産経ニュース

 佐藤栄作首相(当時)の政敵だった大平正芳氏と西山氏が「一体」だった事実が背景にある渡辺恒雄・読売新聞主筆は語っている。
「(佐藤側が)西山をパクッて、大平をやっつけようと思ったね。それで、西山は犠牲になるの」

 勿論西山氏の訃報を受けての記事です。産経らしいですが西山事件をそのように描き出し「佐藤も西山(そして西山を操る黒幕の大平も?)もどっちもどっち」にするのには呆れます。
 そもそも「佐藤内閣通産相(佐藤の部下)」大平は「佐藤の政敵」と言えるのか?。まあ、佐藤が「兄・岸」と一緒にプッシュしていた福田赳夫(佐藤内閣蔵相、外相など)の政敵ではあるでしょうが。
 西山の行為が「大平の思惑」といえるのか。
 西山事件(西山逮捕、起訴)は単に「密約を暴いた西山記者に対する報復だった」と何故素直に理解しないのか?
 そしてこんなことを言うナベツネはどう見ても

ナベツネ(渡邉恒雄)は読売新聞の終身主筆だけど、社長はとっくの昔に辞めてるよ - kojitakenの日記
 ナベツネには矜持だけはあった。

「西山事件」でナベツネが「蓮見さん『聖女』説にみる論理的矛盾」と題した記事を『週刊読売』に書いていた/澤地久枝『密約 - 外務省機密漏洩事件』(岩波現代文庫)は必読の名著 - kojitakenの日記
 実はこの件に関して大きな、そして私から見れば肯定的に評価できる役割を果たしたのが読売新聞の渡邉恒雄ナベツネであり、それを著書で正当に評価したのが澤地久枝氏だった。

といえる存在ではないのではないか。
 それにしても

「西山事件」でナベツネが「蓮見さん『聖女』説にみる論理的矛盾」と題した記事を『週刊読売』に書いていた/澤地久枝『密約 - 外務省機密漏洩事件』(岩波現代文庫)は必読の名著 - kojitakenの日記
 外務省機密漏洩事件、通称「西山事件」に対する「ひそかに情を通じ」というフレーズに代表される世間的なイメージが妥当かどうかについては大いに論争的だ。少なくとも、先月露呈した千葉の共産党幹部がやらかした女子トイレ盗撮事件とは全く異なる。

つうのには呆れると共に吹き出しました。
 共産支持者として、正直、「反共分子」kojitakenの「共産党に対する当てこすり」には「怒りの感情」もありますがそれよりも「アホか」「西山氏にむしろ失礼やろ」という呆れの感情が強いですね。
 さすがに誰も「個人的な痴漢」と「西山氏の情交」が同じだとは思わないし、性的不祥事は

文化芸術「やりがい搾取」続く 性被害告発、対策進まず - 日本経済新聞2023.2.20
 パワハラ、セクハラ、長時間労働。文化芸術の分野で問題が頻出している。好きなことをしているから仕方ない。そんな「やりがい搾取」を許すと芸術の未来は暗い。改善の動きを追った。
 俳優で文筆家の睡蓮みどり氏は昨春、男性映画監督*1からの性被害を実名で告発した。
 2015年、睡蓮氏はひとり、映画の台本を受け取る約束で男性監督の事務所があるマンションに出向いた。そこには男性監督が一人でいた。ヌードシーンがあるから、と服を脱ぐよう言われた。

