珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年6/5分)(副題:今日も高世に悪口する)

パペットが突如勝手に喋りだし - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 パペットが突如勝手に喋(しゃべ)りだし (神奈川県 大坪智)今朝の朝日川柳より
「今の状況で普通は(五輪開催は)ない。このパンデミックで」
「そもそも五輪をこういう状況のなかで何のためにやるのか。それがないと、一般の人は協力しようと思わない」
「緊急事態宣言の中でのオリンピックなんていうことを絶対に避ける」
 御用学者と見られていた政府分科会の尾身会長が、ここにきてまともな発言を連発。20日より前に、独自に専門家による提言を発表すると明言した。
 政府は大慌てで、菅首相は「あいつを黙らせろ!」と激怒しているという。これまでは追及されるとすぐに「専門家のご意見をうかがって・・・」と尾身会長の陰に隠れていたくせに。
 田村憲久厚生労働相は「自主的な研究の成果の発表という形で受け止めさせていただく」、丸川珠代五輪相は「全く別の地平から見てきた言葉*1」との反応。私たちとは関係ありません!というわけだ。
 勝ち目のない戦に突っ込んでいった、かつての日本の愚劣をほうふつとさせる。

 こういうことを言ったら高世は恐らく怒り出すか「都合が悪いので黙り」でしょうが、菅政権の尾身会長に対する態度を見て俺は「蓮池透氏に対する救う会の態度」を連想しました。そのうち「家族会から追放された」蓮池氏のように尾身氏も更迭でもされるんでしょうか?
 当初は「蓮池は俺たちの言いなりだ、パペットだ」と思い込んで、何かにつけて彼を「蓮池家族会事務局長もこう言ってる」と利用していたのが「救う会の方法論で拉致が解決するのか」「巣くう会は改憲など右翼的主張に我々拉致被害者家族を政治利用しているだけではないのか」「何故経済支援とのバーター取引ではいけないのか」「特定失踪者なんて拉致と言えるのか」などと蓮池氏が批判を始めるや敵視して、あげくのはてには家族会から除名。そして救う会が利用する「拉致被害者家族」は専ら「新たなパペット」横田夫婦になります。
 そして今や「小泉*2訪朝から18年に及ぶ拉致敗戦」です。
 まさに拉致の現状は

勝ち目のない戦*3に突っ込んでいった、かつての日本の愚劣をほうふつとさせる

ですね。「拉致被害者帰国」という勝利(?)は今のままなら永遠にないでしょう。
 そして「ジンネットが潰れたら」拉致問題から逃げ出すのだから高世も呆れたクズです。今に至るも「御用学者とみられていた尾身会長」レベルの批判(尾身氏の場合は政府批判)も救う会、家族会相手に出来ない高世は「救う会、家族会の太鼓持ち幇間」以外の何物でも無い。

《政府は新型コロナウイルスのワクチンの調達が遅れている台湾に対し、4日に英アストラゼネカ製ワクチンを124万回分提供する方針を固めた。その後も複数回に分けて提供する。》
 ほう!きょう6月4日は「天安門事件」32年目の日ではないか。よりによってなぜこの日に?
 意図的にワクチン輸送を天安門事件の日にぶつけたのか?
 日本の台湾へのワクチン供与の動きについては、中国はすでに5月31日、外務省の汪文斌(おうぶんひん)報道局長が「コロナ対策を政治ショー*4に利用して中国に内政干渉することは断固反対する」と反発していた。
 まさか日本に、中国にケンカを売ろうなどという度胸はないだろう。裏に誰か知恵ものがいて、外交方針を牛耳っているのか。それとも、たんに配慮のない場当たり外交なのか。

