今日の産経ニュース(コロナ問題:2020年5月13日分)

TBSと評論家に謝罪要求 番組発言でマスク調達会社 - 産経ニュース
 入札ではなく「入札にかける時間が惜しい、早く配布したい*1」として「緊急性を理由」に随契でユースビオのような怪しい会社(今回の布マスク以前にマスク調達の実績がないらしい)が受注すれば誰だって疑念は感じるでしょう。しかも「マスクに異物混入」ですから。
 「証拠はない」と居直ってるのかもしれませんがなんともいい度胸です。野党やマスコミの徹底追及が求められるし、場合によっては「異物マスクで不快感を感じた」としてユースビオを民事で訴えるなどの法的措置も考える必要があるのではないか。このままこんな疑惑が放置されていいわけもない。
 なお、ネット上では記事内容がほとんど読めませんが、東京新聞

東京新聞:<新型コロナ>ナゾノマスク業者深まる謎 ユースビオ、貿易は業務外:特報(TOKYO Web)
 「ユースビオ」という聞き慣れない調達先に、おやっと思った人もいただろう。今度は「シマトレーディング」という会社が浮上した。ユースビオが貿易を業務にしてなかったのでマスクの輸入を手伝った。国はユースビオに二億円、シマに三億円を払う。さらに、ユースビオにはマスク三十億円分を追加発注したと判明した。これまで実績がなかった業者と巨額の契約を結ぶ厚生労働省。危うさはないのか。

と言う報道をしています。

【参考:ユースビオ】

福島の無名会社「アベノマスク4億円受注」の謎 | コロナショックの大波紋 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
 「布製マスクを納入した事業者は、興和伊藤忠マツオカ、ユースビオ、横井定の5社であります」
 4月27日午前に行われた官邸の記者会見で、菅義偉官房長官は用意したペーパーをさらりと読み上げた。それまで納入業者4社のうち1社の名前だけが公表されていなかったため、臆測が飛び交っていた。この日、納入業者は5社だったことを明らかにし、未公表だった2社の社名を公表した。
 横井定株式会社は1958年に創業、「日本マスク」というブランドで中国やフィリピンに工場を持つマスク専門企業である。
 一方、株式会社ユースビオは福島市にある無名の会社だ。ホームページもないし、NTTの番号案内にも登録されていない。しかも、グーグルマップで見る限り、社屋は平屋のプレハブのような簡素な建物だった。まるでペーパーカンパニーである。政府が公表を渋っていた理由は、この会社の関与を知られたくなかったのだろうと思うのが自然だ。4月27日の時点では、法務局の登記内容が確認できない状態だった(これはのちに、会社の定款に輸入業を加えるために、登記を書き換え中だったことが判明)。
 さらに調べてみると、同じ住所、同じ代表者名で、複数の会社が登記されていることがわかり、その一つ「樋山ユースポット」の電話番号が判明した。4月27日午後、この番号にかけてみるが、反応がない。
 最大の疑問は、安倍政権の目玉政策である布マスクの納入を、なぜ無名の会社が担当することになったのかという点。
「会社の業務として、マスクの販売、輸入代理もやっている?」
「だから、最初に違うって言いましたよね! 木質ペレットの輸出入をやっていたんですって、最初に申し上げたですよね! それが主業務であって、マスクに関しては、やってませんって私答えましたよね? なぜ間違った質問をされるんでしょうか?」
 電話の向こうで、樋山社長は明らかにいらだっていた。
「マスクの専門業社ではない会社が、なぜ納入業者として選ばれたのか」聞くと。
「緊急だからでしょ、それでは」
 吐き捨てるように言い放って、彼は電話を切った。
 東日本大震災のときから交流のある福島県庁の幹部に、ユースビオ社について聞いたところ、こんな答えが返ってきた。
 「今回の報道で初めて知った。地元でも無名の会社。通常は実績のまったくない専門外の業者を、県が国に紹介するなどありえない。だが、今回は緊急事態という建前があるので、政治力で決まった可能性はある」
 メディア取材に対し、樋山社長は創価学会員であることを語っている。
 2018年6月7日、福島地裁は約3200万円を脱税したとして、(中略)(ボーガス注:ユースビオ社長である)樋山茂被告に、懲役1年6カ月、執行猶予3年、罰金400万円の判決を下した。
 現在、樋山社長は、脱税で執行猶予の身だったのである。
 官公庁の調達では競争入札が原則だが、布マスクは「緊急性が高い」として、随意契約だった。ただし随意契約の場合は、これまでの実績などが問われるのが一般的だ。ユースビオ社のように、急ごしらえブローカーが、(ボーガス注:しかも脱税で執行猶予中の人間が)国の事業に関与するのは異例である。
 今回のユースビオ社の納入に、果たして政治家の関与があったのか、よくわかっていない。もしかすると、マスク製造・販売のルートを持っていた同社の情報が、公明党の人脈を通じて福島県などに届き、納入に至った可能性が考えられる。ただし、実績も何もない福島の企業が選ばれた経緯については、不明朗な印象がぬぐえない。納入企業の公表を政府が渋り、公表までに何週間もかかるというのは、政府に何か隠したい事情があったと見られても仕方ないことだろう。
 ユースビオ社が急遽、定款の目的に「輸入」を加えたのは、政府担当者の指示であることを樋山社長がメディアでの取材に答えている。貿易に際しての通関上の要請だけでなく、国民の批判を逃れるために、つじつまを合わせようとしたのかもしれない。
 アベノマスクの一連の動きに国民の多くは、森友学園加計学園と同じ構図を感じ取った。懸念を払拭するという点について、政府の説明は極めて不十分である。
 あるいは、アベノマスクそのものが官邸官僚の思いつきに安倍首相が安易に乗ってしまったため、調達先の確保に窮してしまい、ユースビオ社のような実績のない無名企業にまで声を掛けざるをえなかったのか。そうだとすれば、ユースビオ社は騒動に巻き込まれた一当事者になる。 
 アベノマスクを通して、あらためて浮き彫りになったこと。それは、官邸の「思いつきの政策」に誰も意見することができない「風通しの悪さ」と、無理が通れば道理が引っ込む日本の現実ではないだろうか。