など、世の中に山ほどあるのにわざわざ「共産党ガー(西山事件とは全く関係ない)」とはkojitakenもどこまで反共分子なのか。
 むしろこの場合、持ち出すなら

◆西山氏のような不倫(特に西山氏のような職場不倫がベター)
 今思いついた職場不倫だと「芸能界」ですが、東出昌大唐田えりか(結局、破局したようですが)
◆西山氏のような報道記者の「不祥事」(特に、西山氏の件のように『不祥事とは言えない』等として争いがあるような話がベター)
 有名な不祥事(?)としては今思いついたのでは
1)本田靖春*2不当逮捕』(1986年、講談社文庫→)で描かれた読売記者・立松和博の名誉毀損での逮捕(その後、懲戒休職で復職できないまま失意の内に病死)
→『不当逮捕』についてはググってヒットした朔北社の「この本おもしろかったよ!」『不当逮捕』を紹介しておきます。
2)川本三郎*3朝日新聞を懲戒免職になった件『朝霞自衛官殺害事件の犯人からスクープ記事をとろうと便宜供与した行為が犯人蔵匿及び証拠隠滅の罪に問われ「懲役10ヶ月、執行猶予2年の判決」(川本三郎 - Wikipedia朝霞自衛官殺害事件 - Wikipedia参照)』がありますね。まあ、川本の件はやむを得ない行為とは言えず『不祥事』と言わざるを得ないでしょうが。

などを持ち出すべきでしょうにkojitakenも呆れたバカです。
【2023.3.7追記】
 うかつにも後で気づいたんですが、西山氏の件(不倫行為と『西山報道(沖縄返還密約暴露)の是非』と関係ない!)に関連して何か持ち出すなら、kojitakenのような「共産党千葉県連幹部の不祥事」より別の拙記事で

広原盛明&kojitakenに今日も悪口する(2023年3/6日記載) - bogus-simotukareのブログ
 「村野瀬氏の松竹批判」に「kojitakenがバカなので」上手い反論が思い浮かばず、しかし「松竹の志位執行部批判に同調する類友」として、「松竹批判者」村野瀬氏に悪口したいと思い必死に村野瀬氏の問題点を探し「昆虫食」云々(昆虫食には何の問題も無いのに否定する村野瀬はおかしい!)と言い出したのでしょう。いわゆる「江戸の敵を長崎で」と言う奴です。
 「前川氏の加計告発」が否定できずに「出会い系バー通いガー」という「加計告発と関係ない」人格攻撃に走った読売新聞並、あるいは「あの男は天下り斡旋で次官を引責辞任した男だ」と悪口する一部自民党支持者並のゲス行為と言っていい。
 前川前次官の出会い系バー通いの真相 - 高世仁のジャーナルな日々前川喜平氏の「出会い系バー」通いを性的不祥事あつかいするならば、現政権にもっとまずい閣僚がいるのでは - 法華狼の日記などでわかるように幸いにも前川氏は「少女買春」していませんでしたが仮にしていても加計告発の信用性とは全く関係ない。
 勿論「天下り斡旋の問題(そもそも引責辞任という形で一定の処分は受けていますし、処分として軽いというなら批判されるべきはまず当時の安倍政権ですが、こういうことを言い立てる奴は安倍をかばいたいだけなので『処分が軽いのは安倍が悪い』とは勿論言いません)」と加計告発の信用性も全く関係ない。
 同様に「村野瀬氏の昆虫食評価の是非」と「村野瀬氏の松竹評価の是非」とは何の関係もない。
 おそらく「村野瀬氏の昆虫食否定」がなければkojitakenも昆虫食云々とは言ってなかったでしょう。おそらくkojitakenは昆虫食に興味があるわけでも何でも無い。
 全くkojitakenも呆れたバカでクズです。こういうお粗末な人間には心底呆れます。

として触れた「前川氏の次官引責辞任」「前川氏の出会い系バー通い(但し読売や安倍政権が主張した少女売春の疑惑は結局否定された)」を持ち出すべきでしょう。
 「読売の出会い系バー通い報道(前川氏の加計告発潰し:但し失敗)」なんて完全に「西山事件での不倫大騒ぎ(西山氏の沖縄密約告発潰し)」と全く同じ構図ですし。
 なお、小生は

