今日の産経ニュースほか(2020年4月26日分)(追記あり)

テレワーク標的か 国内でサイバー攻撃6500件超(1/2ページ) - 産経ニュース
 こうした事態を想定していなかったのか、「接触7~8割減少(出勤7~8割減少)のため、テレワークのすすめ」を公言した安倍はいつもながら「あまりにも無責任」でしょう。まあ、テレワークといい、布マスクといい、安倍の思いつきにも困ったもんです(布マスクの場合、ただの思いつきではなく、違法な利益誘導の疑惑が浮上していますが)。


実際の感染者数は「現在の10倍以上」 北大教授見解 :日本経済新聞
 「政府のPCR検査は少なすぎる、感染者は政府発表の10倍以上いる可能性すらある。もっと増やすべきだ(例:WHO上級顧問の渋谷健司医師)」と言う批判に対して「確かにその可能性はあるが、能力的に増やせないから、接触制限8割するしかない」という応答を「8割おじさん」西浦博(北大教授)が行ったと言うことのようです。
 呆れて二の句が継げませんね。
 ならば「PCR検査を増やして感染者を把握した上で対応すると言う行動ができず、感染者が何人いるか全く把握できないので、国民に接触制限という付け回しをして申し訳ない」とわびの言葉を言うべき所、そんな謝罪は何一つないのだから、「西浦ら、政府コロナ有識者会議メンバーの人でなしぶり、クズぶり」には怒りを禁じ得ません。
 なお、「10倍以上居てもおかしくない」などという見解は少なくとも政府公式見解ではないため「私的見解」と西浦は言い訳してるようですが「それで済むか!」と言う話ですね。
 「8割接触削減は政府方針だが、『10倍以上』は西浦個人の見解」などというご都合主義は論外でしょう。しかも西浦においては「10倍以上いるかもしれない」は「そうした主張者(例:WHO上級顧問の渋谷医師)の主張意図(だからPCR検査を増やすべきだ)」を離れて「検査を増やせないから接触8割削減しかない」という「西浦説(接触8割削減論)の補強」に使われる酷さです。「さすが安倍の御用学者だけのことはある恥知らずぶり」というべきでしょう。「ここまで恥知らずではない俺」には到底真似できません。
 しかし世の中にはこんな西浦を評価する人間(どうも江川紹子がそうらしい)も居るのだから俺にはおよそ理解できないですね。頭がおかしいんじゃないか(というと江川は怒るのでしょうが。まあ俺個人は未だに「オウム残党が危険だ」と放言してるらしい江川については「I濱Y子に対するのと似たり寄ったりの否定的感情」しかもはや保有していません)。

参考

PCR検査拡大は急務/予算ゼロ見直せ
 世界保健機関(WHO)事務局上級顧問の渋谷健司医師は、「実際の感染者は確認・発表されている数の10倍」だと警告。政府専門家会議の西浦博北海道大教授も24日、渋谷氏の発言に触れて「現在の患者数は氷山の一角」「少なくとも10倍以上」だと発言しました。

検査少なく氷山の一角 医療機関直接発注こそ/WHO事務局長上級顧問 渋谷医師が警鐘/TBS系番組
 新型コロナウイルス感染症対策をめぐって、16日夜放送のTBS系番組「NEWS23」では、世界保健機関(WHO)事務局長上級顧問の渋谷健司医師が日本の検査体制の問題と逼迫(ひっぱく)する医療現場への財政的支援について語りました。渋谷氏はイギリスから中継で出演しました。
 日本の感染症対策について問われた渋谷氏は、現状では「人と人の接触8割減は困難だ」として、「家にいるというインセンティブ(動機づけ)が足りない。休業補償も含めた、お店に対して休んでもいいよというような施策を出すべきだ」と述べました。
 渋谷氏は感染を調べるPCR検査の遅れを指摘し、「日本はクラスター対策をメインにしていたので検査数を絞っていた。非常に検査数が少ないので表れている数字は氷山の一角に過ぎない」「おそらく(感染者が)10倍以上はいる」と強調。検査数が伸びない背景には保健所を経由し、承認を得ないと検査ができない体制にあるとして、「保健所はパンクしている。負担を和らげるためにも医療機関から直接検査を発注できることが大事だ」と主張しました。


【産経抄】4月26日 - 産経ニュース

 岡江さんのご遺族が語っていた。
 「こんな形の帰宅は残念で悔しくて悲しい」。
 外出自粛の窮屈を訴え、娯楽を求めて海へパチンコ店へと繰り出す人は後を絶たない。天に召された人には「尊い犠牲が胸に響かぬ人もいる」と伝えねばならないようである。これでは浮かばれまい。

 話を「岡江氏の死」に限定すれば「自粛云々」などという話ではなくむしろ「いわゆる4日間ルールは不適切ではないか」「軽症者の自宅療養は間違っているのではないか(ついにホテル療養を原則とするようですが)」という話をすべきでしょう。
 産経はそう言う「安倍政権批判につながる恐れがある話」はしたくないのでしょうが。


静岡4区補選投票始まる 与野党対決、夜に大勢判明 - 産経ニュース
 ひとまず野党共闘が成立したことは良かったと思います。勝利すれば「なお、良い」ですが、不幸にして敗北した場合も、これにくじけずに野党共闘を更に推進して欲しい。
【追記】
立民・長妻選対委員長、衆院静岡4区補選敗北「コロナで制約受けた」 - 産経ニュース
 まあ残念ですが、選挙区の詳しい事情など、知らないので特にコメントはしません。あえて言えば自民候補が「元静岡県議」なのに対し、野党候補が「元都議」というのは地元とのつながりが希薄で1)勝利の可能性が低くなる、2)仮に勝利したとして静岡選出議員としてふさわしいか疑問と言う意味で「問題ではないか」とは思いましたが。
 また、安倍や二階幹事長らは「コロナ対策が支持された」とでも強弁するのでしょうが、「自民党議員の不祥事辞任ではなく急病死による補選」ということもあり、どう見ても「おらが村の先生(急病死した望月*1先生の後継者を皆で支えようby自民支持者)」的な話でしかないでしょう(そしてそんなことは安倍ら自民党幹部も本心では分かってる)。まあ政策ではなくそういう「しがらみ(政治家と土建屋などの利益共同体といってもいい)で選ぶ日本的どぶ板選挙」も「政策で選ぶべき」と言う俺的には「どうか」と思いますが。
 とにかく今後とも野党共闘を更に推進して欲しい。


【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈768〉中国のWHO支配は世界の無関心が招いた - 産経ニュース
 そもそも「中国のWHO支配」なんてもんが本当にあるのか、それ自体が怪しい話です。花田や産経ら反中国右翼の「根拠レスの決めつけでしかない」でしょう。

*1:清水市議、静岡県議を経て衆院議員。第三次安倍内閣環境相