黒坂真に突っ込む(2020年5月27日分)

黒坂真リツイート
 吉岡正史さん。私も習近平国賓待遇訪日に反対です。日本共産党習近平国賓待遇訪日に反対していますか。近く、国家安全部が香港を制圧する可能性がありますね。
◆吉岡正史
「中国からの入国禁止を早い段階で判断できなかった。それが感染拡大を招いた。消費増税で減った内需をインバウンドで埋め合わせたかったのでしょう。習近平国家主席国賓として迎える予定だったことも判断の遅れに結びついた」(藤井聡*1・京大大学院教授、『FLASH』5・21)

 やれやれですね。人権云々、反共云々で習主席訪日に反対なら、黒坂は「習主席訪日の計画者でもなんでもない」日本共産党に因縁を付ける前に「習主席訪日の計画者」である「安倍自民と公明党を批判しろ」という話です。
 というか『吉岡氏が紹介した藤井ツイート』の是非はともかく、藤井氏は人権云々で「習主席訪日に反対」とツイートにおいて言ってるわけではありません。本心は人権云々や反共云々(藤井氏はウヨなので)もあるかもしれませんが。
 彼は
1)コロナ予防のために中国からの入国禁止を早い段階で判断すべきだった
2)コロナ問題のために春の習主席訪日が、不可能だったことは早い段階で判断可能、安倍政権の訪日延期発表が遅れたのは不適切
としているにすぎません。
 したがってここで黒坂がすべき反論ツイートは
1)早い段階で入国禁止にしても新型コロナの蔓延は防げなかった(主な感染ルートが中国人観光客かどうか疑問)
2)インバウンドを考えれば中国からの入国禁止など無理
3)『コロナ問題のために春の習主席訪日が、不可能だったことは早い段階で判断可能』なんてことはなかった
のいずれかでしょうにねえ。何でこうツイートがずれているのか。

*1:著書『公共事業が日本を救う』(2010年、文春新書)、『列島強靭化論:日本復活5カ年計画』(2011年、文春新書)、『新幹線とナショナリズム』(2013年、朝日新書)、『超インフラ論:地方が甦る「四大交流圏」構想』(2015年、PHP新書)、『大阪都構想が日本を破壊する』(2015年、文春新書)、『「スーパー新幹線」が日本を救う』(2016年、文春新書)、『クルマを捨ててこそ地方は甦る』(2017年、PHP新書)、『令和日本・再生計画:前内閣官房参与の救国の提言』(2019年、小学館新書)など