《前川喜平氏の辞任挨拶に滲む人柄》― 官邸=内閣府への反証、ひとつ ― | ちきゅう座2017.5.31(内田弘*4専修大学名誉教授)が評価する退任演説
→この演説については拙記事今日の産経ニュース&人民日報ニュースほか(5/27分:いくつか前川前文科次官ネタ)(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/3分:島田洋一の巻)ほか韓国・北朝鮮最新ニュースなど(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログリベラル21のバカさに呆れる(2023年2月14日分)(副題:今日も松竹伸幸に悪口する) - bogus-simotukareのブログで好意的に言及しました
 つらい立場、つらい境遇にある人たちに手を差し伸べることは、行政官の第一の使命だと思います。と言う一文は全ての行政官(そして政治家)が「持つべき気持ち」でしょう。勿論この種の言葉は「所詮きれい事(どこまで前川氏の本心かは一定の疑問符がつく)」ですが「きれい事」でもこういうことが「思いつかないバカ」、本心から「アホな庶民を指導するのが俺たち政治家や高級官僚」と思い上がってるバカ(例:差別発言の岸田首相秘書官)が今の日本には多すぎる気がします。
◆加計告発
朝鮮学校無償化除外批判
「夜間中学を全国に広げよう」 前川元文科次官が講演:朝日新聞デジタルといった夜間学校問題への取組

から「次官引責辞任」を割り引いても「前川氏をそれなりに評価」しています(今日のkojitakenの日記(2021年11/18日分) - bogus-simotukareのブログでも触れましたが、kojitakenは前川氏を嫌ってるようですが、kojitakenごときとは比べものにならない立派な人間が前川氏でしょう。というかkojitakenが人間としてクズで下劣すぎるのですが)。
 「男は黒豹発言」を割り引いても「今の自民党では福田康夫はまともな方の人間」と評価するような話です。

*1:榊英雄 - Wikipediaのこと

*2:1933~2004年。1955年、読売新聞社に入社。 1964年、売血の実態を抉ったいわゆる「黄色い血」追放キャンペーンは大きな反響を呼び、献血事業の改善につながった。その功績から「東の本田、西の黒田(清)」と称えられる読売のエース記者だった。1971年、退社。1984年、売春汚職事件の報道で一時「名誉毀損容疑」で逮捕された立松和博・読売記者を取り上げた『不当逮捕』(1983年、講談社→1986年、講談社文庫→2000年、岩波現代文庫)で講談社ノンフィクション賞受賞。著書に、吉展ちゃん誘拐殺人事件を取材した『誘拐』(1981年、文春文庫→2005年、ちくま文庫)、金嬉老事件を取材した『私戦』(1982年、講談社文庫→2012年、河出文庫)や『村が消えた:むつ小川原・農民と国家』(1985年、講談社文庫)、『疵:花形敬とその時代』(1987年、文春文庫→2009年、ちくま文庫)、『警察(サツ)回り』(1989年、新潮文庫→2008年、ちくま文庫)、『評伝・今西錦司』(1995年、講談社文庫→2012年、岩波現代文庫)などがある。(本田靖春 - Wikipedia参照)

*3:著書『ハリウッドの神話学』(1987年、中公文庫)、『雑踏の社会学』(1987年、ちくま文庫)、『ハリウッドの黄金時代』(1989年、中公文庫)、『銀幕の東京:映画でよみがえる昭和』(1999年、中公新書)、『君美わしく:戦後日本映画女優讃』(2000年、文春文庫)、『アカデミー賞』(2004年、中公文庫)、『日本映画を歩く:ロケ地を訪ねて』(2006年、中公文庫)、『荷風好日』、『今ひとたびの戦後日本映画』(2007年、岩波現代文庫)、『大正幻影』(2008年、岩波現代文庫)、『向田邦子と昭和の東京』(2008年、新潮新書)、『銀幕の銀座:懐かしの風景とスターたち』(2011年、中公新書)、『郊外の文学誌』(2012年、岩波現代文庫)、『成瀬巳喜男 映画の面影』(2014年、新潮選書)、『「男はつらいよ」を旅する』(2017年、新潮選書)など

*4:著書『中期マルクスの経済学批判:『要綱』とヘーゲル『論理学』』(1985年、有斐閣)、『三木清』(2004年、御茶の水書房)、『新版「経済学批判要綱」の研究』(2005年、御茶の水書房)、『啄木と秋瑾:啄木歌誕生の真実』(2010年、社会評論社)、『「資本論」のシンメトリー』(2015年、社会評論社)など