今日の中国ニュース(2020年6月1日分)

◆I濱Y子のブログ記事『非常事態宣言が解除』

 5/29に、コメントをたのまれてテレ朝にいき、おわったあと報道フロアにでると、みなたちあがってテレビの画面にくぎづけになっていた。まるで昭和の街頭テレビのようである。「何かあるんですか」と聞いたら、「これから東京の空を六年ぶりにブルーインパルスがとぶんですよ」とのこと。
 そういえば、コロナで最前線ではたらく人たちに感謝するためにそんな企画があったっけ。それ今日だったのか。外にでて運転手さんに、「ブルーインパルスがこれから飛ぶそうですよ」というと
 運転手さん、「あっあれじゃないですか?」と正面を指さす。
 たしかに目の前のビルの間を五筋の飛行機雲がつきすすんでいく。
 あとできくと、空中にモールス信号でTU、すなわちTank YoUとかいていたのだそうな。何となくスカッとしたのは、仏教でいう随喜(善をなす人をほめること)をしたからだろう。チベット僧は「随喜はもっとも簡単にできて効果も大きい善行だから、どんどんやりなさい」と奨励している。

 ネット上で「中国や北朝鮮の軍事パレードを、そんなもんに金かけるより別のもんに使えと批判するウヨが安倍のブルーインパルス評価するのおかしくね?」という指摘を見て「なるほど」と思いましたが、その点をI濱女史に聞いたらなんと答えるんですかね?。「中国軍や北朝鮮軍と自衛隊を一緒にするな!」とかいってマジギレするのか(そう言う問題ではないですが)。
 別に感謝の念を示す(仏教でいう随喜とやら)のに高いカネかけてブルーインパルス飛ばす必要はどこにもないし、医療関係者はそれこそ「同情(?)するより金をくれ(安達祐実風に)」でしょう。いやまあ、カネでなくてもよくて、要するにそれなりの待遇ですが。改めて「I濱は本当にバカだな」と呆れました。


新型コロナは中国・WHOのバイオテロだ - 酒井信彦の日本ナショナリズム
 いつもながら言ってることが全く無茶苦茶です。
 仮に中国やWHOの対応に問題があったとしても故意にやってるわけではないのだからテロ呼ばわりなど論外です。大体、中国とて新型コロナ封じ込めでは相当の苦労をしたのに何が「バイオテロ」なのか。
 つうか、その酒井の理屈なら「世界的に見ても常軌を逸した無為無策」で「世界第一位の死者数10万人越え(どこまで行くのかもはや見当もつかない)」を達成したトランプ政権こそが「世界最悪の新型コロナを利用したテロ国家」ということになるでしょう。まあ、そういったら酒井は「反米だ」などと非難するのかもしれませんが。

 朝日によると、「武漢ウイルス」と呼ぶのは、偏見・差別に当たるようだが、私は「武漢ウイルス」と呼ぶのは、まだまだ生温くて、正確には「習近平ウイルス」あるいは「近平ウイルス」と、明確に表現すべきであると考える。

 産経や櫻井よしこですらこんなことは言っていません。酒井の非常識さは半端ではないですね。その酒井の理屈なら、このウイルスは「トランプウイルス」とでも呼ぶべきではないか。何せ「死者数10万人越え」ですから。 

 「新型ウイルスに振り回され、自国中心主義に走る米国。その姿を世界はどう見つめているかに中国は関心を寄せ、識者からは『第2次大戦後の世界をリードしてきた米国を軽視すべきではないが、感染が米国の世紀を終わらせたことは議論の余地はない』(中国人民大の王文教授)といった声も漏れる」。
 つまりアメリカの世紀は終わったといっているのであり、これこそがシナ人の願望であり本音である。

 そりゃ無為無策で10万人を超える死者を出しても、トランプは『中国が悪い、俺は悪くない』なんて居直って、中国に責任転嫁して米国の評判を落とすようでは、責任転嫁された中国(中国人民大の王文教授など)の側は『医療システムに欠陥があることを露呈した上、そのことを大統領ともあろう者が認めずに居直って、国際的評判を落とすとはもはや米国の世紀は終わったと言っていいんじゃないか』と悪口ぐらい言いたくもなるでしょう。
 ここでの発言「米国の世紀は終わった」は「トランプの酷い責任転嫁への反撃(悪口)」でしかなく願望だの本音だのという話ではない。
 酒井ら反中国ウヨ連中が「新型コロナ」とか何か中国で不幸(?)があるとすぐに「中国の繁栄が終わった」といって中国崩壊論叫びたがるのとあえて言えばそんなに違わない(とはいえ酒井らの与太『中国崩壊論』に比べれば王文教授のトランプ批判の方がずっとましですが。トランプが無為無策でコロナを蔓延させたのは事実ですから)。
 いや正直、トランプに批判的な米国人からすれば「あいつのせいで米国の評判が落ちれば落ちるほど、マクロンだのメルケルだの、外国の首脳の評判が良くなるんじゃないか、米国の世紀なんてもはや終わったんじゃないか」とここでの「中国のトランプへの悪口」と似たような気持ちでしょう。


安倍首相は対中包囲網でイニシアチブを 有元隆志(産経新聞社正論調査室長兼月刊「正論」発行人) « 国基研ろんだん 国基研ろんだん « 公益財団法人 国家基本問題研究所

 日本政府は今年春に予定されていた習近平国家主席国賓訪日にこだわっていた。政府高官は国賓にこだわる理由について「中国はトップと話さないと物事は進まない。主席が訪日するときは国賓以外にない」と説明していた。訪問は延期となったが再調整する考えだ。新型コロナウイルスが終息せず、かつ「香港抑圧法」ともいうべき国家安全法の適用が決まったなかで、国賓として迎える環境ではない。「国賓呪縛」から解き放たれるべきだ。

 「以前書いたことの繰り返し」になりますが、ウヨ連中がこんなことをいったところで
1)日本または中国で秋に新型コロナが蔓延し、物理的に訪日が無理
2)「検察庁法改定反対」なみの「習主席国賓訪日反対」論が巻き起こり、訪日を強行した場合、政権が崩壊しかねない
くらいの非常事態でもない限り、安倍は国賓訪日を進めるでしょう。
 1)についていえば、まさか、ウヨ連中も「習に訪日して欲しくないから秋にコロナが日本か中国で蔓延して欲しい」とはいえないでしょう。大体そんなことになったら日本経済は大ダメージです。
 そして2)は幸か不幸か今のところありそうにない。
 どっちにしろ自然現象である1)はもちろん、「人為的現象」である2)にしても日本ウヨの力で「習主席国賓訪日反対」論が沸騰するなんて事態はありそうにない。
 仮に2)のような事態があるとして「検察庁法改定反対」のときのように「小泉今日子」など「ウヨでもなんでもない人間」が多数批判ツイートするようなことでもなければどうにもならないでしょう。
 しかし「国賓呪縛から解き放たれろ」も何も、ウヨ連中の方こそ「安倍でないと改憲は進まない。だから安倍批判は出来ない」という「安倍呪縛」から解き放たれたらどうなのか。
 安倍呪縛に固執する限り、ウヨ連中の「習主席国賓訪日反対」は所詮腰砕けにならざるを得ません。