今日の産経ニュース(2020年12月27、28日分)

【正論】立憲君主制度の根底的な議論を 東洋学園大学教授・櫻田淳 - 産経ニュース

 本来ならば国民一致して祝福されるべき秋篠宮家の「慶事」の行方がさまざまな議論を巻き起こしている現状

 まあ俺的にはどうでもいい話ですね。週刊誌やテレビワイドショーが騒ぎ立てる「小室君の借金問題」が「事実ならば」、秋篠宮の娘は「そのようなトラブルを知人との間に発生させた」彼と結婚しない方がいい気もしますが、所詮他人事ですのでね。
 俺にとっては「小室君と結婚したいらしい秋篠宮の娘」と「それに反対らしい彼女の両親(秋篠宮夫婦)」の問題でしかない。どっちにしろそれは別に「制度の問題」ではないでしょう。

「そもそも、『貴族制度』を欠落させた立憲君主制度は成り立つのか」も含めた根底的な議論が行われなければならない。

 おいおいですね。今時、華族制度を復活しようとでも言うのか。もしそうなら正気では無いですね。しかもそんなことは小室君騒動と何一つ関係が無い。まさかとは思いますが「華族以外に皇室女子の結婚相手が居なかった戦前時代」に戻したいのか。


急死の羽田雄一郎元国交相、新型コロナ感染が判明 - 産経ニュース
「俺、肺炎かな」直後に急死 羽田元国交相 立民・福山氏が明かす - 産経ニュース

 羽田氏*1には糖尿病、高脂血症、高血圧の基礎疾患があったという。

 「基礎疾患があった」とはいえ、50歳台での死去は現在では「早死に」であり、新型コロナの危険性が改めて明らかになったと言うべきでしょう。
 正直、1)無為無策の菅政権への怒り、2)レーガン*2アルツハイマーになるや米国政府がその方面に予算を付けたという前例から「麻生*3副総理・財務相」「二階*4幹事長」といった与党幹部辺りがコロナで死んでくれないかとすら思います。


法改正断念に保護者ら抗議 教員わいせつ対策で - 産経ニュース
 以前

今日の産経&しんぶん赤旗ニュースほか(2020年12月25日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
教員免許再取得、わいせつ対策の法改正を断念 萩生田文科相 - 産経ニュース
 「わいせつ教師の被害者の一部」だの、場合によっては「性犯罪の被害者の一部」が名古屋闇サイト事件における被害者の母親の主張を批判する(1) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する母親のような感情論(法制局や萩生田大臣は性犯罪者に甘い!)を叫び、産経などが同調することが危惧されます。「感情論としては分からないでもない」ですが、法律とはそう言う感情論でねじ曲げて良い物ではない。

と書きましたがやはり「感情論を爆発させる人々」がいたようですね。しかし繰り返しますが法律とは感情論で好き勝手にねじ曲げていいもんではないでしょう。
 と言うと「わいせつ教員の被害児童や保護者の気持ちが分からないのか!」「それでも人間か!」「当事者でないからそんなことが言える!」と言い出す輩がいるわけでまったくうんざりします。

