今日の中国ニュース(2021年3月20日分)(副題:楊海英&山尾志桜里のクズさ、馬鹿さに心底呆れる他)

山尾志桜里氏、外務省に危機感露わ 中国にある日本の在外公館の現地採用職員に「共産党員はいるのか」 外交・安全保障に影響する重要な問題提起 (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト
 当初は「保育園落ちた、日本死ね」に乗っかり「生活問題に取り組む庶民派」「働く女性の味方」アピールにいそしんでいた山尾*1も「変われば変わる」もんです。もはや「そうした路線はもはや自分にとって魅力的でない」とばかりに「反中国の右翼活動家」として転身することに決めたようです。
 そもそも「採用基準」に「中国共産党員かどうか」なんて入れることは思想差別の非難を免れないでしょうし、「違います」と言われたときにそれをどうやって「本当だ」と評価するのか。あるいは「思想差別だと思うので答えたくない」と言われたらどうするのか。
 まあ、そもそも山尾が心配するまでも無く、外務省もそれなりの対応はしてるでしょうが。


モンゴル人の若者に向けた「仏教と科学について」の講演 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

「かつてのチベットでは西洋の科学者との交流がなかったので、それを理由に、チベット仏教は盲信を土台としたものだと揶揄する中国の人々もいました。ところが、亡命後に学者や科学者たちと交流してみると、事物の表面的なありようをそのまま受け入れずに分析を通して判断するというナーランダー僧院の伝統は、実は科学的なアプローチの手法と同じであることがわかりました。私たちは科学者たちとの対話を通して多くを学びましたが、心理学や心と感情の働きに関する分野において、私たちが彼らから教わる内容はほとんどありませんでした」

 「そんなわけねえだろ(呆)」「宗教思想(ダライの場合はチベット仏教)と心理学、精神医学などと何の関係が?」て話です。まあ、この種の与太に本気で突っ込んでも馬鹿馬鹿しいかもしれませんが。


ウイグル族への「ジェノサイド」認定は慎重に(ニュースソクラ) - Yahoo!ニュース
 ブクマも付けましたが

米国には「トンキン湾事件」、「イラク大量破壊兵器デマ」などの前科があるため「安易なジェノサイド認定」はすべきでない、まずは「国連査察要求」では無いかという話

です。別に「中国の主張が正しい、ジェノサイド(まあ、中国批判派の言うジェノサイドとはいわゆる同化を意味しておりホロコーストのような虐殺ではありませんが)などない」としているわけではない。それは「慎重な認定が必要」というタイトルでも明白でしょう。
 また「アイヌ同化」のことを考えれば「そうした事への反省が十分とは言いがたい日本」が「ウイグルの同化ガー」というのは「ダブスタで恥知らず」つう指摘もされています。


チベット民族平和蜂起62周年記念日における中央チベット政権主席大臣の声明 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
 蜂起したことの是非はともかく、「どう見ても平和的ではない武力蜂起」を「平和蜂起」とデマるのも大概にしたらどうなのか。
 それにしても

注:これはチベット語による声明の翻訳である。内容不一致が生じた際はチベット語版を優先し正式なものとする。
(翻訳:小池美和)

つうのは「意味不明」ですね。また都合が悪くなったら「誤訳だ」と翻訳者に責任転嫁する気でしょうか?(例えばこんな発言を紹介しておいて、「誤解」も「意図しない」もないもんだ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)


チベット亡命政府首相の来日を調整 4月に議連で講演 - 産経ニュース

 超党派の日本チベット国会議員連盟(会長・下村博文*2自民党政調会長)が4月27日に国会内で開く会合に、チベット亡命政府ロブサン・センゲ首相を招くことで調整していることが分かった。
 安倍晋三前首相も出席する方向で調整している。