 色々な意味で「高世って本当にクズでアホやな」「お前、とっとと故郷の山形に帰れよ」ですね。
 まず第一にさんざん「台湾は日本よりすごいんです!(いわゆるコロナの水際防疫など)」と言っていた男・高世が「ワクチンがないんです!」と台湾が日本に泣きついたことを「台湾(蔡英文政権)のコロナ失政」だと何故批判しないのか。どんだけ「台湾の太鼓持ち幇間」なのか。
 第二に「台湾だけに提供されること(コロナで困ってる国なら例えば、他にもウヨ連中が『チャンドラ・ボースやパル判事』をネタに親日国扱いするインドがある)」「明らかに反中国的な思惑から実施され、かつそうした思惑から大宣伝されてること」「提供されるアストラゼネカ血栓助長の疑いから日本では接種対象になってないこと*5(日本での接種対象はファイザーとモデルナ)」などについて「それでいいのか?」という疑問はないのか。
 第三に「6月4日」は「単なる偶然」でしょうが、仮に当てこすりでもこんなことに意味があるのか。単に馬鹿馬鹿しいだけでしょう。
 ちなみに「話が脱線しますが」ウヨ連中が「当てこすりではないか」としているのは

12月23日 - Wikipedia
 明仁上皇の誕生日(1933年)であるとともに東条英機*6元首相ら死刑判決が出たA級戦犯の死刑執行日(1948年)

です。
 たとえば

猪瀬直樹ジミーの誕生日アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』(2009年、文藝春秋:後に『アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」: 東條英機処刑の日』と改題して、2011年、文春文庫) )

なんかが「題名で分かるように」明らかにそういう陰謀論を主張してます。「ジミー」とは明仁氏の家庭教師だったバイニング夫人が、彼に付けたニックネームです。「死の暗号=東條らの死刑執行」ですね。
 猪瀬はこの陰謀論を、『猪瀬原案のマンガ』ラストニュース - Wikipedia(1991~1995年まで小学館ビッグコミックに連載、マンガは弘兼憲史)でも主張(主人公であるニュースキャスターがそう主張)しており、俺がこの陰謀論を知ったのはこのマンガだったと思います。
 『ラストニュース』も正直「大したマンガでもない*7」ので「その内容は既にほとんど忘れています」がこの陰謀論だけは「妄想だろ(呆)」「アホか?」と心底呆れたので良く覚えています。
 もちろん、これは「猪瀬ら反米ウヨの妄想」にすぎず、通説は「単なる偶然にすぎない」とみなしています。
 当てこすりとみなすまともな根拠がどこにもない。猪瀬も本当に「残念な男」であり、さすが「石原*8の子分(副知事)をためらいなく出来ただけのことはあるクズ」「金銭疑惑で都知事を辞めただけのことはあるクズ」「未だに東京五輪開催を主張するだけのクズ」といえるでしょう。しかし小学館SAPIOを出してる会社)、文春(日本を代表する右翼出版社)なので意外性は無いとは言え、こんな反米陰謀論本を出して恥ずかしくないのか。
 まあ、仮に当てこすりだとしても「12月23日に東条らが死刑執行された」と知ってる人は少ないので、結果的には「当てこすりとして失敗」ですが。今回のワクチン提供も高世が妄想するように「天安門のあてこすり」だとしても「話題になってない」ので既に失敗ですよねえ。
 しかし、こういうことをいう「猪瀬のようなウヨ」って本心は明らかに「あの戦争は間違ってなかった」「東条英機は不当な報復裁判で殺された」「米国には恨みがある」ですよねえ。

天安門事件」を忘れるな。

 『そんなことよりお前は拉致問題から逃げ出してるんじゃねえよ』『高世は「拉致を忘れるな」』ですね。
 例えば

「9月17日(2002年)」は日朝平壌宣言 - Wikipediaの日ですが、この日に書いた高世の記事は昔は
和田中で拉致問題の公開授業 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2013年9月17日)
と拉致関係の記事だったのに最近は
薬用植物園で秋の七草を見る - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2018年9月17日)
菅さん、職務や地位を私的利益のために用いていませんか? - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2020年9月17日)ということで『タイトルで分かるように』最近は9/17記事で拉致に全く触れない