 声明提出後に記者会見した郡司真子共同代表は「加害者の人権は保護される一方、被害者の人権は踏みにじられている」と憤った。

てのはぶっちゃけ「ただの感情論」でしかないでしょう。

【参考】

萩生田光一文部科学大臣記者会見録(令和2年12月25日):文部科学省
◆萩生田大臣)
 児童生徒等にわいせつ行為を行い懲戒免職となった者に、無期限に教員免許状を授与しないとすることについては、現行法上、例えば殺人罪などの重罪を犯し懲役刑に処せられた場合でも、刑の執行後10年で刑が消滅すること*5などとの均衡上、法制的に採ることができませんでした。次に、専門家のお話では、「小児性愛」に該当する者は子供と身近に関わる環境下でわいせつ行為を行うおそれがあるとの指摘があることを踏まえ、その診断を受けた者に教員免許状を授与しないとすることを検討しましたが、内閣法制局から「小児性愛」は概念が十分に明確とは言えないとの指摘を受け、厚労省にも照会し、私も田村大臣とも話合いをしましたけれども、現状では疾病として診断基準等が確立されているとは言えないとの回答であり、現時点では、適用範囲の明確さが求められる法令上の欠格事由として規定することはできないと判断せざるを得ませんでした。このような状況から、法改正は引き続きの検討課題となりますが、文科省として、可能な限りの手立てを講じるという強い思いを持ってこの問題に取り組んでまいりたいと思います。
 例えばイギリスでは、そうした職種に人の雇用をする場合に、DBSという公的機関が発行する無犯罪証明書を求める仕組みがあり、参考になると考えています。本日、閣議決定された「第5次男女共同参画基本計画」でも、海外の例も参考にしつつ検討する旨が盛り込まれており、文科省としても、そうした検討にも積極的に協力してまいりたいと思います。
◆記者)
 わいせつ教員の処分の関係なんですが、今おっしゃったように法改正は難しいというこですが、欠格期間を少し長くする、(ボーガス注:現在の3年から)5年という話もありましたけども、そういうことも断念されたということでよろしいんでしょうか。
◆萩生田大臣)
 5年というのは別に元々考えてないですね。それで、二度と立たせないという思いで法改正をしたいということで準備をしてきたんですけれど、今申し上げたように、私もこれ、忸怩たる思いがございます。極論を言えば、さっき申し上げたように、殺人犯であっても、刑の消滅後、例えばもう一度免許を取ることができるように、わいせつ教員だけは二度と取れないっていうその建付けが現行の日本の法律の中ではやっぱり難しかったということなのです。諦めたわけじゃないのですけれど、これ年末で、もう当然、通常国会へのエントリーをしなきゃならないので、それが出ていなければ、当然、皆さん方からどうなったんですかって質問があると思いましたので、この時期にこちらから事情を説明したというのが正直なところでございまして。今申し上げたように、少しフィールドを広げて、学校の先生だけじゃなくて、やっぱり子供たちを性被害から守っていくっていう大きな概念で、もう一回、各省庁を巻き込んでやり直しをしていきたいなと思っていますし、さっき申し上げたように、今、できることはどんどん精度を上げてですね、何としてもわいせつ教員の皆さん、皆さんというかわいせつ教員を、二度と教壇に立たせないっていうこの思いはですね、ぜひ貫いていきたいと思っています。

 「赤字強調」は俺がしました。と言うことで萩生田も「何もしない」と言ってるわけではないのだから

 声明提出後に記者会見した郡司真子共同代表は「加害者の人権は保護される一方、被害者の人権は踏みにじられている」と憤った。

と言うのははっきり言って「感情論による言いがかり」でしかありません。「萩生田の言ってることをきちんと理解してるのか?」と萩生田に同情せざるを得ません。まさか「萩生田のようなウヨ嫌い」の俺が「萩生田は何一つ間違ってない。非難する郡司の方がおかしい」「萩生田に同情する」と書く日が来るとは(苦笑)。他の件はともかく少なくともこの件では「萩生田の態度はむしろまとも」と思いますね。
 なお、以上の記事内容(萩生田に対する郡司某の批判は間違ってる)については精神に重大な問題があったのだから、減刑になるのは仕方ないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)のコメント欄にもコメントしました。

精神に重大な問題があったのだから、減刑になるのは仕方ないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
 私のブログで群を抜いて一番評判の悪い犯罪被害者家族批判です

だそうですが、むしろ小生は精神に重大な問題があったのだから、減刑になるのは仕方ないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)の主張に大いに共感、賛同します。まあ、そんな小生もid:Bill_McCreary氏同様に「犯罪者に甘い」「被害者に冷たい」などと一部の人間(岡村勲や郡司真子のような人間)からは罵倒されるのでしょうが「バカに罵倒されるのはむしろ光栄」とすら言いたい。
 しかし「拉致被害者家族の支援」を口実にして「ただのアンチ北朝鮮右翼活動」の救う会同様に、精神に重大な問題があったのだから、減刑になるのは仕方ないと思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する高橋正人弁護士てのも「犯罪被害者支援」を口実にして「高橋個人の願望(この場合は厳罰論)を達成したいだけのゲス」ではないのかと疑いますね。


首相、伊勢神宮参拝見合わせで最終調整 - 産経ニュース
 「政教分離原則違反」という批判への対応か、「東京にも神社はあるのにコロナ禍の中で三重まで行くのは非常識」という批判を恐れてかはともかく伊勢神宮になど行くべきでないのは当然のことでしょう。
【追記】
首相、来月13日に伊勢神宮参拝へ - 産経ニュース
 どうも「政教分離原則に対する配慮」はないようで「その点も困りもの」ですがそれはさておき。いくら「GOTO停止の予定が1/11まで」だからといって、現時点で「1/13の三重行き希望」を公言するなんて楽観的すぎるでしょう。