 予想の範囲内ですが首相時代(史上最長の7年8ヶ月在任)には「日中関係に配慮して」一度もチベット関係者と会わなかったくせに、無役になったらこれとは全くデタラメな野郎です(もちろん安倍の首相在任中に一度もチベット関係者の訪日が無かったなんて事は無い)。
 まあ「無役になると会う」つうのは安倍晋三がダライ・ラマと面談した - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でわかるように過去にも例がありますが。


◆楊海英*3のツイート

楊海英
 久しぶりの銀座。声の大きい国の人達*4がいないのは、実に幸せ。マナーが最悪で、植え込みに排泄するあの国の人達がいなくても、日本人は充分やって行ける。またのインバウンドで来るのを期待しない方がいい。

 中国人に対する完全なヘイトスピーチですね。そもそも「銀座の植え込みに排泄する中国人観光客」なんてもんが「たった一人であっても」いるか疑問ですが、中国人観光客が軒並み「そこまでマナーが悪い」なんてのは明らかなデマでしょう。
 そして日本観光業関係者はこんな楊の放言に呆れるだけでしょう。
 静岡大学

無免許運転の准教授、諭旨解雇 静岡大 - 産経ニュース
 静岡大は19日、無免許で自家用車や(ボーガス注:静岡大学の)公用車を運転したとして、地域創造学環所属の鈴木雄介*5准教授を諭旨解雇の懲戒処分にしたと発表した。
 鈴木准教授は、運転免許が失効しているにもかかわらず、大学に正しく申請せず自家用車で通勤した。また大学に虚偽の届け出をした上で公用車も運転していた。
 静岡県松崎町の国道を無免許で運転したとして、下田署が道交法違反の疑いで2月8日に現行犯逮捕していた。

のような懲戒処分を楊に対して何かすべきではないのか(免職にしろとまでは言いませんが)。

*1:民進党政調会長岡田代表時代)などを経て国民民主党広報局長・憲法調査会長(山尾志桜里 - Wikipedia参照)

*2:第一次安倍内閣官房副長官、第二次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)などを経て現在、自民党政調会長

*3:静岡大学教授。著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち:手写本が語る民族誌』(2005年、平凡社)、『ユーラシア草原からのメッセージ:遊牧研究の最前線』(共著、2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀』(2005年、風響社)、『墓標なき草原(上)(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2009年、岩波書店→後に2018年、岩波現代文庫)、『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文春学藝ライブラリー)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋→後に『モンゴル騎兵の現代史:チベットに舞う日本刀』と改題した上で、2020年、中公文庫)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)、『日本陸軍とモンゴル:興安軍官学校の知られざる戦い』(2015年、中公新書)、『モンゴル人の民族自決と「対日協力」:いまなお続く中国文化大革命』(2016年、集広舎)、『フロンティアと国際社会の中国文化大革命: いまなお中国と世界を呪縛する50年前の歴史』(共著、2016年、集広舎)、『「中国」という神話:習近平「偉大なる中華民族」のウソ』(2018年、文春新書)、『「知識青年」の1968年:中国の辺境と文化大革命』(2018年、岩波書店)、『最後の馬賊:「帝国」の将軍・李守信』(2018年、講談社)、『モンゴル人の中国革命』(2018年、ちくま新書)、『中国人の少数民族根絶計画』(2019年、産経NF文庫)、『モンゴル最後の王女:文化大革命を生き抜いたチンギス・ハーンの末裔』(共著、2019年、草思社文庫)、『独裁の中国現代史:毛沢東から習近平まで』(2019年、文春新書)、『逆転の大中国史』(2019年、文春文庫) 、『中国が世界を動かした「1968」』(共著、2019年、藤原書店)、『世界を不幸にする植民地主義国家・中国』(2020年、徳間書店)、『モンゴルの親族組織と政治祭祀』(2020年、風響社)、『内モンゴル紛争:危機の民族地政学』(2021年、ちくま新書)、『紅衛兵とモンゴル人大虐殺:草原の文化大革命』(2021年、筑摩選書)など

*4:もちろん文脈から見て中国人観光客

*5:著書『伊豆半島ジオパークトレッキングガイド』(2015年、静岡新聞社