10月5日(1964年)は横田めぐみ氏の誕生日だそうで、高世は昔は
横田めぐみさん48歳の誕生日 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2012年10月5日)
希望を持ち続ければ奇跡が起きる - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2014年10月5日、もちろん記事タイトルの「奇跡」とは「めぐみ氏帰国」のこと)
めぐみさん明後日51歳に - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2015年10月3日)
と言う記事を書いているが、最近は
免疫療法の見分け方 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2018年10月5日)ということで『タイトルで分かるように』10/5近辺でそんな記事は書いてない
【追記】
 ただし明日は横田めぐみさん56歳の誕生日 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2020年10月4日)という記事がありますが最近ではこうした拉致関係記事は極めて例外です。

10月15日(2002年)は「5人の拉致被害者帰国の日」で高世も昔は
拉致被害者が帰国して14年 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2016年10月15日)
拉致被害者帰国から15年 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2017年10月15日)
という記事を書いているが、最近は
共産の変心で「普天間」意見書見送りに - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2018年10月15日)
香港の若者は「暴徒」なのか4 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2019年10月15日)
ブラックホールの研究って何の役に立つの? - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2020年10月15日)
ということで『タイトルで分かるように』10/15でそんな記事は書いてない

と明らかに拉致から逃げてるのだから呆れます。しかしこうしてみると「理由はわかりません」が「2017~2018年」あたりが「高世が拉致からの逃亡を公然と始めた時期」ですかね。
 ちなみに、天安門事件のあった「1989年」には

1989年 - Wikipedia1989年の日本 - Wikipedia参照
◆1月7日
 昭和天皇崩御、皇太子明仁親王(現・明仁上皇)が天皇践祚
◆1月20日
 ブッシュ父が、アメリカ大統領に就任。
◆1月24日
 原田憲*9竹下内閣経済企画庁長官がリクルート社から政治献金を受け取っていた責任を取り辞任。
◆2月2日
 ソ連アフガニスタンから撤退開始(2月15日に完了)。
◆2月7日
 民社党塚本三郎*10委員長がリクルートコスモス社の未公開株を譲り受けたとして辞任(後任は永末英一*11
◆3月28日
 リクルート事件で高石邦男元文部事務次官を逮捕。
◆3月29日
 東京都足立区の女子高生コンクリート詰め殺人事件発覚。16~18歳の少年の犯行に衝撃。
◆4月1日
 消費税法施行
◆4月25日
 竹下登*12首相が辞任表明(リクルート問題)
◆5月17日
 公明党矢野絢也*13委員長が明電工疑惑を理由に引責辞任(後任は石田幸四郎*14
◆5月22日
 リクルート事件で、藤波孝生*15内閣官房長官(中曽根内閣)と公明党の池田克也衆院議員を受託収賄罪で在宅起訴
◆6月3日
 宇野*16内閣が発足(しかし女性醜聞発覚で短命で終わる)
◆6月23日
 趙紫陽中国共産党総書記が天安門事件の責任で解任(6月24日に江沢民氏が後任の総書記に就任)
◆6月24日
 美空ひばりが死去(7月6日に女性として初の国民栄誉賞を受賞)。
◆8月10日
 海部*17内閣が発足
◆8月26日
 山下徳夫*18海部内閣官房長官が女性問題で辞任、後任の官房長官森山真弓*19(当時環境庁長官)が就任、女性初(そして現時点では女性唯一)の官房長官
◆11月4日
 オウム真理教による坂本堤弁護士一家殺害事件発生。
◆11月10日
 ベルリンの壁崩壊。また、ブルガリアでジフコフ共産党書記長が辞意を表明。これを機にブルガリアでも民主化が始まる。
◆11月21日
 総評が解散(翌22日に連合が結成)。連合結成に批判的な左派は別途、全労連共産党系)や全労協(総評元議長の太田薫、同元事務局長の岩井章が中心人物)を結成。
◆11月24日
 チェコスロバキアビロード革命(フサーク*20大統領とヤケシュ共産党書記長が辞意表明し、共産党政権が崩壊)。
◆12月3日
 アメリカのブッシュ父大統領とソ連ゴルバチョフ最高会議議長がマルタ島で会談し、冷戦の終結を宣言。
◆12月20日
 米軍パナマ侵攻。
◆12月22日
 ルーマニアチャウシェスク政権崩壊(ルーマニア革命)。