【主張】「慰安婦合意」5年 韓国は約束破りを改めよ - 産経ニュース
 既に別記事で何度も書いてることですが改めて書いておきます。
1)この合意は「朴クネ」がしたものであり、当然に文在寅*6政権が拘束されるものではありません。
2)この合意は安倍*7と朴クネが「国内の批判」を恐れたがゆえに「記者会見での記者発表」しかなく「公式な合意文書が存在しない(そもそも作成されていない)」と言うとんでもない代物です(なお、産経などウヨは「公式な合意文書が存在しないこと」について自分から触れることはまずしません。卑劣の極みです)。
 通常は「田中*8内閣の日中共同声明」「小泉*9内閣の日朝平壌宣言」のように「後でトラブルにならないように」合意文書は作成するのですが。
 そのために「そんな物に法的拘束力があるか疑問」の上に、そもそも「合意内容が何なのか、正式に確定すること自体が困難」というとんでもない話になるわけです。
3)なお、産経や自民は「少女像(慰安婦像)の設置は合意に反する」と強弁しますが、記者発表においてそんな発表はされていません。そもそも設置しているのは「民間団体」であり、民間団体の行為に国が強権的に介入するわけにも行きません。
 まあ、そもそも「河野談話」で日本の非を認めている以上「少女像設置に反対すること」には「何ら道理がない」話です。


【産経抄】12月27日 - 産経ニュース

 歳末の買い出しで訪れた近所の量販店に、ケーキが並んでいた。売れ残りなのか、どれも値引きされ、売り場は混み合っている。その中で長い間、思案顔をする親子がいた。手を引く小さな男の子に「ほら、円いケーキだね」と母親が語り掛けた。
▼「ほんとだね。ちょっと安いね」とは男の子である。
「これ買おうね」「いいの? 円いケーキだよ?」。
 そんな会話が聞こえてきた。家族構成も家庭の事情も知らない。小さく切り分けた一片が、男の子の普段目にする「ケーキ」だということは何となく分かる。
▼派手な商戦が続く中、幼い胸が高価な品にくすぐられても不思議はない。それがゲーム機でもなくスマートフォンでもなく、ささやかな品物に笑み崩れた。

 「円いケーキ」とは要するに「いわゆるホールケーキ」のことでしょう。
 まあ「高級菓子店の切り分けたケーキ」と「シャトレーゼ辺りの安売りホールケーキ」だと「ホールケーキの方が安いとき」もありますが、この場合はそう言う話ではなく「安いホールケーキを切り分けたケーキ」をいつも購入してるって事なんでしょう。
 「たかが安売りのホールケーキ程度でその発言か?」と思うと複雑な思いを禁じ得ません。


【アジア見聞録】共産党支配のネパールでなぜ 「王制復古」求めるデモ相次ぐ(1/2ページ) - 産経ニュース
 確かにネパール共産党は政権与党ですが、「ネパールは複数政党制で一党独裁じゃない、共産党の政権獲得も選挙による勝利(したがって共産党と言ったところで旧ソ連的な政治が行われてるわけでは全くなく、社民主義的な政治に留まる)」のでこういうタイトルはいかがな物か。
 なお、王制が廃止されたのは「国王が無茶苦茶な独裁をしたこと」への反発で民主化闘争が起こったからですね。共産党以外の政治勢力も王制廃止には賛成しました。
 そう言う意味では「現与党・ネパール共産党への不満から、野党への政権交代がある」にしても「王制が復活するかどうか」は怪しい話です。

*1:羽田孜元首相の息子。野田内閣国交相民進党参議院幹事長、立憲民主党参議院幹事長などを歴任

*2:カリフォルニア州知事を経て大統領

*3:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、外相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、首相、第二~四次安倍内閣副総理・財務相などを経て現在、菅内閣副総理・財務相

*4:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)などを経て幹事長

*5:この「刑の消滅」を口実に理事長に復帰したバカが例の東京福祉大創立者です。

*6:盧武鉉政権大統領秘書室長、「共に民主党」代表を経て大統領

*7:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*8:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相

*9:宇野内閣厚生相、宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相