今日の中国ニュース(2020年7月23日分)

【正論】日本は海を守る独立機関創設を 東海大学教授・山田吉彦 - 産経ニュース

・香港は、英国から中国に返還された時には、世界一のコンテナ取扱量を誇っていた。しかし、中国は、そのコンテナ埠頭(ふとう)の機能を隣接する深センに移し、今や深センは世界3位となり、香港は世界7位にまで後退している。
・港別コンテナ取扱量の世界ランキングでは、上位10港の中に1位の上海をはじめ中国の港が7カ所入っている。

 けっきょく香港の中国における相対的地位の低下、利用価値の低下に話は尽きると思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)も指摘していますが、こうして香港の経済的重要性が落ちたことも先日の法可決の背景にあるわけです。


テドロス事務局長は中国に「買収」ポンペオ米国務長官が発言 英メディア報じる - 産経ニュース
 「テドロス事務局長の新型コロナ認識が不適切だった」「それは中国の誤った認識に影響されたからでは無いか」ならまだしも「買収された」等と言えば当然ながら「根拠あるのか」と言う話になります。正直、根拠が出せるとは思えませんし、米国の評判が更に一層悪くなるだけでしょう。
 なお、テドロス氏の対応の是非はともかく、米国の惨状を彼のせいにすることは「米国ほどの死者が出ている国は他に無いこと」を考えれば責任転嫁と言いがかりも甚だしい。


◆I濱Y子のブログ記事『2020年夏チベット関連新刊』

チベット・ファンの方が喜ぶ以下の四冊の新刊について紹介をしたい。
 1. チベット亡命政権編著『チベットの主張』集広舎
 2. 同編著『Missing For 25 years』(『行方不明になって25年のパンチェンラマ』)
 3. 星泉*1・海老原志穂*2・南太加*3・別所裕介*4著『チベット牧畜文化辞典』東京外大アジア・アフリカ言語文化研究所
 4. 平岡宏一*5著『男の子のやる気を引き出す 朝のことば』ビジネス社

 チベット亡命政権編著『チベットの主張』の版元集広舎といえば、

◆「レンジャー部隊で拉致被害者を助け出す」と言うトンデモ・ウヨ小説『アキとカズ』(喜多由浩*6、2015年)
◆日本の満州国統治を美化する『満洲化物語ユートピアを目指した日本人』(喜多由浩、2017年)

の版元というトンデモウヨ出版社です。
 一方、平岡宏一著『男の子のやる気を引き出す 朝のことば』の版元ビジネス社

崩れゆく韓国 - 株式会社ビジネス社
井沢元彦*7『崩れゆく韓国』(2020年)
内容紹介
・なぜ、「歴史の改ざん」と「反日」が止まらないのか?
・なのに、なぜ日本は「謝罪」し続けるのか? 

新型肺炎、経済崩壊、軍事クーデターでさよなら習近平 - 株式会社ビジネス社
宮崎正弘*8新型肺炎、経済崩壊、軍事クーデターでさよなら習近平*9』(2020年)
内容紹介
習近平国賓なら2週間隔離せよ!
・情報の捏造・隠蔽、強権体制など全体主義システムが生んだ(ボーガス注:新型コロナ)パンデミックにより破滅のトリガーを引いた中国。

◆女帝、女性宮家否定論を主張する水間政憲*10『ひと目でわかる皇室の危機』(2019年)
南京事件否定論を主張する水間政憲『完結「南京事件」』(2017年)
田中英道*11『新しい日本史観の教科書:正しい歴史に「修正」せよ』(2019年)
◆牛乳有害説というエセ科学本・船瀬俊介*12『牛乳のワナ』(2019年)

の版元というトンデモウヨ出版社です。
 「講談社」「集英社」「小学館」「新潮社」「文藝春秋社」などといった大手から出せとは言いませんがもう少しまともな版元から出版できなかったんでしょうか?
 というと多分怒り出すのがI濱女史やid:Mukke、阿部治平などといった連中なのでしょうが。

*1:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授(星泉 - Wikipedia参照)

*2:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特別研究員

*3:著書『変わりゆく青海チベット牧畜社会』(2018年、はる書房)。アマゾンの著者紹介によれば中国青海省出身。青海民族大学・民族学社会学学院専任講師。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員。

*4:駒沢大学准教授。著書『ヒマラヤの越境者たち:南アジアの亡命チベット人社会』(2013年、デザインエッグ社)

*5:学校法人清風学園専務理事。清風中学校・高等学校校長(平岡宏一 - Wikipedia参照)

