高世仁に突っ込む(2021年1/2日分)

よい年になりますように - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2021年1月1日付記事)
 タイトルから分かるように今日の高世記事も拉致はなぜ見過ごされてきたのか6 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2020年12月7日付記事)の続きではありません。高世もいい加減、(つづく)としている拉致はなぜ見過ごされてきたのか6 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2020年12月7日付記事)をほったらかしにしないでとっと終わらせたらどうなのか。
 それとも「続ける気が無い」のか。ならばはっきり「続けません」と書くべきでしょうにねえ。

 会社が倒産し、破産という体験をして、自分は何をしたらいいのかあらためて考える機会を得た。

 高世が「何をしたらいいのか」と言えば、まずはそういうことであるなら、小泉元首相、田中均氏、蓮池透氏らに陳謝する用意くらいはあるんだろうな - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしょうね。俺はid:Bill_McCrearyさんの「高世評価」同様に高世にそんなことが出来るとは全く期待していませんが。

 短い旅をいくつかしたり、畑をいじったり、映画を観たりするなかで、緊張していた心身がゆるんできた。

 つまりは「会社倒産後」の現在の高世は事実上「無職」というわけですね。まあ、高世の年齢(1953年生まれ、67歳)を考えれば「通常の会社は60歳定年(今後、65歳や70歳にまで伸びるという話もありますが)」なので、別に「無職のママ」でも構わないわけですが、「後述しますが」高世に何か仕事が決まったようです。

 大きなことだけ考えて生きていきたいなどとも思っている。

 「大きな事って具体的に何よ?」ですね。まあ「会社経営ということ」が「もう考えたくないこと」であること(今更、再度、会社起業など無理*1だし、仮に可能でもまた潰す可能性が高いし経営の苦労を二度と味わいたくない)だけは確かでしょうが。

 『男はつらいよ』を観ると、寅さんの生き方に共感する。

1)旅の中でマドンナに出会い恋をするという設定である(旅行会社の社員など特殊なケースでも無ければサラリーマンではそう言う設定は困難です)
2)芸達者な渥美ならいわゆる啖呵売を見事に演じ、見せ場をつくってくれるということで的屋という設定にし、それを面白く描いたわけですが、実際の的屋はもちろんもっとシビアでしょう。
 映画として客に受けるかどうかはともかく「寅さん」の的屋設定を現在に再現するとしたら「いわゆる実演販売」かな?、と言う気はします。
 「実演販売で各地を回る」のならともかく今や「的屋で各地を回る」というのはあまり親近感を感じないのでは無いか。

 先週土曜、12月26日のBSテレ東の寅さんは、竹下景子がマドンナの『男はつらいよ 知床慕情』(1987年)だった。
 北海道・知床のやもめ暮らしの老獣医(三船敏郎)は、ひょんなことから寅さんと意気投合。そこに東京から竹下景子演じる娘のりん子が結婚に失敗して帰ってくる・・と話ははじまる。

 ちなみに竹下は『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(1983年)、『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』(1989年)にも出演し、計3回もマドンナ役を務めています
 他には

男はつらいよ - Wikipedia
浅丘ルリ子(松岡リリー役):6回
男はつらいよ 寅次郎忘れな草』(1973年)
男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(1975年)
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(1980年)
男はつらいよ 寅次郎紅の花』(1995年、渥美清生前の最終作品)
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』(1997年)
男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019年)
後藤久美子(及川泉役):6回
男はつらいよ ぼくの伯父さん』(1989年)
男はつらいよ 寅次郎の休日』(1990年)
男はつらいよ 寅次郎の告白』(1991年)
男はつらいよ 寅次郎の青春』(1992年)
男はつらいよ 寅次郎紅の花』(1995年、渥美清生前の最終作品)
男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019年)
大原麗子:2回
男はつらいよ 噂の寅次郎』(1978年)
男はつらいよ 寅次郎真実一路』(1984年)
栗原小巻:2回
『新・男はつらいよ』(1970年)
男はつらいよ 柴又より愛をこめて』(1985年)
松坂慶子:2回
男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(1981年)
男はつらいよ 寅次郎の縁談』(1993年)
吉永小百合(鈴木(旧姓:高見)歌子役):2回
男はつらいよ 柴又慕情』(1972年)
男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』(1974年)

