「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年1/25日分:荒木和博の巻)

全ての拉致被害者【調査会NEWS3172】(R02.1.25): 荒木和博BLOG
 「全ての拉致被害者」についての私見を和田春樹氏、蓮池透氏などの主張を参考に書けば以下の通りです。
1)「全ての拉致被害者」なんてもんはわからない。
 これは現時点では「拉致実行犯側でもない限り」わかりようがないですね。「わかりようがない」という点をまず認める必要があります。
2)現時点で拉致と思われる人間を、可能な限り過不足なく帰国要求するしかない。その場合適切なのは「政府認定拉致被害者」だろう
 とはいえ「わからないから要求しない」というわけにいかず、一方で「怪しい代物まで要求するわけにも行かない」。「おそらく拉致だろうというものを可能な限り過不足なく要求すること」は難しいですが、現時点での情報を元に最善を尽くすしかないわけです。その場合、政府認定拉致被害者が一番適切でしょう。
3)特定失踪者は国内で何人も発見されてる上、認定根拠が怪しいので話にならない。そもそも政府も拉致被害者に認定していない。
 なお、2)についていえば、「理屈の上では」、政府認定拉致被害者は「増減する可能性」があります。
 「北朝鮮拉致だと思われていた物が北朝鮮拉致でない(あるいはその逆)」は理屈の上ではあり得ますが、小泉訪朝以降そうした増減はないので「新証拠が出るなどの大きな状況変化がない限り」今後も多分増減はないでしょう。