コロナ感染「精神面に大きな負担」 退院の20代男性が経験語る(1/2ページ) - 産経ニュース
 たとえ、死ななくても最悪の場合「味覚や嗅覚に重大な異常(味や匂いを感じない)」「高熱とすさまじい倦怠感」、その結果「長期の入院を余儀なくされる(感染予防のため自由な行動が出来ず、家族や知人、友人との面会も厳禁)」と言うのでは確かに「精神面に大きな負担」でしょう。


コロナ感染で死去の三段目力士 「最後まで闘ってくれた」 - 産経ニュース
28歳の相撲取りがコロナウイルスの関係で亡くなったのは個人的にショックをおぼえた(あるいは、血栓が生じた?) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

コロナ感染で死去の三段目力士 「最後まで闘ってくれた」 - 産経ニュース
 コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため、大相撲三段目の勝武士=高田川部屋=が13日死去した。新型コロナウイルスで大相撲力士が亡くなるのは初めて。
 28歳という若さで体力のある力士でも犠牲になった。ただ、糖尿病の基礎疾患があり、重症化しやすかった可能性がある。食事量が多い角界の中には、糖尿病を患っている人は多い。

28歳の相撲取りがコロナウイルスの関係で亡くなったのは個人的にショックをおぼえた(あるいは、血栓が生じた?) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 糖尿病を患っていて、それがどうもよろしくなかったようですね。
 多臓器不全か、と私は思いました。多臓器不全というのは、読んで字のごとく、身体じゅうの臓器がよろしくない状態になっていることですから、もしかしたら彼は、血栓か何かが生じて、それで多臓器不全になったのかもという気がしました。事実、もう半世紀ほど以前の話ですが、現役の横綱がそれで急死したことすらあったわけです。
 第51代横綱である玉の海正洋は1971年7月場所前後に急性虫垂炎を発症、ようやく10月に手術をうけて成功、12日に退院予定でしたが、その前日の11日朝に肺血栓を発症、午前11時30分に死亡が確認されました。右の主管肺動脈には約5cmの血の塊が詰まっていたといいます。Wikipediaの記述を借りれば、
玉の海のような力士体型(肥満体)の人間が、手術後に血栓症を発症しやすいのは現代では常識であるが、その当時はあまり知られておらず十分な予防策も取られていなかったものと考えられる。
ということです。
 それで、今回亡くなった力士についてはよく分かりませんが、どうも新型コロナウイルスでの死者には、この血栓による死者がかなり多いようですね。

 「糖尿病の基礎疾患」があるとはいえ、28歳で死亡というのだからびっくりですね。しかし「糖尿病」といっても「太ることが試合に有利だから」と言う特殊事情があるので皮肉です。「不摂生で太った」と言うのとは話が違うわけですから。小兵力士(それでも90キロ台なので一般人と比べれば充分肥満体)なんかは「もっと太れ」と言われる世界ですからね(まあ、とはいえ小錦のように太りすぎると足腰がボロボロになって、俊敏な動きはとても出来ず、押し相撲ばかりになってかえって逆効果ですが)。
 小生も「肥満体」ですし、親父に至っては「軽度とは言え立派な糖尿病」なので、新型コロナについてはやはり恐怖感はありますね。
 新型コロナについては以前は「新型肺炎」などといわれていましたが、こうなると「肺炎」を強調するのは不適切かと思います。


首相、維新を評価「大阪でモデルを示している」 - 産経ニュース
 「なんちゃって野党」「自民の二軍」維新をおだててるつもりなのでしょうが「国は解除の基準を何も作らないなんて怠慢だ!→それに比べて維新は立派だ!」というのが吉村支持者なのだから「安倍って本当にバカだな」「そう思うのならお前もとっとと基準を作れ」と、吉村支持者からは更に呆れられるだけでしょう。

*1:にもかかわらず未だに我が家には届かないですからね。どれほどデタラメなのか。