今日の朝鮮・韓国ニュース(2020年9月4日分)

石破氏の「拉致」公約に見る危険性 西岡力(国基研企画委員兼研究員・麗澤大学客員教授) « 国基研ろんだん 国基研ろんだん « 公益財団法人 国家基本問題研究所

 「全被害者生存」という前提を崩す平壌事務所設置という石破公約

 何度読んでも意味不明な文です。そもそも「病死した被害者がいる可能性」は充分あるのに「全被害者生存」という前提を設定すること自体が馬鹿げていますがそれはさておき。
 何で「交渉をスムーズにやるために平壌に常駐事務所を置こう(西岡の言う石破公約)」というとそんな話になるのか。
 これはどう理解しても「北朝鮮と交渉しても、北朝鮮のデタラメな主張を全て受け入れるか、拒否するかしかないから交渉する必要など無い」「交渉しようという人間(例えば石破)は北朝鮮の主張を全て受け入れろと言ってるのだ」と西岡ら巣くう会が勝手に決めつけた上で「交渉不要(だから常駐事務所も不要)」と放言している以外の何物でもありません。よくもまあこれで「拉致の解決を目指してる」などと心にも無い嘘が言えたもんです。
 そして家族会もよくもまあこんな野郎とつきあえるもんです。


蓮池薫さん 拉致問題 次の政権は食糧支援など独自アプローチを | 注目の発言集 | NHK政治マガジン

 拉致被害者蓮池薫さんがNHKのインタビューに応じ、日本政府にはアメリカと北朝鮮の交渉の進展を待つだけでなく、食糧支援の提案など、北朝鮮に対する独自のアプローチが求められていると指摘しました。
 「北朝鮮新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため国境を遮断するなどした影響で食糧難に陥っている可能性がある。同じ人道問題として、例えば、食糧支援をセットで提案すれば解決の可能性を見いだせるのではないか」と指摘しました。

 つまりは「食糧支援と拉致解決のバーター取引論」でしょうが「安倍の子分」菅は勿論、「安倍政権外相だった岸田」もそんなことをすることは望み薄であり、総裁選に出馬した三候補の中でそんなことを「やるかもしれない(もちろんやるとは断言できない)」のは「平壌常駐事務所論の石破だけ」という悲しい状況です。
 かつこういうことを言えば言うほど救う会と家族会が蓮池兄弟を敵視する。
 とはいえこうした報道が「公共放送*1NHK」から出てきたことに「一つの希望」を見いだしたいところです。

*1:コメント欄の指摘に従い修正しました。