*6:産経新聞編集委員。著書『満州唱歌よ、もう一度』(2003年、扶桑社)、『野口健が聞いた英霊の声なき声:戦没者遺骨収集のいま』(2009年、産経新聞出版)、『北朝鮮に消えた歌声:永田絃次郎の生涯』(2011年、新潮社)、『「イムジン河」物語:〝封印された歌〟の真実』(2016年、アルファベータ)、『旧制高校物語:真のエリートのつくり方』(2019年、産経NF文庫)、『韓国でも日本人は立派だった:証言と史料が示す朝鮮統治の偉業』(2019年、産経新聞出版)、『消された唱歌の謎を解く』(2020年、産経新聞出版

*7:『恨(ハン)の法廷』(1995年、徳間文庫)、『「日本」人民共和国』(1998年、光文社文庫)、『NOといえる教科書:真実の日韓関係史』(藤岡信勝との共著、1998年、祥伝社)、『逆説のニッポン歴史観:日本をダメにした「戦後民主主義」の正体』(2000年、小学館)、『なぜ中国人、韓国人に媚びるのか:新・逆説のニッポン歴史観』(2002年、小学館)、『「反日」日本人の正体』(2003年、小学館)、『虚報の構造 オオカミ少年の系譜:朝日ジャーナリズムに異議あり』(2003年、小学館文庫)、『「拉致」事件と日本人:なぜ、長期間黙殺されたのか』(2003年、祥伝社)、『誰が歴史を歪めたか:日本史の嘘と真実』(2004年、祥伝社黄金文庫)、『「攘夷」と「護憲」:幕末が教えてくれた日本人の大欠陥』(2005年、徳間文庫)、『人類を幸せにする国・日本』(2010年、祥伝社新書)、『やっかいな隣人 韓国の正体:なぜ「反日」なのに、日本に憧れるのか』(呉善花との共著、2012年、祥伝社黄金文庫)、『困った隣人 韓国の急所』(呉善花との共著、2013年、祥伝社新書)、『新聞と日本人:なぜ、真実を伝えないのか』(2015年、祥伝社新書)、『脱・中国で繁栄する日本:国を滅ぼす朱子学の猛毒を排除せよ』(2015年、徳間書店)、『なぜ日本人は、最悪の事態を想定できないのか:新・言霊論』(2017年、祥伝社新書)、『中韓を滅ぼす儒教の呪縛』(2017年、徳間文庫)などウヨ著書多数

*8:『瀕死の中国』(2005年、CCCメディアハウス)、『中国瓦解』、『中国から日本企業は撤退せよ』(以上、2006年、CCCメディアハウス)、『中国は猛毒を撒きちらして自滅する』(2007年、徳間書店)、『上海バブルは崩壊する』(2010年、清流出版)、『中東民主化ドミノは中国に飛び火する』(2011年、双葉新書)、『自壊する中国』(2011年、文芸社文庫)、『中国が世界経済を破綻させる』(2012年、清流出版)、『中国バブル崩壊が始まった』(2013年、海竜社)、『中国・韓国を本気で見捨て始めた世界』(2014年、徳間文庫)、『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(2015年、徳間書店)、『「アジアインフラ投資銀行」の凄惨な末路』、『中国大破綻』(以上、2015年、PHP研究所)、『習近平の独裁強化で世界から徹底的に排除され始めた中国』(2017年、徳間書店)、『米中貿易戦争で始まった中国の破滅』(2018年、徳間書店)、『世界から追い出され壊れ始めた中国』(2019年、徳間書店)、『「火薬庫」が連鎖爆発する断末魔の中国』、『余命半年の中国・韓国経済』(以上、2019年、ビジネス社)、『「コロナ以後」中国は世界最終戦争を仕掛けて自滅する』(2020年、徳間書店)など反中国本の著書多数

*9:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*10:著書『「反日」包囲網の正体』(2011年、PHP研究所)、『ひと目でわかる「慰安婦問題」の真実』(2014年、PHP研究所)『ひと目でわかる「GHQの日本人洗脳計画」の真実』(2015年、PHP研究所)など

*11:元「新しい歴史教科書をつくる会」会長。日本国史学代表理事東北大学名誉教授。著書『戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」』(2011年、展転社)、『戦後日本を狂わせた左翼思想の正体』(2014年、展転社)、『戦後日本を狂わせた反日歴史認識を撃つ』(2016年、展転社)、『日本人にリベラリズムは必要ない。「リベラル」という破壊思想』(2017年、ベストセラーズ)、『左翼グローバリズムとの対決』(2020年、扶桑社)など

*12:『効果がないどころか超有害! ワクチンの罠』(2014年、イーストプレス)、『STAP細胞の正体:「再生医療は幻想だ」復活!千島・森下学説』(2015年、花伝社) などトンデモ著書多数。