などがありました。1989年は「国際的には冷戦終了の年、日本的にはリクルート事件の年」だったといえるでしょう。
 また、天安門事件のあった「6月4日」というと「単なる偶然」にすぎませんが

6月4日 - Wikipedia参照
◆1928年6月4日
 満州関東軍の河本大作が軍閥張作霖を爆殺(満州での関東軍の暴走の始まり)。
◆1942年6月4日
 ミッドウェー海戦(日本が大敗し、降伏へのカウントダウンが始まる)

などがありました。日本人としてはむしろ6月4日は「天安門事件の日」より「張作霖爆殺の日」「ミッドウェー海戦大敗の日」として記憶すべきではないか。
 なお、「6月4日」は「ムシ」の語呂合わせから日本では

6月4日 - Wikipedia参照
◆歯と口の健康週間(6月4日から1週間)
 厚生労働省文部科学省日本歯科医師会、日本学校歯科医会が主催
◆水虫治療の日
 兵庫県尼崎市の大源製薬株式会社が制定。
◆蒸しパンの日
 北海道札幌市の日糧製パン株式会社が制定。

等の日だそうです。

*1:確かに菅政権と尾身氏は「別の地平」でしょう。

*2:宇野内閣厚生相、宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*3:日中戦争、太平洋戦争のこと

*4:なるほど、気づきませんでしたが中国の言う「政治ショー」とは「ワクチン提供やその宣伝に反中国的な思惑があること」だけでなく、「最初の提供が6月4日なのは天安門事件への当てこすり」という認識もあったのかもしれません。

*5:まあ、ファイザーやモデルナを提供したら、したで「ワクチン不足ではないのか?」という別の疑問がありますが。アストラゼネカの場合「安全性を理由に日本で使わないようなもんを提供して良いのか?」「もし血栓助長の問題が台湾で深刻な問題となったら責任取れるのか?」「安全性に問題ないというなら日本でも使えば良い」と言う問題があるわけです。

*6:関東憲兵隊司令官、関東軍参謀長、陸軍次官、陸軍航空総監、第二次、第三次近衛内閣陸軍大臣などを経て首相

*7:正直『ハロー張りネズミ』『人間交差点』『島耕作シリーズ』と違い、弘兼の代表作とは言いがたいでしょう。

*8:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事、維新の会共同代表、次世代の党最高顧問など歴任

*9:佐藤内閣運輸相、田中内閣郵政相、竹下内閣経済企画庁長官など歴任

*10:民社党書記長、委員長など歴任

*11:民社党国対委員長、副委員長、委員長など歴任

*12:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)等を経て首相

*13:公明党書記長、委員長など歴任

*14:公明党委員長、細川、羽田内閣総務庁長官、新進党副党首、公明党最高顧問などを歴任

*15:大平内閣労働相、中曽根内閣官房長官自民党国対委員長(中曽根総裁時代)など歴任

*16:田中内閣防衛庁長官自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相等を経て首相

*17:自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相などを経て首相。首相退任後も新進党党首

*18:中曽根内閣運輸相、総務庁長官、海部内閣官房長官、宮沢内閣厚生相など歴任

*19:竹下内閣環境庁長官官房長官、宮沢内閣文相、小泉内閣法相など歴任

*20:1913~1991年。共産党第一書記、大統領を歴任(グスターフ・フサーク - Wikipedia参照)