がマドンナとして複数回、出演しています。
 なお、「後藤久美子のマドンナ(及川泉)」においては「後藤の相手役は諏訪満男(吉岡秀隆)」であってもはや車寅次郎(渥美清)ではありません。
 「渥美の年齢ではもはや無理がある」ということで、寅さんは「満夫の恋の相談役」となっています。
 なお、6作とも松岡リリーを演じた浅丘ルリ子、及川泉を演じた後藤久美子、2作とも鈴木(旧姓:高見)歌子を演じた吉永小百合を除き、他の「複数出演」は「別人物としての登場」です。

りん子「みんな言ってますよ。寅さんとしゃべっていると、あくせく働くのがいやになるって」
おばちゃん「そういう悪影響を他人に与えるんですよ、あの男は」
りん子「いえ、そうじゃないんです。寅さんは、人生にはもっと楽しいことがあるんじゃないかって思わせてくれる人なんですよ」
博「へえ、やさしい見方ですね」
さくら「イソップにそんな話あったじゃない」
博「どんな?」
さくら「暑い夏に汗水たらして働くのがアリで、それをバカにして歌ばっかり唄っていたキリギリスが、寒い冬になると凍えて死んでしまった話」
りん子「あら、じゃ寅さんがキリギリス?」
 キリギリスもちゃんと生きられる世の中になればいいのに。
 今年は私も動きだすつもりだが、キリギリスのように歌いながら歩いていきたいなどと夢想している。

 まあ「アリのように働きずめでなくてもそれなりに暮らせる社会」「キリギリスのように毎日遊んでるわけにも行かないが、それなりに趣味など仕事以外のことも楽しめる社会」が望ましいですね。
 それにしても

高世仁に突っ込む(2021年1/1日分) - bogus-simotukareのブログ
今年読んだ本ベスト10 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

番外.くさか里樹ヘルプマン
 ちゃらんぽらんな青年が、親友が介護業界に就職するというのでつられてこの業界に入って奮闘する話。
 私は介護関係の番組企画をつくるために読み始め、あまりのおもしろさに27巻まで読んだ。
 かなり前だが、作者のくさか里樹さんを主人公にした番組企画を立てていたので、彼女ともお会いしてお話したうえ、活動を取材させていただいた。
 今回、ふたたび介護関係の取材をやるので、思いだして1巻を手に取ったら、やめられずに一気に4巻まで読んでしまった。

 それにしても

今回、ふたたび介護関係の取材をやる

とはどういう意味なんですかね。まさか「ジンネットは倒産しましたが、また番組制作会社を興しました」てことではないでしょうが。
 高世が「某ドキュメンタリー番組制作会社」に幸いにも再就職が決まり「介護関係の番組作り」をすることになったのか、はたまた番組制作では無く「ライター」として雑誌連載か、ブログ記事か、書き下ろし単行本かはともかく、「介護関係の記事」を書くことになったのか。
 高世がその辺り曖昧にごまかしてるのは「まだ、正式決定でないから」でしょうか。
 それにしても「介護問題の取材」ねえ。高世ももう拉致問題から完全に足を洗うんでしょうねえ。

と以前書きましたが、

今年は私も動きだすつもり

てのは具体的に何ですかね。まあ、これから徐々に明らかになる(高世が徐々に明らかにする)でしょうが

キリギリスのように歌いながら歩いていきたいなどと夢想

ということは「繰り返しますが」さすがに「会社経営の苦労をまた味わう再起業」ではなく「日本電波ニュース社時代のような雇われ仕事」なんでしょう。もしかしたら「日本電波ニュース社への復帰」ですかね?
 いずれにせよ高世も「こんなことなら日本電波ニュース社を退社しなければ良かった」と後悔していることでしょう。

*1:そもそもそれだったら「会社更生法」などの道を選んだでしょうしね