高世仁に突っ込む(2020年12/10日分)

中村哲さんの1周忌に絵本『カカ・ムラド』日本語版出版 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 というタイトルでありながら内容のほとんどは、拙記事高世仁に突っ込む(2020年12/9日分) - bogus-simotukareのブログで取り上げたタイの拉致被害者家族のいま - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きという奇天烈な高世記事です。
 なお、高世は以前も
人間中村哲をつくったもの8 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
吉永小百合が中村哲さんを語る - 高世仁の「諸悪莫作」日記
などで中村氏について触れています。

 翻訳には中村さんの歌を作った歌手のさだまさしさんも関わった。

 高世も歌の題名ぐらい書けば良いのに。
 ちなみに

さだまさしさん、中村哲医師を歌に 歌詞に込めた確信:朝日新聞デジタル2020年6月6日
さだまさしさん(68)が、昨年12月にアフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲*1医師(享年73)を追悼する歌「ひと粒の麦~Moment~」を作った。
・銃撃事件から半年を前に、5月20日に発売したアルバム「存在理由~Raison(レゾン)d’etre(デートル)~」に収めた。このアルバムで最も伝えたかったのが、「ひと粒の麦」だという。
 歌詞には、アフガンの砂漠化した大地に用水路を建設し、農村を復興した中村さんの活動を織り込んだ。

だそうです。

 それにしても、アフガニスタンでは政府主催の追悼式典が開かれ、1000人の参加者が中村さんを偲んだというのに、日本政府は何の催しも行っていない。
 世界が認める偉人をいつまで無視するつもりだろうか。

 失礼ながら「アフガン政府が認める偉人」ではあっても「世界が認める偉人」ではないでしょうし、別に日本政府が催しを行う必要も無いと思います。

 今回NHKが取材したのは、ジェンキンズ氏のアノーチャーに関する証言から15年の節目で、明日10日のニュースウォッチ9でも取り上げられ、NHKのウェブに記事が出る予定だという。

 高世の言うNHKのウェブ記事がおそらくWEB特集 忘れてはならない ~世界で続く北朝鮮の拉致問題~ | NHKニュースですね。高世の紹介する海老原某の名前も出てきます。まあ、率直にいって大して面白くもない、価値があるとも思えない、くだらない記事です。

 タイにおる拉致問題はあまり知られていないので、だいぶ前になるが、2007年12月に日本で開かれた第2回「拉致の全貌と解決策」国際会議での海老原さんの報告を紹介しておこう。

 吹き出しました。最近の文章ならともかく「13年も昔の文章」なんか今取り上げて何の意味があるのか。仮に取り上げるとしても「13年前の報告」についての「現時点での補足文章(13年経って何がどうなったのか?)」くらいつけるべきでしょうが、それもありません。
 それは海老原が拉致問題で何の成果も上げてないことの証明ではないのか。と言うと高世も海老原も怒り出すのでしょうが、「ならば何の成果があったのかいってみろ!」て話です。
 「会議が無事開催された」なんてのは俺の価値観では何ら成果ではない。
 「拉致被害者を帰国させられないなら」そんな物は成果ではない。

 先ほど海老原さんとやり取りしたところ、興味深い情報として、これまで北朝鮮による拉致被害者が確認*2されていない欧州の某国のジャーナリストがその国から拉致された人がいるはずだとして調査にのりだしていることを教わった。そのジャーナリストと連絡をとってみよう。

 やれやれですね。そんなことが日本人拉致被害者の帰国と何の関係があるのか。
 そもそも「某国のジャーナリスト」としてそのジャーナリストとやらの名前どころか「国籍すら、高世が書かない(書けない?)」時点で、信用できるか怪しい、うさんくさい話です。

*1:1946~2019年。ペシャワール会現地代表。著書『アフガニスタンの診療所から』(1993年、ちくまプリマーブックス→2005年、ちくま文庫)、『アフガニスタンで考える:国際貢献憲法九条』(2006年、岩波ブックレット) 、『天、共に在り:アフガニスタン三十年の闘い』(2013年、NHK出版)、『アフガン・緑の大地計画:伝統に学ぶ潅漑工法と甦る農業』(2017年、 石風社)など

*2:俺の知る限りでは1)ジェンキンス証言で「ルーマニア人の拉致」は確認されていますが、2)他にそうした確認された欧州からの拉致があるかは分かりません。